ソードアート・オンライン〜Irregular player〜   作:mikuroさん

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第1話「遊びからデスゲームへ」

現在俺はキャラクターメイキングを済ませ、どのオンラインゲームでの共有の楽しみであり、難関であるニックネームを決めている真っ最中である。

「うーん…これも駄目、コレも使用してる…うーん」

 

使用されてるのが多い、やっぱり有名どころはアウトか…

ならコレは

「どうだ!」

 

このキャラクターネームは使用可能です。の文字

 

「オーケー…じゃあ行きますか‼︎」

その時不思議な感覚に包まれ、飛ぶ様な感覚に見舞われ、ノイズ、砂嵐の様な物が視界、聴覚に、見え、聴こえた。

不快な感覚。

 

「な、なんだっ⁉︎」

 

自分の体がノイズの様になり原型をとどめておらず、ブレている。そして痛くはない、しかし体の感覚が無くなっていき、麻痺の様な状態になり眼前が暗くなった。

 

 

 

 

嗅いだことのある匂い…なんだっけこの匂い…うーんと

あ、土だ…風もある…あれ、そういえば俺ってどうしたんだっけ…そうだ、ソードアートオンラインにログインして…キャラクターが完成したら急に変な感覚になって真っ暗になって…

 

「そうだ!俺、SAOに!あ…」

 

今、起きた事を簡潔に言う。

起きる→考える→思い出す→起床→目の前に見慣れない生物→現在謎の生物とにらめっこ状態

 

あ、悪い夢だ。うん、ソウニチガイナイ。

 

シャァァァァァァ‼︎‼︎

 

うわぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎

 

叫ぶと同時にモンスターの居る反対側へ全力疾走。

しかし、諦めの悪い謎の生物は後ろから追っかけてくる

にらめっこからの鬼ごっこへ変わった。

 

(コエエエエエエエエエ‼︎)

 

待て、ここはSAO。てことは、あんな恐い奴でも剣を振れば勝てる…

 

「よーし、ばっちこいっ‼︎」

 

植物型のモンスターがツタをウネウネしながら近づいてくる。うんやっぱ無理

そこで鬼ごっこ再開

 

「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎どうすりゃいいンダァァァァ!」

 

待て、そもそもおかしい。何故俺はいきなりフィールドに居るんだ?本来なら《始まりの街》からスタートとネットで書かれていた筈だ。まだおかしい要素はある。《始まりの街》周辺の敵はイノシシやら狼やらと植物系はいなかったはず…アレ?βテストから変更があったのか?

そこで気付いた冷静に考え集中しすぎ、足が止まっていることに…

 

「あ…」

 

後ろを振り返れば、さっきの植物モンスター《リトルネペント》と視界に表示されHPであろうメーターが出現した。

まさに攻撃寸前のところで振り向いてしまった。

 

ついてないなぁ…

 

ダメージ。クリティカルが入ったのか視界左上にある自分のHPゲージが半分手前まで減った。

 

まあ、ゲームなんだしリスポーンして街に戻ればイイか手間が省ける…なんかこいつに笑われてる気がする…んなわけないか

 

そして、2度目の攻撃。メーターが赤に突入。そろそろHPが無くなり、一度死んでリスポーンして街に戻る。目を閉じる。何故か背筋が冷やっとする…後もう少しでリスポーンできるな…

しかし、リスポーンは叶わなかった。何故なら攻撃が来ない。そしてゲームオーバーらしきものも表示されない。

当然だ。HPが赤から変わっていないのだから。

異変を感じ、目をそっと開ける。

 

目の前には体に無数のヒビが入り綺麗なポリゴンを撒き散らしながらリトルネペントは消滅した。リトルネペントの消滅した場所に立っているのは、さっきの植物系の気持ち悪いモンスターではなく、女性プレイヤーが立っていた。

片手剣に灰色のボロボロのローブに包まれている女性がいた。歳は余り離れていないだろうか。身長は俺と同じくらい…いや、少し低いか…そんな事を考えていると女性が言葉を発した。

 

「ば…」

「ば?」

「馬鹿じゃないのっ⁉︎死にたいの⁉︎」

 

 

20分ほどすると《ホルンカの村》という所に到着した。

《INNER AREA》の表示が浮かぶ。

 

ふぅと息を吐き出す。

「とりあえず、何処かのお店に入って話を聞くわ。とりあえず酒場とかでいい?」

「はあ…」

仕方なく黒のボロボロのローブを着た女性の後についていく。

 

「さて、自己紹介からしましょうか。私はミウ、宜しく。あなたの名前は?」

「俺はユイル、宜しく…とりあえずさっきまでの事を話せばいいんだよね?」

ミウという女性が頷く

俺はとりあえずSAOのソフトが届くという所から全て話した。

 

「なるほど、であの状態だったと…それならあの場所で初期装備だった意味がわかったわ。とりあえず私もこの世界の現状を教えるわ。」

「ああ、それならネットで何回も見てるから大丈夫。それより死ぬってここゲームだから死んでも大丈夫じゃ…」

「駄目よ。死んだら終了。ゲームも人生も終了」

 

意味が分からないの一言だ。ゲームなのに死ぬなんて訳がわからない。そしてミウが言った。

 

「この世界は遊びからデスゲームへ変わったのよ」

 

その後、ミウから茅場晶彦の宣告の内容、彼曰く既に死者が出ていること、そしてこのアインクラッド100層をクリアするまでプレイヤーにログアウトが許されない事まで全て聞かされた。

 

「そんな…」

「信じられないかもしれないけど、事実よ」

 

…このゲームで死ねば現実でも死ぬ…家族に会うことも出来ず、友人にも会うことが出来ない。

 

「とりあえず、私があなたのレベル上げとモンスターの倒し方全て教える」

「…死ぬ可能性は?」

「ある」

 

恐い。この村から出なければモンスターは絶対襲って来ない…なら

 

「この村から出ないという選択肢はある?」

 

「あるわ。ただし厳しい暮らしになるでしょうね。そしていつかはお金が底をつく。結局戦うハメになるわよ」

 

「…」

 

「どうする?あなたの好きにしていいよ」

 

どうせやらなければならないのなら…

 

「…ついてないな」

 

「ん?」

 

「やるよ。教えてくれ。基本のこと全て」

 

その後、戦闘のジェスチャーをミウにしてもらい、ある程度は出来る様になった。ソードスキルの発動には少し苦労させられたが、簡単に発動が出来る様にはなり、今日はこれで上がろうと言われ帰っている真っ最中だ。

 

「筋はいいからもう少し練習すれば完璧よ」

「うん…」

 

俺はとりあえずアイテム整理を済ませ、ウィンドウを全て消した。

 

「そういえば、スキル決めて無かったよね?」

「あー…そっか、索敵か隠蔽どっち取ればいいんだっけ?」

「私は索敵を取ったよ。隠蔽はリトルネペントとかには効きにくいから」

「あの植物モンスターか…じゃあ俺も索敵にしようかな」

 

そう思い再びメニューを開きスキルをタップ。現在習得中のスキル一覧が出る。初期状態から一切触っていないので、まだスキルは一つしか…

 

「ありゃ?」

「?」

「なんか、文字化けしてるスキルがあるんだけど…」

「どれ?」

 

ウィンドウを可視化させミウに見せる

 

「うーん、もしかしてユイル君の謎のノイズとかが関係して少しバグが出たのかなぁ…とりあえず、消しちゃった方がいいんじゃない?」

 

「そうだよね。」

そう思い文字化けしているスキルをタップして削除を押す。…押す。……押す。………

 

「消えない…どうしよう。数少ないスロットが役に立たないスキルで埋まってるって…ついてない」

 

「と、とりあえずまだ一つスキルスロット空いてるし、そこに索敵入れておこうか」

 

「うん」

 

現実世界でもとことんついてなかったが、その運をゲームにまで引き連れてきてしまうとは…

スキルを設定し終えると、ちょうどホルンカの村へ到着した。

「とりあえず明日はクエストを受けて武器を手に入れましょう」

 

「ok」

 

「じゃあおやすみなさい」

 

「うん、おやすみ」

 

そこでミウと別れた。俺は宿屋にチェックインを済まし2階に上がる。どうやらミウは別の宿屋に止まっているらしい。そして指定されたドアを開けると、簡素なベッドと窓

小さな椅子と机のみだった。しかし、今の俺にはそれだけで十分だった。俺はベッドに横になり、今日1日の事を思い出していた。SAOにやりたがっていた俺が突然SAOをプレイ出来ることになり、プレイしてみれば植物系モンスターにいきなり襲われ、ミウに助けてもらい、ミウから戦闘のジェスチャーを受け、今に至る。

 

不思議と家族に会いたいなどの寂しさは無い。理由が分からないが何故かミウといれば安全な気がして仕方が無いのだ。

 

まだこの世界で死ねば現実でも死ぬことを信じきったわけでは無いが、死んではいけないという事を誰かにいわれている気がして…そこで俺の意識は途切れ眠った。

 




今回は第2回目にして、手を抜いてしまった気が…(笑)
やはり眠い時に作業はやってはいけないものです。
てなわけで、自分でも途中から「あれ?なんかおかしくね⁇」などと思っていました。おかしい所があればお教え下さい…では!end
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