ゼロの使い魔-NOCTURNE   作:陳 小太郎

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※注意 『ゼロの使い魔』および『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNEマニアクス』『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNEマニアクスクロニクルエディション』のネタバレを多数含みます。


6.噂の二人

───飾り気のない、だが歪み一つない建物が延々と並ぶ道を歩く。建物は平民の住む平屋程度の大きさのものから、天を衝くほどの高さのものまで、その表面はどれもが漆喰を塗ったように滑らかで、窓には巨大なガラスがはまっていた。

 道はトリスタニアの大通りよりずっと広く、つなぎ目のない石畳の様な奇妙な見た目をしている。祭りのときでも見たことがない無数の人の波。その脇を絶え間なく鉄の車が通り過ぎる。すれ違う人たちは皆一様に人修羅と同じ黒い髪に黄色い肌、それに彫の浅い顔立ちをしていた。

 その道をしばらく進むと建物が途切れ、ひらけた敷地に出る。その中心には他とは少しだけ趣が異なる白い巨大な建物。敷地内は道行く人々が嘘のようにひと気がない。その建物へと足を向ける。

 建物に入ってすぐのところで一人の少女に合った。髪の長い、少し勝気な雰囲気の漂う少女。二、三、言葉を交わすとさらに建物の奥へ進む。小さな小部屋に入り、扉が閉まると体が持ち上がる感覚がする。昇降機だ。扉が開くと窓にはまったガラス越しに、遠くの廊下を歩く帽子をかぶった少年の姿を捉えた。少年と合流し少女の元へ戻ると、二人と別れまた昇降機に乗り今度は地下へと降りていく。

  いくつも並ぶ部屋の一室に入ると、そこには特徴的な前髪の男が椅子に座っていた。男の後ろには無数の文字が刻まれた円柱の物体。男が何やら念じると、その物体が発光しながら回転を始めた。

 回転が収まり男の後ろに何かが浮かび上がる。それは山羊の頭と黒い羽根を持つ女だった。悪魔。それ以外に形容しようがない邪悪な姿。その悪魔が襲い掛かろうとしたところで、背後の扉が開く。姿を見せたのは美しい女性だった。彼女が男に何かを訴え、悪魔が姿を消した。

 部屋を出た女性を追う。昇降機へと続く廊下。その向こうに人影が見えた。金髪の子供と、ベールで顔を覆った喪服の老婆。子供が老婆に何やら耳打ちし、二人の姿は掻き消えた。

 昇降機に乗り建物の屋上へ出ると、先ほどの女性の姿を見つけた。彼女の話を聞きながら、どこまでも続く建物の群れを見下ろしていると、突如空が黒く染まり、無数の雷が街へ降り注ぐ。地平線の向こうから地面がめくれ上がる。猛烈な勢いでこちらに迫りながら地面が空高く伸びていき、はるか頭上で結びつく。球体の内側のようになってしまった世界の中心には、太陽のように輝く何かが浮かんでいた。

 

───気付くと、いつしか真っ暗な空間に横たわっていた。先ほどの老婆と子供が、顔を覗き込んでいる。子供が何かを取り出し、眼前にぶら下げる。それは奇妙な生き物だった。巨大なハサミのようなアゴを持ったミミズのような、虫のような生き物。

 虫を摘まんでいた子供の指が開かれる。

(やめてっ!)

 のたうち回りながら、重力に従ってそれが近づいてくる。巨大なアゴが開き、おぞましい歯列が視界を埋め尽くす。直後、肉をえぐり、何かが体内に入り込む強烈な嫌悪感。それは中で蠢き、苦痛をともなって内側から自身を別の存在へと作り変えていく。

 眉一つ動かさずその様子を覗き込んでいた子供が口を開いた。

「……これでキミは───になるんだ……」

 

 

「───っ!!」

 ルイズは荒い息をつきながら目を見開いた。周りを見回す。見慣れた自室のベッドの上だ。時刻は深夜だろう。ひどい悪夢にうなされて目が覚めてしまった。

 上体を起こし、何とか落ち着こうとするが、いまだ心臓は恐怖で激しく脈打ち、全身水をかぶったように、ぐっしょりと寝汗で濡れていた。

 夢だというのに、最後の少年の言葉がやけにはっきりと耳に残っている。一人でいるのが妙に不安になって人修羅の方を見る。昨日と同様、壁に背を預け、座ったまま目をつぶっている。

 暗闇に浮かび上がる彼の全身に刻まれた模様。ルイズはなぜか、いつまでもその光から目が離せなかった。

 

 

 ヴェストリ広場での決闘の翌朝、人修羅は朝食をとりに厨房へと赴いた。

「おう、来たな刺青の。聞いたぜ、生意気な貴族の坊主に決闘で勝っちまったんだってな!俺は一目見たときからお前の事、只者じゃねえと思ってたぜ!」

 そう言って、コック長のマルトーが満面の笑みで人修羅を出迎える。その後ろには少し困ったような微笑みを浮かべるシエスタの姿もあった。

「おはようございます、人修羅さん。昨日の事をマルトーさんに話したら、もうその話ばっかりで」

「俺はあいつらの威張り腐った態度がどうにも気に食わねえのよ。にしても亜人ってのはすげえもんだな!青銅のゴーレムを素手で倒しちまうなんてよ」

 マルトーたちの話に相槌を打ちながら席に着く。

「気を悪くしないでくださいね。使用人たちの中には、貴族の方々に反感を持つ者も少なくないんです」

 シエスタが申し訳なさそうに言いながら人修羅の前に料理を並べ始める。人修羅は貴族であるルイズの使い魔である。あまり頭ごなしに貴族を悪く言われれば、さすがに少々居心地が悪い。その事を気遣ってくれたのだろう。やはりできた子だ。

 目の前に並ぶ料理を見る。昨日と比べるとなにやら妙に量が多く、見た目にも凝ってるものが多い。賄いに出るとは思えない大きなステーキと、並々と注がれた赤ワインまでついている。

「俺からの気持ちだ。普段貴族の連中に出してるもんだが、遠慮なくいただいてくれ」

 マルトーに礼を言い、料理に手を付ける。肉を切り分け、一切れ口に含む。絶妙な塩味が舌を刺激し、香草の香りが鼻に抜ける。咀嚼するうちに脂と混ざった旨味が口内を満たす。学院の生徒は毎日こんなに美味しいものを食べているのか。

 半分ほど食べ終え、脂がまとわりついた口をさっぱりさせようとワインに手を伸ばす。人修羅が“東京受胎”に巻き込まれ、悪魔の体になったのは高校生の頃である。それきり飲食などしてこなかった。思えばこれが初めての飲酒である。味を確かめるように、ほんの少し口に含む。慣れない酸味に顔をしかめそうになるが、舌の上で転がしている内に、酸味の中のほのかな甘みに気付く。飲み下すと口内の油はさっぱり消え、自然とまた肉に手が伸びる。最初は口に合わないと思ったが、この組み合わせは反則だ。手が止まらない。

 またもリスのように頬張り始めた人修羅を、マルトーとシエスタは嬉しげに眺めていた。

 

 

 朝食を終え、ルイズと合流した人修羅は教室へと続く廊下を歩いていた。

「ねえ、人修羅」

 ルイズが隣を歩く自分の使い魔に語りかける。

「わたしね、昨日嬉しかったわ。あんたがわたしが馬鹿にされてるのを何とかしよう思ってあの決闘を受けたんだって。実際、今日は誰一人からかってきたりしなかった。でもね……」

 二人に気付いた生徒が、小さな悲鳴を上げ道を開ける。朝からすれ違う生徒のほとんどがこの調子である。

「なんだかすっごい怖がられてる気がするんだけど」

 じとっと横目で睨みつけられ、人修羅は気まずげに顔を背けた。

 

 教室に着き、ルイズが扉を開ける。それまで談笑していた生徒たちが、二人の姿を確認した瞬間、一斉に静まり返った。それを無視するようにルイズが席に着くので、人修羅もその隣に着席する。

 話しかけては来ないものの、他の生徒全員がそんな二人を盗み見ているため、どうにも居心地が悪い。隣のルイズはと言うと、そんな事は意に介さず澄ました顔で教科書を並べ、授業の準備を始めている。しかたなく人修羅もじっと座って授業が始まるのを待っていると、教室の扉が開く。

「おはよう。あら、今日はやけに皆静かなのね」

 姿を現したのは先生ではなく、ルイズの友人のキュルケだった。その後ろには、昨日ルイズたちと一緒にいた青髪の少女もいる。二人は教室を見回し人修羅たちの姿を確認すると、連れ立ってこちらに歩いてきた。

「おはよう、二人とも」

「おはよう、キュルケ」

 周りの空気を気にせず話しかけるキュルケに、人修羅も挨拶を返す。視線を感じそちらを向くと、青髪の少女がじっと人修羅の顔を見つめていた。

「タバサ」

 タバサ、それが彼女の名前らしい。人修羅も自己紹介をすると、タバサは黙ってこくりと頷いた。

「ごめんなさい。この子無口なのよ」

「人修羅もあんまり喋る方じゃないし、もしかして気が合うんじゃないかしら」

「それにしてもあなたたち大変ねえ。昨日から随分噂になってるみたいよ」

 言われて周りを見ると、確かに他の生徒たちがこちらを盗み見ながらひそひそと何やら言い合ってる声が耳に届く。鬼畜、悪魔、ギーシュを殺害した。その他尾ひれのついた色々な噂が昨日の今日ですでにかなり広まっているらしい。

 実際わざと恐ろし気に振舞ったのは人修羅自身である。そういう意味ではこの状況は人修羅が意図して作り出したものなのだが、まさかここまでの反響とは思っていなかった。

 噂とは言え、ギーシュを殺めたことになっている人修羅を非難する者は誰もいなかった。その事を疑問に思いルイズに聞いてみると、

「そりゃあメイジによる決闘だもの。元々命のやり取りが前提なんだから、結果的に命を奪ったとしても、その事について非難される事なんてないわよ」

 そういうものなのか。元々は平和な東京で、ただの学生として育った人修羅にとっては、彼らの倫理観、死生観といったものは少々理解しがたい部分がある。

 そういえば前にも決闘裁判なんてものにかけられた事があったなと昔を思い返していると、教室の扉が開き、今度こそ先生が現れる。初日に会った禿げ頭の中年男性、コルベールだ。

「みんなおはよう。それでは授業を始めるよ」

 その言葉に、キュルケとタバサはルイズの隣の空いてる席に着席する。誰も人修羅たちの近くに座りたがらないものだから、わざわざ空いてる席を捜す必要はなかった。

 

「……このように、系統を足せる数によってメイジのクラスは上がっていくわけです。一つなら『ドット』二つなら『ライン』といった具合にね。これはそのメイジの腕前を量る指標にもなり……」

 コルベールの授業は、異邦人の人修羅でも実にわかりやすいものだった。学院の授業は人修羅にとって非常に興味深く、ついつい時間を忘れて聞き入ってしまう。なにせ“コトワリ”の異なる世界の常識を学ぶのだ。その内容は何から何まで人修羅の知らないことばかりであった。

 つつがなく授業が進んでいると、扉の開く音がし、全員の視線がそちらに向く。

「や……やあ、みんな。おはよう」

「遅れてすみません、先生」

 遅れて入ってきたのはギーシュとモンモランシーであった。その姿を見た教室の生徒たちが、総立ちになって色めき立つ。

「ギーシュ!?」

「お前、殺されたんじゃなかったのか!」

 授業中だというのに、何人もの生徒が彼に駆け寄り、無事を喜ぶ。中には涙ぐんでいる生徒までいた。

「あはは……、心配かけたね、皆。実はあの決闘の後ずっと気絶していたみたいでね。それで朝食にも顔を出せなかったというわけさ。その間ずっとモンモランシーが看病をしてくれてたんだ」

「ほら、ギーシュ」

 モンモランシーがギーシュのシャツの裾を引っ張り、こちらを指さす。モンモランシーの指さす先、人修羅の姿を捉えたギーシュが固まる。顔色はみるみる青くなり、額からだらだらと冷や汗が流れ始める。

「彼に謝って。それができないなら今度こそわたし、本当に愛想つかすわよ」

「あ、あぁ」

 上ずった声で答えたギーシュがごくりとつばを飲み込むと、がちがちに緊張しながら、一歩一歩こちらへと近づいてくる。目は泳ぎ、手足が同時に出てるが、それを笑う生徒は一人もいなかった。先生も含め、誰もがその瞬間を固唾を飲んで見守る。

「つ、使い魔君」

 時間をかけてようやく辿り着いたギーシュに声をかけられ、人修羅がまっすぐギーシュの瞳を見据える。しばし視線が交差し、ギーシュが勢いよく頭を下げた。

「昨日はすまなかった!元はと言えば僕の落ち度だったというのに、君に八つ当たりのような真似をして、その上怪我までさせてしまった。モンモランシーから聞いたよ。君が僕に怪我をさせないように、あんな振る舞いをしたと。そんな事にも気づかず、本当に愚かな事をしたよ。どうか許して欲しい」

 その場にいる全員が、微動だにせずギーシュの謝罪を聞き終えた人修羅の言葉を待つ。いまだ頭を下げ続けるギーシュに、人修羅は一言だけ、こちらこそすまなかったと謝罪した。ケンカが終わったら、どちらが悪くてもお互いごめんなさいをする。これは“コトワリ”の異なる世界であっても、同じはずである。

 人修羅のその一言で、場の空気が弛緩する。にわかに騒がしくなり始めた教室に、パンパンと、手を叩く音が響いた。コルベールである。

「さあみんな。二人が仲直りできたところで、授業を再開しますぞ。ミスタ・グラモン、ミス・モンモランシ。君たちも空いてる席にかけなさい」

 集まっていた生徒たちが、それぞれの席へ戻っていく。空いてる席を捜しきょろきょろと教室を見渡すギーシュに、人修羅は自分の隣の席を指さす。なにせ皆怖がってその席を避けたため、そこしか空いていないのだ。

 それを見てギーシュがまたもや硬直する。救いを求めるように視線だけ動かしモンモランシーの姿を捜すが、彼女はとっくにキュルケの隣の席へ腰を下ろしている。また視線を戻す。なおもじっと見つめ、隣の席を指さす人修羅に、ギーシュの顔はますます青ざめ、再び滝のような冷や汗を流し始めた。

 

 

 授業を終え、オスマンに用事があったコルベールは、学院長室へと向かっていた。目的の階までもう少しというところで、廊下の先に最近密かに思いを寄せる女性の姿を発見する。

「ミス・ロングビル」

 道をそれて彼女の元へ歩み寄る。宝物庫の扉をじっと眺めていたロングビルは、コルベールの姿に気付き、にっこりと愛想のいい微笑みを浮かべた。

「あら、ミスタ・コルベール」

「ここで何を?」

 普段の業務で用事があるような場所ではない。

「宝物庫の目録を作っていまして」

 このトリステイン魔法学院の宝物庫には、価値あるものから、がらくただか何だかよくわからないものまで、とにかく雑多な品々が詰め込まれてる。

「それは大変な作業ですな。なるほど、それで鍵がかかっているものだから困っていらしたわけだ。オールド・オスマンに鍵を借りてこられては?」

「それがあいにくご就寝中でして……」

 であれば、ロングビルは今仕事がしたくてもできない状況にあるのだ。つまり、時間が空いたということになる。

「それでは私も学院長室には後で出向くことにしましょう。その……ミス・ロングビル。よろしければご一緒に昼食でもいかがですか?」

「ええ、喜んで」

 コルベールは天にも昇る気持ちになった。街の高級宿ではなく、学院の食堂というのが味気ないが、そんなことは小さな問題だった。思いを寄せる素敵な女性と、美味しい料理を食べながら同じ空間で過ごす。それのなんと素晴らしい事だろう。コルベールは小躍りしたい気持ちを抑え、並んで食堂へと歩き出す。

「それにしても、この学院の宝物庫はとても立派なつくりをしていますわね。あれでは、どんな賊が入っても、開けることは不可能でしょうね」

「スクウェアクラスのメイジが何人も集まって作ったと聞きますよ。たしかにあの宝物庫には、どんな魔法を使っても傷一つつかないでしょうな。ですが、実は完璧に見えて、あの宝物庫にも弱点があるのですよ」

 ロングビルの気を引こうと、昨日オスマンから聞いた話をする。

「あれは魔法に対してはたしかに完璧な守りを持っていますが、実は物理的な力にはそうではないのです。ですから例えば、あり得ない話ではありますが巨大なゴーレムで壁を破壊するとか……」

「ミスタ・コルベールは本当に博識でいらっしゃいますね」

 コルベールの顔を見つめながら、ロングビルがうっとりとした様子で薄い笑みを浮かべる。その表情は、コルベールが今まで見たことがない、背筋が凍るような色気をはらんでいた。

 廊下の陰。一対の瞳が妖しく光る。それはちゅうちゅうと鳴きながら、歩き去る二人の背中をじっと見つめていた。

 

 

───建物内を彷徨い歩いていると、渡り廊下に出る。廊下の中ほどには奇妙な装置が着いたガラスの扉。その扉の前に、小さな人影が浮かんでいた。それは、絵本に出てくる姿そのままの妖精だった。肌にぴったりと張り付いた青い服を身にまとい、小さな羽をはばたかせて愛らしい笑顔を向けてくる。

 彼女と共に来た道を戻り、建物の一室に足を踏み入れる。部屋の中には子供くらいの大きさの、巨大な腹部と細い手足を持った怪物たちの姿があった。飢えて死んだ子供がそのまま動き出したかのようなおぞましい姿。また悪魔だ。襲い掛かるその悪魔たちを、妖精と共に退ける。

 その後も妖精と共に建物内を彷徨い、その間にも何度も悪魔たちは襲ってきた。それらを倒し、ときには仲間に加え、入り口に陣取る一際巨大な悪魔を倒し、建物の外に出る。

 空を見上げると、屋上で見たとき同様に、丸くなった世界の中心に、太陽のような輝きが浮かんでいた。

 妖精と共に、様変わりした世界を歩く。どこまでも続く荒野に点在する、かつての高度な文明の名残。妖精に導かれるように荒野を進むと、外壁に囲われた広場のような場所へ辿り着く。

 妖精はその入り口で止まると、こちらを振り返り、目の前まで飛んできた。

「ねえ、あなた」

 妖精が柔らかな微笑みをたたえたまま、だが真剣な様子で、じっと瞳を覗き込む。

「あいつのこと、お願いね。あいつって、ほんとお人好しで、寂しがり屋で、私がいないと全然だめなんだから。だから本当はくやしいけど、今の私はあいつの力になってあげれないから、少しの間あなたに貸してあげる。私の一番の友達なんだから、大事にしないと承知しないんだからね!」

 

 

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