だいぶ遅れてますがあけましておめでとうございます
遅くなりすいません、ドラクエ11sをやっていたら執筆を疎かにしていました。19日にはまたやりたいゲームが発売するし……誘惑に負けないように頑張ります!それではどうぞ!
あの後アスナは部屋に戻り、まだ時間があったので俺とミトは夕方の会議まで一緒に仮眠をし、宿前でギルド<MKP>全員で集まり会議に向かいキバオウとリンドにもギルドのことを共有しメンバーを共有した。
まぁ、俺たちがギルドを作ったことに少しいざこざがあったが、その辺はキバオウとリンドが収めてくれた。
会議を終え、後で一旦宿でこれからの方針を決めることになり、一度俺とミトは買い物してから宿に向かう途中、俺は何か人の気配を感じてそちらを向き腕を伸ばすと、何やら柔らかい感触が、指先を押し返し、もしかして……と思い口を開く
「……キズメル、いるんだろ?」
ミトが「えっ」という表情になり回りを見渡す。しばらく小鳥の鳴き声や木々の葉擦れだけが続いたが、不意にぱさりとはためく音が聞こえ、俺が腕を伸ばした位置から笑いを含んだ声が聞こえた
「やはり気付かれてしまったか」
「え……キズメル……?いつから、そばに……?」
それは確かに気になる、いつからそばにいたんだろうか……そう思い俺とミトはキズメルを見るとキズメルは軽くかぶりを振った
「いや、そなたらを見つけたのは、あの街の集会場でだよ。野営地からの転移のまじないで近くの森まで飛んだのが、夕刻になってからだったからな……」
そういえばそんなまじないがあったなぁ、なんて思い出していると、隣にいたミトが言葉を発する
「……どうしてまた、わざわざ人間の街まで……?」
するとキズメルは少しはにかむような表情を閃かせてから、真顔に戻って簡潔に答えた
「任務だからな」
「任務?」
「うむ。私がいま司令から与えられている任務は、そなたらの世話と護衛だ。今朝、野営地を出たそなたらがなかなか戻ってこないので、少しばかり様子を見てこようと思ったまでのことだ」
「へぇー、でも大丈夫なの?街のあんな奥まで入ったりしたらハイド……じゃなかった隠れ身のまじないが破れたりしたら……」
ミトの言葉に、少し自慢げな顔になったエルフ騎士は、マントに触れながら言った
「この<朧夜の外套>のまじないは、陽と月の光が入れ替わる夕刻と夜明け前に最も強くなるのだ。ちょっとやそっと体に触れられたくらいでは破れないさ」
「なるほど………だからか……」
俺が、柔らかい感触が残る右手を見ながらそう呟くと、ミトが少し怖い表情で呟いた
「…………触れられた?」
「うむ、ユーマもこう見えてなかなか鋭いな、気配に気づき私の身体に触れたのだ」
「へぇ………そっか」
ミトはそう言うと俺を非難するような表情で俺を見る
「………なんかダメだったのか?」
「別にー………」
そう言うとムスッとした表情でこちらから顔を背けてしまう………?キズメルの体触ったのがやばかったのか?……そう考えるとキズメルに肩を叩かれる
「ふむ………よくわからないが私の身体に触れたのが問題らしいな、そなたのつがいなのだろう?しっかり話した方が良いぞ」
「つがい………?ああ、なるほどそういう意味か」
俺はキズメルの言葉を噛み砕きそう理解していると同じように理解したミトが頬を赤らめながら口を開く
「そんな……つがい、だなんて………」
「え……違ったのか?……俺は両思いだと思ってたのに………」
「ち、違うわよ!キズメル風に言うならつがいだから、ユーマのことちゃんと好きだから!」
俺ががっくりしたような表情をしてそう言うとミトが慌てたようにそう言う
「ふむ、なら良かった」三3三
「っ!//…………騙してわざわざ私に言わせたのね//」
「悪い、悪いミトの可愛い姿を見たくて」三3三
「も、もう//」
俺とミトがそんなやり取りをしているとキズメルは口元を抑えて小さく笑っていたので俺とミトは顔を見合わせる
「すまない、人族のつがいは初めてでな、こんなに賑やかだとは思わなかった、許せ……くっふふふっ」
キズメルはそう言ってひとしきり笑うと息を整える
「はぁ……それでどうする、野営地に向かうか?それとも、そなたらたち人族が挑んでいると言う<天柱の塔>に向かうか?」
天柱の塔?と首を傾げてからすぐ迷宮区のことだと気付く、俺の返答を待っていたキズメルを見て、黙っていた俺に代わりミトが答える
「この後アスナたちと話し合ってから決めるつもりだったから少し待ってい………いやアスナ達に来てもらったほうが良いか」
「まぁそっちの方が早いだろうけど、全員呼ぶと目立つからキリトとアスナだけ呼ぼう」
「確かにそうね、なら呼びましょうか」
その後キリトとアスナを加えて話し合った結果、俺たち4人はキャンペーンクエストを、残りの<MKP>の面々は迷宮区の攻略に向けてそれぞれ準備をすることとなり今はダークエルフの野営地へと向かう最中だ
今は1番前にアスナとキズメル、少し下がってキリト、その後ろに俺とミトと、サイコロの5の目のような配置でmobを倒している、そのため後方を警戒している俺とミト、前方の2人のフォロー出来る位置にいるキリトは、前の2人がmobを倒し切ってしまうので暇になっていてる
その間にキリトが少し顔を下げて考え込んでいるとキズメルが心配そうに声をかける
「……キリト、さっきから黙り込んでいるようだが、どうかしたのか?」
「ああ、いや、何でも無いよ。ちょっと考えごとを……な」
「ふむ、悩んでるなら、私たちに話してみるのも良いと思うぞ」
キズメルがそう言うと、アスナがこちらを振り向いて言い添える
「そうだね、最近わかって来たけど、キリト君って1人であれこれ考えすぎて勝手に落ちてくタイプでしょ?ヘンなとこにはまり込む前に言っちゃいなよ」
「そ、そんなことは……なくもないけど……」
アスナとキズメルという女性剣士2人に注視され、キリトは思わず視線を彷徨わせてから、ぎこちないわらいを浮かべて答える
「えっと……2人とも強くて頼もしいなぁって思ってさ……」
「それのどこに考えごとの要素があるのよ」
「いや、だから………えーと……何だ、その………お嫁さんにするならどっちかな?みたいな……」
いきなりのキリトの発言に後方にいた俺とミトは吹き出してしまったが前の2人には聞こえなかったようで、アスナは一瞬フリーズしてキリトをしばし眺めたあと顔背けてぼそっと呟いた
「………キリト君のバカ……」
一方キズメルは少し顔を綻ばせてから「ふむ」と呟いてから、言った
「すまんな、キリト。それには女王陛下の許しを賜らねばならん」
「い、いえいえ、お気になさらず……」
キリトは両手を振りながら否定していると横にいたミトが呆れたような声で言った
「ついたわよ」
ミトの言葉に視線を前に向けると野営地の入り口が見えた………とりあえず空気は切り替えられるな……
あのあとの3日でダークエルフ野営地でひたすらクエストをしてすごし、レベルがあがりキリトとミトが16に俺とアスナが15になった。カゲ先輩達は主街区でギルドの資金集めや良い人材がいないか探したりしてくれているのでエルフクエストは俺たち4人でやっている。
夕方のクエストで疲れて寝ていて微かに物音がして目が覚め、キリトの姿が居なくなっている事に気づき、ミトたちを起こさないように天幕から出るとキリトの後ろ姿を見つけたので後をつけると、フィールドの<迷い霧の森>へと歩いていった、しばらく歩き2層と繋がる階段まで行くとキリトが立ち止まり柱の影からアルゴが出て来る。
この位置からだと会話が聞こえ無いのでギリギリまで近づき微かに聞こえる所まで来た
「いい………会議………た18人………れは………から…………なかっ……」
「……DK…の……バー…‥顔……前を……て……か?」
まだ聞き取れなかったのでもう少し近づこうとするとアルゴの索敵スキルにでも引っかかったのか「だれダ!」というアルゴの声がこちらに向けて発せられる。………もう隠れる意味が無くなったので潔く隠れていた場所からキリトとアルゴの前へと出る
「ユーマ!?お前いつの間に!?」
「悪い悪い、隠れるような真似して……物音がして目が覚めたらお前が天幕に居なくてさ、外に出たらお前の後ろ姿が見えたから気になってそのままついて行ったんだ」三3三
「……お前<隠蔽>スキル取ってなかったよな……」
「ああ、取って無いぞ?」
そう答えるとキリトとアルゴが黙り込む
「………キー坊……ユー坊ってやっぱり規格外なんだナ……いろんな意味でデ」
「ああ、そうなんだよ……」
「………?」
2人の会話がよくわからず首を傾げていると、キリトがため息を吐いてから口を開く
「ここまで来たらもうユーマにも聞いてもらったほうが良いな、アルゴ良いか?」
「追加で情報料を…………って、言いたいところだケド、もうフィーちゃんから既にたんまりもらってるからナ……良いゾ」
アルゴはそう首を左右に振りながらしょうがないなという感じに言うと
「前、エルフクエストの時にリンド達のパーティと鉢合わせかけた時あっただろ?その時にいた片手直剣のマントを着たプレイヤーがちょっと引っかかってな………そのプレイヤーの名前が<モルテ>だったんだよ」
その言葉に俺は少し目を見開く
「なるほどな……俺もなんか引っかかるなと思ってたけど、そういうことか………ってなるとキバオウ達のパーティにいた斧使いも<モルテ>だろうな」
「おいおい、オイラをおいて話を進めないでくれヨ、なんの話ダ?」
俺とキリトの会話についていけずになっているアルゴが割って入って来る
「キリト話して無いのか?」
「これからするつもりだったんだよ……」
そう言い肩をすくめるキリト……とりあえず説明するか
「なるほどナ、つまりその鎖頭巾を被ったヤツ……モルテ氏が2層の時にユー坊とデュエルしたプレイヤーなんだナ……」
いつもふざけた感じではなく真剣な表情でそう呟くアルゴ
「とりあえずアルゴも調べる時は気をつけろよ?」
「ああ、流石にオイラも死にたくは無いからな……」
「情報教えてくれてありがとな、アルゴ」
「構わないヨ、それがオイラの仕事だからな……じゃ今後もご贔屓にナ……」
アルゴはそう言って去って行った
「……じゃあダークエルフの野営地まで戻ろうぜ」
俺が伸びをしながらそう言うとキリトは顔を左右に振る
「俺は今からエルフクエストを進行して来るよ」
「………1人だと危ないだろ?ミト達も連れて行こうぜ」
「いや今からやるのは潜入なんだ、だから人数増えると危ないから1人で行って来るよ」
キリトは苦笑いしながらそう言う…………いやそれだと……
「……なら俺も行くよ、俺が近場で待機しておけば、なんかあった時にすぐに対応出来るからな」
俺の言葉に少し考えてから頷くキリト
「わかった、じゃあ行こうか」
そう言って歩き始めるキリト………一応ミトにメッセージ送っておくか
2層と繋がる連絡階段から木々の隙間から入り込んでくる青い月光を頼りに森エルフの野営地付近まで移動し、河原に差し掛かった所で何か見られている感覚を感じ足を止める
「どうした?」
「多分ハイドしてるやつがいる」
「……本当か?」
「ああ、一旦<索敵>スキルを使おう」
俺がそう声のボリュームを落としてそう言い索敵スキルを発動させ探すと………
「また会ったな………モルテ」
「いやあ、バレちゃいましたー」
もう少し大きければ上の野営地まで届いてしまうギリギリの音量だ
「さすがですねー、自分この距離この暗さでで看破されたの初めてかもですよ………」
「御託はいいよ、俺たちの邪魔したいんだろ?」
「ありゃ、バレちゃってましたかー………なら話は早いですね……デュエルしましょうよ、勿論………1対1で」
「1対1………?」
俺がそう言うと後ろの林から2層の時もいた仮面をつけた女がいた
「なるほどね、余程クエストをクリアさせたく無いわけだ………キリト、モルテは任せた」
「ああ………そっちも気をつけろよ」
「………おう」
キリトと会話し、対峙する相手を決めるとモルテが声を上げる
「ではでは、互いに邪魔してしまうので距離をとりましょうか」
「………なら私はあっちへ行くわ」
「へぇ………いいんですか?」
「別に良いわよ」
そう言い仮面の女は木々が生い茂る森へと歩いていくのでついていく
To be continued……
だいぶ駆け足になっていますが、次回モルテ&???戦です
仮面の女が誰かは次回わかります……それではまた次の話で会いましょう!!