黒の剣士と白い悪魔 リメイク   作:雪染遊真

17 / 56

この話を書いていて改めて自分の文章力の無さに絶望してます
文章力が上がったらまた修正込みで描き直すかも知れません
サブタイトルが上手い事思い付かなかった……



本心と心の安らぎ

 

 

「はぁ………」

 

あの後俺はなるべく人に会いたくなくてウルバスからマロメまで移動して宿を取りベットに寝転んでいた

 

「俺……また………」

 

俺はミトと出会う前にもこのような事があり仲が良かった子に怖がられてそのまま引っ越してしまった……またあの時と同じように………そう考えて落ち込んでいると宿の扉がノックされ、反射的に体を起こし剣の柄に手をかける

 

「ユーマ、私だよ」

 

「……ミト」

 

来訪者がミトだったので扉を開き部屋に入れる

 

「……何で来たんだ……もう俺は……」

 

俺がそう言うとミトは首を横に振る

 

「フィリアに話を聞いた……ユーマがフィリアの血の繋がった弟じゃないって事も……近界民だって事も」

 

「……なら何で来たんだよ……」

 

「ユーマに昔何があったかが知りたくて来たの……ちゃんとユーマの事知りたいから」

 

俺はそのミトの声を聞き顔を上げるとミトは真剣な顔をしていて、確かに嘘はついて無かった

 

「……わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺、さ……向こうの世界で親父と……姉ちゃんもいて一緒に過ごしてたんだ、向こうの世界だと毎日戦争してて、俺と姉ちゃんは親父に戦い方を教わってたからある程度……半人前ぐらいかな、それ位は戦えたんだ」

 

「お姉ちゃん、いたんだ」

 

「ああ……そんなある日にいきなり親父に、その時にいた城砦の砦から出るなって言われてさ……最初は俺と姉ちゃんと一緒に待ってたんだけど明らかに戦況が劣勢だったから、親父の言う事聞かないで外に出て戦ってたんだ」

 

そこでユーマは俯いてさっきより暗い声で喋り始めた

 

「それで気づいたら後ろに明らかに強そうな奴がいて俺と姉ちゃんは全く歯が立たなくて……痛めつけられて……ずっと姉ちゃんが俺を庇って攻撃を受け続けて……最後まで俺を守ってくれた、でも結局俺も攻撃を受けて死にかけの状態になってて意識が朦朧として来た時に親父が来て俺を助ける為に………」

 

そう言い切るとユーマは俯いたまま黙り込んでしまった……ユーマのお父さんとお姉ちゃんはもう………

 

「……その後は、親父に俺が死んだら俺の弟がいる日本に行けって言われてたからこっちに来たんだ」

 

「……その弟さんが今のお父さんなの?」

 

「ああ………それでこっちに来たんだけど親父が死んでから俺寝れなくてさ、しばらく寝れなくて……俺1度倒れたんだ、睡眠不足とストレスで……その時かな、フィリアに家族なんだからちゃんと私を頼ってって言われたんだ」

 

「………」

 

驚きだったこっちに来てからという事は私と会う前だからさらに小さい時だ、そんな子供で寝れなくなるってどれだけのストレスなんだろう………

 

 

「………今は少しなら寝れるようになったし、フィリアや親父達は信頼してるけど、やっぱり他人に俺の過去を知っても一緒にいてくれる人はいないんじゃ無いかって思って………怖いんだよ」

 

そう言っている遊真の手が震えていた

 

「……どうして?」

 

「前も…そうだった…仲が良かった人を守ろうとして相手の人を大怪我させたんだ……幸いな事に正当防衛が認められて俺は何にもなかったけど、そいつは俺に恐怖してるような目で俺を見てた…そこからかな、他人に自分の事を話すのが怖くなったのは」

 

ユーマは膝を抱え、目元が髪で隠れて表情がわからなくなった

 

「あの後から人と仲良くなってもある一定のレベルからはそれ以上仲良くならないようにしてたんだ……後が辛くなるだけだから」

 

「ある一定のって……じゃあキリト達は?普通に仲良いじゃない」

 

「キリトだけには家で遊んでた時にある理由があってバレたんだ、だけどキリトはそれでも友達だって言ってくれたんだ…………俺はさ、サイドエフェクトっていうのを持っててさ相手の嘘を見抜けるんだ」

 

「嘘を見抜ける……だからあの時にあんなはっきり言ったのね……」

 

ユーマのその言葉で第1層のボス戦後のやりとりを思いだす、ユーマは無言で頷く続ける

 

「……だからキリトが嘘ついてないのがわかって、それで良く遊ぶようになったんだ……カゲ先輩はフィリアの紹介で最初会った時におもしれぇ奴だなって言われて、理由を聞いたら横に居たフィリアにサイドエフェクトの話を聞いて……」

 

そう言って言葉を切り少し考え込んでから口を開く

 

「確か……感情受信体質?だったかな?周りにいる人に見られてる時に思われてる感情が刺さる感じでわかるらしい、で俺は何故かそれが最初の時に何故か途中からそれが消えたらしくて、そしたら向こうから距離詰めてきたんだよ……まぁ最初は少し警戒してたけど根は単純で裏表が無いのがわかって面倒見の良い先輩だなって思ってある程度気を許してる感じだよ……だけどネイバーだって事は言って無い」

 

「どうして?……仲良いんでしょ?」

 

「ボーダーだからだよ……確かに仲は良いけど俺がネイバーな以上報告するだろうから……」

 

ユーマはそう言うとそのまま窓の方に向いてしまった

 

「……もういいだろ話す事は話した……もう一緒にいる必要は無いだろ」

 

……確かにユーマは嘘は言って無いと思う……でも何でこんなに私を遠ざけようとするんだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私やお母さんとお父さんでもユーマの心の傷を癒しきれなかったから……でもミトなら……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっか、だからフィリアは私に………

 

「………」

 

「………ミト?」

 

私は無言で後ろからユーマを抱きしめる

 

「お願いだからそんな事言わないで……私はユーマと一緒にいたいの……」

 

「それは……」

 

「私はユーマの事好きだよ」

 

「っ…………」

 

ユーマは私の言葉に驚いたようで体をびくりと震わせた

 

「ユーマなら嘘かどうかわかるでしょ、ずっと前から……貴方とゲームをやっていた時から好きだったよ」

 

「だけど………俺と一緒にいて俺が近界民ってバレたらミトも……」

 

ユーマは声を震わせそう言った

 

「そういう建前はいらない……ユーマの本心を聴かせて欲しいな……」

 

「俺、は…………」

 

ユーマはそう言ったきり黙り込んでしまった……いきなりだったからびっくりしてるのかな、それとも……異性の友達としか見てなかったのかな……私がそう不安を抱えながらユーマを抱きしめ続けているとユーマが私の手に触れる

 

「俺は………俺は近界民だし、人を殺す事を躊躇しないし……こっちの人とは違う、そんな俺でも……受け入れてくれる、のか?」

 

ユーマは最後の方の言葉は声を震わせながら呟くように言った

 

「もちろんよ……だってユーマはユーマでしょう?私は1人でいた時に声をかけてくれた貴方に惹かれたの……貴方が近界民だろうが何だろうか関係ないわ、だって私と変わらない人なんだから」

 

「……ミ……ト」

 

「………ユーマ、答えを教えてほしいな……」

 

私がそう言うとユーマは体を一瞬震わせてからユーマは口を開いた

 

「俺も……俺もミトが好きだ……ずっと、一緒にいて欲しい」

 

「っ………うん、ずっと一緒にいるよ……」

 

私がそう言うとユーマはこちらを向いて抱きしめ返して来た、ユーマは私の胸に顔を埋めて静かに泣いていた、今はユーマを受け止めよう……そう思い今はユーマを抱きしめ続けた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺さ、怖かったんだ」

 

しばらくして落ち着いたユーマはそう呟く

 

「前みたいにまた怖がられるかと思ったの?」

 

「そうだな……ミトへの気持ちにしっかりと気付いたのが1層のミトの鎌のクエストの時でさ、それまでのミトの反応から俺の事を好いてくれてるのには気づいてたけど、前の時見たいに怖がられてミトに拒絶されるのが怖くて言えなかったんだ」

 

「そうなんだ……確かにそれは怖いわね」

 

「ああ、でもミトは受け入れてくれた、不安とかが吹き飛んだよ」

 

「それは良かった……今日あった事、キリト達に話す?」

 

そう言うとユーマは少し目を伏せながら口を開く

 

「……話すよ、またこんな事が起きないとも限らないから……それに俺の事もカゲ先輩やアスナに話そうかと思ってる」

 

「…良いの?」

 

「ああ、ミトのおかげで心が軽くなったし……それに今思えばカゲ先輩は裏表無くて根は単純だし俺やキリトとかをなんだかんだ面倒見てくれてるから、受け入れてくれそう」三3三

 

「確かに」

 

ユーマがそう言い笑う、私も口元に手を当てながら一緒に笑った……ひとしきり笑うとユーマは真面目な顔に戻った

 

「気持ちが凄い楽になったよ、本当にありがとう……ミト」

 

そう言い、今まで見た中で1番の笑顔で私にそう言ってくれる………良かった、思い詰めていてどこかへ行ってしまいそうだったから、これでユーマとずっと一緒に居られる、私がそう思って笑みを浮かべているとユーマは口を開く

 

「とりあえず、明日またみんな集めてから話すよ、今日はありがと」三3三

 

ユーマが良くやる顔でそう言って私を宿の出口へ案内しようとする…………まだ早いかな?いやでも恋人になったんだし……よし……私は覚悟を決めてユーマの手を掴む、ユーマはこちらを振り返って何?というような表情になる

 

「……良かったら、私もこの部屋に泊まっていって良い?」

 

「この部屋にか?……そりゃ一緒に居られるのは嬉しいけどミトは良いの?」

 

「いや別に変な意味じゃ無くてね?普通に一緒に寝たいなぁって」

 

私がユーマの返答にたいしてアタフタして返すとユーマは頭の上に<?>マークを浮かべるような表情になって首を傾げる

 

「変な意味ってなんだ?寝るって睡眠だろ?他に何かあるのか?」

 

……どうやらユーマは純粋だったらしく私の言葉の意味が分からなかったようだ……うん、良かった

 

「う、ううん何も無いわ、アスナ達にメッセージ送るからその後に一緒に寝よっか」

 

「?おう」

 

ユーマは腑に落ちないようで首を傾げている……やり方はフィリアに教えてもらったからわかるけど、心の準備が出来てからユーマに教えよう……私はそう思いながらアスナ達へのメッセージを打ち込み始めるとユーマは飲み物を渡してくる

 

「ほい、ココアみたいな奴良かったら飲んで」

 

「ありがとう……ってどっから出したのよこれ」

 

「この宿のルームサービスみたいなのだよ1層の時の宿にあったミルクみたいな感じだ、俺も今さっき気づいた」

 

「へぇーアスナにも教えてあげよっと」

 

そんなやりとりをしつつメッセージを打ち込みアスナ達へとメッセージを飛ばし寝転がってアイテム整理をしていたユーマの隣に座るとこちらに気づきメニューを閉じた 

 

「好きな人と一緒に居られるのってこんなに幸せなのね」

 

「……確かにそうだな……俺も幸せだ」

 

ユーマはそう言うと欠伸をする

 

「……何かミトの隣だと安心するのかな?わかんないけど、何か急に眠たくなって来た……」

 

「そっか……まぁあんな事あったし疲れちゃった?」

 

「多分そうかな……」

 

ユーマは目を何とかあけてる状態になっていた……よし

 

「んしょっと」

 

「どうした?」

 

私はベットの上に乗ると膝をぽんぽんと叩く

 

「膝枕してあげるからこっち来て」

 

「……良いの?」

 

「ええ」

 

ユーマは一瞬悩んだ顔をしてから私に体を預ける

 

「何か……今までの疲れが一気に来た気がする」

 

「そっか……疲れたでしょう?ゆっくり休みなさい、私が見といてあげるから」

 

「………ありがとう」

 

そう言うとユーマはそのまま目を閉じて寝息をたて始めた……私の膝枕、そんなに安心するんだ……信頼してくれてるなぁ……これからはなるべくユーマと一緒に居よう、私はユーマの彼女なんだから…… そう思い私は少し口角を上げながらユーマの頭を撫でる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  To be continued……

 

 

 

 





次は武器強化詐欺事件を終わらせたらいいなと思います
ちなみに来週ようやく星なき夜のアリアが発売です
瞑き夕闇のスケルツォの新情報も出ましたね
モルテが小林祐介さんだったので少し驚きました
あの映像だとミトは何か敵サイドに行っちゃってない?
映像だと謎も多く映画がさらに楽しみになりました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。