うたの☆超者さまっ♪   作:BREAKERZ

11 / 16
久しぶりに筆がすすんで書きました。

ミーナの過去を少しいじります。


悲しき過去

ーなのはsideー

 

「・・・・収穫ゼロだったね、フェイトちゃん」

 

「そうだねなのは・・・・」

 

なのはとフェイトは現在、東都中央病院の別棟に入院している患者や医師達から、〈ライディーン〉の情報を聞こうとやって来たのだが、多くの人達が詳しい事を知らないと言った。

東都、西都と度々現れた〈ライディーン〉。漸く管理局上層部もなのは達の報告が事実だと理解し、『Sランク・ロストロギア』を所持する謎の存在として、なのは達機動六課に捜索させているのだ。

最初はくだらない戯れ言と一蹴していた癖に、何とも面の皮の厚い事だ。なのは達も難色を示したが、組織に所属する以上仕方なく〈ライディーン〉の捜索を始めたのだ。

西都のISシティで、留置場で裁判を待っている女性に聞いてみても、相手は〈ライディーン〉に関しては何も知らずそれ処か、「私を此処から出せ!」、「女の私をこんな目にあわせやがって!」と、まるで五歳児のヒステリーのように撒き散らしており、こちらの会話をする精神状態ではなかった。

唯一、〈ライディーン〉と接触したと思われる少女が東都中央病院にいたらしいが、現在は南都のウィッチーズシティの病院に入院しているとの事だ。

 

「はぁ・・・・今度は南都に行かないと駄目かなぁ?」

 

「また手続きとかで時間を取られるだろうね・・・・」

 

東都と西都と南都に、北都の時空管理局の自分達が行くには、色々な手続きをしなければならない。10年前までは、こんな面倒な事をしなくても行けたと言うのに、あの大規模時空震が起き、日本の大地は東西南北に分断されてしまった。それから今の日本に変わってしまったのだ。

それから、北都の時空管理局。西都のIS。南都のウィッチーズはそれぞれの力の違いから三つ巴の仲になっているのだ。

なのは達も、ISのような質量兵器を女性だけが使えるのは危険だと思っているし、ウィッチーズは侵略者〈ネウロイ〉と最前線で戦ってくれているが、自分達と異なる魔法の上に、質量兵器と融合させた戦いに難色を示している(なのは達の魔法では〈ネウロイ〉に僅かなダメージしか与えられないのだ)。

と、フェイトの運転する車の中で考えていると、カーテレビに、『国民的超人気アイドル HAYATO』が、南都のイベントで歌を歌う事がニュースで報じられていた。

 

「あ、HAYATOだね」

 

「うん」

 

なのはとフェイトは以外にもHAYATOのファンであった。友人のはやて達も、仕事が趣味で恋人のようななのはとフェイトが、チャラい感じのあるHAYATOのファンである事を意外そうにしていた。

 

「(やっぱり似ているなぁ、あの子に・・・・)」

 

なのはの脳裏に、『八年前の事件』で辛いリハビリをしている自分に、勇気をくれた男の子の面影をHAYATOに重ね。

 

「(もう、歌わないのかな・・・・?)」

 

フェイトは、自分が追っている『次元犯罪者』への調査が難航し、荒れそうになっていた自分を偶々テレビで放映されたHAYATOの歌に元気付けられてから、彼のファンになったのだった。

 

 

 

 

 

ー音也sideー

 

そしてその頃、南都のストライクウィッチーズの基地であるストライクベースにて、突如現れた〈ネウロイ〉を撃破したライディーンイーグルとファルコンとホーク。

しかし、ストライクウィッチーズは管理局が調査している謎の存在であるライディーン達を警戒していた。

 

「おぉ~!」

 

まぁ、ルッキーニは目をキラキラさせていたが。

 

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

 

ライディーン達は困ったような仕草をすると、羽を広げたララとヤミがライディーン達を守るように立った。

 

「待って!」

 

「ストライクウィッチーズの皆さん。落ち着いて下さい」

 

悪魔か天使のような羽を背中に生やしたララとヤミに、ウィッチーズは愕然となる。

 

「・・・・・・・・話を聞かせてもらえますか?」

 

隊長として、ミーナがそう言うと、ライディーン達は頷き、とりあえずストライクベースの格納庫へと降りた。

すると、那月と唯と春菜、ナナとモモと美柑が、イーグルとファルコンとホークを囲うように何処からか持ってきた大きな布を持ってカーテンを作った。

 

「何をしているのだ?」

 

「えっと、ちょっと事情がありまして・・・・」

 

坂本の質問に、唯か歯切れ悪く答えると、ルッキーニが隙を見てカーテンの下から覗き込んだ。

 

「わあ! スッポンポン!!」

 

「「「うわぁぁぁぁぁっ!!」」」

 

ルッキーニの声と同時に、カーテンの向こうから三人の悲鳴が聞こえ、ルッキーニは持ち前の瞬発力で仲間達の元に戻った。

 

「ルッキーニ、スッポンポンって何だ?」

 

「んっとね、鳥人間の人達、素っ裸になってたんだよ」

 

『す、素っ裸っ!?』

 

ルッキーニの言葉を聞いて、大半が顔を真っ赤にし、それを見てララとヤミが説明した。

 

「実は彼らは変身すると、衣服が全て破けてしまうのです」

 

「だからああして、持ってきた替えの服に着替えているんだよ」

 

『えぇ~・・・・』

 

二人の説明にウィッチーズは何とも言えない顔となり、カーテンが下げられると、私服に戻った音也と真斗と翔が少し顔を赤くしながら出てきた。

ウィッチーズも気まずそうにしていたが、隊長のミーナが前に出る。

 

「コホン・・・・とりあえず、あなた達の事を教えて貰おうかしら?」

 

「あ・・・・はい」

 

音也が頷くと、一同は会議室に行き、音也達は自分達の事を話した。

 

「遥か古から甦った〈超魔族〉。そしてソレらと戦う為に何世代もの時を越えて現れた〈ライディーン戦士〉。そしてあなた達がその〈ライディーン〉となった東都の早乙女学園の生徒達、って事なの?」

 

「はい。信じられないかも知れないけど、この話は事実なんだ」

 

「そして我々は、この南都のウィッチーズシティに、〈超魔族〉の目的の代物があると聞いて、やって来たのです」

 

「『早乙女学園』って、あのアイドルを育成する学園だよね?」

 

「じゃ、皆アイドルを目指しているの?」

 

「ええ。アイドルを目指している子もいれば、作曲家や作詞家を目指している子も何人かいますけどね」

 

芳佳とエーリカの言葉に、那月がそう答えた。

 

「(・・・・シャイニング早乙女の学校の生徒さん達、か・・・・)分かりました。我々ウィッチの方でも、何か分かったら連絡をします。ですが、あなた方は〈時空管理局〉から警戒対象として手配されています。ここにいられてもはっきり言って迷惑です。この基地から出ていって貰えますか?」

 

『えっ?』

 

「ミーナ隊長! そんな言い方・・・・!」

 

「宮藤さん。前にも言いましたが、男性との接触は極力控えてください。これは隊長命令です」

 

芳佳が抗議するが、ミーナは頑として譲らなかった。

 

 

 

 

 

 

「何だよあの赤毛の尻デカ姉ちゃん! 音也達の事を邪魔扱いしやがって!! ISシティの女尊男卑主義者かよっ!?」

 

「まぁまぁナナ。そうカッカしないの。確かにあのミーナって人、安産型の大きなお尻していたけど」

 

「やっぱり、ISのある西都と南都って近いから、女尊男卑主義に染まっているのかな?」

 

「ウィッチも女性しかいないから、そう言う考えを持っていても仕方ないわね」

 

ミーナの態度にムッとなった一同は、ストライクベースを出ていこうとしていた。

モモが憤慨するナナを抑え、春菜と唯も同じ女性として差別意識のような女尊男卑の考えを持っている女性に、悲しそうな顔をする。

 

「そう、だろうか・・・・」

 

「うん。女尊男卑とは、ちょっと違う気がする」

 

しかし、真斗と音也は、ミーナの態度が以前出くわした女尊男卑の女性とは違う物を感じていた。

 

「そうなのか?」

 

「確かに、何か違和感がある感じでしたね」

 

翔は首を傾げ、那月も違和感を感じているようだった。

 

「ーーーー待ってくれないか」

 

と、出ていこうとする音也達に、バルクホルンと芳佳、そしてリーネが引き留めた。

 

「えっと、バルクホルンさんに、宮藤さんにビショップさん、でしたよね?」

 

「あの、ごめんなさい、あんな事を・・・・」

 

「(ペコリ)」

 

芳佳が申し訳なさそうに頭を下げると、それに続いてリーネも一緒に頭を下げた。

 

「ミーナの事はすまない。普段は面倒身の良い奴なんだが・・・・」

 

「・・・・ヴィルケさんは、何であんな態度を取ったんですか?」

 

「まさか、女尊男卑主義者だ、って事は無いよな?」

 

美柑と翔が聞くと、バルクホルンは首を横に振った。

 

「そうではない。誤解があるかも知れないが、確かにこの南都のウィッチの中にも一部は女尊男卑主義者がいるが、我が隊にはいない。人類の脅威である〈ネウロイ〉がいると言うのに、ISや魔法力が使えるからと言って、くだらない差別なんてしている場合ではないと、ミーナはむしろ否定的な方さ」

 

「じゃ、何であんなに俺達の事を邪険に?」

 

「・・・・・・・・宮藤やビショップにもいずれ教えておかねばならんかったから、一緒に聞いておいてくれ。良い話ではないがな」

 

それからバルクホルンは、ミーナの事を話し出した。

ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケは元々歌手を目指しており、子供の頃からの憧れの歌手だったシャイニング早乙女が学園長を務める早乙女学園への留学を考えていた。

が、10年前から始まったネウロイの侵攻にて、数年前にウィッチの才能がある事で軍に入隊する事になりそれを断念。音楽家を目指す恋人の『クルト・フラッハフェルト』もミーナと一緒にいたい為に整備兵となり、共に〈ネウロイ〉との戦いに身を投じた。

しかし、日本にやって来て鳥取県に配属されたミーナとクルトはしばらくソコで生活していたが、〈ネウロイ〉が現れた事で起こった鳥取砂丘での戦闘において、クルトが戦死するという悲劇に見舞われてしまい、愛する人を失う事に恐怖を抱き、以後ウィッチと男性が接触する事を禁ずるようになった。

 

「・・・・それで、ヴィルケさんは俺達をウィッチ達から遠ざけようとしていたのか、自分のような苦しみを経験させない為に」

 

「ああ。だから、あそこまで冷たい態度を取ってしまったんだ」

 

「・・・・でも、それじゃ、ヴィルケさんもそのクルトさんも、救われないと思います」

 

「那月・・・・」

 

一同が悲しそうな顔をする中、那月は納得できないような顔をした。

 

「バルクホルンさん。クルトさんが亡くなったのは、鳥取砂丘のどの辺りですか?」

 

「確か・・・・砂丘近くの基地だったな。まだ復興が進められず、当時のままになっていると聞いたが」

 

「・・・・ヤミちゃん。今からソコに行けますか?」

 

「ここからその基地までなら、ルナティーク号で一分で行けますが」

 

「では、連れていってください。もしかしたら、何か分かるかもしれません!」

 

「那月・・・・」

 

「翔ちゃん、ごめんなさい。でも僕、あの人を放っておけないんです! 大好きな人の事も、大好きな歌の事も、悲しい想いをする事にしたくないんです!」

 

「・・・・分かったよ。んじゃ俺も「すまないが来栖、私と一緒に来てくれないか?」えっ?」

 

一緒に行こうとする翔の言葉を遮るように、バルクホルンが声を発した。

 

「頼む。会わせたい子がいるんだ」

 

頭を下げて懇願するバルクホルンに、翔は頭を掻いた後、ため息を吐いた。

 

「仕方ねえな。悪い皆。俺は彼女達と一緒に行くよ」

 

「じゃぁ、ここは分担した方が良いかな?」

 

「そうだな」

 

それから少し話し合いをして。

那月チーム:那月、ヤミ、美柑、ナナ。

翔チーム:翔、ララ、モモ、バルクホルン、芳佳、リーネ。

調査チーム:音也、真斗、春菜、唯。

バルクホルン達を疑っている訳ではないが、もしもの時の為に戦えるララと頭脳派のモモを加えた。

 

「それじゃ、何かあったら連絡を取り合おう。皆気をつけて」

 

『ああ/うん/はい』

 

そして一同は解散した。

 

 

 

ー翔チームsideー

 

翔達はバルクホルンに連れられ、南都中央病院に行った。外装はレトロな雰囲気ある街並と同じ木造りの建物だが、内装や設備は東都中央病院に負けてない程に整っていた。

そしてバルクホルンに案内され、個室の病室に到着し、その扉を開けると、ベッドに横になり、上体を起こして本を読んでいる女にあった。

 

「(あれ、あの子って・・・・)」

 

「クリス」

 

「あ、お姉ちゃん・・・・あっ!」

 

「ク、クリスティアーネちゃん!?」

 

そう、ベッドに横になっていたのは、翔がライディーンホークになって助けた少女、『クリスティアーネ・バルクホルン』だった。

クリスティアーネ、クリスは翔を見るとパァッと笑顔になり、翔から貰った帽子を見せた。

 

「天使様のお兄さん! 会いに来てくれたの!?」

 

「(えっ? 天使?)えっと、バルクホルンさん。クリスとアンタって・・・・」

 

「ああ。私の妹だ」

 

「『ゲルトルート・バルクホルン』、『クリスティアーネ・バルクホルン』・・・・あぁ! 確かに同じファミリーネームだっ!」

 

「あぁ成る程」

 

ララとモモも納得したように手を叩いた。

 

「・・・・来栖翔。改めて、妹のクリスを助けて貰って、本当にありがとう」

 

バルクホルンが頭を下げてお礼を言った。

 

「・・・・そんな畏まらなくて良いって。俺は、ただ、助けたいって思って行動しただけなんだからさ」

 

「えっと、天使のお兄さん」

 

「俺は天使のお兄さんじゃないぜ。来栖翔って言うんだ。改めて、よろしくなクリス!」

 

「翔・・・・お兄さん・・・・!」

 

「おう!」

 

お互いに笑みを浮かべ合いながら、翔はクリスと談笑を初める。クリスが『ケンカの王子様』が好きだと知ると、自分は日向龍也が教師をしている早乙女学園の生徒であると知ると、クリスは驚いた顔をした。

 

「えっ、それじゃ翔お兄さんも、アイドルを目指しているの?」

 

「ああ!」

 

ソコからは翔が『喧嘩の王子様』の主題歌を歌い出し、クリスだけでなく、芳佳達までも、その歌に聞き惚れていた。

歌い終わった後、看護師に怒られたのは、ご愛敬。

 

 

 

ー那月チームsideー

 

そして那月とナナ、ヤミと美柑はクルト・フラッハフェルトが亡くなった鳥取砂丘の基地跡に到着した。基地は〈ネウロイ〉の攻撃により破壊され、基地の駐車場も瓦礫に潰されほとんどの車が潰れ、近くの町も破壊し尽くされてその無惨な姿を晒していた。

 

「・・・・これが、〈ネウロイ〉の破壊の後、ですか」

 

那月がそう言うと、四人はその様を悲しそうに見つめ、クルト・フラッハフェルトの痕跡が無いか探し初める。

 

「『クルト・フラッハフェルト』の事を少し調べましたが、この基地で民間人を避難させている途中で、〈ネウロイ〉の攻撃で亡くなったようです」

 

「この子達も、ここ数年人間は立ち寄っていないって言ってるぞ」

 

ルナティーク号のコンピューターで軍の情報を少しハッキングして調べたヤミと、動物と会話できるナナがこの辺りを飛んでいるカモメ達からの情報を得ていた。

 

「ナナちゃん、動物さんとお話できるんですね!」

 

「ん、まぁな! 色んな星の動物達とも会話できるよ。ちなみにモモは植物と会話できるぞ」

 

「とっても羨ましいです。僕も動物さんとお花さんとお話したいです」

 

等と話している内に、カモメの一匹が空へと飛んでいった。那月はそれを見上げて呟いた。

 

「・・・・僕、カモメさんが好きです。カモメさんは可愛いだけじゃなく、嵐の海だろうと、吹雪の空だろうと、力強く空を飛び、荒波の岸壁に巣を作ったりする。凄く強い鳥さんなんです」

 

「ふぅん。じゃぁさ。那月もそんな風になりたいって思っている訳?」

 

ナナがそう聞くと、那月は少し目を伏せて話す。

 

「・・・・僕は、カモメさんにはなれません。僕は、臆病者ですから・・・・」

 

「那月さん・・・・」

 

「翔ちゃんが、ライディーンホークになって、女の子を助けた時。音也くんと聖川くんが、避難した人達を守りながら戦っている時。僕は、僕も戦えるのに、何で行かないんだ、って、ずっと動けないでいました。争い事は嫌いだなんて口実です。僕はただーーーー恐いだけだったんです。翔ちゃんや、音也くんや聖川くんが戦っているのに、僕より恐い気持ちがあるのに、僕は戦おうとしなかった。だから、少しでも役に立ちたいと思って、サポート役をしていただけなんです・・・・臆病者なんです。僕は・・・・」

 

自嘲するように話す那月に、ナナは頭を掻いて話し出す。

 

「・・・・カモメだってさ。恐いって思う事がいっぱいあるって、あの子達言ってたぜ」

 

「えっ?」

 

「カモメも嵐や吹雪に吹き飛ばされそうになったり、荒波にもまれて死んじゃうんじゃないかって不安になる。けど、あの子達はそんな過酷な世界にいても、空を飛ぶ。その先にある光を目指してね」

 

「光、ですか」

 

「上手く説明できないけどさ。那月も光を目指して、一歩進んで見れば良いんじゃないの」

 

「一歩・・・・」

 

那月がそう呟くと、ヤミが声を発した。

 

「さ。この話はここまでにして、クルト・フラッハフェルトの痕跡を探しますよ」

 

ヤミの言葉を聞いて、一同はとりあえず基地周辺を歩いていると、那月が基地の駐車に瓦礫に潰されず、奇跡的に無傷になっていた赤い車を見つけた。

 

「あの車、何か気になります・・・・!」

 

「あの車は・・・・っ! クルト・フラッハフェルトの愛車と、番号が同じです!」

 

ヤミが思い出したように言うと、一同は瓦礫を避けながら車に付き、那月がドアを開けると、助手席に大きめのトランクケースが置かれ、那月が外に出して中を開けるとソコにはーーーー。

 

「こ、これは・・・・!」

 

 

 

 

ールーシュsideー

 

そしてその頃、〈SKネットワーク〉の会長『神無聖月<カンナ セイゲツ>』の肉体を奪ったルーシュ・デ・モンが、幾つもあるテレビ画面から、南都の遊園地の開園イベントと、その遊園地のシンボルタワーの大きな時計に置かれた宝石の映像を見つけた。

 

「・・・・『ゾディアックオーブ』の気配がする。『超魔シーサーペント』!」

 

ルーシュが背後の影に言うと、影から気泡が浮き出てきてソコから、何匹もの蛇が溢れ出て人の形になると、蛇の頭部に、手足にヒレを付けた怪人『超魔シーサーペント』が現れた。

 

『ここに』

 

「行け。南都に『ゾディアックオーブ』の気配がある。回収しろ。ライディーン達が現れた時は、奴らを始末するのだ」

 

『畏まりました』

 

シーサーペントはそう答えると、影の中に沈むように消えていった。




次回、那月がオリジナルライディーンになれるのかっ!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。