Sleeping Pills* の AU小説   作:Sleeping Pills*

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DreamtaleⅠ

……これは今からおよそ6年前、人類とモンスター達がまだ地上で共存していた頃のお話。

 

 

 その頃、世界は異なる世界に位置する3本の樹の存在によって成り立っていた。

 

生命の樹、マナ(魔法)の樹、そして……感情の樹。

 

 

 2種類の林檎ーー黒い、ネガティブな感情を司る林檎と、黄金の、ポジティブな感情を司る林檎とを片方づつに実らせた感情の樹が位置する世界は「Dreamtale」と呼ばれていて、樹はこの世の全ての世界に感情を届ける役割を果たしていた。

 

 

 勿論、その強力な力を持った林檎を盗んで、自分のものにしようとする者もいる。

 けれども「守護者」という存在が、そのようなことが起こらないよう、悪い人々やモンスター達の手から林檎を守っていました。

 

 ある日、ネガティブな感情に逆らうことが出来ずに、1人の人間が守護者を殺そうとした。

 

 守護者はその人間を倒すことに成功したけれど、代償に深手を負ってしまいます。

 

 

 このまま時間が経てば自身と生命が繋がっている感情の樹までもが枯れてしまう、

 自身が樹と融合すれば樹が枯れてしまう事は防げるだろうけれど、そうすればきっと守護者のいない樹から感情を司る林檎を取ろうとする者が現れるだろう…

 

 そこで感情の樹の力を借りて、守護者は自分の新たな後継者として2つの生命を生み出した。

 

そしてそれらに、とある別の世界からコピーしてきた「Sans」というスケルトンの体を器として与えた…… 

 

 

…この世界にまつわる、有名なお話。 この後、感情の樹の守護者は自分の仕事の全てを後継者たちに託して、感情の樹と融合した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ネガティブな感情」と、「ポジティブな感情」

 

 

 この2つの守護者を変えることが、後にどんな事を引き起こすかも知らないで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《 数年後 》

 

???「ん、ふあぁぁ………あ、おはよう、Mare!! 相変わらず早起きだね、何してるの??」

 

「……あ、おはよう、Dream。 感情の樹と、その守護者(僕達のお母さん)についての本を読んでたんだ。」

 

 

 

 僕は Nightmare。この本の最後に出てきた「感情の樹の守護者の後継者」の1人。

どちらの感情の守護者かは、名前を聞くだけで判ると思う。

 

 

ー「Nightmare」、「悪夢」。

 そんな名前の守護者が、ポジティブな感情の守護者なわけないでしょ?

 

 

 今僕の隣で眠そうに目を擦っている、僕と対照的な目や髪の色、容姿をした少年が 「Dream」。

僕の弟で、ポジティブな感情の守護者。

 

 

「今日はいつもより少し起きるのが早いね、何か用事があるの?」

 

Dream「うん!今日、◯◯の誕生日だから、9時から家でパーティーを開くんだって!メアは招待状、届いてないの?」

 

「……えーっと、そういえば来てたけど、断ったんだったよ。賑やかな場所は、僕はあんまり好きじゃないし。」

 

Dream「そうなんだ〜、って、もう9時まで10分切ってる!!!行ってくるね!!」

 

「行ってらっしゃい、向こうで何があったか、戻ったら聞かせてね!」

 

Dream「うん!!」

 

 

僕は、駆け足で離れていくDreamの後ろ姿を見送った。

 

 

たくさんの人や、モンスター達に好かれている、人気者のDream 。

 

今日もきっと向こうで楽しい時間を過ごして、夜遅くに帰ってくるのだろう。

 

 

本当は、僕には招待状なんか来ていない。

 

何かの催事に呼ばれた試しも、一回もない。

 

 

けど、Dreamには「招待はされたけど、断った」と、ずっと伝えている。

 

 

彼の事だから、もし「誘われていない」なんて言ったら…ね。

心配は出来るだけかけないようにしなくっちゃ。

 

 

 

『世界のバランスが保たれるためには、2つの相対する感情や存在がなければならない。』

 

今、僕の膝の上にある、例の本の一節。

 

 

そう。

 

』がある場所には、『』が。

 

正義』がある場所には、『』が。

 

平和』がある場所には、『虐殺』が。

 

 

人気者』が居る場所には『嫌われ者』が、其々居なくてはならない。

 

 

そして、そのどちら側として生まれ落ちるかは神のみぞ知る。

 

前世の行いなんて、関係ない。 生まれ落ちる側の僕らには、選択権もない。

 

それがこの世の深層、真理。

 

 

 

だからどれだけ羨ましくても、なろうとしても。 

 

生まれ落ちた場所や時間、容姿がそっくりであったとしても。

 

 

僕はきっとDreamのようにはなれない。

 

僕はネガティブな感情の守護者なんだから。

 

 

 

 

 

…僕はとっくの昔に、全てを諦めたんだ。

 

 

だって全部、全部、僕にはどうしようもない事なんだから、ね?

 

 

 

 

 

 




いよいよ書き始めました第一話、最初の小説は全てが始まった約502年前の「Dreamtale」のあらすじ&過去編です!

ここからどう話を広げていこうか、悩ましいところですが…頑張ります!

参考資料はこちら!【 https://dic.pixiv.net/a/Dreamtale
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