黒の剣士と白い悪魔 リメイク   作:雪染遊真

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今回は筆が乗って結構書けたので早く投稿します
イチャイチャさせるのってこれで良いのかな……?
それではどうぞ!


強化詐欺の手口

 

「………んあ………」

 

……もう朝か……あれ?俺確か昨日ミトと話してて、それで…………そうだ俺ミトに膝枕されたんだっけ……そう思いながら寝返りをして逆側を向くと……

 

「……んぅ……」

 

「っ!?」

 

ミトの顔が目の前にあった……びっくりして危うく大きい声出す所だった、そっかそういえばミトも一緒の部屋に泊まるって言ってたな……俺ミトと………昨日の事を思い出して口元がにやけてしまう、なるほどカゲ先輩もこんな幸せな気持ちになってたんだなぁ

 

「……ユー……マ?」

 

俺がそんな事を考えながらミトの顔を見つめているとミトが起きたようで俺の名前を呼ぶ

 

「おはようミト」

 

「………!?ユーマ、何で………ってそっか一緒に寝たんだっけ、おはよう」

 

ミトは俺の顔を見てびっくりしていたがすぐに落ち着いた……危ない危ないうっかりショックで落ち込む所だった

 

「んー……とりあえず、昼にアスナ達と落ち合う予定だからそれまで暇だけどどうする?」

 

ミトが伸びをしながら俺にそう話かけてくる

 

「……昼までゆっくりしても良いかな?……今はミトと一緒にいたい」

 

「………バカ……平然とそんな恥ずかしい事言わないでよ」

 

ミトは頬を赤らめながらそう言う………可愛い………俺がそんな事を思いながらミトを見ていると……

 

「もう、いつまで見てるのよ!……恥ずかしいって………」

 

ミトがそう言い顔を背けてしまった

 

「ごめんごめん本心だからさ、ミトにはちゃんと本心を伝えるようにしようって決めたんだ………駄目だったか?」

 

「別に……駄目じゃ無いわよ……」

 

「……ありがとう」

 

俺が素直にそう伝えるとミトは顔を手で隠しながらこちらを見る

 

「……とりあえず朝ご飯食べに行きましょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか………昨日そんな事が………」

 

あの後ゆっくりミトと過ごして昼になったのでキリト達と合流して昨日あった事の共有をしていた

 

「まぁ、とりあえずキリト達も気おつけといてくれ、俺が対人慣れしてたから良かったけど多分キリト以外だとキツイと思うからさ」

 

「んな事より……ユーマ、お前本当に近界民なのか?」

 

「……うん、そうだよ」

 

「………はー……」

 

カゲ先輩はため息を吐きながら頭を掻く……カゲ先輩の次の言葉に全員の注目が集まる、カゲ先輩はその視線に気付くと口を開く

 

「……んだよ?お前ら…………別にあっちに戻ってもボーダーに報告しねぇっての」

 

「カゲ君………ありがとう」

 

「近界民だろうが宇宙人だろうがユーマはユーマだろ?それに一緒にいんだからお前がどんな人間かはわかるわ………それに弟分だからな」

 

カゲ先輩は最後の言葉は少し恥ずかしそうに言う………カゲ先輩……

 

「えっと……その……ごめんなさい私話について行けて無いんだけど……」

 

アスナはボーダーの事をあまり知らないようで控えめに手を上げながらそう呟く

 

「私が説明しておくから、キリトの方で何があったか説明しておいて?」

 

「わかりました」

 

フィリアがそう言うとアスナに説明を始め、キリトは昨日のアスナの<ウィンドフルーレ>が帰って来た事とおそらく強化詐欺をしてる連中がいる事を俺らに説明する

 

「なるほどな……って事は詐欺して手に入れた武器やら防具やらを売るか装備するかしてる奴がらいるだろうから探して捕まえれば良いんじゃない?」

 

「……だとしても特定が難しいし……どうやって止める?」

 

俺とミトが意見を交換しているとカゲ先輩が口を開く

 

「ああ?そんなん簡単じゃねぇか……現行犯でとっ捕まえりゃあ良い話だろ」

 

「だからロジックがわかったとしてもそれが難しいのよ」

 

ミトが呆れた様子でカゲ先輩に言うとカゲ先輩も呆れたように言った

 

「だから、俺らの武器を強化詐欺させて証拠を突き付けりゃあ良いだろ?何難しく考えてんだ」

 

「証拠って、何を突きつけるの?完全オブジェクト化でもしてアスナみたいに武器を出して突きつけるの?」

 

「あん?それじゃあ駄目なのかよ?」

 

俺がそう言うとカゲ先輩は疑問に思っているような表情でそう言った

 

「いやそれだと流石に集めるのが大変だし他のプレイヤーにも取られる可能性が………」

 

「どうした?ユーマ」

 

まてよ?完全オブジェクト化じゃ無くても良いんじゃないか?そう思いキリトに問いかける

 

「キリト、確か武器派生MODのスキルにクイックチェンジって言うのがあったよな?」

 

「ああ、あるけど………!そう言う事か、でもそうすると……」

 

「なるほどそういう事ね」

 

「お前らだけで話進めんなって、俺にも説明しろ」

 

カゲ先輩だけがわからないようなので説明を始めた

 

「多分あの鍛冶屋が詐欺してるトリックが武器派生MODのクイックチェンジってスキルを使ってやってるって事」

 

「ああ?どういう事だ?つーかクイックチェンジってなんだよ」

 

カゲ先輩は訳がわからないといった表情だ

 

「クイックチェンジって言うのは、簡単に言うとコマンド一つで武器を入れ替える便利なスキルの事よ」

 

カゲ先輩がクイックチェンジの事を知らなかったのでミトがクイックチェンジについてカゲ先輩に簡単に説明してくれた……ので話を続ける

 

「多分元々戦闘職のプレイヤーでクイックチェンジをとっててそれを使って武器を詐欺って取ってるって話……って言うか他の手口があったら逆にびっくりする、これぐらいしか出来そうなのないし」

 

俺がそう説明するとカゲ先輩はある程度納得したようだが……

 

「まずなんでその発想にいたったんだよ、おめぇは」

 

カゲ先輩は頭をかきながらそう言う

 

「いや、次の武器派生MODを取る時にクイックチェンジを取ろうかミトに相談してたからクイックチェンジの事知ってたし、武器を切り替えれるなら一瞬でも目を離せば簡単に詐欺れるだろうって思っただけだよ」

 

「……それだけでその発想にいたったのは流石に驚きよ、私はその答えにいたらなかったわ……」

 

「俺も思いつかなかったしな……一応アルゴにメッセージを飛ばしておこう」

 

そう言うとキリトはアルゴにメッセージを飛ばそうと打ち込み始める

 

「ちょっと待った、ついでにあの鍛冶屋の名前について俺から一つだけ頼む」

 

「なんだ?あの鍛冶屋ってネズハの事だろ?」

 

「いや、ネズハじゃ無いぞ」

 

「え?ネズハだろ?Nezhaってスペルだし間違い無いだろ?」

 

「違うんだよ……そいつの名前は…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「強化、頼む」

 

ぶっきらぼうな台詞とともに鞘ごと剣を突き出すキリトの顔、正確には顔を隙間なく覆う無骨なグレートヘルムを被った顔を見上げる鍛冶師

 

「………なぁ、あそこまでする必要あったか?」

 

カゲ先輩が呆れたような表情でこのコーディネートをしたアスナにそう呟く

 

「必要ですよ、兜だけならおかしいけど、全身統一すれば<そういう趣味の人>で押し切れるじゃ無いですか」

 

「ははは………まぁカゲ君にやってもらっても良かったけど私達が一緒パーティってバレるかも知れないからね」

 

フィリアが愛想笑いをしながらキリトにあんな装備をさせた事を説明する……いや、そういう趣味って……

 

「……まぁ結果的にあいつは気づいてねぇみてぇだし、やって正解だな」

 

そうカゲ先輩が言いキリトに目線を戻すと丁度強化の種類を決める所のようだった

 

「スピードで頼む。素材は料金込みで、90パーぶん使ってくれ」

 

声でバレないか心配だったが顔を覆うグレートヘルムがかなり強いボイス・エフェクトを発生させているようで、昨日のアスナが強化詐欺にあった時にいた連れとは気づかなかったみたいだ

 

「……解りました。確率ブースト90パーセントだと、料金は……手数料と合わせて、2700コルになります……」

 

キリトはその言葉を聞くとウインドを開きトレードタブで料金を支払う

 

「……2700コル、確かにいただきました」

 

そう言うとキリトの剣<アニールブレード+6>を左手でぶら下げ携行炉の操作を始める……前回はこの携行炉に吸い寄せられた視線をキリトの剣に固定する……すると彼の左手の人差し指がすっと伸び並べてあった剣と剣の間を軽く突っついた、握られた<アニールブレード+6>が一瞬だけ明滅した

 

「……本当にユーマの推理が当たってたわね……」

 

今やりとりを一緒に見ていたミトが隣でそう呟く、そのあとは昨日と同じように携行炉に剣をいれ、その後に剣を叩く……すると前と同じように剣が砕け散ると彼は顔を歪める

 

「すいません!」

 

「いや、謝る必要は無いよ」

 

「………え…………」

 

呆然と凍り付く鍛冶屋の前でキリトの本来の装備に戻した途端、彼の細い眼がまん丸く見開かれた

 

「………あ、あ………あなたは………あの時の……」

 

「悪かったな、変装みたいな真似して。でも、顔を見られたらあんたが依頼を受けてくれないと思ったんだ」

 

キリトがそう言いながらクイックチェンジを発動させアニールブレード+6を右手に出現させる

 

「まさかこんなに早く、しかも鍛冶屋が<クイックチェンジ>のModを習得してるなんて、誰も思わないよな……。その上、発動に必要なメニューウインドウを、カーペットと売り物の間に隠すアイディアは見事なもんだ。この手口を考えた奴は、正直天才だと思うよ……なぁネズハ……いや<ナーザ>」

 

「…っ!!」

 

詐欺の手口に加えて本来の名前の読み方も当てられ驚愕の表情を浮かべるナーザ、そのまま顔を少し俯かせぽそりと小さな声で喋りふらりと立ち上がる……頃合いだろうと逃げられないように道を塞ぐように窓から飛び降り、ナーザの進路と退路を塞ぐとアスナは毅然と言い放った

 

「あなた1人が、死んでも何も解決しないわ」

 

アスナがそう言うとナーザは顔をくしゃくしゃに歪める

 

「…………もし、誰かが僕の詐欺に気付いたら……その時は、死んで罪を償おうって、最初から決めていたんです」

 

「今のアインクラッドでは、自殺は詐欺より重い罪よ。強化詐欺は依頼人への裏切りだけど、自殺はこのゲームをクリアしようとしているプレイヤー全員を裏切る行為なんだから」

 

アスナの言葉にナーザの体が一瞬震え、ぎゅうっと縮こまり、そして弾かれるように顔をあげる

 

「どうせ!どうせ僕みたいなノロマはいつか必ず死ぬんだ!モンスターに殺されるのも、自殺するのも、早いか遅いかだけの違いなんだ!!」

 

その台詞を聞き俺はナーザの胸倉を掴み上げる

 

「命はそんな粗末に扱うもんじゃ無いんだよ……アスナの言う通り自殺は償いじゃ無く裏切りだ……それに自殺しても何にも変わらない、怒りの矛先がお前から、お前が貢いでる相手………お前の仲間の奴らに移るだけだ」

 

「…っ!」

 

俺の言葉に再度驚愕の表情を浮かべる、俺は掴んでいた手を離しナーザを下ろす

 

「……んじゃあ、何でこんな事をしたか説明たのむよ……別にお前をどうもしないからさ」

 

「………はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  To be continued……

 

 

 

 

 

 





読んでくれてありがとうございます
嬉しい事にUAが5000を超えました
こんな素人の書いた小説を
読んでくれてありがとうございます
不定期ですがこれからもよろしくお願いします
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