2週間ぶり雪染遊真です
すいませんワールドカップを見ていたら投稿が遅れました
なんとか日本は決勝トーナメントに行けましたね
それではどうぞ!
あの後、俺が寝てる間にキズメルがお風呂があることを教えてくれたらしく俺が仮眠から起きるとミトとアスナはそのままお風呂へ直行したので、俺とキリトで見張りをした後に俺たちも風呂に入った。
その後食堂天幕でご飯を食べ、天幕に戻るとキズメルとカゲ先輩たちが先に寝ており、全員仮眠という事になり全員寝ていたのだが、俺は先程仮眠をしていたからか、元の体質からかはわからないが少ししか寝れず、起きてしまったので皆を起こさないように天幕を出て散歩をしていた。
どうやらキリトとキズメルも起きていたようで司令部天幕の裏の墓標が3つたっているところで会話していた、聞き耳をたてようとするとキズメルに勘づかれたので俺も会話に参加すると、どうやらキズメルには妹がいたらしくその話をしてくれた。
その後天幕に戻ると何故か全員起きていて準備万端だったので、司令官から<毒蜘蛛討伐>というクエストをやる事になり野営地を出て<迷い霧の森>に足を踏み入れた。このクエストでは毒グモが出るらしく今は解毒ポーションの個数を確認しているところだ
「ユーマはどのくらい持ってるの?」
「ポーチに4個、ストレージに21かな」
「なら大丈夫そうね」
ミトとそう会話しているとキリトがキズメルに話かけていた
「キズメル、解毒ポーションの持ち合わせは……」
「ねんのため幾つか持ってはいるが、基本的には必要ない。私にはこれがあるからな」
少し自慢そうに言うと、レザーグローブに包まれた右手をキリトに見せる。人差し指には、手袋の上から幅広の指輪が嵌められている
「……その指輪は?」
「これは私が近衛騎士に叙任された折、剣と共に女王陛下より賜ったものだ。10分に1度、解毒のまじないを使えるのだ」
へー便利な指輪だなぁ……なんて思っているとミトが横で驚いたような表情をしていたのでミトに聞く
「どうしたんだよ?あの指輪そんな凄いのか?」
「凄いわよ!クールタイムがあるとしても毒を一瞬で解毒出来る指輪なら、超が3つはつくぐらいのレアアイテムよ!」
ミトがそう興奮したように俺に言うとキズメルと会話していたキリトも同じことを考えていたことが表情に出ていたようでキズメルは苦笑いの表情になる
「そんな顔しても、これを譲るわけにはいかん。第一、この指輪は、我らリュースラの民の血にわずかながら残る魔力をまじないの源泉としているゆえ、おぬしら人族には使えぬよ、恐らく」
キズメルの言葉におそらく邪なことを考えていたであろうキリトが爽やかな感じてかぶりを振る
「い、いや別に、欲しいなんてこれっぽっちも思ってないよ。キズメルに解毒の準備があるなら、それでいいんだ」
キリトの言葉に何か感じたのかアスナがにっこり微笑みながらコメントした
「そうよね。君も一応男なんだから、女の子に指輪をねだるような真似はしないわよね」
「そ、そりゃもちろん………って、なんだかその言い方だと、逆は許されるみたいな……」
キリトのその言葉に、アスナのスマイルもかき消える
「べ、別にそうは言ってないわよ!わたしがいつキリト君に指輪ねだったのよ!」
「べ、別に俺もアスナのことだとは言ってないだろ!」
足を止め、ムムムと睨み合う2人………いや、これ……
「………仲がいいね、2人共」
「……痴話喧嘩なら後にしてくれよ、今クエスト中だぜ」
キリトとアスナのやりとりにフィリアとアラタがニヤニヤしながらそう言うとキリトとアスナは途端に顔を赤くして否定し始める
「ち、違うわよ!//そういうのじゃ無いから//」
「そ、そうだよ、アスナに迷惑だろ//」
「………はよくっつけや」
2人のやりとりに近くにいた俺とミトにしか聞こえないようなボリュームでハチがぼそっと言い、俺たちは「アハハハ……」と苦笑いしかできない
「キリト、アスナ。歓談中に申し訳ないが、何かが近づいてくる。足音からしてエルフでも人でも獣でもないようだ」
心なしか少しニヤリとしたように見える表情でそう言うと、カゲ先輩がその言葉に反応する
「ああ?だとすると虫か何かでも近づいてんのか?」
「ああ、前と右から2匹。前方はそなたらに任せるぞ」
俺たちにそう言いキズメルとカゲ先輩たちは右側へと身体を向ける
「……いつまでやってるのよ、来るわよ」
ミトの呆れたような声色に、ようやく武器を構えるキリトとアスナ……どうやら<シケットスパイダー>という蜘蛛らしい、我にかえったキリトが俺たちに指示を飛ばす
「直接攻撃は牙の咬み付きオンリーだけど、ケツから発射する糸に触れると動きを阻害されるぞ!」
「了解!」
短く応答したアスナが一瞬だけキリトを睨んだ、どうやら言葉遣いに不備があったらしい
「ごめん、ケツじゃなくて……ええと……」
「もう、いいわよなんでも!」
アスナはそう叫び、飛びかかってくる毒グモの牙をステップで回避すると、<リニアー>を毒グモの単眼へと突き込み、毒グモのHPをいきなり4割ほど減らし、蜘蛛の糸にかからないように距離を取ると<シケットスパイダー>はきしゃああっ!と叫び声を上げ突進して来ると、アスナは毒グモに向かって<オブリーク>を放つ<リニアー>と違い体重を乗せて打ち下ろせるソードスキルだアスナのソードスキルと<シケット・スパイダー>の牙が激突し、両者が大きくノックバックする
「スイッチ!」
キリトがそう叫び、クモの後方からやわらかい腹部へと切りつける、とクモは短い悲鳴をあげながらキリトに振り向いたので、横にいた俺がクモの横腹に向けて体術スキルの<弦月>で蹴り上げ、直後にそれに合わせてミトが上から下に向けて振り下ろす鎌スキルの<テーナー>を放ち、その攻撃がトドメになりクモが断末魔の悲鳴を上げながら無数の破片となり爆砕する
「……エグいことすんな……お前ら……」
「え?そうか?」
今の俺とミトの攻撃に戦闘が先に終わっていたらしいハチが引き攣った笑顔をこちらにみせる
「……まぁ良いや、次行くぞ次」
「?……おう」
そう言いハチが先に行ってしまったのでそれに続く
あの後<シケット・スパイダー>及びその上位モンスターである<コピス・スパイダー>との戦闘を更に4回繰り返し、その度に進行方向を微調整して毒グモの巣を発見しその洞窟へと入り着実なペースで俺たちは地下一階の部屋をひとつずつ探索し、時には宝箱を見つけてニッコリしたり、アスナの新しい剣の素材となる鉱石アイテムを拾ったりしながら、フロア全体を大体マッピングし終えた……というあたりでアスナが今更のような質問を口にした
「そういえば、このダンジョンは、ええと、例の……インスタンス?なの?それとも……」
「インスタンス・ダンジョンの対義語は、ええと、パブリック・ダンジョンかな。そんで、ここはパブリックのほうだよ」
前の方でカゲ先輩達がキズメルと談笑をしているみたいなので俺たちもその会話に参加する
「へーなんでパブリックなんだ?」
「なんでパブリックかというと、ここは俺たちが、やってる<毒蜘蛛討伐>の他にも、幾つか別クエストのキースポットになってるんだ」
「ふうん。例えばどんな?」
俺の言葉にキリトではなくミトが答える
「えーと、森を抜けた先の村で受けられるペット探しクエとか、あとは主街区で受けられる………」
そこまで言ってミトは口を閉じた
「いきなりどうしたのよ?ミト」
アスナのその言葉に同じβテスターであるキリトが口を開く
「……アスナ、俺たちが3層に来て何時間くらい経ったっけ?」
「いっぺん寝てるからえーと……」
「15時間だな」
詰まったアスナに変わって俺が答えるとその言葉に2人の顔が歪む
「う……まずいわね、丁度じゃない……」
「だから、何がちょうどなの?」
一度後ろを確かめてから、キリトが早口に囁く
「ここは、主街区で受けられる重要クエストのキースポットなんだ。進行ルートが何パターンかあるから絶対じゃないけど、そのクエを進めるプレイヤーのうち、かなりの人数がここにキーアイテムを取りに来る。パーティの規模にもよるけど、クエを受けてからだいたい10から15時間くらいで……」
その時、俺たちは微かな金属音を聴き、前を行くキズメルたちにも聞こえたようでこちらを向く
「そなたたち、どうやら、我々の他にも訪問者がいるようだ」
「ああ。きっとプレ……じゃない、人族の戦士だ。キズメル、ちょっと事情があって、彼らと顔を合わせたくない」
「ほう、実は私もだ」
にやりと笑うと、エルフの騎士は、ちょうどすぐ傍に存在した壁の窪みを指差した
「ならば、しばらくあそこに隠れてやり過ごそう」
「え?……それだとカゲ先輩たちが……」
「ああそれなら、フィリアが手に入れたマントを使えば<隠蔽>スキルが88パーいくから大丈夫だ、俺らも窪みを探して隠れるからそっちはそこで隠れてろ」
「了解、見つからないでくださいよ」
「はっ!そっちもな!」
カゲ先輩がそういうと道を進み窪を探し始める
「ちなみにどう隠れるの?」
「我ら森の民には、いろいろ手妻があるのさ」
俺とミトが先に窪に入りその後キリトとアスナが入り俺たち4人を奥に押し込めるとキズメルもピッタリと覆い被さった……押し込まれたせいでミトと抱きしめあう格好になっているが仕方ない……これハラスメントコード大丈夫なのか?
「松明を消せ」
言われるまま、キリトは左手の松明を床の水たまりに落とす。周囲が暗闇に満たされる
「で、ミトさっき言ってた話だけど……」
ミトの耳元で極小ボリュームの声で囁くとミトは一瞬身体をこわばらせてから口を開く
「後ろから来てる人が受けてるクエストはアレよ、私たちもあとで受けるであろう<ギルド結成クエスト>よ」
「ふむ、なるほど」
俺が頷き答えるとキズメルが俺たちに短く警告する
「静かに。もうすぐ前を通り過ぎる」
同時に俺たちは口を引き結んだ。10秒ほどしてから金属鎧ががちゃがちゃ鳴る音だった、これもしかして……と考えたところで
「なんでや!なんで宝箱が片っ端から開けられとるんや!」
聞き覚えがあり過ぎる声が聞こえ俺は苦笑する、そりゃ俺たちが片っ端から開けてるからな……その後何人かが通り過ぎ静かになった所でキズメルが体を起こし広げていたマントを背中に戻した
「……なんだかモンスター相手の時より緊張したわ」
「同感だね、絶対宝箱から出たアイテム分けんかい、的な事言われただろうし」
「いやぁ、さすがにそこまでは……言わないと、思うけどなぁ……」
俺たちの会話を聞きつけたか、先程のパーティが去った方向を窺っていたキズメルが振り向き、言った
「先程の小隊に、知ってる相手でもいたのか?」
「あー、ええ、まぁ……リーダー以外あんまり友好的とは言えない関係だけど……」
「ほう?この城に暮らす人族は、長く平和を保っていると聞いているが」
「も、もちろん、剣を向け合うほどじゃないよ。大きなモンスターと戦う時は強力だってするし……でも、仲良しでもないというか、そんな感じ」
そう不明瞭な説明をキリトがすると、キズメルは軽く頷き、仄かに苦笑を漂わせる
「なるほどな。私の所属するエンジュ騎士団と、王都を警護するビャクダン騎士団のようなものか」
騎士団に樹の名前がついてるんだななんて考えていると、同じことを考えたらしいミトが華やいだ声を出した
「すてきね、騎士団に樹の名前がついてるのね。他にもあるの?」
「あとは、重装部隊のカラタチ騎士団がある。そちらともあまり仲がいいとは言えないが」
「へぇ……じゃあ、入れてもらうならわたしもエンジュ騎士団がいいかな」
アスナの言葉にキズメルは再び苦笑した
「残念ながら、人族がリュースラの女王から、騎士の証たる剣を授けられた例はないと聞いている。……だが、そなたらの勲功大なることを考えれば、女王への謁見くらいならばあるいは……」
「ほんとに?じゃあ、もっとがんばろ!」
アスナの言葉にキリトとミトは苦笑していた……いや流石にそれは無理じゃね………?
To be continued……
次で洞窟から出るところまでは行こうと思います
今日はヒロイン舞台挨拶のライブビューイングを見に行きます
いろんな話を聞けるはずなので楽しみです
それではまた