最後の希望 ベテランウマ娘、8年目の地方転戦【完結】   作:兄萬亭楽丸

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とあるベテランウマ娘の夢幻

 

──…前半1000メートル通過して1分1秒2、単独で逃げている割には遅いペースになりました…

 


 

先頭の私が残り1000メートルのハロン棒を通過した所で、実況がタイムを読み上げる。

これにより、私とバルボアにより偽装したスローペースでの大逃げが露呈(ろてい)することになった。

その一方で、後方が(にわ)かに足取りを早めようとする様子は耳を澄まさなくても判る。皆の焦り方からして、作戦そのものは成功したと言ってもいいだろう。

 

 

 

…問題はこれからである。残り1000メートル弱をどのように(しの)ぐか。これに関しては小手先の作戦ではどうにもできない。

コーナーに関しては、先頭最内を突けるので問題はなし、しかし最終コーナーからゴールまでの直線距離は約480メートル。

前走・東京レース場のような坂こそないものの後方からの追い抜きが決まりやすい地方レース場最長の直線で、どれだけスタミナを振り絞ってリードを守れるか。

 

(だま)し騙し走れば、上がり3ハロンを35秒弱で走ることは可能だ。

ただこれは私にとっての限界であるし、これからの展開が全て自分に上手く傾いた所で一桁順位(10位以内)を狙うのが関の山だろう。

 

正直、出走メンバーの能力を(かんが)みるに私の勝ち目はない。しかし役目はまだある。

バルボアがゴール板を先頭で到達するのを助けるために、体力の限界まで最内先頭で粘り通すことだ。

 

私が最内先頭で粘れば粘るほど、差し切りを狙う相手は私を外から追い抜く必要がある。

私を抜かすために余計な体力を使ってくれればくれるだけ、バルボアの勝利が近づくのだ。

 


 

 

──ここで遅いと見たか、大外ジゴワットが仕掛けました!

 ──ジゴワットに反応し中団も一斉にスピードを上げていきます!先頭ラストスタンディンまでは4バ身差!

 

 

後方集団が動き始めた。私は耳を研ぎ澄まし、脚音から一つでも多くの情報を得ようとする。

集団の外を駆けていく様子から考えると、ジゴワットの仕掛けはロングスパートではなく外を走るバルボアの後方を確保するのが狙いだろう。

 

そして… もう聴き間違う事はない、クラレンスがスパートを掛け始める為の脚音。

 

 

──そしてようやく動き始めたマリアークラレンス!前方集団は横に広がってコーナーでの抜き去りを狙います!

 ──ラストスタンディン先頭で第三コーナー!2番手は内ワイズアキンボとポポフェロヴィア、外ロッキンバルボア!

 

 

一つ間を置いて、空気を切り裂く音が聞こえた気がした。

 

懸念点が一つある。ジゴワットの狙いは、バルボアの後方に取り付いてのスリップストリームだろう。

加速のついた前のウマ娘のすぐ後方につけ、スタミナの消耗を抑えつつスピードを借りる。

そしてタイミングを見計らい後方のウマ娘を切り捨て、勢いよく抜き去る。かつての私もよくとっていた作戦だ。

 


 

 

──ラストスタンディングのリードは1バ身半!ジゴワットここにきて6番手から5番手に着きました!

 ──ロッキンバルボアは更に外に()れていくが…?

 

 

右回りの大井レース場であれば、バルボアは外に膨らむことはなく普通に走れるはずだ。

また今回はクラレンスの進路を(さえぎ)ることはないので、作戦上外を回る必要はない。

つまり、彼女は自分の意思で外を回ったことになる。

 

 

 

一瞬、最悪の事態が脳裏をよぎる。

 

 

 

負傷などのトラブルが起きて止むなく競争を中止しなければならない際、競走者は減速の上でコース端に向かい、歩みを止める事が推奨(すいしょう)されている。

例えば半年前(”帝王賞”)の私のような、コーナーを曲がった際の足の負傷………

 

彼女の身に何かが起きたのか。 まずい。

 

競走中止なんて、あってはならない────

 


 

──どうすればいい?

 

激しい呼吸による疲労で回らない脳を

必死に回転させ、やるべき事を考える

 

だが今は先頭を維持する事で精一杯で

後ろを振り向くことさえ難しいのだ。

  

自分の無力さに、思わず歯噛みする──

 


 

────いや、違う。

 

私の左耳から聴こえるのは!

 

今も尚加速を続ける、バルボアの脚音だ!

 

 

──ロッキンバルボアはトップスピードを維持!トラブルではなさそうです!

 ──大外を突いた!先頭はラストスタンディンからロッキンバルボアに代わった!!

 

 

 

私の愚考は杞憂に終わり、遥か視界の端には、"R.B"のパーカーがたなびく姿を捉えていた。

 

 


 

彼女は大外の不利を(エサ)にした駆け引きを挑んだのだ。

幾らスリップストリームによる加速があると言えど、極端に外に回られると勢いを借りる意味は無くなる。

実際に後方に取り付こうとしたジゴワットは彼女を諦め、単体でのスパートに切り替えたようだ。

 


 

そしてバルボアの欠点については度々(たびたび)挙げているが、"左回りのコーナー旋回技術" "至近距離での競り合いの弱さ"の二つに集約されるだろう。

 

5月の"かしわ記念"では左回りによるコーナー旋回で、他のウマ娘からさらに外に回る不利を負った。それでも負ってなお、1着からアタマ差に収めている。

昨年の"JBCクラシック"は隣にクラレンスがいた。そして"帝王賞"は… 隣に私がいた。

 

今の彼女はどれでもない。

"得意の右回りで" "誰とも競り合いを行わず" そして "スローペースでスタミナに余裕のある状態"…

 

加速の乗り切った今の彼女を(とが)める者は誰もいないのだ。決して。

 


 

ところで、彼女のラストスパートを横目で見送っていた私の脚には限界が来ようとしていた。

血を吐きながらも前を守る私を嘲笑(あざわら)うかのように、外から複数のライバルが抜き去り始めたのだ。

 

やはりスローペースの助けを借りても、2000を走るのは無理があった。

 

 

──残り200メートルを切ったが、ロッキンバルボアが尚も突き放す!

 

 

──二番手争いはワイズアキンボとタンホイザーゲート!ジゴワットもようやくやってきたか!

 

 

競走ウマ娘として大変恥ずべきことであるが、私は既にレースを投げてしまった。せめて一歩でも近いところで後輩の勝つ姿を見たい、そういった考えを持ってしまった。

 

 

──ロッキー4バ身差!ロッキーだ!ロッキーだ!ローカル・ドリームを成し遂げる時だ!

 

 

こういった考えに至る時点で、私は競走ウマ娘としては終わってしまったのだろう。

 


 


 

 

 

 

 

私は、拳を空高く突き上げるバルボアを見ていた。

 

 

 

 

 


 


 

 

 

バルボアのゴールから遅れて数秒。

殺到(さっとう)するバ群に呑まれながらも、私は完走を果たした。

 

最後にギリギリ外の子に迫ったが、おそらく16着。

…まあ、ラストランが最下位というのも私らしい。やるべき事はやった。それでこの順位ならば満足だ。

 

 

 


 

『姐さん』

 

私の完走を認めたバルボアは、ウィナーズサークルへも向かわず一目散に駆け寄ってくる。

 

 

 

『姐さん!』

 

 

 

『姐さん、姐さん!姐さん!!!

 

 

 

私、姐さんのおかげで、でも、姐さんが!!

もう一緒に走れないなんて、私、やだよ!ああああああああ………!!!

 

 

 

彼女の慟哭(どうこく)は勝利の喜びではなく、今日をラストランとする私への(あわ)れみから来るものだった。

 

本来真っ先に向かうべきはトレーナーだろうとか、そもそもウィナーズサークルに向かうべきだとか、言わなければならないことはある。

 

ただ、彼女は私の引退を聴いてから、自分と戦い続けていたのだろう。きっと私の想像も及ばないほどの苦しみに(さいな)まれていただろう。

今の私にできることは、彼女を抱擁(ほうよう)することぐらいだった。

 

 

 

…それはともかく、私の勝負服の袖で涙を拭くな。

 


 

飛びついてきた後輩に対しどのような対応を取るか思案していると、マリアークラレンスが近づいていることに気が付いた。

 

彼女は逃げ有利の超スローペースな展開になっても尚、内からのスパートを選択。最終的に4着に食い込んでいる。

ピッチ走法もおそらく内の抜け出しに貢献している。途轍(とてつ)もない総合力のなせる業だろう。

 

…後に本人のインタビューから分かったことだが、クラレンスはバルボアの極端な外への位置どりを見て、尚もバルボアとの競り合いを選択したかったらしい。

二人を知る私からすれば、近づいての競り合いになれば確かにクラレンスが有利になることはわかる。しかし彼女は1000メートル付近からのロングスパートを強いられた。

極端な大外を選択したバルボアに追従することは、スタミナをいたずらに消耗して共倒れになると考えたのだろう。致し方ない判断だ。

 

彼女と目が合う。レース場でいつも見せる勝負師の様なオーラは既に収まり、普段の立ち振る舞いから匂わす柔和(にゅうわ)な彼女に戻っている。

彼女は一礼すると、『彼女をお借りします』と言わんかのようにバルボアを一瞥(いちべつ)する。私は手振りで彼女に許可を伝える。

 

 

 

『ロッキー』

バルボアは未だ私の胸で、泣きはらし続けている。

 

 

『ロッキー』

彼女の呼びかけは聞こえていない。

 

 

『ロッキー!』

 

 

 

顔を上げなさい、ロッキー!感傷に浸っている場合ではないでしょう!

 

 

 

バルボアの嗚咽(おえつ)は突然水を打ったように収まり、困惑の表情でクラレンスを見上げる。

『………失礼しました、ラストスタンディンお姉様。(おおやけ)の場で怒鳴るのは初めてで』

 

『ウィナーズサークルであなたの勝ち名乗りを待っている、沢山の人がいる。目の前の先輩の分まで、"G1ウマ娘"としての務めを果たしてきなさい』

 

 

 

『…おめでとう、ロッキー』

 

 

 

バルボアはクラレンスに一礼し、"ロッキー"コールで(あふ)れるウィナーズサークルに向かう。

 

トレーナーの姿を確認すると涙を(ぬぐ)い、逆に涙で溢れたトレーナーの胸に飛びついた。

 


 

 

 

 

"私の引退を、知っていらしたのですか"

 

『ロッキー………さんから、お悩みのご相談を受けました。あの子の名誉のために申し上げますと、彼女は"引退"とは一言も口にはされていません。ただ、話を聞いている限りでは、お姉様が引退すると判断できる材料は…あまりにも多すぎました』

 

バルボアは隠し事が下手だ。特に私の引退に関してはトレーナーにも頼れず、デボチカ達友人に話すことはできない。

それこそクラレンスくらいしか、心中の苦しみを吐露(とろ)できる相手がいなかったのだろう。

 

 

 

"バルボアを一年半、見続けていました。彼女の才能はずば抜けている。仮にトレセンに居たら、芝のG1だって取れるはずだ、と"

"しかしこの3年間、バルボアはG1レースで善戦を繰り返して尚、タイトルに手が届かない…………私に、似ていると思いました"

"私は帝王賞を取るまで9年間、彼女と似た立場にありました。バルボアには、私と同じように、G1を取れるかどうかの所で、苦しみ続けてほしくなかった”

 

"彼女の栄誉のためなら、私が犠牲になってもいい、そう思いました"

 

 

 

『……大いに、軽蔑(けいべつ)します』

『お姉様は競走ウマ娘ではなく、知らず知らずのうちに私達を教育・指導する立場に立とうとしている。順位を一つでも上げることを諦め、自分が勝つつもりがないのであれば、勝負服を(まと)ってレースの舞台にいる資格はなかった』

 

 

 

『なにより、私を負かすほどに偉大で素晴らしいお姉様のラストランが、こんな形であって欲しくなかった』

 

 

 

クラレンスの瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。

私の事を競走相手ではなく、ひとりの友人として見ていてくれたのだ。

 

彼女と関わった機会は少ないものの、印象としては柔和ながら気高く、友人を必要としない子だと思っていた。

必要としないのではなく、レースを通してしか友人を作れないほど不器用な子なのだろう。

 

おそらく彼女もバルボアと対して変わらない、どうしようもなく走ることが好きなだけのウマ娘なのだ。

 

 

 

『ごめんなさい、インタビューが来たようです。 …引退の発表は、まだされないのですか?』

"正式な発表は、年が明けてからになると思います"

『分かりました。引退の式典がある際は連絡してください。必ず、何があっても参加させていただきます』

 

 

 

神のご加護を(God Bless You)!』

 

 

 


 


 

『えーっと…何から話せばいいかな…  クラレンスはバックダンサーだから頼ることはできないし…

 

 

 

(わたし)はローカルシリーズで重賞戦線に挑み始めて2年間、ずっとただの臆病者(おくびょうもの)でした』

 

『人見知りな私は、最初は重賞に挑むことだって怖くて。いざG1に出ても、ライバルに圧倒されっぱなしでした』

『私は周囲に甘えていました。皆の助けがあればいつかG1を勝てる日が来ると、そう思っていました』

 

『でも今日は"挑戦者"としてこのレースに挑まないといけない理由がありました』

『今のままだと私は一生臆病者のまま競走生活を終えることになる。それだけは絶対に嫌だと、自分に言い聞かせ続けました』

 

『ようやく今日、西都レース場の皆が誇れるような"挑戦者"になった気がします』

 

 

 

私の故郷(西都)に! 

  私が"挑戦者"になったレースの"目撃者"(観客の皆さん)に! 

   私の全力の思いが届きますように!

 

"UNLIMITED IMPACT"!

 

 

 


 

ローカルうまとめ@ローカルシリーズ情報

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【新王者誕生!大井の空に轟くロッキーコール!】

年末最後のG1"東京大賞典"を制覇したのは西都レース場のロッキンバルボア!"帝王賞"を制した同所属の大先輩ラストスタンディンに続き、西都レース場出身者としては初のG1制覇!6度にわたるG1挑戦の末の初勝利、本当におめでとうございます!

 

ローカルうまとめ@ローカルシリーズ情報

@local_series_umatome

【東京大賞典レース後コメント】

ラストスタンディン(西都レース場所属)

「大逃げについては(担当トレーナーと)相談の上。末脚での決め手勝負では勝てないと悟った。個人としては非常に恥ずべき結果になったが、後悔はない」

 


 


 

「…貴女と食べる最初で最後の年越し蕎麦になってしまいましたね」

 

"東京大賞典"の翌々日。12月31日。私と代表は最低限の照明だけが(とも)る事務所で、カップ麺を(すす)っていた。

食堂では今頃、生徒や職員らが集まって年越し蕎麦を食べているだろう。そこから離れたった二人この場にいる理由は、私の進退について回答を出す日が来たからだ。

 

 

 

「…本題に入りましょうか。今から申し上げることは、決して貴女の引退を引き留める為の説明ではありません。貴女の決断に後悔がないよう、選択肢を申し上げるだけです」

 

「私の定年退職は3月末。レース場の職員にローカルトレーナー資格を持つ社員は私以外居ませんので、特に手続きを行わなければ同時に引退となります。ただサブトレーナーを兼任していただいている三木さん(担当)に引継の打診・承認は得ておりますので、私が退職した後も現役を続けること自体は可能です」

 

「G1やそれに準ずるレースを走る能力が無くても、各レース場の独自グレード重賞を中心にすればまだまだ戦えるでしょう。…勝手な私見ですが、(ある)いは短距離に転向して"JBCスプリント"まではいかずとも、各地方レース場の短距離グレードレースで重賞タイトルを積み上げる選択肢もあります」

「また"元G1ウマ娘"の肩書きを生かし、教導役や広告塔を兼ねる形で、地元の準重賞レースを中心に走る生き方もあるでしょう。実際に同じ立場の先達がいらっしゃいますし、限界まで現役に(こだわ)るのは恥ではありません」

 

 

 

「………身を引くにせよ、現役を続けるにせよ、私は貴女の選択を尊重します」

 

 

 

代表は提案の際、しばしば「尊重」と言う言葉を使う。私が社会人である以上、私が自分で決断した行動の責任を取れると認めてくれているからである。

しかし代表は内心私に現役を続けて欲しいのだろう。「尊重」という言葉をつけても尚、各所から隠しきれない個人的な思いを感じた。

 

気持ちは痛いほど分かる。しかし私は能力も衰えた。何より現役に執着(しゅうちゃく)する理由も無くなってしまった。

満足できる勝ち方ではなかったが、目的であるG1勝利も果たした。G1レース2勝目を挙げることはもう不可能だろう。

それに、ローカルトレーナーの資格取得という目標もある。勉学に専念すれば過去の私のような、トレセンで(くすぶ)りながらも尚希望に(すが)ろうとする子…彼女らを受け入れる土壌を一日でも早く整えることができる。

 

何より、私の夢はきっとバルボアが継いでくれる。

 

 

 

もう未練はない。

 

 

 


 

"代表が社会人ウマ娘として私を受け入れてくださったおかげで、現役生活を続ける希望を、この西都レース場に託すことができました"

"お陰で、念願のG1タイトルを得ることができました。代表にはどれ程感謝しても、しきれません"

 

"短い間ですが、本当に、ありがとうございました"

 

 

 

 

 

「貴女はG1勝利の希望を託して西都を第二の競走人生の場に選んでくださいましたが、私は貴女のおかげで数十年ぶりに、トレーナーとしての夢を見ることができました」

 

「私に夢を見せてくださり、本当にありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

この年最後の夕陽が、山の向こうに沈んだ。

 

代表の退職まで残り三か月。終活が始まる。

 

 

 


 

 

 

ローカルうまとめ@ローカルシリーズ情報

@local_series_umatome

【次走予定】東京大賞典を制したロッキンバルボアは、フェブラリーSへの出走を予定。「1ヶ月未満の連戦(川崎記念)は避けたかった。東京レース場は未知の舞台だが今の彼女なら」(担当トレーナー、三木氏)

※ラストスタンディンの次走については公式発表があり次第お知らせします

 





【登場人物】


ロッキンバルボア(Rock'in Balboa)

"最後の希望"( Last Standing )は、ローカルドリームの体現者に受け継がれる。

主な勝ち鞍:東京大賞典、西都ダービー(独自グレード)



名前の由来は、シルベスター・スタローン主演及び監督の映画「ロッキー」より、主人公ロッキー・バルボア( Rocky Balboa )

彼女の人見知りの性格は、ロッキーの意中の相手であるエイドリアンから。




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