マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
さぁ、いよいよ並行世界でのライダーバトル、開幕です。
ではでは、どうぞ!!


スレNo.EX3

 

 

 目の前の人物…オウジ・ヘイーゼ・トキワの存在が信じられないにも関わらず、頼斗の声は冷静だった。

 

 

「…なんでお前がここに」

 

「………あぁ、そうか。お前は既にそちらの(・・・・)俺と会ったことがあるのか」

 

「…なるほど…最上魁星と同じ原理ってことか」

 

「そういうことだ。頭の回転が速くて助かる……それで?俺をどうする?」

 

「…見た感じ、お前が元凶なんだろ?だったら…その質問意味無いんじゃないか?

 

 

【”MAX!“HAZARD-ON!!!】

 

 

GREAT!!!

ALL YEAH!!!!!!!!!

 

 

 

【ARE YOU READY!? 】

 

 

 取り出した黄色と蒼の装甲…メタルパンドラムで包まれた缶…ジーニアスフルボトルのスイッチ…ビルドアップスターターGNを押してキャップ…シールディングキャップを回し、ハザードトリガーを装填したビルドドライバーにセット。そのままボルテックレバーを回転させると、巨大なステージ型のスナップライドビルダー…プラントライドビルダーGNが展開され、幾本もの白いフルボトルがベルトコンベアを流れる。

 

 

「変身!!」

 

【OVERFLOW!!!!!】

 

完全無欠の!
ボトルヤロー!!!!

ビルド!
ジーニアース!!!!!!

【ヤベーイ!!!!!】
スゲーイ!!
モノスゲーイ!!!!

 

 

 

 

 そして、頼斗の胸に黄金のビルドのマーク…フルビルドリアクターが装着されると、白いスーツ…BLDファイナライドスーツの上に胸部装甲…アイディアルチェストアーマーが追加装着される。更に、フルボトル全てに色が灯り、頼斗の体に次々と装填され、頼斗は『仮面ライダービルド:ジーニアスフォーム』に変身した。

 

 

 

「ビルドジーニアス…それもハザードトリガーを併用した姿か…」

 

「悠長に言うとは…余裕だ……なッ!!!」

 

 

 地面に降り、頼斗の様子を冷たく観察するオウジに、頼斗は地面をめり込ませて突進した。そのままの勢いで頼斗はオウジに拳を振りかぶる。

 

 

「オオオオオオ!!!!」

 

「余裕だ。なぜなら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前の力など無意味だからだ」

 

「…え?ぅわっ!?ぐっ!!」

 

 

 オウジから7メートル程離れた場所で、突然頼斗は失速した。そのまま頼斗は地面をゴロゴロと転がり倒れる。そして頼斗は自分の手を見て、目を見開いた。

 

 

「………変身が、解除された…!!?……………いや、これはまさか!!」

 

 

 驚いた頼斗がオウジを見ると、オウジは何かを頼斗に向かって翳していた。

 

 

「…お前に、改めて名乗っておいてやろう。俺は『オウジ・ヘイーゼ・トキワ』………」

 

「至高にして最強の魔王である」

【オーマジオウ】

 

 

 オウジは手に持っていた黒いライドウォッチ…アナザーオーマジオウウォッチのライドオンスターターを押し、己に押し付けた。そしてウォッチから禍々しいオーラがオウジを包み、瞬時に弾ける。

 

 

 そこに立っていたのは、白を基調としたスーツに金色の装飾が施され、荒い毛髪を持つ頭部、腰には歪んだような黄金のベルトが装着されている怪人…アナザーオーマジオウだった。

 

 

「アナザーグランドジオウとかは想像してたが、これは完全に予想外だ………!」

 

「予想していたら防げたとでも?」

 

「ああ勿論。アナザーオーマジオウは平成ライダーの力を無効化する。だったら…」

 

「平成以外の力で戦うまでだ!」

 

 

 そう叫んだ頼斗は腰に装置…飛電ゼロワンドライバーを装着し、銀のデバイス…メタルクラスタホッパープログライズキーを出した。

 

 

【EVERYBODY JUMP!!】

 

AUTHORISE(認証完了)

【PROG RISE!!】

 

「変身!!」

 

【METAL RISE!!!】
【SECRET MATERIAL!!
HIDEN-METAL!!!】

【メタルクラスタホッパー!!】

It's high quality.(高性能。)

 

【PROGRISE HOPPER BLADE!!】

 

【ATTACHE CALIBER!!】
【BLADE RISE!!】

 

 

「お前に未来は瀆させない!ハァッ!!」

 

「ぬぅっ!!」

 

 

 ガギンと鈍い音を立て、銀色の仮面ライダー…『仮面ライダーゼロワン:メタルクラスタホッパー』に変身した頼斗が振るった2本の剣…アタッシュカリバーとプログライズホッパーブレードと、オウジの腕が交差した。そのまま二人は激しい戦いを繰り広げる。

 

 

「なぜだ!?なぜお前はそうやって罪の無い人々の未来を…大切な明日を踏みにじれる!!?」

 

「私は生まれながらの王!すべては私の元に跪くべき存在なのだ!!」

 

「王は皆を笑顔にする存在だ!お前なんかただの破壊者だろ!!仮面ライダーの力はそんなことに使うものじゃない!皆を守るための力だ!!」

 

「黙れ…平民風情が!!!」

 

「ぅわっ!!?」

 

 

 オウジから放たれた黒いオーラに、頼斗は弾き飛ばされた。更にオウジは再び頼斗に手を翳す。

 

 

「『皆を守る』だと?…これでもか?

 

「ッ!!………?何のつもりだ!!」

 

 

 オウジの掌からオーラが放たれたが、何も起きない。それを好機と見た頼斗はオウジに向かって走り…

 

 

 

横からドライアイスの弾丸をくらった。

 

 

「………ッ!」

 

 

 間一髪で2本のブレードを交差させて受けきった頼斗が見た先にいたのは、自分に右手を翳す、ウェーブがかけられた黒髪の少女…七草真由美だった。顔にはおかしな形状のマスクを装着している。

 

 

「………………」

 

「七草!?お前何の…ぅおっ!!?」

 

 

 頼斗が言い終わる前に、真由美は再びドライアイスの弾丸…『ドライ・ミーティア』を放った。

 

 

 その無機質な目を見た頼斗はすぐに真由美の身に何が起きたのかを理解した。

 

 

「…洗脳か!!」

 

「御名答だ」

 

 

 アナザーオーマジオウ。その能力の中には、『異なる時間軸を個々で操作・選出し、改変した人物を洗脳する』というものがある。これを使い、嘗てアナザーオーマジオウは仮面ライダージオウの仲間をも洗脳してのけた。

 

 

 つまり、今の真由美は完全なるオウジの操り人形なのだ。

 

 

「悪趣味な…!!」

 

「やれ」

 

「…はイ。オウジさマ」

 

「てんめェっ!!!」

 

 

 頼斗は内心焦りながらもドライ・ミーティアを避ける。しかし、ここで更にオウジ側がしかけてきた。

 

 

「ぐっ!!!」

 

「………」

 

「これは…『高周波ブレード』!渡辺か!!」

 

「…!」

 

「ッ!七草に渡辺とは…痛いとこ突いてくるな…」

 

 

 真由美の攻撃を掻い潜り、オウジに斬り込もうとしたところで上からの攻撃を頼斗は再び受け止め、後方へ下がる。そして真由美の隣に立ったのは、同じマスクを着けたボーイッシュな女性…渡辺摩利だった。

 

 

 二人はまるでオウジの肉壁となるように、頼斗とオウジの間に立ち、得物を頼斗へと向けた。

 

 

「………ちょっとばかし、ピンチかも…!」

 

 

 これで、頼斗は更に追い込まれた。元々アナザーオーマジオウ相手に手を抜く余裕などなく、寧ろやられないよう細心の注意を払う必要がある。それに加えて真由美と摩利が敵の傀儡となっている今のままでは勝機がほとんどなくなる。

 

 

 と、頼斗が考えていた時。

 

 

「「~~~!!!??」」

 

「えっ?」

 

「ぬっ!?」

 

 

 突然、真由美と摩利の四肢に小さな穴が空いた。それのダメージなのだろうか、真由美と摩利は倒れてそのまま気絶した。思わず頼斗が振り返ると、そこには二人にCADを向けた達也がいた。

 

 

「達也君!?なんで…」

 

「貴方のことは未だ完全には信用してませんが、今どちらの味方をすべきなのかはわかります」

 

「…ありがとう!はっ!!」

 

「ぐぬぅっ!!相変わらず冷徹な…!」

 

「お前が…言うなっ!!!」

 

「ぐはっ!?」

 

 

 オウジは頼斗の一撃を受け、数メートル吹き飛ばされた。

 

【DOCKING RISE!!!】

 

「お前を否定し、俺たちは明るい未来を選ぶ!」

 

【ULTIMATE RISE!!!!】

 

「未来は、誰にも壊せない!!」

 

【ULTIMATE STLASH!!!!】

 

   

   

   

   

   

   

   ストラッシュ

 

 

 

「ハアアアアアーーッ!!!」

 

「ぐうううう!!?おの………れぇっ!!!」

 

「ッ…弾くか。でも!」

 

 

 オウジは交差させた腕を振るい、合体させたプログライズホッパーブレードとアタッシュカリバーから放たれた必殺技を上へ逸らした。しかし、頼斗は怯まずに再びオウジに突撃した…その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頼斗の足が氷漬けになった。

 

 

「なっ!?これは――!」

 

 

 動きが止まった頼斗を包むように、氷はパキパキと頼斗の体を覆っていく。そして頼斗の首元まで氷が迫った時、氷は塵となって消えた。

 

 

「ごめん達也く…?」

 

 

 頼斗が振り向いて礼を言うも、達也はオウジを方を見ていた。その顔は、何か信じられないような驚愕と…青ざめる程の絶望で染められていた。

 

 

「………まさか!!!」

 

 

 先ほどの氷結攻撃。

 

 普段表情をほとんど変えない達也の絶望。

 

 それらから導き出される結論を悟り、振り向いた頼斗の先にいたのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真由美らと同じマスクを装着した黒髪の少女…達也の妹である司波深雪がそこにいた。

 

 

「………まさか、深雪ちゃんまで洗脳を…!?」

 

「そういうことだ」

 

「!?しまっ」

 

「ふん!!」

 

「ぐぁあああぁ!!??ぐぅっ!!」

 

 

 深雪が洗脳された事実に驚愕していた頼斗は、瞬時に真横に接近してきたオウジの一撃を鳩尾に受け、そのまま10メートル以上吹き飛ばされた。既に体からはバチバチと火花が散っている。あと一撃受けたら、死の危険もある。

 

 

「……深雪、ちゃんまで…洗脳でき、る、なら…なぜ…達也君を、洗脳しない…!?」

 

 

 火花を散らしながらもゆっくりと立ち上がった頼斗は、途切れながらもオウジに問いかけた。

 

 

「…簡単だ」

 

「抵抗できない平民を虐めて、何か楽しいか?」

 

「…ッ達也君!」

 

「………深雪…!深雪!!目を覚ませ!」

 

 

 頼斗は達也の名を叫んだが、達也は深雪に攻撃せずに説得しようとしている。しかし、当の深雪は無機質な目を達也へ向けるだけだった。

 

 

「ハハハ!どうやら奴はもう戦えないようだな」

 

「……くそ…!」

 

「哀れな奴だ。さっさと妹を手にかければ楽になれるものを…さて、まずは不穏因子の排除だ」

 

 

 そう言ってオウジは右手にエネルギーを溜め、球状にする。そしてその右手を頼斗に向け…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死ね」

 

 

 

辺りを爆煙が包み込んだ。

 

 

 

 




さてさて、いかがでしたか?
アナザーオーマジオウウォッチは本来ありません。
オリジナルアイテムだと思ってください。
そして主は明日朝一番でオーズの映画を見に行きます。
キャスト陣が十年も経ったのにほとんど顔に衰えを見せてない…これが本当のオーズの力か!
もうどうなるのか待ちきれません!
ではでは、また次回で。
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