凄い励みになります...!
「呉鎮守府?」
聞いたことがない。極東管区はどうしてしまったのだ。
明石「ええ!日本国内に残る鎮守府の中でも唯一反攻可能な戦力を持つ鎮守府よ...」
そういう明石さんの顔は少し暗い。聞けばかつてはこの呉以外にも横須賀、佐世保、舞鶴など多くの鎮守府が存在したようだ。
しかし、そのほとんどは深海棲艦という海の底よりやってきた未知の敵により奮闘虚しく壊滅的打撃を受けたそうだ。呉も大規模な攻撃を受けたそうだが提督の巧みな指示の元、損傷艦は多く出たものも1隻も失うことなく切り抜けたそうだ。
「そうなんですね...その提督というお方は?」
私はその提督というのが気になった。
明石「臨時の招集で今大本営へと出向していますがまもなく戻るはずですよ。本当なら建造が終わった時に立ち会うはずだったのですが待たせてしまってすいません...」
「いえ、大丈夫です」
(山南艦長のような人だったらいいな...)
私はそんなふうに思った。だが有り得ないだろう。
明石「そういえば...アンドロメダさんの艦種は何なんですか?聞いた事の無い艦名ですけど背丈の大きさからして大型艦だとは思うのですが...」
言われてみれば明石さんとはかなり身長差があるように思える。
アンドロメダ級は地球防衛軍においても最大規模の艦艇だったからその影響だろうか?
それでもガミラス軍のゼルグート級には劣るのだが。
「前衛武装宇宙艦と言います。戦艦ですね」
明石「は?前衛武装宇宙艦??え?え?」
明石さんが言葉を失っている。何がおかしかったのだろうか?
「何かおかしいですか?」
明石「逆に何がおかしくないと思ったんですか!?!?」
怒られた。何故だ。
明石「宇宙艦って、あの空の宇宙のことですか!?」
「はい、そうです。」
明石「はぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
「えっと...何か気に触れました?」
明石「その...本当に宇宙を進む船なの??」
「はい。波動エンジンを用いた
明石「はぁ...壮絶すぎて冷静になれたわ。ということはあなたは少なくとも今の時代よりも遥か未来の技術かそれとも別世界からきたというのかしら...」
「これまでの情報から推測するにそれが妥当かと思われます」
やはり私がいた時代とは異なる時代、或いは世界のようだ。
明石「うーん...このことはとりあえず提督を交えて詳しくはな
???「すまない、明石!今戻った!」
工廠の扉を開けてこちらに向けて走ってくる白い軍服姿の男性の姿が見えた。顔を見た時、私は信じられないものを見た。
「山南...艦長...?」
思わずそう口に出た。出さずにはいられなかった。それ程までに私は驚愕に染まっていた。
明石「あ!提督!この子が新しい艦娘です!」
山南「任せてすまなかったな、明石」
間違いない、山南艦長だ。そう思うや私の体はフラフラと彼の元に向かって行った。
山南「おや?どうしたん
「山南艦長!!!」
私は駆け出してそのまま彼に抱きついた。そして歓喜のあまりに泣き出してしまった。
明石「わー提督、初対面で泣かせてるー!」
山南「おい明石、茶化すんじゃない。」
困惑気味の彼は明石の方を呆れ顔で見ながら心配そうな顔をこちらに向けてきた。
山南「一体どうした?ん...?ちょっと待て、その服装の色と頭部の艤装...お前...!アンドロメダ!?アンドロメダか!?」
「はい...!あなたのアンドロメダです...!」
名乗ってもないのに思い出して貰えたことでさらに涙が溢れてきた。
明石「へ〜提督...初対面で女の子堕とすのはちょっと引くかなーと...」
山南「なっ!違う!誤解だ!明石!」
「ぷっ...うふふ」
初めて見る山南艦長の戦場とは違う焦りように思わず笑みがこぼれた。
山南「アンドロメダ!お前も違うと説明してくれ!」
泣きそうな顔で訴えかけてくる彼を見ていると堪えた笑みをこれ以上抑えることが出来なかった。
「あははははははっ!」
工廠には茶化す明石、困惑する山南艦長、私の笑い声が響いていた。
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山南「すると、アンドロメダは火星の雲海へと沈んだ所で記憶が途絶えているんだな?」
「はい、そうです。」
私は自分の身に起きた事をそのまま全て話した。
明石「ビックリしました。まさかお2人が知り合いだなんて...」
私もまさか山南艦長と再会できるだなんて夢にも思ってなかった。
...?山南艦長はどうやってここに来たのだろうか。
「山南艦長、あなたはどうやってここに来たのですか?」
山南「あぁ、アンドロメダ、ここでは提督で頼む。他の子に示しがつかんからな。それで疑問についてだが、俺はガトランティス戦役を生き延びた後、色々あって天寿を全うしたんだが、気付いたら赤ん坊になっていたんだ。最初は困惑したが、元軍人であったならまた軍人を目指そうかなと思って船乗りになったんだ。幸い、こっちの世界の家族は代々海軍軍人で抵抗なく入軍できた。それでなんやかんやあって今の地位だ。」
「だから山南提督は少し若々しかったんですね。」
山南「前と違ってまだ三十路だからな。お陰で上からは若造が!って言われて散々だよ。」
「誰ですかそれ。ぶち殺しますよ。」
山南艦長を侮辱することは許せない。
明石「ヒッ!」
山南「待て、落ち着け!アンドロメダ!」
「山南提督がそう言うなら、落ち着きます。」
明石「えぇ...」
怯えたり困惑したりと忙しそうな明石であった。
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山南「何はともあれ、こうしてアンドロメダと再会できて本当に良かった!また相棒として頼めるか?」
「はい、勿論です!」
明石「え?提督?プロポーズですか?大胆ですね〜!!」
山南「その話はもういいだろう!全く...勘弁してくれ...」
(プロポーズ...?え?そんな意図があったのですか!?)
私は山南艦長と自分が新婦新郎となった姿を想像してみたが、恥ずかしさのあまりに耳が熱くなってきた。
明石「おや?アンドロメダさん、赤面していますね?まさか満更でもないとか...??」
「...////!!」
私は無言で睨みつけて抗議した。明石さんは謝るジェスチャーをしているが反省している様子は見られない。
山南「まあ...ともかくアンドロメダ、明石からこの世界の事情は聞いたか?」
「ええ、聞きました。かつての世界と同じく、人類は滅びの危機に瀕していると...」
山南「すまない、また苦労をかける。」
「構いません!人類の為なら...!」
もとより人類を救う為、私たちアンドロメダ級は造られたのだ。むしろ本望だ。
明石「では、まずは建造も終わって間もないですしとりあえず艤装に問題がないかチェックします。アンドロメダさん、あちらの整備区画に行きましょう。提督も元艦長でしたのならある程度詳しいと思いますのでご同行お願い出来ますか?」
「えぇ、分かりました。」
山南「あぁ、勿論だ。」
そうして私たちは3人で工廠の整備区画へと向かっていった。
どうでしょうか?だいぶ行き当たりで書いてるのでおかしな点とか気になる点とかあれば指摘してくださると幸いです。