クリスマスの肌寒い空気の中、
二人の...いや、一人の戦士と一体の怪物が向かい合っていた。
「ハイパーキャストオフ」
Hyper cast off
戦士がより重厚な鎧を身に纏い、何処からともなく金色の剣が飛んでくる。
すると四つの機械的なデザインの虫が剣に飛び付き合体する。
「駄目!やめて!」
戦士は女性の言葉を無視するかのように剣に付けられた四つのボタンを操作する。
KABUTO POWER
怪物が戦士に近づく。
THEBEE POWER
怪物がまた一歩近づく。
DRAKE POWER
怪物は足を止めない。
SASWORD POWER
ALL ZECTOR COMBINE
「駄目!天道くん!」
戦士が剣を怪物に向かって構える。
『ううううあああああっ!』
怪物が吠え、戦士に殴りかかるが、戦士は首を傾け避ける。
『どうした天道!思い出せ...俺との約束を...』
「やめてっ!」
MAXIMUM HYPER TYPHOON
「剣くん!」
怪物は消滅し、女性の声が木霊し、残ったものは銀の腕輪だけであった。
大きなホールにポツンと置かれたロッキングチェアに
白いコートに身を包んだ青年が持たれ掛かっていた。
「坊っちゃま!」
老人が青年に声をかける。
「ねえ爺や...」
「何で、ございましょう?」
「眠ってもいいかなあ?」
「ええ、ええ。何も心配することはございません。爺がずうっと、側に居ますから。」
「ありがとう。爺や。」
青年が深い深い眠りに落ち、腕が垂れる。
青年以外誰も居なくなったホールにまるで瞬間移動でもしたかのように
突然、一人の不思議な空気を醸し出す女性が姿を現す。
その女の名は“八雲紫”
青年が眼を覚ます。
広がっていた光景は一面の花畑。
青年、神代剣は昔経験した花畑での悪夢を思い出さずにはいられなかった。
『姉さん!』
剣が姉に駆け寄ると、蠍の姿をした灰色の怪物に姉が殴り飛ばされ、
剣は歯向かうが、突き飛ばされ、気を失う。
花畑を見回すと皮肉にも一人の女性の影が目に入った。
「姉さん!」
慌てて剣は駆け寄るが、死んだ自分の姉が居る訳もなく、
「?」
女性が振り向く。
剣「あっ。ひ、人違いだ。今のは聞かなかったことにしてくれ」
幽香「あら?私を誰かと見間違えるような人も居るのね」
剣「そんなこともあるだろう」
幽香「ふーん。まあ、いいわ。それにしても、唯の人間がこんなところに来るなんて。珍しいこともあるものね」
剣「唯...の..?」
幽香「そう。唯の人間。ここには、恐ろしい妖怪が居るから人間は滅多に立ち寄らないの」
剣「ならば貴様は人間ではない。ワームだな!」
幽香「何?喧嘩売ってるつもり?悪いけど何の能力も無い人間と遊ぶ気は無いわ」
剣「惚けるな!ワームめ!ここで俺が倒してくれる!」
幽香「さっきからワームワームって何よ。はあ。相手にするのも疲れたわ。
じゃあね」
剣「待て!」
去り行く女性を追い駆けるが、周囲に咲いていた花が一斉にこちらを向き、
剣は一瞬怯む。気付いたときには、女性はもう居なかった。
と、いうわけで
平成仮面ライダーズ幻想入りの始まりです!
そもそも何で私はこの小説を書いてしまったのかというと
「インターネット上の東方二次創作界隈では、
幻想入りというものが流行っているらしい。」
「ならきっとあのライダーやこのライダーの幻想入りもあるに違いない!」
結論。そんなマイナーなライダーの幻想入りあるわけねーじゃん。
じゃあ自分で書きゃいいじゃん!(名推理)
でも色んなの別々に書くのもなあー。
じゃあ混ぜればいいじゃん!(迷推理)
ということで出来たのがコレ。
まあ、色々と拙いですが、是非見て頂ければと思います。
感想には積極的に返信していきたいと思うので、良かったら感想もお願いします。
更新速度は非常に遅くなると思いますが、そこのところよろしくお願い致します。
ちなみに私は剣のロッキングチェアのシーンは爺やの夢の中だと解釈しています。