マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが   作:ジューク

38 / 64
どうも皆さん、ジュークです。
いや~、リローデッド・メモリが今日からですね。
やっぱ嬉しいです。魔法科ファンとしては。
心が踊るなァ!
てなわけでダブルセブン編最終話、どうぞ!


スレNo.31

 

 

――仮想転移(ログイン)中…――

 

136:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

…というのがことの顛末でして

 

137:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

いやなんで焼鳥やねん!!

 

138:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR

俺はたれの鳥ももと砂肝だ

 

139:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

>>138んなことどうでもええねん!!

 

140:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

俺はつくねで

 

141:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

>>140いやだからどうでもええねん!!

 

142:ロリ女神ファミリアの三刀流 ID:2GirIhA106O106

俺は軟骨の唐揚げ

 

143:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

>>142もはや焼いとらんやないかい!!

 

144:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4

怒涛のツッコミ…俺でなきゃ見逃しちゃうね

 

145:転生者ハンター逢魔時王 ID:rA1danOo

ふざけている場合か貴様ら

 

146:東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315

そういや、イッチはライドウォッチどうするの?

 

147:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

>>146それなんですけど…ぶっちゃけ要らないです

 

148:音速のトレーナー ID:O21saMaN

>>147なんで?グランドジオウになったらいよいよ無敵の領域に入るけど

 

149:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

いやそもそも俺ジオウになれないんです。だって俺がなれるライダーって…

 

150:転生者の相談役 ID:CalLSensEi01

あ(察し)

 

151:音速のトレーナー ID:O21saMaN

そっか…デメリットあるやつか暴走系、暴走克服系、乗っ取り、闇堕ちライダーだけだから…

 

152:世界を旅する飛行タイプ使い ID:16aMaGagAIBo

ジオウにそもそもなれねーのな…

 

153:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

そりゃ俺だって変身したいですよ!!!ライダー召喚したりしてみたいですよ!でも無理だもん!どうやっても使えねーんだもん!!

 

154:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

………ドンマイ

 

155:隙間の悪転者狩り ID:39mAOa82luTe1Do

取り敢えずウォッチとドライバーは私が回収しに行くわ

 

156:大魔道師ハンターマホロア ID:mAGi91tA2Ra

今僕が近いから僕が行くヨォ

 

157:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

>>156誰コイツ

 

158:米花町のスパイダーマッ ID:Ito2kaIAraI

>>156お!転生者ハンティングランキング3位のマホロアニキじゃねーか!

 

159:音速のトレーナー ID:O21saMaN

>>156オーマニキと紫ネキには及ばず万年3位のマホロアニキじゃねーか!

 

160:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR

>>156結構チートだけど他二名には全く及ばないマホロアニキじゃねーか!

 

161:大魔道師ハンターマホロア ID:mAGi91tA2Ra

>>159>>160君たち僕に恨みでもあるの?

 

162:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR

だってもう恒例ネタだもん

 

163:大魔道師ハンターマホロア ID:mAGi91tA2Ra

とりまそっち行くからアギト、ファイズ、ブレイド、カブト、電王…あと激情態ディケイド以外のウォッチとドライバー用意しといてネェ

 

164:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

わかりましたけど…ディケイドはなんか融合しちゃったんですよね

 

165:大魔道師ハンターマホロア ID:mAGi91tA2Ra

そうなノォ?じゃ、そっちの管理は任せるヨォ

 

166:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

すみませんね

 

 

 

――現実転移(ログアウト)中…――

 

「いやぁ、わざわざゴメンネェ。上の人(神様)たちには二度とないようちゃんと言っとくヨォ」

 

「お手数かけます」

 

「今後とも頑張ってネェ。それじゃ」

 

 

 空に浮かぶ帆船…世界を越える船『ローア』はオールをゆっくりと羽ばたかせ、そのまま猛スピードで夜空へ飛んだかと思った直後、星形のゲートの向こう側へと消えていった。

 

 

「ふぅ…あ~、使いたかったけどなぁ…ん?」

 

 

 ローアが異空間に消えた直後、ポケットのビルドフォンから着信音が鳴る。頼斗が応答すると、聞こえてきたのはよく知っている声だった。

 

 

『頼斗さん。協力して欲しいことがあります』

 

「……達也君。こんなこと言いたかないけどさ。一体何に手を出すんだい?」

 

『小和村真紀、という女性を知っていますか?』

 

「んん?どっかで聞いたことあるような…………あぁ、女優の?」

 

『はい。どうやら七宝と関係があるようです』

 

「関係……あ、そういう(意味深な方って)こと?それと達也君とがどう関係あるのよ」

 

 

 達也の言葉から、大体の流れを察した頼斗の疑問に、達也は相変わらず平坦な声で話すが、若干声色に厄介な感じが出ていた。

 

 

『彼女の父親のテレビ局が、貴方が潰した無頭竜と繋がりを持っていたのですが…どうやら父親が思い通りに動かなかったことで、残党たちが娘を使って見せしめにするつもりのようです』

 

「………で、念のため協力してくれってことね」

 

『頼めますか?』

 

「勿の論。てか本来俺がすべきことだしね」

 

『ありがとうございます。場所は通話の後で送りますので、現地で落ち合いましょう』

 

「はいよ」

 

 

 ピッと通話を切った頼斗は、直後に送られてきた位置情報の場所へオーロラカーテンを展開し、その向こう側へと消えていった。

 

 

 

⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

「………あそこか」

 

 

 都内のとあるビルの屋上、そこに頼斗はいた。目線の先にあるのは達也から送られてきた位置情報の場所…小和村真紀がいるホテルである。どうやらちょうど達也となにやら交渉中のようだ。

 

 

「(ま、達也君のことだから高校生にはお手つきすんなってとこかね)…と、アレか………って…また大胆だな。あんなのを使う資金あったのかよ…いや、ジャックしたってのもあるか」

 

 

 視線を右にずらすと、うっすらと大きな影が見える。おそらくテレビ局が保有する光学迷彩付きの飛行船だろう。

 

 

【バット!!】

 

【CONFIRMED!!!】

 

 

 

「変身」

 

Eeny, meeny, miny, moe- Eeny, meeny, miny, moe-

 

バーサスアップ!

 

MADNESS!

HOPELESS!

DARKNESS!

バット!!

HAHA…

KAMEN RIDER-EVIL!

イャッハッハァ~!!

 

「………お、出てきたね」

 

 

 黒い蝙蝠のようなライダー…以前変身したライブと対を成す存在である仮面ライダーエビルに変身した頼斗は、小和村真紀の部屋から屋上へ飛び上がって着地した達也を目に留め、自身も背中から黒い蝙蝠の翼を生やして達也の元へと向かっていった。

 

 

 

 

⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫

 

 自分を探して戸惑っている小和村を見下ろしていた達也は、こちらへと向かってくる黒い影に気がついた。そして影が自分の前に着地すると、口を開ける。

 

 

「夜分遅くにすみません」

 

「別にいいよ。で…あれが例の?」

 

「はい。取り敢えずはサポートをお願いしたいのですが」

 

「万全を期していくスタイル、嫌いじゃないよ」

 

「恐縮です」

 

「さて、夜のパーティーと洒落込もうか」

 

 

 そう言って、二人は飛行船へと飛ぶと、飛行船の窓ガラスからダイナミック突撃を決める。ガラスが割れ、床に散乱する音をBGMに乗り込んできた二人に、中の武装集団…無頭竜の残党たちは銃を放つ。が、達也に迫った弾丸は『分解』されて塵芥となり、頼斗に迫った弾丸は避けるまでもないとばかりにその硬い装甲に弾かれる。

 

 

「達也君。こういう時は一気に潰すに限るよね」

 

「そうですね」

 

 

 その会話で大体の展開を察した達也は、武器…エビルブレードを構えた頼斗の後ろに下がる。

 

 

ヒッサツ!ショーニン!!

バット!

DARKNESS FINISH…!

 

 

「だっしゃああああぁ!!!!」

 

 怒号と共に振り抜かれたエビルブレードから放たれたエネルギーの斬撃は、残党たちを纏めて操縦席の方に吹き飛ばした。

 

 

「ふぅ、終わり………んぁ?」

 

 

 エビルブレードをツーサイドライバーに戻そうとした直後、飛行船内に何かのブザーが鳴り響く。同時に赤色灯が激しく点滅する。よく見ると、残党たちの内一人が黄色と黒の縞模様で囲われた装置の赤いスイッチを押したまま気絶している。

 

 

 この手の機械のスイッチが押されたことが意味するのは、今も昔もたった一つである。

 

 

「…達也君全力退避いぃィ!!」

 

 そう叫んで達也と頼斗が同時に飛行船からスカイダイビングした直後、激しい音と炎を上げて飛行船が爆発した。

 

 

「キャッチは任せて、『分解』を!」

 

「ッ!!」

 

 

 その言葉を信じ、達也は今も地上へと落下する飛行船の残骸にCADを向ける。そして放たれた魔法は、飛行船を一瞬で弾丸と同じく塵芥に変えた。その直後、背中から黒い蝙蝠の翼を生やした頼斗は達也の両腕を掴み、急減速させて近くのビルの屋上にゆっくりと着地した。

 

 

「…達也君。やっぱ俺要らなかったんじゃ……」

 

「いえ、最後のフォローが無ければ背中を打っていましたから」

 

「………(『再生』あるじゃんと言いたいけど…なんか釈然としない)」

 

 

 達也に言われるも、どこか納得いかない頼斗であった。

 

 

 





スレ民紹介のコ~ナ~

大魔道師ハンターマホロア ID:mAGi91tA2Ra


『すべての世界において『魔法』、『魔術』又はその他魔法に準ずるものに分類される能力及び関連スキルを再使用時間(リキャストタイム)、反動無しで使用可能』、『無限魔力』、『魔法使用不能効果全無効化』という三つの特典を与えられ、転生者狩りに勤しむ大魔道師。世界を越える船、ローアを自由自在に操る。複数の世界の魔法を同時に扱うなどの芸当をもこなし、世界の知識においては上位二名にも引けを取らないどころか上回る程。それを活かして善良な転生者にアドバイスをしたり、悪徳転生者は虚言で騙し、自身の口調も相まって血管がマジで切れる程に怒らせておいて圧倒的な魔法を以て地獄送りにすることから、『真言と虚言の大魔道師』と呼ばれたりしているが、実力では上位二名に全然敵わないことに辟易している毎日を送っている。見た目はゲームのような一頭身?ではなく片眼鏡をかけた青髪イケメンがマホロアのローブを被っている感じ。ヘアセットには並々ならぬこだわりがあるとかないとか。

余談だが、転生者ハンターは基本1日に48人、一時間辺り二人狩れれば一人前とされているが、トップ3位は1日に約千人、日によっては万近く狩っており、四位以下との差は歴然である。そのため、転生者ハンティングランキングでこの三人を超えることが全転生者ハンターの目標とされているらしい。


次回からスティープルチェース編だよん☆

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。