さて、オリジナル長編も終わったのでいよいよ本編、ダブルセブン編です。
感想にもあったんですが、二年生からはなるべく原作の登場人物と絡ませていきたいです…。
というわけで、どうぞ!
スレNo.24
拝啓皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私、華貫頼斗は今…
『動くな!ここは既に警察に包囲されている!!無駄な抵抗を止め、武器を置き両手を上げろ!』
「………なんでこうなったんだろか…」
すべての原因は、だいたい十分前に遡る…。
1:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
スレ更新致しマスターキー
2:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR
オツカーレ
3:世界を旅する飛行タイプ使い ID:16aMaGagAIBo
そういや噂で聞いたがそっち大変だったそうだな
4:米花町のスパイダーマッ ID:Ito2kaIAraI
ああ、それは俺も聞いた。まさか紫ネキがボロボロになったとはな…
5:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4
ボロボロってことは、それなんて同人s…
6:隙間の悪転者狩り ID:39mAOa82luTe1Do
あら、何 か 言 っ た か し ら ?
7:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4
>>6すいません出来心です許しt
8:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo
ん?
9:隙間の悪転者狩り ID:39mAOa82luTe1Do
取り敢えず転生者ハンター権限で一時ログイン不能にしといたわ
10:ロリ女神ファミリアの三刀流 ID:2GirIhA106O106
…何してんだよ
11:デトアラのスタンド使い ID:OrA6dArasH
チャンチャン☆
12:東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315
>>11ナニヲシテイルカキョーイン
13:音速のトレーナー ID:O21saMaN
まぁでも実際、下手したら俺たちの世界も危なかったそうだし…
14:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo
間接的にイッチは全世界を救った、ってことか
15:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR
………
16:ロズワール家の修行僧 ID:OvArOGg1
ん?
17:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8
>>15 どしたんや
18:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR
…まァ、俺から言いたいことは一つだ。イッチ
19:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
ほよ?
20:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR
時の列車が合体したってどういうことだ!!??
21:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR
あ
22:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8
あーあー、恐れていたことが…
23:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR
おい紫ネキ!なんで俺を呼ばなかったんだ!!?
24:隙間の悪転者狩り ID:39mAOa82luTe1Do
アナザーオーマジオウに対抗できるのは、同じ仮面ライダー…このスレならイッチと怪人王、あと時喰王だったってだけよ。下手に戦力を投下しても、アナザーオーマジオウに対抗できるのは仮面ライダーだけである以上、被害が拡大するだけなのよ
25:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR
ちきしょおおおおお!!!!!
26:転生者の相談役 ID:CalLSensEi01
荒れてるなぁ…
27:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
ん?
28:ロズワール家の修行僧 ID:OvArOGg1
>>27ミッションですか?
29:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
はい。みたいですね。取り敢えず行ってきます
30:転生者の相談役 ID:CalLSensEi01
いってらっしゃ~い
31:転生者ハンター逢魔時王 ID:rA1danOo
あぁ、ちょっと待てイッチ
32:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
>>31はい?
33:転生者ハンター逢魔時王 ID:rA1danOo
以前の件での詫びと礼を兼ねて、天界から特典のアップデートがあるそうだ
34:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8
アップデートぉ?
35:転生者ハンター逢魔時王 ID:rA1danOo
うむ。従来のイッチは『暴走系、暴走克服系、及びデメリット系にしか変身できない』だったが、そこに『乗っ取り系、闇墜ち系ライダー』を新たに追加するそうだ
36:音速のトレーナー ID:O21saMaN
まーたエグいのが追加されたな…
37:転生者ハンター逢魔時王 ID:rA1danOo
例を挙げるなら、仮面ライダーエボルのフェーズ2と3や、仮面ライダーパラドクスなど、他人の身体を乗っ取って変身するライダーだ。今まではそれはあくまで別のライダーとして扱われていたからできなかったが、今回のアップデートでそれへの変身が可能となった。闇墜ちは…仮面ライダーゼロツーが代表格だな
38:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR
ゼゼゼ、ゼロツーゥゥ!!??
39:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo
>>37強いのか?
40:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR
強いなんて生易しいモンじゃない!未来予知レベルの演算が可能で、敵のおよそ2兆通りの攻撃や回避パターンを予測、それぞれに最適な行動を約0,01秒で割り出して、その行動が取れるスピードとパワーを持つ、正しく新時代の最強フォームなんだよ!!?
41:音速のトレーナー ID:O21saMaN
でも、物語終盤でえげつない闇墜ちしたことでも有名だよね…ホント子供には重すぎる内容だよ
42:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
…なんかもう、ヤバいですね…
43:デトアラのスタンド使い ID:OrA6dArasH
そういや、ミッション行かなくていいのか?
44:マッドな元雑草ライダー ID:MadnA8bEe82
あ、行ってきます!
45:転生者の相談役 ID:CalLSensEi01
いってラッシャイ!
46:世界を旅する飛行タイプ使い ID:16aMaGagAIBo
唐突なイシツブテ止めい
「…この辺りか」
頼斗がいるのは、都内の港。その一角にある廃倉庫だ。辺りに光はほとんどなく、月明かりのおかげで辺りは見渡せている状態だ。
「さぁ、行くとするか」
腰に着けたドライバー…ツーサイドライバーを撫でた頼斗は、廃倉庫の扉を強く蹴り倒した。
倉庫に居たのは、計四人の男女。内訳は成人男性二人、少女が二人だ。その二人の少女…七草香澄と七草泉美はワイヤーで両手足を縛られ、布巾を口に巻かれて拘束されていた。無論、持っていたCADも奪われている。
「…連絡は取れたか?」
「あぁ。もうすぐ金を持ってくるとよ」
「案外十師族もチョロいな。それで?金を貰った後はどうする?」
「バカか?売り捌くさ。魔法師なんてこの世界には要らない、そうだろ?」
「違いない。こんな社会の癌なんざなるべく今の内に消さないとな。お前たちもそう思うだろ?」
男たち…彼女らを誘拐した犯人の一人がニヤニヤしながら香澄たちを見た。泉美は怯えているが、香澄は泉美を守らんとばかりに犯人たちを睨み付けている。その顔に犯人は若干苛ついた。
「…何見てるんだよ?機械が無いと何もできないくせに偉そうにふんぞり返りやがってよォ!!!おい、やっぱりコイツら殺そうぜ」
「…半分賛成だな。ここまで反抗的だと面倒だ。半殺し程度に痛めつけとくか」
そう言って犯人たちが取り出したのは、何かのスタンプのようなアイテムだった。
「…テメェら、以前未確認生物が大量に出てきた事件を知ってるか?これはその副産物さ。………試させて貰うぜ?」
そう言った男がスタンプを振りかざした時。
「な、何だ!?」
「まさか、警察に連絡を…!?」
「「………!」」
犯人たちと香澄と泉美、倉庫にいた四人全員が扉を見ると、月明かりに照らされながら一人の男が倉庫に踏み入って来た。土煙がスモークのように上がる中、男…頼斗は口を開いた。
「………女の子相手に容赦ねーな。いい歳した大人が恥ずかしいと思わねぇの?」
「んだとテメェ!!」
「おい、良い機会だ。アレ使え」
「そうだな。どうせ魔法師なんてゴミを救おうとするやつは、死んで当然だ!!」
『!?』
男がスタンプ…ブラキオプロトバイスタンプを身体に押印すると、男から契約書のような紙が放出され、胸部からブラキオサウルスの頭部を模したチェーンソー、右腕からキャノン砲、左腕からドリルを生やし、力強そうな両足を持つ怪人……ブラキオ・デッドマン:TIPE-UNIONが出現した。
「ハハハハハ!こりゃすげぇ!これが魔法師を…悪魔を倒す正義の力か!!」
「………ハァ、バカみたいだな」
「…あ?」
頼斗はやれやれと肩をわざとらしく竦めて言い放った。
「黙れ!!魔法師はこの世を瀆す癌だ!!お前はこんなゴミクズを庇うってのか!!?」
「…そうか。なら、お前たちの正義と俺の正義…神から見たらどっちが正しいのか…」
頼斗はスタンプ…バットバイスタンプのスイッチ…アクティベートスイッチを押してベルト…ツーサイドライバーのマーク…オーインジェクターを押し当てて構える。すると頼斗の影から黒い蝙蝠が大量に現れ、空を飛ぶ。そして頼斗は腕を十字に交差させて構え、いつものセリフを叫んだ。
バットバイスタンプをツーサイドライバーのスロット…バイスタンプスロットに装填して、ドライバーの軸…リバーサルセレクターをエビルブレードモードからライブガンモードに切り替え、そのままライブガンをベルトから抜く。すると蝙蝠が頼斗の真上にぶら下がるように集束、合体し、一体の白い大きな蝙蝠となった。そのまま頼斗が引金…ツーサイドトリガーを引くと、蝙蝠が頼斗を包み込むように地面に落下する。その中に満たされた液体は頼斗に密着し、スーツとアーマーを形成していく。アーマーに包まれた頼斗がライブガンを振るうと、液体が蝙蝠ごと弾け、頼斗はまるで聖騎士を思わせるライダー…『仮面ライダーライブ』に変身した。
「な、何なんだ…何なんだお前は!!?」
さて、いかがでしたか?
さすがに戦闘までやるとめっちゃ長くなりそうなので、一旦区切ります。
では、また次回で。