リロメモなんか評価低めですけど個人的には楽しいです。ステージ一つ完全クリアでガチャ石60個(ステージ五十個クリアでようやくガチャ十連)とキャラストーリーがフルボイスじゃないのが玉に瑕ですが…
でもガチャで☆4リーナと深雪出たのは嬉しいです。
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てなわけでスティープルチェース編開幕です!
スレNo.32『Rの警告/アクシデントは突然に』
夏。
それは全国の魔法科高校生にとっては非常に重要な意味を持つ季節である。
全国に九つある魔法科高校の代表となった選手たちが、鎬を削る…九校戦の幕開けである。
「………で、何があったんだ…?」
半ば呆れた顔の頼斗の視線の先には…
「えぐっ…グスッ………ぅぇあぁぁん!!!」
「会長!これ以上やったら大変なことに!」
大泣きしながら生徒会長の机に額をガンガンと打ちつけているあずさと、それを止めようとしている新たに生徒会のメンバーとなった七草泉美がいた。そして頼斗の質問に答えたのは五十里だ。
「…教官は、会長が以前から九校戦に力を入れてたのは知ってますよね?」
「ん?あぁ。選手の選定やらわざわざ他校に行って情報収集やら、色々してたのは知ってるが…」
そう、この数週間、あずさは休日返上で九校戦に向け準備を進めていたのだ。順調に進んでいたと頼斗は記憶しているが、それがなぜこんな憐れな状況に繋がるのかがわからなかった。
「…間違って収集したデータ全部削除しちまったみたいなパターンか?」
「うおっ!?」
突然あずさは泣きじゃくりながら飛び起き、頼斗に早口で捲し立てた。
「変更になったんですよ!!種目が!三つ!!」
「種目変更ぉ?それも三つって…」
思わず頼斗は間抜けな声を出した。というのも、今までの九校戦ではスピード・シューティング、クラウド・ボール、バトル・ボード、アイス・ピラーズ・ブレイク、ミラージ・バット、モノリス・コードの六つで、これが一つでも変更された試しを頼斗は聞いたことがなかったからだ。
「ふぅ…え?」
「失礼します…これは?」
「お、リーナ。達也君と深雪ちゃんも。いや~、俺も今聞いたんだが、なんか九校戦の競技が三つ変更になったらしくてね」
「九校戦の競技が、ですか…!?」
「で、さっきまで中条が発狂してた」
「なるほど………会長。どの競技がが変わったんですか?」
「スピード・シューティングとクラウド・ボールとバトル・ボートですよ!!ああぁアぁぁ!!」
「あ、よければこの資料に書いてあるので…」
「サンキュ。どれどれ…?」
五十里が頼斗に渡した資料を、リーナと深雪も左右から見始める。その内容を纏めるとこうだ。
・先ほど挙げた三つの競技の代わりに、ロアー・アンド・ガンナー、シールド・ダウン、スティープルチェース・クロスカントリーが追加される。
・掛け持ちでエントリー出来るのはスティープルチェース・クロスカントリーのみ
・ロアー・アンド・ガンナー、シールド・ダウン、アイス・ピラーズ・ブレイクはソロとペアに分ける。
競技の概要を説明をすると、ロアー・アンド・ガンナーは文字通りロアーとガンナー、つまり
シールド・ダウンは木製の盾を使った相撲、というのが簡単な表現だろう。一段高くなったエリアで木製の盾、魔法、己の身体を用いて相手の盾を破壊する、相手の盾を奪う、相手をエリア外に出す、のいずれかの条件を満たせば勝利だ。無論相手の身体を直接攻撃するのは反則負けである。今回は特別ルールとして盾を奪わなくても相手が5秒以上盾を手放した時点で勝利となる。
スティープルチェース・クロスカントリーは文字通り、
これらをざっと見終えた頼斗の感想は一つだ。
「ふ~ん……バッカじゃねぇの!?」
そう、本当にこれだけである。
「いやいやいや、百歩、いや千歩譲ってロアー・アンド・ガンナーとシールド・ダウンはいいわ。けどスティープルチェース・クロスカントリー、お前はダメだろ!!?どう考えても高校生がやる競技じゃねぇよ!!」
「そうよ!これじゃ軍事訓練と変わらないわ!」
頼斗に続いてリーナも憤慨している。元スターズ所属だった身として、いくらなんでもおかしいという彼女意見は妙に説得力に満ちていた。
「おそらくは去年のブランシュや九校戦の妨害、大亜連合の襲撃を受けて国防軍が運営委員に圧力をかけたんでしょう。ここまで露骨なのはどうかと思いますが…」
「まず間違いなく人権云々の連中が飛びつくか…てかそれより人選だよ。ロアー・アンド・ガンナーのペアは
「どうしましたか?」
突然何かを思いついたような声を出した頼斗に、深雪が問いかけた。
「…いや、これある意味チャンスな気がしてさ」
『?』
頼斗の言葉に、その場にいたほぼ全員が頭に疑問符を浮かべる。全員の困惑した顔を一通り見渡した頼斗は話を続けた。
「もし仮に…今回の変更で二科生が活躍したらどうなんのかな?」
『!!!』
その言葉に、達也を除く全員の頭に電流が走った。つまり頼斗は、今回の変更を逆手に二科生のイメージ向上、以前から真由美たちが努めていた『一科二科の差別撤廃』をより進めようということである。
「幸い、今の一高にはシールド・ダウンが得意そうな二科生がいるでしょ?主に達也君の周りに」
「…エリカとレオのことですか?」
「ビンゴ。後は達也君と同じクラスの十三塚って生徒だね。彼も接近戦なら得意だったはずだし」
「華貫先輩………ナイスアイディアです!!!!これなら再選定と練習もよりスムーズに…!」
「………」
頼斗の助言で先ほどまでの凹みっぷりが嘘だったように活力に満ちたあずさを横に、頼斗はどこか複雑な顔で生徒会室の窓から外を見ている。その様子に気づいたのは達也とリーナ、深雪の三人だけだった。
その日の夜、頼斗はある人物と会話していた。
「どういうことだ?烈さん。今回の九校戦の種目変更は、よ」
『…やはり、私のところにかけてきたか』
そう、十師族の九島烈だ。
「前置きはいい。どういうことか説明してくれ」
『…私の息子、真言のことは知っているな?』
「………ああ、光宣の治療した時に会った」
『真言が「いずれ私の役目を引き継ぐのだから、今からでも慣れておきたい」と言ってきてな。そこまで熱意があるのなら、と承諾してしまったのだが…』
「それとこれとがどう繋がってるんだ?」
『今回の種目変更を、真言が九島家の代表として承諾してしまったのだ。私が気づいた時にはもう何もかもが手遅れだった…』
「……あんのクソ野郎、なんでアイツから光宣が産まれたのかが理解できねぇぜ…」
『…そして、問題はここからだ』
「は?」
この後烈がかました爆弾発言に、頼斗は声を失った。
さて、いかがでしたか?
次回から、早速九校戦開幕…と言いたいのですが、まずはそこまでの下積みをもう少し…あと今回のストーリーで「いくらなんでも展開滅茶苦茶じゃない烈さんなら止められるだろ?」って言われるであろう今話の補足説明をしたいと思います。
では、また次回で。
次に変身するのは…?
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