マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
リアルがごたついてしまっていたせいでクリスマスギリギリになってしまいました。この話もその合間にコツコツ書いたので短いかもしれません。
ちょっとしたクリスマスプレゼント感覚で読んでくだされば幸いです。
それでは、どうぞ。


スレNo.43『大切だから、守る為の力』

 

 

 

「はっ!!」

 

「ぐうぅ…!」

 

 

 嶺平(教師)天之河(教え子)。嘗ての嶺平でありば、決してあり得なかっただろう対決は、天之河の剣と嶺平が握る、ハンドルが付いた剣…ハンドル剣との鍔迫り合いで進行していた。

 

 

 素人が一見すれば互角に見える状態。しかし、異世界でそれなりの場数を踏んだ雫と龍太郎は、直感でわかっていた。

 

 

 嶺平が、明らかに手を抜いていることに。

 

 

 それは果たして、未だ元教え子への感情があるからなのか、それとも天之河のプライドをへし折るためなのか、はたまたその両方か。それを知るのは嶺平だけである。

 

 

「なんでだよ…なんでどいつもこいつも俺の正義を理解しようとしないんだよ!!」

 

「さっきも言った筈だ。誰かを傷つけることを許す正義があるなら、そんなものは糞食らえだ。お前は今まで、真の意味で他人の目線から物事を見ようとしてなかった。そんな独善的で、身勝手なものを、彼らに押し付けた結果がこれだ。もう止めろ。これ以上はやるだけ無駄だ」

 

「黙れ!!!俺の正義を理解できないやつなんて要らないんだ!!」

 

「…ふんっ!」

 

「がっ!!?」

 

 

 その言葉が放たれた直後、鍔迫り合いの中で嶺平は天之河を蹴り飛ばして距離を取った。突然の蹴りに対応できるはずもなく、天之河は地面を転がり倒れる。

 

 

「そうか…なら、悪いがここからはギアを上げさせてもらう!」

 

 

COME ON!FLAIR!SPIKE!SHADOW!

 

 

 嶺平がシフトブレスに装填されたシフトトライドロンのタイヤを押して操作すると、三つのシフトカー…マックスフレア、ファンキースパイク、ミッドナイトシャドウがシフトトライドロンに吸い込まれる。

 

 

TIRE!カ・キ・マゼール!!

 

ATTACK!1!2!3!

 

 

「なっ!?」

 

 

 嶺平がシフトトライドロンを倒すと、マックスフレア、ファンキースパイク、ミッドナイトシャドウのタイヤが次々と嶺平の左腕にセットされ、激しく回転、融合し、一つのタイヤ…フレアスパイクロッサーとなり、嶺平は、『仮面ライダードライブ:タイプトライドロン・アタック1.2.3』にフォームチェンジし、更に天之河を取り囲むような形で四人に分身した。

 

 

「「「「はぁっ!!!!」」」」

 

「ぐああああ!!?」

 

 

 そのまま分身した嶺平たちが腕を振るうと、幾重もの棘、炎の弾幕が一斉に天之河を襲い、爆発させた。

 

 

「うがっ!?……ぐぅ…!」

 

「…これで、終わりだ」

 

 

SPEED!!HOーU!!

 

FIRE! ALL ENGINES!!!

 

ヒッサーツ!!

 

FULL-THROTTLE!!!

 

 

 吹き飛ばされて倒れた天之河。それに対して、嶺平は躊躇なく、やってきた青いトレーラー…トレーラー砲に赤いシフトカー…シフトスピードを装填、続け様にシフトトライドロンをトレーラー砲の砲身…シフトコンテナバレルに格納して、パネル…シャッターゲートパネルを閉じると、トレーラー砲の側面の窓…サイドゲージウィンドウに『FULL』の文字が浮かぶ。そして、トレーラー砲のグリップ…フレームリアグリップをスライドさせて大砲モードにすると、砲口…ハッチゲートマズルにエネルギーが急速に溜まっていく。

 

 

「ひっ!?な、なんで…なんで俺がこんな目に…正しいのは俺なのに………嫌、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!」

 

「「先生!?」」

 

「…すまなかったな、天之河」

 

FULL-FULL!SPEED!!BIG!!TAーIHOーU!!!!

 

「嫌だあぁあああぁぁあ!!!」

 

 

 泣き叫ぶ天之河へ、無慈悲にも放たれたエネルギー砲は、目にも止まらぬ速さで天之河に迫り、そのまま爆発した。そして、煙が晴れた先にあったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレーターができた地面と、そのすぐ側で泡を吹いて気絶した天之河だった。

 

 

「「………え?」」

 

『Nice Drive!!…だが嶺平。本当にいいのかい?』

 

「ああ」

 

 

 呆気に取られた雫と龍太郎を尻目に、変身を解除した嶺平にクリムが問いかけた。

 

 

「『この世界の』、華貫嶺平は、死んだ人間だ。例え己を殺した相手だろうと、死んだ人間がそこにどうこうするのは、少し道理に合わないだろ?幸いと言っていいのか、雫や龍太郎たちがいる。彼らの問題は、極力彼らに任せる。彼らはもう、子供じゃないからな」

 

『………君も成長したようだね、嶺平』

 

「そうか?思い返したら、むしろ甘くなってしまってる気がするがな。親も教師も、楽じゃない」

 

『…そうか。では急ごう。彼ら二人では、時間稼ぎも限界がある』

 

「わかった。が、その前に少しだけいいか?」

 

『私は構わないとも』

 

「すまん。………雫、龍太郎」

 

「…先生?」

 

「どうしたんですか?」

 

 

 嶺平は振り返ると、天之河の側に寄って怪我がないか確認していた雫と龍太郎に近づき、口を開けた。

 

 

「…この世界の俺は、もう死んだ人間だ。これから言うことは、聞かなくてもいい。従わなくたって結構だ。…天之河を、よろしく頼む」

 

「………任せてよ、先生。例え死んでも、先生は私たちにとっては最高の副担任なんだから」

 

「そうだぜ先生!水臭ぇよ!というか、元はと言えば、本来は一応友達の俺たちがするべきことを先生に押しつけちまったようなもんだしな」

 

「………そうか。ありがとう」

 

 

 短くとも、深い言葉。それを呟いた嶺平は、左右にゴーカートのようなユニットを付けて飛んできたトライドロン…ブースタートライドロンに飛び乗り、頼斗たちが戦っている天界へと飛び去る。雫と龍太郎は、その姿を見えなくなるまで見上げていた。

 

 

 

 

 

See you Next thread…

 

 

 

 

 




   
    
     
      



 次回の、マッドでヤベーイやつは!?


 二人で戦う、頼斗とハジメ!


「今の俺は、最っ高に無敵だ!」


 エヒトの本領とは!?


「人間ごときが…神を侮るなぁあぁ!!!」


 そして、二人のライダーが共に…!
 

「「変身!!」」


スレNo.44天界のLast Fight

ブーストバックル、フィーバースロットバックル、コマンドツインバックルの中でデメリットに該当するのは…?

  • 全部入るゾイ☆
  • ブーストバックルのみ
  • フィーバースロットバックルのみ
  • コマンドツインバックルのみ
  • ブーストとフィーバースロット
  • フィーバースロットとコマンドツイン
  • コマンドツインとブースト
  • おやつおいちい!!
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