マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
期末レポートが出される時期になり、半ば現実逃避気味に書きました。
というわけで、どうぞ。
ちなみに今回はわりと伏線もりもりかも知れないのでよく読んでね()


スレNo.60

 

 

 

「華貫…先輩……!?」

 

「いいねーその表情」

 

 

 ニカッと笑う頼斗に、克人は大きく目を見開いていた。その口も驚きで塞がらなくなっている。

 

 

「先輩!?…どういうことですか、十文字殿」

 

「私の母校の…一つ上の先輩です」

 

「なんと…」

 

 

 克人の言葉に、その場にいた多くの人間が驚く中、弘一だけは別の反応を見せていた。

 

 

「(バカな…アレ(・・)はただのカモフラージュや偽装工作ではなかったというのか!?)」

 

 

 アレとは、以前達也と深雪の所へ黒羽姉弟が真夜からの依頼を持ってきた際、頼斗も一緒に来た時のことだ。あの時、弘一は一般家庭の出である頼斗も同時に招いたのはただの偽装工作でしかないと思っていた。

 

 

「…話を戻させてもらおうか」

 

 

 会議室が少し騒がしくなっていたが、烈の言葉で全員の視線が彼の方を向く。

 

 

「我々九島家が今までしたことに比べれば、弘一の行いはまさしく陰謀ごっこに過ぎない。真に罰せられるべき存在は、間違いなく我々九島家だ」 

 

「しかし、老師…」

  

 

 剛毅が言いかけた言葉を、烈が目で制する。

 

 

「九島家は今この瞬間を以て十師族の座を退く。それでこの場は収めていただけまいか」 

 

「先代……」

 

 

 烈の言葉に、そこから先は言わないべきだという目を向けたのは他ならぬ烈の息子…現九島家当主の真言だった。

 

 

「真言、お前には周公瑾に直接便宜を図り、私をも騙し、何より…未来を背負う罪無き若者たちを危険に晒した罪がある。周公瑾から送り込まれた道士の件では、四葉殿のご子息にも一条殿のご子息にも…いや、この国に生きる全ての魔法師に迷惑を掛けている。本来であれば、私ではなくお前が言い出さなければならない事だったのだ」 

 

「先代……父上!」

 

「真言、お前には失望した」

 

 

 その言葉を聞いて呆然と父親の顔を見上げる真言に対して苛烈な眼差しを向けていた烈を宥めたのは、意外にも真夜だった。

 

 

「先生、もうよろしいではありませんか。九島家が全ての責任を負われるというのであれば、四葉家はそれで納得しましょう。七草殿には今後の貢献で不祥事を償っていただければ結構ですわ」

 

「(真夜…)」

 

「(貴方の懸念はわかっています)」

 

「(恩に着る)」

 

 

 烈は師弟の情だけで弘一を庇っているのではなく、自分が作った十師族体制維持の為に弘一を庇っている。現在、日本で最も力を持っている魔法師集団は国防軍の魔法師部隊ではなく、四葉家と七草家。則ち、四葉家と七草家は現在の日本魔法界の双璧であり、その片割れである七草家を十師族から除外するのは好ましくない。

 

 

 その考えを見通すのは、真夜にとって難しくなかったが、今のこの状態をいきなり根底から破壊するのは良くないということもわかっており、烈の申し出を受け入れたのだった。

 

 

「四葉殿がそう仰るのであれば……」

 

「確かに今、七草家に十師族を抜けられると、穴が大きすぎますな」

 

 

 温子と雷蔵が、相次いで真夜に賛同し、他にも反対の声が上がらなかった。弘一は笑みの消えた能面のような表情でこの顛末を見ており、真夜がそんな弘一へ目を向けて、フッと笑った。

 

 

「真言、行くぞ。皆、失礼したな」

 

「これ以上は俺の長居も不要そうなので、失礼します、真夜さん」

 

「ええ」

 

 

 

 烈に命じられて、真言がのろのろと幽霊のように十師族の席を立ち、軽く目礼して会議室を出ていく烈に、肩を落として続く。それに続く形で頼斗も退出したのを全員が見届けた。

 

 

「そ、それでは、九島家に代わる十師族を決めなければなりませんな」

 

 

 パタンと扉が閉まり、止まっていた時を動かしたのは、五輪勇海のやや焦った声だった。

 

 

「明日は選定会議だ。その時で良いのでは?」

 

「十師族に欠員が出た場合は、次の選定会議まで師族会議が選んだ補充メンバーがその務めを果たすことになっております。例え一日であろうと、十師族を欠けたままにしておくべきではないでしょう」

 

 

 三矢元が反対を唱えたが、真言に代わって最年長になった二木舞衣が勇海の提言を支持した。

 

 

「そうだな。誰が良いだろうか?どなたか、候補は?」

 

 

 剛毅が仕方ないという表情で候補を問う。それに答えたのは真夜だった。

 

 

「それでは七宝殿は如何でしょうか? ご当主の拓巳殿は思慮深く、配下の魔法師こそ少ないものの財力は中々のものですわ」

 

 

 剛毅、克人、勇海が弘一の顔を窺う。七草家と七宝家の確執は他家にも知られているところだったが、弘一は何の反応も示さなかった。

 

 

「七宝殿ですか……他に推薦はございませんか?」

 

 

 舞衣の問いかけに答える当主はいなかった。

 

 

「では十師族の新メンバーは七宝殿に決定します。一日限りのメンバーですが、すぐに七宝殿へお伝えしましょう」

 

 

 

 こうしてその場は一旦解散となり、七宝家当主の七宝拓巳には臨時の十師族としての召集がかかったのだった。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

 

――仮想転移(ログイン)中…――

 

 

 

1:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

ということがありまして、今はホテルのエントランスで目を光らせつつ寛いでます

 

2:大魔道師ハンターマホロア ID:mAGi91tA2Ra

>>1色々と説明が抜けてるネェ

 

3:世界を旅する飛行タイプ使い ID:16aMaGagAIBo

Do you こっちゃねん

 

4:米花町のスパイダーマッ ID:Ito2kaIAraI

要は面倒事だろ?

 

5:東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315

>>4どういう面倒事かってことでは?

 

6:デトアラのスタンド使い ID:OrA6dArasH

そういや話変わるけどオーマニキ最近浮上しなくなったな

 

7:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR

>>6忙しいんじゃない?

 

8:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR

あのオーマニキに限ってスレに顔出せないレベルで手こずる相手ってのも早々いないと思うが

 

9:転生者の相談役 ID:CalLSensEi01

仮にいたとしたら我々も他人事や対岸の火事じゃ済みませんよ

 

10:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

>>1狐面着けたままやったらただの不審者やで

 

11:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

話がまったくわからん

 

12:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4

>>11理解しなくても筋肉に影響無いだろ

 

13:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

>>12たしかに

 

14:音速のトレーナー ID:O21saMaN

>>13納得してどうすんだよ

 

15:ロリ女神ファミリアの三刀流 ID:2GirIhA106O106

>>13いつものことだろ

 

16:デトアラのスタンド使い ID:OrA6dArasH

というか、最近紫ネキも見てないような…

 

17:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR

そういや最初の以降マホロアニキも浮上してないよな?

 

18:祭屋縁太郎 ID:10nNBrA6Bo86

なんだなんだ、えらく静かじゃねぇか!もっと騒げ!祭はド派手にしねぇとなァ!!

 

19:世界を旅する飛行タイプ使い ID:16aMaGagAIBo

まぁ便所の壁とはいうけども

 

20:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4

えじゃあ今なら下ネタ言い放題?

 

21:音速のトレーナー ID:O21saMaN

>>20ログ見られて今度こそ垢BAN喰らいたいならいいんじゃない?

 

22:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4

やっぱやーめよ

 

23:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

>>22相変わらず掌ドリルしとんなー

 

24:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR

>>23掌ドリルすな、すな、すな、すな

 

25:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

>>24ドリルせんのかーい!ちゃうねんアホ!!

 

26:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

ん?

 

27:東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315

>>26どしました?

 

28:マッドな教官(仮)ライダー ID:MadnA8bEe82

ちょっと抜けます

 

29:音速のトレーナー ID:O21saMaN

>>28おk

 

30:ロリ女神ファミリアの三刀流 ID:2GirIhA106O106

しかし、マジでオーマニキたちどうしたんだろな

 

 

 

 

――現実転移(ログアウト)中…――

 

 

 

「………!」

 

 

 師族会議2日目、各家の当主たちが上階の会議室で話し合っている時、頼斗はいつもの狐面を着け、腕を組みながらカフェモカを置いたロビーのテーブルに向かう形でソファーに腰かけていた。周囲の人々はそんな頼斗に異質な者を見る目を向けるものの、次の瞬間には目を剃らしている。

 

 

 しかし、次の瞬間頼斗は何かを見つけると突然立ち上がり、それ(・・)に向かって走り出した。

 

 

 その先には…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かを手に取った動く死体(・・・・)がいた。

 

 

「だらぁッ!!」

 

『ーー!?』

 

 

 突然回し蹴りを繰り出した頼斗に周囲の一般人は驚いたが、それではだけた動く死体…傀儡(パペット)の服から覗く円筒状の物体と、傀儡の手から弾き飛ばされた物体…起爆スイッチを認識すると…

 

 

『わああああぁぁぁ!!??』

 

 

 当然我先にとロビーから外へと駆け出す。

 

 

「ぁっ!?」

 

 

 そしてそうなれば、二次災害も起きる。逃げる大人たちに揉まれ、一人の少年が足をもつれさせて転んだ。

 

 

 そして、無情にも頼斗が回し蹴りを仕掛けた個体以外の傀儡は逃げ遅れた獲物(少年)に襲いかかる。

 

 

「!させるかッ!!」

 

 

 それに瞬時に捉えた頼斗は、少年に襲いかかる死体に組み付き、すかさず足払いを掛けて掌底打ちで突き飛ばす。

 

 

「大丈夫か?早く逃げ――」

 

 

 頼斗が転んで泣いている少年の前にしゃがみこんでそう声をかけた直後、ロビーに爆音が轟き、一階部分の窓ガラスが軒並み吹き飛んだ。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか?
次回、確実に変身&ホテルでのテロが終わります。
頼斗が変身するライダーとは…?
そしてその姿にはどんなガッチy…あ()
忘れて?忘れろ(豹変)
では、また次回で。
あとどうでもいいかもなんですけど、最近新着の感想がパッタリ無くなってるんですよね。
個人的にこの稚作を読んでどんな意見があるのか、何か改善点は無いかなどが気になって朝と昼と夜しか寝れないので、何か意見や率直な感想があったら遠慮なくくださいね(別名:乞食)
でもアンチ的なのはせめてDMにお願いしますね。
やっぱ自分含め皆が目にするものなので。
皆も、ルールを守って楽しくハーメルンを!(某ドロドロに煮え滾るカードゲームアニメの熱血ナレー太郎風)

もうすぐ500000UAだけど、何かした方がいい?

  • 何かして?しろ(豹変)
  • 何もせんでええ…無茶するな…
  • 勝手にすりゃいんじゃね?(鼻ほじー)
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