待ってろよキャンパスライフゥゥーー!合格してやったぜえぇぇ!!!
てか投稿してない間にドンブラ終わってキングオージャー始まってブーストマークⅡ出たってマ?
てなわけで無事浪人回避できたんですしお寿司、どうぞ!
一方その頃、頼斗&ハジメ対エヒトの戦いは、苛烈を極めていた。
「おりゃっ!!」
「くっ…ふん!!」
頼斗が繰り出したガシャコンキースラッシャーによる攻撃を避けたエヒト…ユエの身体を乗っ取ったエヒトルジュエは、すかさず頼斗に攻撃を仕掛ける。しかし、その攻撃を敢えて受けた頼斗を見て、エヒトルジュエは更に苛立ちを募らせた。
「ぬぅ…なぜさっきから我の攻撃が効かん!?」
「悪いが今の俺は、最っ高に無敵だ!!!」
「ぐはぁっ!!?」
頼斗が放ったパンチは、エヒトルジュエの鳩尾を正確に捉え、そのまま吹き飛ばした。エヒトルジュエは勢いを殺しきれず、床をゴロゴロと転がる。
「……ゲームの無敵モードが常時発動してるってことかよ………滅茶苦茶な…」
「ん?ま、そんなとこかな」
「…貴様ら………ふざけるな!!!!」
頼斗のあっけらかんとした返事にハジメが半分呆れていると、エヒトルジュエが激昂した。
「元々そうだ!イレギュラーの存在から始まり、我を悉く邪魔し、あの男の死体を晒して尚戦う…鬱陶しいことこの上ない!!!何が錬成師だ!何が無敵だ!!」
「っ!!」
「ぅおっ!とっと、危ない危ない。大丈夫?」
「悪い」
激昂したエヒトルジュエは、無差別に光の雨を降らせる。無論ただの光ではなく、レーザーのようなあからさまな殺意と殺傷力を持ったそれだ。が、頼斗はハイパームテキの性質を利用し、ハジメを守る盾となって光の雨を防ぎ続ける。その光景に、エヒトルジュエは更に苛立ち始めた。
「またしても…!!」
「…なぁ、そういや、アンタは何者なんだ?」
「え?あぁ、俺は」
「何を悠長に話している!!!」
「おらぁい!!!!」
エヒトルジュエから立て続けに放たれた光の束を、頼斗はハイパームテキの髪…ハイパーライドヘアーを振りかざしてなぎ払う。その直後、一人が待ちわび、二人があり得ないと考えていた出来事が起きた。
「ぬぅっ!!?」
「「!!!」」
完全に死角となっていた方向から飛来してきた蒼いエネルギー砲を、怒りと屈辱で視野が狭まっていたエヒトルジュエは間一髪で避ける。そのエネルギー砲が飛んできた方を見た頼斗は変身を解除し、漸くかと言わんばかりの顔でエネルギー砲を飛ばした張本人の名を呼んだ。
「「…………………………は?」」
ハジメとエヒトルジュエは、揃って間抜けな声を出した。
そして、頼斗に名を呼ばれた張本人である男…華貫嶺平はというと、構えていたトレーラー砲をブースタートライドロンに戻して軽々と頼斗の横に着地した。
「どうやら二人とも無事みたいだな。こっちはさっき片付いたところだ」
先ほど死体だった筈の男とは思えないほど軽く会話している嶺平に、ハジメは未だにありえないという顔をしつつも、嶺平に問いかけた。
「………なぁ、先生。さっき、「父さん」って…呼ばれてなかったか?」
「ん?あ、言ってないのか?俺の息子の頼斗だ。強かっただろ?」
「よろしくねー」
「………………………」
ハジメは最早開いた口が塞がらなかった。
先ほど死体を見た筈の恩師がいつの間にか蘇っており、挙げ句の果てにはその隣でニコニコしながら手を振っている息子がいるというのだから、無理もないだろう。
「バカな………ありえん!!!なぜ…なぜ貴様が生きている!!?貴様は、我がこの手で始末した筈…!!」
「…お前の誤算は二つだエヒト。一つ目は、
「いくよ父さん!キバット!!タツロット!!」
『おう!キバっていくぜ、頼斗!』
『ピュピュ~ン!テンション、フォルテッシモ!!』
「俺たちもいくぞ!Ⅱ世!!」
『よかろう。絶滅タイムだ!!』
頼斗と嶺平の二人がそれぞれ、蝙蝠…キバットバットⅢ世とⅡ世をそれぞれ手に噛みつかせると、二人の顔にステンドグラスのような紋様が浮かび上がり、鎖…カテナがジャラジャラと音を立てて腰に巻き付き、ベルトとなった。そしてキバットたちをベルトに装着すると同時にドラゴン…タツロットが頼斗の左腕に貼り付く。
そして頼斗は黄金の吸血鬼…力を封じる全てのカテナを破った、仮面ライダーキバの最終形態の『仮面ライダーキバ:エンペラーフォーム』に、嶺平は以前頼斗が変身した『仮面ライダーダークキバ』に変身した。
「ハジメ君、一気に決めるよ」
「え?」
「
「………ま、先生には隠せないか」
「貴様ら…さっきから何をごちゃごちゃと!!!いくら姿を変えようが、皆殺しの運命に変わりはない!!!」
構えながら横目でハジメに何かを確信めいた口調で問いかける嶺平に、ハジメはニヤリと笑って答える。その様子に更に激昂したエヒトルジュエが空に手を振り上げ、三人を穿つ光を放とうとしたが、それより速くハジメはエヒトルジュエに左手を向ける。
そしてハジメが指を鳴らした瞬間…
「がっ…!!?」
突然のことにエヒトルジュエは、己が乗っ取った身体を見る。刃は全て、自分が乗っ取った身体の胸部から突き出ていた。
「な、ぜ……!?」
「…そうか。さっきから何か空気中に飛んでるなって思ったら、これ金属の粒子?」
「なるほど。
「あれ?それってもしかして変身してなかったら俺も吸ってた?」
「大丈夫だよ。そのくらいコントロールできる。こんな風にな…ッ!!」
そう言ってハジメは自分の腹に手を当て、更に何かを錬成する。そしてそれを勢いよく引き抜き、エヒトルジュエ目掛けて一気に投擲した。先ほどからの唐突な展開にエヒトルジュエがそれを避けられるはずもなく、投げられた物体…ハジメが自分の体内に隠していた金属で作ったナイフがズブリと突き刺さると同時に、深紅の魔力と痛みがエヒトルジュエの身体を駆け巡った。
「がああぁぁああぁぁ!!!??あがっ!があ!ご、ごれ"は…まざが…!?いや"、ありえん!吸血姫は完全に消滅しだはず……!」
「ユエは消えてねぇよ。魂が消えたという、ユエ自身の渾身の演技に対して、お前はそう思ってただけの話だ。どうやら…ユエの方が一枚上手だったようだな」
「…!?だが…ならば何故…!?」
「〝神殺し〟の弾丸はお前の魂魄を揺さぶり、ユエの魂を覚醒させ、【汝、
そのハジメの問いの答えを見出だしたのは、エヒトルジュエではなく、頼斗の隣にいる嶺平だった。
「………!そうか!血盟契約!!」
「何それ?」
「唯一と定めた相手からの吸血…つまり、ハジメ君からの血の摂取による効果を大幅に増大させる、ユエちゃんの技能の一つだ。まさか…さっきのナイフに」
「そう。溝を入れて、毛細管現象で俺の血をたっぷり含ませた特製品だ。圧倒的物量で押し切れるなら、それで良かったが、かかっているのは最愛の命だ。二手、三手を用意したり、味方に内容を知らせないのは当たり前だろう?」
「う~わ~…ハジメ君あれだね。戦略ゲーとかで絶対相手にしたくないタイプだ」
「舐めるなっ、吸血姫っ!この肉体は我のものだ!後顧の憂いは残さん!貴様の魂、今度こそ捻り潰してくれる!!その次は貴様だ、イレギュラー共!ははっ、この程度の概念など我が力の前では――」
「無力、って言いたいなら、それは止めといた方がいいんじゃない?」
「は?…………!!?」
ハジメたちが話していた間にもユエの魂との拮抗は続いていたのか、エヒトルジュエが勝ち誇ったような声を出しているのを頼斗が遮る。そちらへ目を向けたエヒトルジュエは、頼斗の隣にいるハジメを…より具体的には、ハジメの右手に金属の粒子が集束して生み出されている、一発の弾丸を目にし、瞳を大きく見開いた。
なぜなら、その弾丸には新たな概念魔法の気配が満ちていたからだ。
「ユエを
「はい、ハジメ君」
「…これは…?」
「使って。…全部取り返すために」
「………ああ!!」
弾丸を握ったハジメに頼斗が差し出したのは、三枚の水掻き…トルネードフィンと、十字型の銃口…アクアマズルが特徴的な緑色の銃…バッシャーマグナムだ。ハジメをそれを握りしめると、弾丸を銃口に合い、かつ先端を尖らせた形にしてアクアマズルから装填する。その見た目は、さながら悪を穿つ騎士槍の穂先だ。
加えてハジメはトルネードフィンを回転させ、バッシャーマグナムに深紅の雷を纏わせ、スパークを走らせてエヒトルジュエに狙いを定める。
その叫びと共に超高圧の水流とスパークによる超電磁加速に後押しされて放たれた弾丸が、エヒトルジュエを紅い閃光と共に貫いた。
さて、いかがでしたか?
エンペラーキバとダークキバ…後はわかるよね?
え?ジャコーダーが無いって?
そう思った君は私の思惑に嵌まっているのだよ…
ということで次回、ケッチャコ…じゃなくて決着です。
では、また次回で。
ブーストバックル、フィーバースロットバックル、コマンドツインバックルの中でデメリットに該当するのは…?
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全部入るゾイ☆
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ブーストバックルのみ
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フィーバースロットバックルのみ
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コマンドツインバックルのみ
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ブーストとフィーバースロット
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フィーバースロットとコマンドツイン
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コマンドツインとブースト
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おやつおいちい!!