ホロライブラバーズ トロフィー『数多の業を振るう者』獲得実況プレイ 作:疾走
先駆者のEVOL2019ニキとスキル名が被っていたので変更しました。
『瞬発』→『速発』
追記:戦闘シーンと白上との会話を一部修正しますた
みなさま〜(絶対強者)
前回はフブキングとのデートでしたね、そして今回はフブキングとの戦闘からです。フブキングは刀による近接攻撃と狐火による中・遠距離攻撃、攻撃又は拘束の妖術が込められた札を投擲する等の全距離対応のオールラウンダーです。ではゲームへゴー! 投稿者の実力見せてやらぁ!
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「では合図はこのコインが地面に落ちたら始めということでいいですか?」
「ああ、それでいい」
「じゃあ、始めましょうか」
そう言って彼女はコインを打ち上げる。コインが落ちるまで5秒程度思考を加速させ全身に力を込め体制を前に傾ける。コインが落ちるまで3、2、1、───落ちた瞬間、魔力を高め魔法を発動する。
「グラキエース・ショット」──散開する氷の砲弾は実銃の弾丸と見紛う速度で飛来するも───キン、白上は向かってくる複数の砲弾を一瞬にして切り払う。切り払った勢いそのままこちらに斬りかかる。その斬撃を剣で弾き空いた胴体に短剣を振るうも獣人の俊敏さで短剣の範囲外に下がり自らの周囲に【狐火】を展開し総数の3割を飛ばしてくる。
「フルミニス・ネット」───出現させた雷の網が狐火を受け止める。───【スペル・スタンバイ】、その合間に仕込みを終え地面を蹴り飛び出す。ガキィィィ!! 正面からの鍔迫り合い、火花が飛び散り力が拮抗する、力を込めるもその力を流され出来た一瞬の隙に札を投擲してくる。───薄蒼の残光を残して駆けるは短剣、最速の【刃影】で札を切り裂き息もつかずに体を強引に捻り戻し、飛来する狐火を避ける。左の短剣を手斧に変え投げ飛ばすも防御壁に弾かれるが構わずに斧槍とメイスを握り魔力を滾らせ【重い一撃】──防御壁を粉砕する。【独楽薙ぎ】───白上が後ろに下がる前に体の捻りを解放し体を独楽の様に回転させ追撃を入れる、回避も間に合わない確撃の一撃をどうする?
「霊力渾々──
刀をハンマーに変えて真っ向から止めてくる。スピード型でしかも体格で勝っているはずの相手にすら押しきれない、つくづく自分に嫌気が差す、メイスを手放し斧槍を両手で振るう。ハンマーに変わったことで破壊力が増加し、一撃で貰えばそのまま続く攻撃に反応出来なくなる。さらにスピードも対して落ちていない、斧槍で攻撃を弾き、流し、危なくなればフルミニス・シュート、グラキエース・シュートで強引に距離を取る。徐々に追い詰められていくが焦らずに向こうが勝負に出るまで保たせる事にリソースを回す。永遠に続くと思える切り合いに先にしびれを切らしたのは、白上。───魔力が空間に迸り、世界を歪める。ハンマーを刀に戻し指の隙間に札を挟みこちらの動きを伺っている。【トマホークブーメラン】──左手に再召喚した手斧をさっきと同じように投げ飛ばす、白上が防御壁で弾く合間に両手で剣を握りしめ魔力を限界を超えて充填し脳が沸騰すると錯覚するほどに思考を加速、集中させる。次のぶつかり合いで勝負を決める、その覚悟を以て構築し終えた理論をぶつける。
───地面を蹴り砕きながら白上が向かってくる。振るわれる刀の斬撃は訳なくこの身を両断するだろう、その
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魔力を大量に消費して秘術を発動させた私はその全能感に驚愕した、感覚は鋭敏になり今までとは世界が違って見える。そんな中、こちらを警戒しながら伺っている彼を見つけた。ふふっ可愛いなぁ。おっと、駄目だ駄目だ。秘術の副作用か精神の昂りが止まらない、彼が思っていたよりも強くなっていて
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直撃した狐火に焼かれながらも思考を止めない。今、何が起きた? 確実に避けたはずの狐火は当たっている。何をしたのかは分からないが『避ける』のは駄目だ、剣に限界以上に魔力を流し、あの狐火でも切れるようにして、スペル・スタンバイを発動、フルミニス・ネットを起動待機にして白上の一挙一動を見逃さないように目を凝らす。脚が動い───「グッ、オォォォ───!?」一瞬にして距離を食い破って来た白上の斬撃に何とか剣を合わせる。ガッ、キィィン!! 耳障りな程の剣戟と共に後方まで跳ぶ。力が爆発的に強化されている! あのまま鍔迫っていたら潰されていたぞ!? 「グラキエース・ショット!」氷の砲弾を飛ばしながら全力で後ろに退避する。体力、魔力共に消費しすぎた、薬で一時的でも回復させなければこのまま潰される。───は? 一陣の風が走ったかと思うと目の前に白上がいた。ありえない! あまりにも速すぎる! もはや構築した対白上フブキ戦術は意味が無い。あまりにも基礎スペックが変わりすぎている、さっきまで捌けていた斬撃も取捨選択して守る部位を決めなければ一瞬で全身が切り裂かれる。狐火もフルミニス・ネットで防げず突き破られる。───左腕を犠牲にして何とか生き残る、危機的状況からか思考は加速をやめず状況の打開を考える。何か、今使っているのとは違う、強力な何かが必要だ。……そんなもの有る無い。
───左腕を失い白上の速度に食らいつけなくなった、ちくしょう、が。そこで意識が途切れた。
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…………揺さぶれる感覚を味わいながら意識が覚醒していく。目を開くと目の前に白上がいた、至近距離から目が合い固まる俺に話しかけてくる。
「あ、起きましたね! 体は大丈夫ですか? 痛みがあったりとか」
……状態を確認しても違和感は無いな。
「あぁ、大丈夫だ。それにしても、負けたのかぁ……」
最後はろくに抵抗すら出来なかった自分が情けない。圧倒的にスペックが違った。このままじゃ、また離されていく。そんな思考に陥る俺に白上が声をかける。
「いえ、秘術を使ってなかったら奏人君が勝ってましたよ」
「でも、それを使われてからは何もできなかった、勝ててないだろ」
「む、そんなに自分を卑下しないでください。奏人君が今まで頑張ってきたから白上は秘術を使うまで追い込まれたんですよ? もっと自分の努力を認めてください」
慰めかもしれない、だがそんな言葉に救われた自分がいた。心の奥の淀みが薄まっている感覚がある。
「ありがとな、白上」
その言葉を聞き白上は嬉しそうに耳を揺らしたあと何か考え、ピコン! と耳を立てる。
「どういたしまして! では罰ゲームはこれから私のことを名前で呼ぶ事で決定です!」
そういえば、もう四年近く一緒に居たんだな、かなり気恥ずかしいが顔に出さないようにして呼ぶ。
「わかったよ、フブキ」
そんな俺の言葉を聞いて彼女は照れるように頬を染めた。
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