朝霧さんたち   作:A×K(アツシくん)

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2話でーす
ぼちぼちやってきまっせ。


第2話

秋乃「くっ……ぷっ……あははっ!」

「……笑いすぎだよ、秋乃…」

 

秋乃「……だって、あかびゃって……あか……くっ、あははっ!」

「この世から自己紹介なんて無くなればいいのに……」

秋乃「昔っから自己紹介って苦手だもんね~」

「……うっさい」

 

あの一件以来、あかびゃ……あかびゃ……といじられて

クラスメイトとは上手く(?)やっていけそうだ。

 

 

朝霧「…………(ゴゴゴ」

(……前言撤回…後ろを除いたら……だ)

相変わらず険しい顔をしている……朝霧……さん。

そんな顔をマジマジと見れるはずもなく…後ろからの視線に俺は肩を落とした。

 

秋乃「こーくん、飲み物買いに行かない?」

「……いきなり高校生っぽいことを言うなぁ…」

秋乃「……?……だって、高校生でしょ?」

「ん、まぁ……そうなんだけどさ…」

 

立つ瞬間、少しだけ朝霧さんと目が合った。

朝霧「…………………………」

「………………………………」

 

……なんか言いたげな顔してたのは気のせいだろうか…?

 

 

────────────────────────

 

【秋乃 視点】

 

 

突然ですが、皆さん

私の隣を歩いてる幼馴染の赤羽 浩二くんこと、こーくんについて話しますね。

 

もうかれこれ、10年くらいの付き合いになります。

毎朝、なかなか起きないこーくんを起こすのは結構大変なんですけど……。

結構寝顔が可愛くて、いつも起こすのを少し遅らせたりしちゃってます。

 

意外と優しくて気が使える面もあるんですが……彼には一点だけ問題点が……。

 

 

 

浩二「どした、秋乃?」

「ううん!なんでもないよっ♪」

 

普段は、こうしてますが……元は不良だったんです。

中学の頃は、それはそれは…。

訳を聞いても答えてはくれないのですが、高校生になって落ち着いてくれたので良かったとします。

 

浩二「……なんか今、夫婦みたいって言われた気がするんだけど」

「ま、まぁまぁ……」

 

……大丈夫、だよね???

 

 

「……と言うか…なんか来てない?」

 

 

──────────────────────────

 

 

 

「なんかって何さ、何かって…」

秋乃「ほら、目の前」

 

確かに、走ってくる人が一名……いや、これ…こっち来てないか?

「え、ちょっ……待っ…」

 

そのまま抱きつかれるような感じでぶつかった。

秋乃はサッと身をかわし……あらあらと状況を飲み込んでいた。

 

「な、なんだぁっ?!」

???「いつつ……なによ、もう!」

 

「いや、ぶつかっといて、それは───────」

秋乃「こーくん、出てる出てる」

「……あっ、すまん…………はぁ、大丈夫か、パツキン」

???「誰がパツキンよ!!」

 

「……えーっと、じゃあ……富士山?」

???「……は?……って、ど、どこ触ってんのよ!!///」

張り手しようとした手を避けて手の感触を楽しんだ。

……うん、この言い方じゃ俺、変態だな。

でも仕方ないよね、そこに山があるんだから(?)

 

 

秋乃「……こーくん、この人先輩みたいだよ?」

「え?」

よく見ると襟についてる校章の色が違った。

……2年生…か。

 

???「パツキンでもなく富士山でもなく!

アタシには美章園 悠子って立派な名前があるのよ!」

「……はぁ」

 

秋乃「……美章園……さん?……あれ、もしかして……生徒会長さんですか?」

美章園「そうよ!♪」

 

ふふーん♪と嬉しそうに胸を張る美章園……先輩?

と、言ってもその胸は俺の手の中なんだが。

 

「すまん、今知った」

美章園「はぁっ!?入学式の生徒会長の言葉でアタシの姿見たでしょ?!」

「寝てた」

美章園「……………………(ゴゴゴ」

 

あ、この感じ後ろから来てた怒りオーラに似てるやつだ。

……つまり、俺……詰んだ?高校生活初日から。

……左遷でもされんのかな?……そうはさせんってか!…寒……。

 

美章園「と言うか!!離れなさーーーーい!!///」

グッと力を込めた美章園先輩がようやく立ち上がった。

……馬乗りも悪くないな……いや、感想を求めるものでもないが。

 

秋乃「……で、でも~…生徒会長さんって、確か入学式の挨拶の時は……」

 

 

美章園【生徒会長の美章園です、皆さんご入学おめでとうございます

新たな風と輝く目に私も胸が高鳴りますわ】

 

 

秋乃「……って、感じだったのでは……?」

美章園「そうかしら?ちょっと何言ってるか分からないわね」

「なんで分かんねぇんだよ…」

 

美章園「そんな硬いイメージや設定をしてても辛くなるだけよ

肩が重くって仕方ないわ」

「……いや、それは設定のせいでは無いと……」

美章園「なんか言ったかしら?」

「……いえ、何も……」

 

この人に言いふらしたりされたらどうなるか分かったもんじゃない……。

 

美章園「……ま、走ってたアタシにも非はあるわ

今回のところは許してあげる…役得だったようだし、ね?♪」

「……う、うっさいです」

秋乃(こーくんが縮こまってる……)

 

 

 

美章園「ほら、クラスに戻った戻った…授業始まるわよ」

「あ、やべ……!戻るよ、秋乃!」

秋乃「あ、待ってよ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美章園「廊下は走っちゃダメよ~……って、アタシも人の事言えた口じゃないわね

…………ふーん……秋乃さんに……こーくん……か……

なんか面白そうになってきたかも♪」




次回:これが大阪流!

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