801:名無しの異世界人
なんか実況始まってるなって見たら滅茶苦茶美少女だらけの中に美人が混じってる
802:名無しの異世界人
なんとその美人イッチのお姉さんだそうですよ
803:名無しの異世界人
なんと羨ましい
804:名無しの異世界人
でも、動きが強者のそれなんだよな
805:去らば相棒
イッチ「それでお姉ちゃんは、なんのよう」
聖女「それはもちろん、あなたの様子を見に」
イッチ「それだけじゃないでしょ……それはそれとして離して」
聖女「いやよ、最近させてくれないんですもの」
806:名無しの異世界人
イッチが小さいのもあるけど聖女様でっか
807:名無しの異世界人
完全に後頭部が埋まっとる
あれは下手すれば死ぬな
808:去らば相棒
イッチ「お姉ちゃん、もしかして」
聖女「はい、三○医療中隊隊長として赴任しました」
イッチ「お姉ちゃん大隊率いれるくらい権限あるし、たしか二○の医療大隊の隊長」
聖女「そちらは、任せられる人ができまして」
聖女「昨日付けで任せちゃいました」
809:名無しの異世界人
あ、これ現場大混乱するやつだ
俺わかる、できる人の行動力をなめちゃいけない
810:名無しの異世界人
昨日付けって急にもほどがある
811:名無しの異世界人
これは、必要に迫られてか
それともわがままか?
812:名無しの異世界人
俺はわがままに一票
813:名無しの異世界人
このあとなにか、起きるに一票
814:去らば相棒
お嬢「あの、聖女様?」
聖女「んー、その呼び方好きじゃないから名前か名字で呼んで」
聖女「私と会話したいなら……ね」
お嬢「っ!……わかりました。十夜月(とおよづき)様」
聖女「はい、なんでしょう」
お嬢「アリス……さんはアリス・S(セカンダリア)・十夜月なんでしょうか」
聖女「えぇ、私たちの妹で」
聖女「お父さんとお母さんの間に産まれた初めての子供よ」
815:名無しの異世界人
聖女様は親戚の子なのかな
816:名無しの異世界人
あぁ、なんかそんな感じがある
817:去らば相棒
主人公「あの十夜月さん」
聖女「はいなんでしょうか?」
主人公「アリスさんとのご関係は?」
818:名無しの異世界人
流石主人公、聞きづらいことを躊躇なく聞いてくる
819:去らば相棒
聖女「そうね、簡潔に言えば私達姉妹アリスちゃんを除いて全員誰一人お父さんとお母さんの血を引いていないわ」
主人公「養子なんですか」
聖女「けっこう有名よ私達が養子だってこと」
主人公「す、すいません!私、母から余計なこと知っても、あなたそれで配慮できるような子じゃないでしょって言われてあんまり聞かないようにしてました」
聖女「貴女のお母様ね、納得したわ」
820:名無しの異世界人
主人公、絶賛主人公街道直進中
821:名無しの異世界人
話は聞くけど配慮はしないは、主人公のみに許されたこうどう
822:名無しの異世界人
ファーレストってそんな名家なのか
823:去らば相棒
ファーレストは始まりの三人の一人
他の二人はセカンダリア、サードリリィで
名前名字の間にFSTのどれかが入るのが
爆心地復元作戦の関係者とその血縁
そうじゃない場合基本名字名前の順になる
だから私と母にはつくけど
他の姉そして父にはつかない
お嬢「それではアリスさんは」
聖女「そうだよ、一○指令部勤務十夜月勇男大佐の実子ついでに一○実働大隊大尉マリア・S・十夜月のお腹を痛めた子だよ」
お嬢「も」
聖女「も?」
お嬢「申し訳ありませんでした!!」
824:名無しの異世界人
イッチ暇な模様
というかお嬢様キレイな土下座しとる
825:名無しの異世界人
なんかやばいことに気が付いたらしい
826:去らば相棒
お嬢様、家のお父さんのことさんざん誉めちぎってたのに私のお父さんを貶したから、そのやらかしに気づいたらしい
お嬢「私は勇男さまに憧れを抱いておりました」
お嬢「私の父があのような素晴らしい方だったらと」
お嬢「にもかかわらず、あのような暴言を吐いてしまったことを」
聖女「ストップ」
お嬢「はい?」
聖女「謝る相手が違うでしょ」
827:名無しの異世界人
イッチを解放してお嬢様の前に立たせる
828:名無しの異世界人
そうだよな、貶したのは聖女の父じゃなくイッチのお父さんだもんな
829:去らば相棒
イッチ「貴女は」
お嬢「私は?」
イッチ「知らない親なら貶して、知ってる有名人なら謝って、貴女は私のお父さんの何を見てきたというの」
お嬢「そ、それは」
イッチ「私は今の貴女に謝罪されたって画面の向こう側の話にしか聞こえない」
イッチ「私を見ていない貴女から謝罪されたくない」
830:名無しの異世界人
まあ、だよな
831:名無しの異世界人
憧れの人の娘に謝罪して、誰かの娘に謝罪してないもんな
832:名無しの異世界人
多分、なんのために謝る必要があるのかを勘違いしてんな
833:名無しの異世界人
あぁ、ただ謝罪しているだけなのか
イッチのお父さんに謝罪してないな
834:去らば相棒
主人公「待ってください」
イッチ「なに」
主人公「マグリアさん」
お嬢「はい」
主人公「謝る相手が間違ってます」
お嬢「え」
主人公「貴女が謝るべきなのは、肩書きですか」
主人公「違いますよね、アリスさんのお父さんです」
主人公「なのにどうして画面の向こう側の人に謝るんですか」
お嬢「いいえ私は」
主人公「だったら、ちゃんとアリスさんのお父さん話聞いてましたか?」
お嬢「あ」
主人公「ずっと不思議だったんです、マグリアさんが憧れの人の話してる最中アリスさんがこころなしか嬉そうで」
主人公「アリスさんのお父さんの話を聞いているマグリアさんは苦々しそうで」
主人公「でもはっきりわかりました、貴女がお父さんっていう色眼鏡でアリスさんのお父さんの話を聞いていることに」
主人公「だから、アリスさんは怒ったんです」
主人公「貴女が憧れでしか父親を語っていないから」
主人公「ちゃんと話を聞いていたなら今回のことなんて起きていません」
主人公「わたしだって気がついたんです」
主人公「マグリアさんの語っている人がアリスさんのお父さんだって」
835:名無しの異世界人
主人公貫禄の主人公ムーヴ
836:名無しの異世界人
イッチ帰ろうとして聖女につかまってる
837:名無しの異世界人
イッチ流石にダメだろそれは
838:去らば相棒
だって始めから許す気ないけど
それはそれとして、私のお父さんがドラマの配役みたいにいないものとして、扱われてたから
主人公「アリスさんが怒ったのは憧れた人という画面の向こう側にしか存在しないもの扱いして、アリスさんのお父さんとしては見ていないからじゃないですか」
主人公「マグリアさんにだって、いないものとして扱われたくない人がいるでしょう」
主人公「マグリアさんはそれをしたんです」
主人公「そんなお父さんはいないって決めつけて」
お嬢「ああああああ」
主人公「だからちゃんと理解して、許されないことをしたんだと」
主人公「心に刻んでください」
主人公「じゃないと悲しいじゃないですか」
主人公「私とは違うんですから」
839:名無しの異世界人
お、なにか主人公が爆弾発言しそう
840:去らば相棒
主人公「私には産みの親がそんざいしていないんですから」
以降1000まで阿鼻叫喚
閲覧注意
少女起床
制服に着替えてリビングへ
いつの間にか用意された朝食を食べながら、いない誰かに話しかける
朝食の食器はそのまま玄関へ
いない誰かに話しかけながら、登校
途中いない誰かの肩を叩きながら学校へ
いない誰かに元気に挨拶しながら無人の学校を歩く
教室に元気よく声を出してはいる
少女の動作から授業中の模様
昼休み前日と全く同じメニューの弁当を食べる
放課後、いない誰かに声をかけながら帰宅
いつの間にか用意された夕食を食べ終え
まるで誰かに答えるかのように、沸いたお風呂に入浴
その後就寝
現在観測開始から1500日目の少女の行動である
恐ろしいことだが少女の行動は一ミリの狂いもなく
一度の違いもなく、とある1日を繰り返しているようだ
私もやがてこの狂気の空間に飲まれてしまうだろう
この動画をみた誰か
彼女を救ってくれ
観測者名シンヤ=トオノ