ガールズバンドに振り回される日常   作:レイハントン

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こんばんは。レイハントンです。

今回はあの花女1年の子と仲良くなる
そしてチラッと出てきたあのキャラ登場
タイトル通りのお茶会
以上3つの話となっています

それではどうぞ。


第26話 祝!Roselia雑誌掲載記念お茶会

第26話 祝!Roselia雑誌掲載記念お茶会

 

 CiRCLE ロビー

 

「ふぁ。ねむ……。え。コーヒー全部売り切れ? ……って、えっ!! ちょ!?」

 

 どうやら休憩に来たのであろう黒髪のセミロングのお客さんが驚く声を上げた。それもそうだろう。ずっとこの場に居た俺でさえ驚いているのだから。

 

「スタジオのロビーでバリスタがコーヒー入れてる!? あれいいんですか、スタッフさん!?」

「他のお客さんには今のところ迷惑かけていないので。今のところは」

 

 そう……今のところは。お客さんが多いなら話は変わるが、今日はあまりスタジオ使ってないからな。

 

「奥沢さま。コーヒーでさたら、今そこで淹れさせておりますので、しばしお待ちを」

「どうかお受け取りください。ミッシェルです」

 

 今度はこの前買い取ったのであろうミッシェルを持ち出してきた。

 

「これから、こころさまがミッシェルと呼ばれた際は、私たちが着替えるお手伝いをさせて頂きます」

「えっ! ていうかこれ、あの商店街のマスコットキャラじゃ……」

「買い取りました。バンドとして見栄えするよう、私どもの方でアレンジを加えることも可能です」

 

 買い取りの予想は当たったようだ。それとアレンジを加えるに関してだが、俺の脳裏には1人しか思い浮かばない。きっと、ぬいぐるみの改造?! なにそれ面白そう! とか言うんだろうな……。

 

「またライブについては、日本一有名なロックフェスの出演権を交渉中です。獲得した折には、ミッシェルとして、それをこころさまに」

 

 そう黒服の人たちが言うと、奥沢さんは黙ってしまった。そして。

 

「いや、……それって……なんかちょっと、違うんじゃないですか? いいです。ライブは、あたし、自分で調べてみます。ミッシェルだけお願いします」

 

 意外にも反発したな。まぁいきなり有名なロックフェスに出ても……いや。こころなら緊張なんかせずに歌うんだろう。ノリノリで。ついていけないのは周りのメンバーか。

 

「左様ですか。ではミッシェルの件だけ承ります」

 

 結局バリスタが淹れてくれたコーヒーを残して黒服の人は居なくなった。正しい言い方は、身を潜めた、だな。

 

「ずいぶん肩入れするんですね。あんまりやる気あるようには見えなかったのですが」

「あっ……いや。あたしは別に」

 

 やる気はないように見えて、意外と友達思いのいい子なのかもな。巻き込まれているだけなら話は変わってくるが。

 

「ライブの件。どうしても見つからなかったら、俺に相談してくれればなんとかしますよ?」

「でもそれは」

「もちろん本当に最後の砦って形で」

「あー……それなら。ぜひ、お願いしたいです」

 

 好奇心半分のお節介半分ってところだ。

 

 これで出てくれるなら好都合だな。見た目としては最高にぶっ飛んでて面白そうだ。クマが居るバンドなんて見たことないしな。

 

「あの、変なことを聞くようで本当にすいません。旭日さんって……お母さん先生でしたか?」

 

 この子も知っているのか。母さんのことを。だとしたら……話くらいは聞いているか? 全く思い浮かばない。

 

「母さんを知っているんですね」

「名札に書いてある苗字が一緒だったので」

「俺は旭日夕。旭日陽子先生の息子です」

「あたしは奥沢美咲です。先生とはよく話していて、お世話になりました」

 

 毎日聞かされるくらいだからな。もっとたくさんの生徒たちとコミュニケーションを取っていたんだろう。コミュ力だけは化け物みたいだったし。

 

「母さんのことを知ってくれていて嬉しいです」

「あの。後輩なので、敬語じゃなくても…」

「お客さんなので……と言いたいところですが。知り合いという形なら」

 

 知り合いの前だと普通にタメで話しているし問題ないだろう。海藤さんたちも割とそうしているし。

 

「何かあれば相談してくれ。少しは力になれると思う」

「はい。ありがとうございます」

 

 結局何しに来たんだろうと思ったが、奥沢さんはスタジオに戻っていった。あのバリスタの淹れたコーヒーどうしようか。……飲まないのは……もったいないよな。

 

 

 

 あれから少し経った頃。珍しくまりなさんに呼ばれて何人かスタジオに集まっている。どうやら新人の紹介らしい。と言っても見たことがある顔なんだが……。

 

「今日からシフトに入ってもらう子を紹介するね」

「南雲紘翔と言います。皆さん、よろしくお願いします」

 

 そう言うと頭を下げる。

 

 この前面接がどうとかって言ってたのはこのことだったのか。しかも知りあいという。世の中本当に狭いもんだな。

 

「いろいろ教えてもらいたいんだけどー。夕君はちょっと厳しい?」

「いえ。真宗はみんなで面倒見てる感じなので構いませんよ」

「……そっか。なら任せちゃおうかな」

「わかりました」

 

 真宗のことよりも今はバイト以外のことで大変なんだけどな。紗夜とは少し疎遠気味だし。なんかイライラしてる感じでな。姿を見ても声をかけてない。練習覗いた感じもなんだかギスギスしてて。あんな状態での練習………。

 

「よろしく」

 

 ちょっとぼーっとしてるいるといつの間にか俺の前に来て手を出していた。

 

「ああ、こちらこそ」

 

 同じように手を差し出して握手を交わす。

 

「この前は助かったよ。旭日君」

「気にするな」

 

 結構前のことなのにな。律儀な奴だ。

 

 こうしてまた1つ引き受けてしまったけど、見た感じは大丈夫そうだな。覚えも早そうだし、何より女性恐怖症じゃなさそうだ。どっかのパシリは女性恐怖症なもんで、ひたすら苦労をかけている。

 

「それじゃあまずはメンバー紹介から。俺の隣にいるのが海藤蒼真さん。さらっと仕事押し付けてくるから気をつけろ」

「夕君、夕君。それじゃあ面倒なこと押し付ける人になっちゃうよ?」

 

 だいたいは合っていると思うんだが。まぁ仕事がない時にやることがないか聞けば大抵答えてくれるからそこはすごいと思う。まりなさんやオーナーになに頼まれてるんだろうか。

 

「次に海藤さんの隣に居るのが早乙女麗花。"さおとめ"じゃなくて、"すおとめ"だからな。何度も間違えると怖い。あとサボり癖あるから見つけ次第注意」

「聞きづてなりませんね、旭日さん。わたくしはちゃんと仕事してますわ」

 

 嘘つけ。サボってる方が多いからな。よく知らない人とお茶してるけど、そのお客さん大抵ライブ見ていってくれるから一概にも迷惑とは言えない。ライブが本当に好きらしい。

 

「俺の左隣に居るのが萩野凪。背のことはあまり言わないでやってくれ。気にしてるみたいだから」

「ちょっと旭日君! なんでそれ言っちゃうの?!」

 

 みんなは小さい人に向かってチビとか気安く言わない方がいいぞ。気にしてる人多いから。いじるにしてもちゃんと冗談を言い合える仲になってからにしよう。

 

「他にもスタッフの人が居るけど、主にはこの人達に聞いてくれ」

 

 上手く話を終わらせようとするが。

 

「ちょっとちょっと」

「旭日さんの紹介がまだですわ」

 

 その不満そうな表情はなんだ、早乙女。別にいらないだろう。

 

「同じ高校。同じ学年。同じクラス。何か説明入ります?」

 

 普通いらない。相手が同じ高校でよかったよ。ここぞという時に釘を刺しておかないとな。特に早乙女は。

 

 結局最初はまりなさんが一通り教えてから俺たちがフォローするという形になった。主にフォローするのが俺の担当だが。

 

 真面目そうだし大丈夫だろう。きっと。

 

 

 

 

 

 

 羽沢珈琲店

 

 午前のバイトを終えた俺は、疲れを癒すために羽沢珈琲店へと訪れ、コーヒーを飲みつつパソコンの画面を眺めている。

 

 見ているのは昨日のPastel*Palettes。日菜が居るアイドルバンドのライブの記事だ。

 

 突然だがみんなは、ライブのチケットを前日に渡されたらどうするのだろうか。

 

 普通困るよな。行く予定もないライブのチケットを、しかも前日の夜に渡してくるなんて……。日菜の行動はいつも突拍子過ぎる。そしてタイミングが必ずしも良い。

 

 幸いにも次の日は休みで、予定もない。暇な1日をどう過ごすか考えているところに日菜が突然現れて、ライブのチケットを渡してきた。

 

 無駄にするわけもいかない。場所もそう遠くないようだし、行くことにした。アイドルのライブは初めて行くから少し不安はあるが、問題はないだろう。

 

 今更だが本当にアイドル。芸能人になったんだな……日菜は。なんて思いながら会場に向かった。幼なじみがアイドルなんて、どこの漫画の世界だろうとも思う。それくらい。遠い存在だ。

 

 会場にたどり着いたのは開場10分前。グッズ等々買わない勢からすれば、ちょうど良い時間帯だろう。ちなみに着いた最初の感想は人割と多いなだった。

 

 開場され、自分の席(なぜか真ん中の方)に着いた。調べてみれば関係者席だったらしい。一応幼なじみ……いや、この場合は友人と言った方が正しいか。気のせいだとは思うがどこかで見たような人が居たような。

 

 ライブが始まるまでの間にふと聞こえてきた会話の中に少しだけ気になるものがあった。

 

 元子役の白鷺千聖。

 

 名前だけじゃわからなかったが、昔母さんが花女の生徒のことを話してくれたことがあった。その時に出てきたのが、『白鷺千聖って言う元子役の芸能人が居るのよ〜』って話だ。ちょいちょい羽沢珈琲店で見かけた人が元子役の芸能人とは。

 

 なんて考えていると、ライブが始まった。

 

 真実を知っているというのは……時として残酷だな。

 

 このライブでPastel*Palettesのみんなが演奏をするわけじゃない。同時にそれは。ファンに嘘をついていることになる。ここに居るファンはフリだなんて思っていないんだろう。

 

『ライブはするけど演奏をしてるフリだけなんだよね』

『なんだそれ』

『事務所の方針? らしいよ。あたしはおもしろそーだからいいけど』

 

 なんとも日菜らしい答えだ。

 

 そう考えながら見ていると、試練は突然訪れる。恐らくスピーカーとかアンプの機材トラブルだろう。原因は……電圧とかか? たまにあるトラブルだな。照明はついていたし、恐らくだが。

 

 結局Pastel*Palettesのライブは失敗。たくさんの誹謗中傷までネットに上がっている始末だ。

 

「いらっしゃいませー。お好きな席へどうぞ」

「あっ! 旭日先輩だ!」

「ホントだ。誰か呼んだの?」

「わ、わたしは……なにも……」

「あこでもないよ?」

 

 Pastel*Palettesにそこまで興味はないが、幼なじみが悪く言われのは良い気分ではないな。……それを言ったら知り合いが4人も居る時点で、何を言われようが良い気分ではないか。

 

「ヘッドホンしてるから気づかないか」

「どうする? リサ姉」

「とりあえずここで会ったのも何かの縁だし、誘ってみよう」

「あ、あの……本当に……いいんでしょうか」

「大丈夫大丈夫」

 

 なんか視界にチラチラ見えるな。いったい誰………だ。

 

 

 

 

 

 

「おかしい。なんで俺まで一緒なんだ?」

 

 記事に集中し過ぎてまるで気がつかなかった。

 

 そして偶然会った今井たちとなぜか俺はお茶をしている。

 

「まぁまぁ。旭日君もたまには……ね?」

「何がたまにだ。ほぼ毎日会ってるだろ?」

 

 ここ最近バイトばっかりなのもあるし、何より練習場所がCiRCLEということもあって俺とRoseliaは顔を合わせることが多い。結成には少しばかり手を貸したが、なぜこうも一緒になる。

 

「友希那さんも紗夜さんも、連絡したのに来ないなぁー。祝! Roselia、雑誌掲載記念お茶会!」

 

 Roseliaの雑誌掲載記念お茶会。どう考えても場違いは俺だ。たまたま。本当にたまたま羽沢珈琲店に来たら巻き込まれた。偶然って怖いよな。

 

「ふ…ふたりとも……"そんな暇ない"って」

 

 だろうな。紗夜に限ってはあれから顔すら合わせてくれない。朝は起こしに来てくれるが、すぐ出て行くし。お陰で何回遅刻しそうになったか。そもそも俺が頑張って起きればいいんだが、いかんせん上手くいかない。

 

「……そういえばさ、3人とも雑誌見てー……どー思った?」

「どう思ったってなんだ?」

 

 どこも変な風には……書かれていなかった気がするがな……書かれては、な。

 

「あ、えっと、えーっと。……あ! 友希那さんの"孤高の歌姫"って、超カッコイイって思った!」

 

 なんか妙に楽しそうに言うな。何か誤魔化している雰囲気を感じとれる。誤魔化しきれているかはわからんが。

 

「あ、あれは……確かに…カッコよかったよね、あこちゃん……」

「別に組みたいって思う相手が居なかったから1人だったわけで。ソロで活動していたわけじゃないだろ?」

 

 そう言ってコーヒーを飲む。なんだかんだここは居心地がいいからか、だんだん怒りが収まってきた。どうせ1人でコーヒー飲んでるだけだしな。たまには….…たまにか? いいだろう。

 

「ちょっ….…ねえもう、なんかそうやって誤魔化されると余計凹むからさぁ〜。はっきりいっていいよっ、3人とも! あ、待って。旭日君はダメ」

 

 なにがダメなんだ。そもそもあの雑誌に不都合があったとは思えない。強いて、強いて言えば。今井がな….…なんかこう。あれなんだよ。俺だけ言うなって意味がわかった。

 

「じゃあ…….言うけど…リサ姉だけ、ギャルっぽくて浮いてる….…」

 

 さすがあこ宇田川。苦笑いを浮かべつつも、そのストーレトにものを言えるところ。巴にそっくりだ。侮れないな、宇田川姉妹。

 

「ううっ! やっぱり……友達が言ってた通りか〜….…」

 

 よっぽど気にしているのか、少し落ち込んでいる様子が伺える。するとあこが取り繕うように言葉を並べ始めた。

 

「で、でもでもっほらっ! 紗夜さんも演奏はあんななのにちょっと地味だしっ、なっ、なんていうかさ! リサ姉だけじゃなくて!」

 

 おいおい。他の人を巻き込むな。特に紗夜を。演奏は確かにすごい。服装に関しては…….人のこと言えないからやめておこう。俺は地味だとは思わないけどな。紗夜の雰囲気からしてむしろ似合ってると思う。

 

「問題はそこじゃないだろ。普通ライブの時って"あれ"を着るから"あれ"が出るんだよ」

「あれしか言ってないけど?」

「……統一、感…?」

 

 そうそう。統一感だ。今回は結成したばかりだったから仕方ないとしても、多くのバンドはライブ衣装を用意して、統一感を出す。逆に私服で出てるバンドの方が少ない。

 

「なるほど……さっすが燐子♪ それだよっ、Roseliaに足りないのは!」

 

 俺は? なんて思いながらコーヒーを飲み干して、新しいのを注文した。

 

「……でも考えてみると、燐子と友希那って、結構服の趣味似てない? 2人ともモノトーンコーデだし」

 

 確かに2人の服装は似てるな。たまにパッと服だけ見るとどっちかわからない時がある。平日は間違えることなんてないんだが。

 

「あっ、それならあこも一緒だよ!」

「ええ? あこはちょっと、ほら……」

「その服。白金が作ったんだろ?」

 

 新しくもらったブラックコーヒーをひと口飲んでから答えると、なぜか一瞬静まり返った。

 

「そ、そうだよ! あこのこの服、りんりんに作って貰ったんだもんっ。りんりん、結構自分の服も作れるんだよ?」

 

 なぜそんなに同様することがある。前々から思ってたことを言っただけだ。

 

「なんで旭日君わかったの?」

「少しだけ手作り感と妙にぴったり? な感じがしたから。どっちもよく見ないと気にならないから、相当良い出来だ」

「友希那が言ってた観察眼っていうの? 今ならすごいわかる」

 

 どこでわかってるんだ。それじゃあまるでずーっとあこを見てたみたいになるだろ。何回も合ってるうえにさっきのあこの言葉を聞いたらだいたいわかるだろ。同じ見た目ではないなら考えられることは一つだ。

 

「でも、それって結構すごくない!? これ全然、手作りってわかんないじゃん」

「わたし……いつも…家にいて……時間が…あったから…….」

「時間があっとしても俺は素晴らしいと思う。素人が作ると手作り感が出るって言うしな。今井の言った通りあこの服は全く感じない」

 

 そう言うと少し恥ずかしそうにしてしまう白金。少し褒め過ぎたか。でも俺は素直にすごいと思った。最初あこに会った時全く手作り感を感じなかったからな。本人に似合っていたのもある。

 

「あっ。ひらめいちゃったかも! ……Roseliaで、バンド衣装作るってどうかな?」

「あんまりふざけたのじゃなければいいんじゃないか?」

 

 度が過ぎると怒るだろうしな。……Roseliaとしての個人的なイメージだと、あこが言うようにカッコイイ系とかなんだろうな。歌う曲のことも考えると余計に。

 

「さっそく友希那さんと紗夜さんに連絡しなくちゃ」

 

 今頃紗夜はギターの練習中だろう。この前のこともあったし、無理してなければいいんだけどな。いつもの紗夜なら冷静でいられるんだろけど今は….….な。多少なりとも声をかけてやりたいが、今はそっとしておこう。

 

「おーい。旭日君は追加でコーヒー頼む?」

「ん? ああ、頼む」

 

 少し考え事をしていると追加の注文を始めていた。様々な女子会を見てきたが、どこも話すことが違ったりしていてある意味面白い。なぜ俺を巻き込むのかはいまいちよくわからんが。

 

「夕先輩って午前中何してたんですか?」

「バイト」

「働き者だね〜」

 

 働かないと喫茶店でコーヒー飲めないからな。意外と喫茶店とかって長時間いると金かかるんだ。だから金欠にならないようバイトのシフトは結構多く入っている。そのせいか巻き込まれることが多い。

 

「旭日君って結構頼られてるよね。CiRCLEで働いて長いの?」

「3月からバイト始めた」

「えっ?! まだ数ヶ月なの?」

 

 そんなに驚くことだろうか。ほぼ毎日入っていれば結構こんな感じになると思ってるんだが。前のバイトもライブハウスだったのもあるんだろう。

 

「前はSPACEでバイトしてたからな」

「あっ、なるほど。確かガールズバンドの聖地って呼ばれてる所…だよね?」

「あこも知ってるー!」

 

 流石に認知度が高いな。SPACEはライブしかやってないけど、あのオーナーに認められてライブ出来るとなると結構なものだ。

 

 話が盛り上がっていると追加で注文したケーキ類が運ばれてきた。ん? ケーキが一つ多いな。

 

「ケーキ1つ多くないか?」

「いつも手伝ってくれる旭日君にと思ったんだけど、甘いの苦手だった?」

 

 どうやら今井の奢りらしい。別に大したことはしてないんだがな。

 

「………いや。チョコレートよりショート派なんだが」

「本当?」

「冗談だ。悪いな」

 

 甘いものはあまり好きではないが………たまにはこういう日も悪くはないか。

 




終わってみればパスパレのライブの振り返りもしてましたね笑

日菜が幼なじみということで関係者席で見れるのではないかという作者の勝手な解釈です。

次回はまた別の意味で重たい話です。

2022/4/28追記
途中文章がおかしくなっていたので修正しました。
実はお茶会は午前中にやる予定でした笑

それではまた次回。
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