PMC 異世界でも金のために戦う   作:ディセプティコン大好き

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過重火力

「……あの中世野郎達は来るのか?」ナイトビジョンをつけているエリートクルー

「さぁな、でも念のためって言うのもあるし」ナイトビジョンモードにしているソルジャー

「生体センサーに反応あり……これは、中世のやつらだ!」エンジニア

連合諸王国軍が続々とアルヌスに迫っていた

そして自衛隊は照明弾を打ち上げ戦闘開始

 

「HQ!!!これよりアパッチに乗り緑の軍服のやつらの援護をする!」

 

『了解』

 

「エリートクルー!ガンナー席に乗れ!!」

 

「おう!」

 

「俺は狙撃をする」

狙撃位置に行く

 

ドカァァァァァァァン!!

バババ…バババ…ババ

 

「始まったな」

 

「アパッチ、テイクオフ」パタパタ

 

「……」バァァァァァン!!

対物ライフルで連合諸国軍をさばく

 

 

「イタミ中尉!近くにヘリの反応があります!」

 

「ヘリ?!でもヘリなんか持ってきてないだろ?」

 

「所属不明機接近中!!!」

 

パタパタパタパタ

真っ黒に塗装されたアパッチが来た

 

「な、アパッチ?!」

 

 

ダダダダダダダダダダダ

そして所属不明のアパッチは連合諸国軍に向け

M230 30mmチェーンガンを撃ちまくる

 

「どうだ!チェーンガンのお味は!」

ダダダダダダダダダダダ

 

「ミサイル発射!!!」バシュバシュバシュバシュバシュ

AGM-114対戦車ミサイルを発射し、一網打尽

 

「……な、なんなんだ!あいつらは!!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

 

そして連合諸国軍を退けた

 

「ふぅ、やっと終わった」

 

『飛んでいる所属不明のアパッチのパイロット、応答を求む』

 

「?」

 

『飛んでいる所属不明のアパッチのパイロット、応答を求む、我々は日本の自衛隊だ、君達の出身国と所属部隊を教えてくれ』

 

「教えてくれって言われてもな~……」

 

「ボスからは、終わったらすぐ帰還しろって言われたし…」

 

「よし、何も言わず帰還しよ」

 

パタパタパタパタパタパタパタパタ

 

「……帰還するみたいですね」

 

「なんなんだ、あの黒いアパッチ」

 

「だがあのアパッチのお陰で俺達の被害は抑えられた…感謝した方がいいのか?」

 

そうこうしているうちにアパッチは消え去った

 

そして夜が明けるとそこは死体の山で築かれていた

 

「うわ、やべーな」遠くの方で見ているエリートクルー

 

「だな、軽く六万くらいか?」

 

「だな」

 

連合諸王国軍との戦闘が終わり自衛隊は特地での調査を本格的に開始する。その調査を任されたのが第三偵察隊隊長の伊丹中尉と第一偵察隊隊長の大場大尉だった

 

「お?なんか偵察に行くみたいだぞ?」

 

「偵察?そういえや、俺らここに来てからろくに偵察とかしてなかったな」

 

「そうだよなー……ボスに掛け合って見るか」

 

本部に戻る

司令官室

 

「なに?偵察だと?」

 

「はい、一応俺らも偵察した方がいいんじゃないかなーっと思って」

 

「なるほど、一理あるな」

 

「でしょ?」

 

「では、我らも偵察隊を編成しよう」

 

てなわけで偵察隊を編成した

 

総勢約18名

エリートクルー、エンジニア、ソルジャー

それぞれの6名ずつ排出された

武装

MG-42 6丁

M-249 6丁

AK-47 6丁

M136AT4 3丁

RPG-7 3丁

M4A1 6丁

と言う過剰火力

車両は

ハンヴィー2台

エイブラス 3台

となった

 

「もし何かあったらHQを頼れ」

 

「元からそうするつもりですよ」

 

そして出発し自衛隊に気付かれないように着いていく

エリートクルー達

 

「にしても、俺らこれじゃあストーカーっすねw」

 

「それはいうな」

 

「てか、なんでダメなのかな?あいつらと接触するの」

 

「さぁな、ボスは何か考えがあって接触するなって言ってるんだと思うよ」

 

「あ、無線傍受できた」ハンヴィーに乗ってるエンジニアが無線を傍受した

 

「なに話してるのか聞かせてくれ」

 

 

 

「………なんか、歌歌ってるね」

 

「そうだ!」ニヤニヤ

ハンヴィーのラジオに無線を近づけ

ラジオからアメリカンロックを流す

 

 

「うぉ!おい!誰が音楽かけてる!」

 

『俺達の車じゃありませんよ?』

 

『私のところもです』

 

『同じく』

 

 

「っっっっwwww」必死に笑いをこらえるエンジニア

 

「ぶふぁww」吹き出すエリートクルー

 

「……何してんだ」呆れてるソルジャー

 

そしてそのままストーキングすること数時間

 

「伊丹二等陸尉」

 

「なんだ?」

 

「さっきから後ろに着いてきているハンヴィーとエイブライス……何なんですか?」

 

「…さぁな、もしかしたら昨日の奴らかも知れないぞ」

 

「そうだといいんですけど」

 

「接触図ってみるか?」

 

「やるだけやってみますか」

 

そして車列を止る

 

「お?エンジントラブルか?」

エリートクルー達も止まる

 

降りる伊丹二等陸尉

 

「……え?なんか降りてきたんだけど(゚д゚;)」

 

「……あ、これバレたんじゃね?」

 

近づく伊丹二等陸尉

 

「やべ、まじやべよ…べやばーだよ」

 

「落ち着け……俺が出てみる」

エイブライスから出るエリートクルー

 

「?!(な、なんなんだあれ!人なのか?!)」

 

「……こんにちは、自衛隊の皆さん」ぺこりっ

 

「え?あ、あぁ、こ、こんにちは」ぺこりっ

 

「申し遅れました、私はPMC『Madnessconbut』のエリートクルー15です、よろしくお願いします」

 

「え、あ、自衛隊の伊丹二等陸尉です、よろしくお願いします」

 

こうして色々会話をし

 

「と、言うわけで俺達の偵察を手伝ってくれる……エリートクルーさん達だ」

 

「あ、あの伊丹二等陸尉……これなんなんですか?」

 

「なんか、消しゴムでつくった工作みたいね」

 

「よく言われます」

 

またまた数時間後

 

「…あれ?なんか森燃えてね?」

 

「そうだな…」双眼鏡で覗くエリートクルー

「げ、ドラゴンかよ」

 

「まじ?」

 

「まじまじのまじ、しかも赤い」

 

「へぇー、APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)効くかな?」

 

「それはオーバーキルにも程がある」

 

暫くして、第三偵察隊と第一偵察隊そしてエリートクルー達の偵察隊が集落に到着する頃には日もある程度治まり、灰色の雲を覆っていた

 

「これで生存者がいたら奇跡だよ」

 

「まだ地面が温かい……」

 

「ひでーことしやがるなあのドラゴン」

 

集落の現状を見て桑原と倉田とエリートクルーが呟く

 

「生存者ほぼ0か?」

 

「……南無阿弥陀仏」

 

「……これが、ドラゴンの力か…」

 

そして井戸の縁に座る

伊丹とソルジャー

「……ふぅ」水を飲む伊丹

 

「……真っ黒だな」

 

「報告します。ここの民家があったであろう集落から約30軒確認でき焼死体は約二十数名確認出来ました、しかし建物の数と遺体の人数を照らし合わせても合わないんです」

 

「中には下敷きになった遺体も含まれてます」

 

「建物1軒に3人として大体の人数は100人て所かそれが全滅か」

 

「酷いものです」

 

「この世界のドラゴンは村を襲う習性があるって報告しないとな」

 

「私達の武装で倒せるでしょうか」

 

「一応エイブライスにはAPFSDS積んでるから行けるっしょ」

 

「それでもダメなら、増援を呼ぶしかないな」

 

「たく!こんな時に壊れやがって」何かを直してるエンジン

 

「なにそれ」

 

「レーダーだよ、生体反応があるとすぐに表示してくれるすぐれものなんだ」

 

そして伊丹は空になった水筒の水を補充する為、井戸に桶を投げ込んだ。だが、水の音は全くせず、代わりにコーンと言う音が響いた

 

「ん?」

 

「今の"コーン"って。何でしょう?」

ライトをつける

 

「お、直った直った♪」

ピッピッピッピッピッピッ

「っ!生体有り!まだ生存者がいるぞ!」

 

伊丹が井戸の中を覗き混んで見ると

 

「人だ…!」

 

金髪のエルフ耳

 

「人がいるぞ!」

 

「え?まじ?!」

 

そして救出し保護する


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