マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
気分転換やらで時間かかったけど仕上げました。
バッファ…闇堕ちライダーか!?(歓喜)
というわけで、どうぞ!


夏休み(2096年)編
スレNo.41『リスタート2092』


 

 

「んんっ…ふぁ~…むにゅ………」

 

 

 朝。夏休みだからいつもよりちょっぴり遅めに起きる。…30分ってちょっぴりよね?

 

 

 そして階段を降りてリビング…の前に洗面所。髪が長いせいでいつも寝癖に手間取っちゃう。切ろうかなってたまに思うけど、ライトの反応を考えると逆効果な気がする。

 

 

「おはよリーナ…ふっ」

 

「どしたの…?」

 

「寝癖…お前頭の右と左枕に押しつけて寝たろ?パイナップルみたいに…ふふっ」

 

「ええっ!!?ウソでしょ!?」

 

「本当ですよリーナ。鏡を見たらわかります」

 

 

 ライトとシルヴィに言われて、眠気が一瞬で醒めた。慌てて洗面所の鏡を見たら、両側の髪が綺麗に押し潰されてホントにパイナップルの房みたいになって…

 

 

「うわあああああぁぁん!!!」

 

 

 結局、寝癖は20分ほどブラシとドライヤーをかけてようやく戻った。

 

 

 

⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
 

 

 

「………………」

 

 

 寝癖が戻ったアタシは今、リビングのソファーでむくれてる。よりによってあんな髪型を見られたら、誰だってこうなるわよね?

 

 

「ごめんても~…誰だって寝癖酷い時あるから…いい加減機嫌直せって」

 

「ム~…」

 

「はぁ…じゃ、俺はアイス取ってこよっかな」

 

「………」

 

 

 そう言ってキッチンに向かうライト。その背中を見たら、4年前のあの日が鮮明に浮かぶ…。

 

 

 

―――――――

―――――
 

―――
 

 

 4年前、アタシは重大な立ち位置にあった。

 

 

 スターズ総隊長最有力候補。

 

 

 それはつまり、USNA全土の魔法師のトップとして戦場に立つ可能性が高いことを意味する。そんな立場にその時はまだ13歳だったアタシが入るのに多少の疑問はあったけど、それ以上に周りに認めてもらっていたことへの喜びの方が大きかった。両親は良くも悪くもアタシに無関心で、10歳でスターズにスカウトされて家を出た時もほとんど無表情だったから。だからこの時のアタシは家族なんてほとんど縁がなくて、軍の同僚が家族のようなものだった。

 

 

 たとえ同年代の普通の子の幸せとはかけ離れているとしても、アタシにとってそれなりの幸せがあった、そんなある日の夜、久しぶりにストリートで買い物をして基地に帰ってる時…アタシの運命は変わった。

 

 

「ふ~、お菓子買った、化粧品も買…ッ!!?」

 

 

 すぐに反応して躱せたのは、ほとんど訓練で培った直感のお陰だった。立て続けに放たれた魔法攻撃は次々にアタシを狙ってくる。

 

 

「ここじゃ分が悪い………!!」

 

 

 買ったものがギリギリ身代わりになったところで、アタシはその場からすぐに離脱した。

 

 

「………なんだありゃ…?」

 

 

 

 

⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
 

 

 

「………ここなら…!!」

 

 

 近くの自然公園まで逃げてアタシが振り返った先にいたのは、軍が夜間に使う戦闘服に身を包んだ5、6人の軍人…間違いなくアタシと同じスターズの人間、それもかなりの手練れだった。

 

 

「アンジェリーナ・クドウ・シールズ。軍命令に従い、貴様を粛清する」

 

「!?どういうこと!!?アタシは軍に背くことなんて何もしてないわ!!」

 

「いいえ。貴女の存在そのもの(・・・・・・)が我々とその上司にとっては邪魔なのですよ。大体、たった13歳の小娘にスターズ総隊長?ジョークも大概にして頂きたい。まぁつまり、我々の部隊が英雄として名を馳せるのに貴女が邪魔なだけです。やれ!」 

 

「ッ!」

 

 

 そのまま襲いかかってきた敵を避けるのにアタシは精一杯だった。後から聞いた話だけど、この時のスターズ上層部には少数派ながらアタシの総隊長就任に反対する奴らがいたみたい。その建前はアタシは若すぎるというもの、でもその本音は自分たちがスターズ内部で強い権力を持つ為に、敵派閥のアタシが総隊長に就任するのが都合が悪かった、そんなくだらない理由でこの時のアタシは狙われていた。

 

 

 ただ、この時のアタシの強さは彼らを倒すのに十分なものではなかった。

 

 

「ふぅ…随分と手こずらせてくれましたね…!」

 

「くっ………!」

 

 

 アタシは地面に倒れていた。周りの敵の三人は倒せたし、他の奴らも傷を負っていたけど、まだまだ戦える様子だった。

 

 

「さようなら。貴女の命が、精々祖国の糧となることを祈っていますよ」

 

「………!!」

 

 

 なぜ、なぜ、なんで。

 

 

 アタシは、こんなことになるために、今まで…

 

 

 そう思っていたアタシに魔法が放たれ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …ることはなかった。

 

 

 

【RESTART…】

 

 

 どこからか聞こえた音と共に、いきなり小規模の爆発が起きた。更に言うなら、アタシはなぜか茂みの中にいた。

 

 

「!?な………?」

 

 

 急な出来事にアタシは叫ぼうとしたけど、いつの間にか手に握られていた紙に気がつき、それを開く。そこには、簡潔な文章でこう書かれてた。

 

 

Be quiet.(静かにしとけ)』 

 

 

「………!」

 

 

 その意味を理解したアタシは口を手で押さえ、茂みの隙間からこっそり爆発が起きた方を見た。

 

 

「………何者ですか?貴方は…」

 

「………………」

 

 

 そこにいたのは、さっきまでアタシを狙ってたスターズの男たち、そして彼らが見ていたのは、爆発が起きた場所のすぐそばにいた、黒とネオングリーンがメインカラーの魔王みたいな戦士だった。その足元ではなぜか、金色のウィッグが燃えている。

 

 

「…まぁいい。目的は達成した。撤退だ!!」

 

 

 燃えているウィッグがアタシの髪…つまりアタシにトドメを刺したのが彼で、アタシは死んだと判断したのか、彼らは傷だらけのまま夜の街に消えていった。

【ガッシューン…】

 

 

 その場にポツンと残された戦士が腰の装置からカセットのような何かを抜くと、淡い光に包まれて一人の男性…おそらくは自分より三つほど年上の青年に変わった。

 

 

 そして、未だよく状況がわかっていないアタシにゆっくりと近づき、アタシの頭に手を置いて、優しく言ってくれた。

 

 

「怪我は無いか?」

 

 

 その言葉は、アタシの心に温もりをくれた。

 

 

 あの日からアタシには、本当の家族ができた。

 

 

 

⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫
 

 

 それからは本当に色々とあった。

 

 

 ライトの父さんは最初こそ戸惑ってたけど、アタシを受け入れてくれたし、国籍を得るために、アタシの祖父の兄?のクドウ閣下と話をしたりもした。

 

 

 その時にも、ライトはアタシを気遣ってくれた。十師族の立場が、またあの時みたいなことになるんじゃないかって。

 

 

 その言葉が、本当に嬉しかった。それがあったから、今のアタシがいるんだもの。

 

 

「…あれ?アイス!?」

 

「ん?欲しいなら冷蔵庫にあるから取ってきな」

 

「………あ」

 

「?」

 

「あ。あ!」

 

「…食わせろと?」

 

「ん」

 

「お子様かオメーは」

 

「あむ」

 

「まったく…」

 

 

 だって、こんな最高の義兄ができたんだもん。甘え倒さないと損よね。




さて、いかがでしたか?
出番一瞬だけど割とファインプレーしたクロノス君。
ちなみに調べたら大我がバグルドライバーⅡで苦しみつつも変身してたのでポーズ使えるぜ!
勝ったな、風呂食ってくる。
というわけでくっそ時間かかったけど、次回からお待たせしました、嶺平のケジメ編です!
では、また次回で。

ブーストバックル、フィーバースロットバックル、コマンドツインバックルの中でデメリットに該当するのは…?

  • 全部入るゾイ☆
  • ブーストバックルのみ
  • フィーバースロットバックルのみ
  • コマンドツインバックルのみ
  • ブーストとフィーバースロット
  • フィーバースロットとコマンドツイン
  • コマンドツインとブースト
  • おやつおいちい!!
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