ホロライブラバーズ トロフィー『数多の業を振るう者』獲得実況プレイ   作:疾走

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書けば書くほど姫が強化されてくのなんで?

【スペル・スタンバイ】をいちいち書くのめんどくさいから待機状態って書くことにしました


バトロワ⑤

「んなぁ〜、やるのらねぇ今年の一年は」

 

己が召喚した騎士達と戦闘している一個下の後輩たちを見ながら【アンチ】──姫森ルーナはそう呟く。先程自身の手で『戻化』させた騎士達相手に奮戦を重ねている後輩はその時点で将来有望と言うことができる。

でも、()()()()()()()()()()

先輩として、王族として、人を導く者として彼女は彼らに期待をしている。協力、切り札、何でも良い、己を打破してみせよ。

 

 

 

「さぁ、がんばるのらよ?新鋭たち?」

 

この輝かしい後輩たちの超えるべき壁として姫森ルーナ(アンチ)は、今この場にいる。

 

そう呟く彼女の視線の先には紫電を纏いルーナイト達の合間を縦横無尽に駆け巡る星川奏人の姿があった。

 

 

 

 

 

紫電が迸り空間を駆け巡る。その身に迫る騎士の攻撃をすり抜けるように回避して騎士たちの絶死領域を動き続ける。格段に上昇した速度をより加速させ託された3分を生き延びようと駆け続ける。

 

(シオンの強化魔法の出力高けぇ!俺の全開の【マナ・オーバー】と同等以上だぞ!?…でも、これだけ強化を重ねてるのに()()()()()。)

 

奏人は強化魔法の重ねがけをして、限界以上の速度で回避に専念して、()()()()騎士たちの攻撃から逃げ延びていた。

 

(こいつら、能力が上昇している…?それに、総数が減ってる?フブキとかが倒したのか?───やっと1分半経過、あと半分、半分耐えれば良い……!)

 

思考の片隅でそんな事を考えつつも刺突を矢を斬撃を避ける。総数は減ったがそれに反比例するかの様に一体ずつの能力が向上している。連携の精度も高まり、数秒間の行動(アクション)の密度の濃さが増し、実際の一秒が体感で十倍にまで増されている。

振り下ろしの大斬撃を半身になって回避、殆ど同時にその大剣を足場に迫る刺突を跳ねる事で避ける。空中に晒された身体に豪速の矢が飛んでくる。脚の魔導回路を展開、足から発動させた【フルミニス・ネット】で防ぐ。

地面に着地し、騎士から距離をとろうと足に力を込めるも加速よりも速く騎士の攻撃が届く。さっきから距離も取れずに綱渡りの様にギリギリの回避を繰り返している。まるで、誰かに行動を予測されているような───

 

(───っ!!あの先輩か!嘘だろ!?俺たち以外にも2つの勢力と戦ってるのにここまで正確な予測、指示をとばしているのかよ!?)

 

奏人は知らないが、ルーナは他の二組にも同等の予測、指示をしている。その慧眼は瞬時に状況を整理し、未来の行動を予測する。その軍師としての才は予測した情報を纏め、的確な対策を組み立てる。そして、予測外の事態に動じずにすぐさま新たな策を考え、指示として実行に踏み切る経験から来る胆力。

天性の才能と歴戦とも言える経験、それらを活かし彼女は戦場を支配していた。

 

 

回避後の一瞬にも満たない硬直を狙い繰り出された大剣による大斬撃、身体コントロールにより何とか体制を変化、回避を成功させる。だが、それすらも見越したかのように飛んでくる矢、待機状態(ディレイ)していた【グラキエース・シールド】で防ぐも壁を打ち抜きながらの刺突が来る。

 

(───攻撃の間隔が狭くなってる、このままだとあと2回、2回の回避で限界。やばい!!どうする!?)

 

これ以上の手札は無く、燃え上がっている感情から絞り出す力も避けきるのには足りない。絶対絶命の危機、もはや打つ手は無い、せめて彼女だけでも、その思いで迫る攻撃を避けて───

 

「できた!!お待たせ!目一杯上に飛んで!!」

 

救世の声が聞こえた。

 

 

「う、おおオォォぉ!!!」

 

刺突を避け、突き出された槍を足場に跳び上がる。不安定な足場、それでも跳ぶことができたのは劣化模倣した身体コントロール(風真いろは)の技術のお陰だろう。

 

 

「ありがと、3分間耐えてくれて。お礼にシオンのとっておきを見せてあげる。」

 

そう言いながらシオンは自身の周りに魔法陣を展開する。直径2メートル程の魔法陣が重なり合いながら展開、それに莫大な量の魔力が注がれる。

 

 

 

顕現したのは紫電の雷霆、ただただ大きく、高密度の魔力により生成された暴虐の雷撃。空間中を埋め尽くす様な巨大な雷が、神の怒りを体現した様な雷が地面に落ちる。

 

 

 

「えぇ!?何だあれ!?───貴様ら!吾輩を守れ!」

 

ラプラスは降り注ぐ雷霆を影達を盾に防ぐ。

 

 

「───やばいですよ!?何ですか、あれ!?」

 

「フブキ!防御しないとまずいよ!?」

 

「ええい、奥の手ですけど使わないと死んじゃいますよ!」

 

『神霊堕ろし【白蔵主】』を発動、防御壁を二人がかりで展開、雷霆を防ぐ。

 

 

「おお!こんなの使えるのらね〜『戻化率最大・【限定召喚・騎士王】』」

 

 

 

雷霆の威力は凄まじい、けれどここにいる者全員がその程度で崩れはしない猛者たち。ダメージは負うも誰一人として倒れはしない。

 

 

雷撃の衝撃で辺りには土煙が漂う。そんな地面に奏人は降りてくる。

 

「えぇ、威力ヤバ。あんなのありかよ…」

 

「どう?凄いでしょ!シオンのとっておき!」

 

 

あまりの威力に奏人の語彙力は死んだ。そんな奏人にドヤ顔でシオンが話しかけてくる。

 

「いや、すご、うん。凄いわ、これは。」

 

 

そんな会話をしながらも二人は周囲の警戒をする。

 

「これで、全員倒せたと思うか?」

 

「いや、無理でしょ。シオンが魔法を撃ったとき皆何かしらの防御をしてたもん。」

 

「まじかよ、凄すぎだろこれを防げるとか。───っ!?」

 

 

吹き荒れる突風、直ぐ側から感じられる、埒外の重圧感。

 

 

 

 

 

 

 

警戒はしていた、だというのに、突然、目の前に騎士が現れた。

 

 

本能が痛むほどの警戒を訴える。

 

 

「───避けろ!」

 

 

屈みながら、そう叫んだ瞬間、遥か後方に吹き飛ばされた。

 

 

 

『それ』を避けれたのは、偶然だった。横薙ぎに振るわれた大剣、尋常じゃない剣圧を纏いながら繰り出された斬撃を屈み込む事で回避するも、二次災害の様な大風に体がふっ飛ばされる。

 

 

「───がっ、グ、ェ」

 

酸素が肺から叩き出される、必死に息を吸いながら自分が弾き飛ばされ、転がっていることに遅れて気付く。

 

 

よろめく体を何とか起こし、斬撃を放った騎士を探す。───いた、50メートル程先に騎士が立っている。その姿を確認したと思ったら、騎士がブレる。

 

(───はっ?)

 

騎士が、目の前にいる。剣を振りかぶった騎士の姿を確認しつつも、体は一切の反応をしない。

 

(や、ば。これ、死ん───)

 

 

奏人一人だったらこのまま為す術もなく斬り倒されていただろう、たが、彼には仲間がいた。

 

横から騎士に飛んできた雷撃と火の玉。騎士は全身鎧に見を包んでいるにも関わらず軽快な動きでその攻撃を避ける。

 

 

「奏人、大丈夫!?」

 

「奏人君!無事ですか!?」

 

横に現れたのはシオンとフブキ、その後に続くようにミオとラプラスが現れる。

 

「お、う。ありがと、助かった。」

 

 

こちらの動きを警戒しているのか動かずにルーナ()の側に佇んでいる。

 

 

「えっ、と。全員揃ってどうする気なんだ?もしかしなくても、あの騎士相手に共闘とか?」

 

「もしかしなくても共闘ですよ。あの鎧の人、今までのとは明らかに格が違いますもん。全員で挑んでギリギリ勝てるかも、ぐらいの化け物ですよ?」

 

フブキからの返答のあと、声がかかる。

 

「あ、ウチは大神ミオ、こんな時だけどよろしくね?」

 

「吾輩はラプラス・ダークネスだ!貴様も戦えるのだろう?期待してるぞ!」

 

「あ、どうも。星川奏人って言います。よろしく。」

 

緊迫した状況の中、自己紹介を手早く済ませる。

 

 

「自己紹介も終わりましたね?じゃあ気を引き締めてください。向こうが動き出そうとしてますよ。」

 

その言葉を受け騎士のいる方を見ると何やら前傾姿勢をとっている。どう見ても突撃態勢だ、何なら周りに魔力が眩いぐらい迸っている。

 

 

「え、やばいやばい、あんなん死んでまう…」

 

「なにエセ関西弁で弱気なこと言ってるんですか、ほら、ミオと奏人君が前衛なんですから頑張ってくださいよ!」

 

 

「え、奏人もしかしてビビってんのwメンタル弱w」

 

 

「あぁん?やってやるよ!やればいいんだろ!?やれば!」

 

「ええ!奏人君沸点低すぎない!?」

 

 

 

騎士───月の国八代目近衛騎士団長『クラウディオ・ユグドーラ』との戦闘が今始まろうとしていた。

 

 

 

 

 




姫のルーナイト召喚の設定

最初に、ルーナイトは現代の近衛騎士ではなく昔の近衛騎士である。月の国の王族に忠誠を誓った魂の残留思念を呼び起こしたものが「ルーナイト」である。月の国の王族が扱う秘術であり王族一人一人が違う名前をその秘術につけている。(ルーナ姫は「ルーナイト」と名付けた)
呼び起こされた残留思念は摩耗していて生前の技術、経験を引き出せない。『戻化』とは生前の技術を引き出させるものである。デメリットとして呼び出せる騎士の総数が減る。
呼び出す騎士を一人にして、秘術の練度を高めることで歴代の近衛騎士団長を呼び出せる。
それがこの話に出てきた【限定召喚・騎士王】である。

月の国八代目近衛騎士団長『クラウディオ・ユグドーラ』

八百年の歴史を誇る月の国の八代目近衛騎士団長。
全身鎧に身を包みその手には一振りの剣を持ち背には王より授けられた国の紋章で飾られているマントを付け、忠誠を誓った王の身を死ぬまで守り続けた。

作者がHFのセイバーの戦闘を見て作った、ちょうかっこいいきし。剣の一振りで敵は死ぬ。

次でバトロワ終わらせる(鋼の意思)

主人公にペットを飼わせようと思う。どれが良い?

  • イッヌ(ペットの王道)
  • 梟(ハリポタ見たから)
  • 小鳥(可愛くね?)
  • ペンギン(好きだから)
  • その他
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