マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
ガッチャードとブンブンジャーの映画早速観てきました。
マジでギーツロスのプレッシャーをガッチャではね除ける熱い作品でしたね、ガッチャード。
というかガヴこれ大丈夫か…?今のところベルトがビルドドライバーのパチモンとか言われてネタにされてるけど…お前も神作になれるのか…!?(n番煎じ)
あと投稿ミスってました。騒がせてゴメンネ。
え?そもそも騒ぐほどの作品でもない?
引退していいっすか?(茶番)


スレNo.62

 

 

 

『――…と、十師族の、ひいては魔法師の失墜を狙ったと思われる今回のテロの被害は、死者0という奇跡的な結果で終わりました。警察は引き続き捜査を続けると共に…』

 

「クソが!クソがクソがクソがクソがァァ!!」

 

 

 とある民家だった場所…そこに住んでいた家族を皆殺しにした場所で、テレビに映るニュースを見る褐色白髪の男…死体を傀儡として操り、今回の爆破テロを起こした張本人である顧傑はかつてないほどに荒ぶり、怒りを露にしていた。

 

 

 自分から復讐の敵を奪った忌まわしき四葉家。そしてその国にいる魔法師共。嘗て自分が大漢の居場所を失って屈辱を味わったように、奴らにも居場所を失い、地の底で泥を啜る苦しみを味わわせる…はずだった。

 

 

 だがどうだ。旧式とはいえ、街の監視システムにも引っ掛からないUSNAの兵器を用いたにも関わらず、死者が一人も出なかったではないか。おまけに、自分の予想では民間人を見捨てて逃げるはずだった忌まわしき四葉家の当主と言えば、それに反して民間人の救助に尽力した始末だ。

 

 

 何もかもが上手く行かない。全てにおいて腹立たしい。その理由は分かっている。

 

 

「仮面ライダーだ!奴さえ……奴さえいなければ全てが上手くいっていた!それを……クソ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「苛立ッテマスネぇ」

 

 

 …故にこそ、背後の気配に気づかなかった。

 

 

「何者だ!?四葉か!!」

 

「イイエェ。我々ヲ、アンナぼんくらト同列扱イシナイデイタダキタイ」

 

 

 顧傑の背後の椅子に足を組んで座るのは、顔全体を覆うガスマスクに、シルクハットとトレンチコートで身を包んだ全身黒一色の人物だった。その声は変声機で耳障りなダミ声になっており、男女の区別すらつかなくなっている。

 

 

「フ~ム……名乗ラナイノモあんふぇあデスシ、取リ敢エズ『ヘンドラー』トオ呼ヨビクダサイ。私ノ目的ハ、『スカウト』デスヨ」

 

「………スカウトだと?」

 

 

 余裕ぶった道化師のような態度を崩さない侵入者…ヘンドラーに、顧傑は胡散臭いものを見る目を向ける。

 

 

「私ハ組織ノ、言ワバ人事部長…マダマダ我々ハ発展途上デスカラネぇ。コウシテ貴方ノヨウニ素晴ラシイ『悪』ノ素質ヲ持ツ者ノ所ヘ私ガ直接出向キ、我々ノ手ヲ借リルめりっとヲぷれぜんシテルンデスヨ…トイウコトデ、先行投資トシテハ少々心許ナイカモデスガ、此方ヲ用意シマシタ。ドウゾオ納メクダサイナ」

 

「これは…!」

 

 

 ヘンドラーは床に置いていた黒いアタッシュケースを手に取ると、机の上に置いてロックを外し、顧傑に向けて開く。

 

 

 顧傑が目を見開いたのは、そこに入っているもの…✕印が彫られた白銀のメダルや、骨のようなパーツで覆われた今では珍しいUSBメモリ、ドス黒い本体に赤いパーツが付いたスイッチ、何かの薬品漬けにされている紫色の禍々しい形の皮を持つ木の実といった、統一性のない品物の数々に見覚えがあったからだ。

 

 

「怪人化のアイテムか…!?」

 

「ゴ明察デス。以前、貴方ノオ知リ合イダッタリどいつノ大層偉イトイウ某ニモオ伺イシタノデスガ、ドチラモ『はずれ』デシテネ…モット粘着質ナ『悪』ダト思ッテイタノデスガ、存外コノ世界ノ『悪』ハ如何セン『根』ガ弱イノデスヨ…貴方ガソンナ根ノ弱イ『悪』デハナイト見込ンデノオ誘イデス。デハ、私モ暇デハナイノデ失礼イタシマス」

 

「………いいだろう。乗ってやる。時に貴様……先ほど『我々』と言ったな。貴様の言う『組織』とは、一体何なのだ?」

 

 

 自分を呼び止める顧傑に対し、ヘンドラーはクルリと舞台役者のようにコートを翻して答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我々は新たなる侵略組織……」

 

「『トリリオン』」

 

「ご記憶くださいますように」

 

 

 敢えて変声機を切ったのか、澄んだ女性の声でそう言ったヘンドラーは、コートを翻すと空間を縮めたように小さくなって消えた。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

――仮想転移(ログイン)中…――

 

 

 

31:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR

…トリリオン、それが敵の名前?

 

32:転生者の相談役 ID:CalLSensEi01

オーマニキの伝言の情報が正しければ、ですね。

恐らく、元々は仮面ライダーガッチャードに出てきた敵組織「ハンドレッド」を自分たちなりに模倣した連中かと思われます。恐らく一部の転生者ハンターが絡んでいる可能性もあるとのことです。ま、所詮は我々同様人間ってことですかね。それか…何らかの悪徳転生者に洗脳されて、いい様に扱われてる可能性も捨てきれませんが

 

33:東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315

>>32…一応自分も人間判定…でいいんですかね?

 

34:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4

>>33少なくともバカするやつよりは価値が上だよ

 

35:シンカリオンの保線作業員兼オレンジ6号 ID:ToQ6BuIldeR

で、ぶっちゃけこれどうすんの?

 

36:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

オーマニキら悪徳転生者ハンターを除いたら、イッチぐらいしか世界のゲートは開けんしなぁ…

 

37:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

俺らの所に来たら各自ぶっ飛ばすじゃダメか?

 

38:ロリ女神ファミリアの三刀流 ID:2GirIhA106O106

>>37が珍しくまともな意見を言った!?

 

39:音速のトレーナー ID:O21saMaN

まさか偽者!!?

 

40:米花町のスパイダーマッ ID:Ito2kaIAraI

>>37筋肉は?

 

41:悪魔高校のバキ刃牙 ID:Dxd5r5rmAcHo

>>40裏切らない親友

 

42:世界を旅する飛行タイプ使い ID:16aMaGagAIBo

>>41よし、本物だな

 

43:スマホ少年の相棒の英霊使い ID:LaN3ErO4

ひっでぇ本人確認方法だな

 

44:ロリ女神ファミリアの三刀流 ID:2GirIhA106O106

でも実際コイツには効果覿面な手段だから…

 

45:ロズワール家の修行僧 ID:OvArOGg1

このまま大事にならなければいいのですが…

 

46:東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315

兎に角、事態の終息を願う他無いですよ

 

47:電脳空間の時喰王 ID:NAndE8

な~んでろくなことをせん奴らが増えるんやろか

 

48:音速のトレーナー ID:O21saMaN

>>47わからんが…人の心ってそういうもんだろう

 

49:米花町のスパイダーマッ ID:Ito2kaIAraI

ここのスレ民みたいな善人もいれば、ああいうバカをやらかすやつもいる、と…

 

50:プリキュア世界の怪人王 ID:kA1ZinriDeR

なんとかならんもんか…ってそういやイッチは?

 

 

 

 

――現実転移(ログアウト)中…――

 

 テロが終息してから一夜明けた2月6日。

 

 

 頼斗は十文字克人を中心とした顧傑の捕縛部隊に加わることが決まった。

 

 

 が、以前真夜が言っていたように犯人の潜伏能力もかなりのものであるため、今のところは情報待ちに留まっているらしい。

 

 

 そんな中、頼斗は生徒会の業務などを手伝った後の昼休みの腹ごしらえをするために校内の食堂でカツ丼を頬張っていた。

 

 

 すると、食堂に設置されていた大型テレビが緊急速報を流し始めた。

 

 

 その内容は…

 

 

「昨日のテロの犯行声明だァ…?」

 

 

 咀嚼していたカツ丼を飲み込んだ頼斗が怪訝な顔をしている間にも、ニュースキャスターは若干緊張した顔つきで犯人の声明文を読み上げていた。

 

 

 ――今回のテロの犯人は自分たちである。

 

 

 ――我々は魔法という悪魔の力をこの地から一掃する聖戦を行う神の使いである。

 

 

 ――昨日の攻撃はこの国を腐らせる魔法師たちの首魁である十師族を狙ったものである。

 

 

 ――しかし十師族は、あろうことかその殆どが一般人を見捨てて逃げ出した。他の者も、自分たちが巻き込んだ一般人を偽善で救い、更に名声を得ようと下策を案じた。

 

 

 ――自分たちは今後も魔法師を騙る怪人から人類を救うため、戦い続ける。

 

 

 ――日本が魔法師を追放しないなら、今度は確実に多くの死人が出る。

 

 

 仰々しい内容を出きる限り簡潔に要約しても、こんなところだ。

 

 

「怪人………ねぇ……」

 

 

 正直、頼斗は苛立っていた。

 

 

 どの口が名声欲しさとほざくのか。

 

 

 自らの保身のために起こした、的外れな復讐に多くの民間人を巻き込むことの何が聖戦だ。

 

 

 そして…魔法師が怪人などと、どんな心境で言っているのか。

 

 

 自分の親友(怪人王)のように、怪人の力も使い方次第で人を救えるのに、あたかもそれを悪と決めつけ、更には自分の後輩や婚約者(リーナ)と同類だと言ってのける。

 

 

 怪人は、必ずしも「都合のいい悪」ではない、都合のいいスケープゴートのような存在ではないというのが頼斗の考え方だ。

 

 

 しかし、そんな頼斗の心境は露知らず、食堂でニュースを聞いていた学生たちは仲間内で少し騒いでいた。

 

 

「正直、魔法師が可哀想だよな」

 

「怪人ってあれだろ?最近ネットで話題になってるやつ」

 

「仮面ライダーと十師族の…どこだっけ?」

 

「四葉だろ。そこと仮面ライダーが国内の怪人撲滅に動き出してるってこの前時事問題で出たじゃんか」

 

「あ~あれか」

 

「てか結局言ってることは魔法師排斥でしょ?」

 

「しかも、四葉と十文字の当主は一般人の救助をしてたんだから十師族が悪いはお門違いじゃん」

 

「いやでも、殆どの当主が逃げたのも事実だし」

 

「そういや、テロの現場に仮面ライダーがいたってマジ?」

 

「マジらしいよ。SNSでもやってる。ほら」

 

「うわこれガチ?何この蒼いテカテカした鎧」

 

「しらね」

 

 

 と、学生たちもガヤガヤと話し込んでいる中、仮面ライダーも話題に上がってきたため、頼斗はさっさとカツ丼を食べ終えて次の担当授業に向かった。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

 その日の夜、頼斗は大学の課題を消化した後で趣味のPCネットサーフィンに浸っていた。

 

 

「お、この旅行サイト中々に通だな。ポチっと」

 

 

 ちょうど良さげな旅行サイトを見つけた頼斗がブックマーク登録のボタンをクリックした瞬間…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 PCの画面がブラックアウトした。

 

 

「は?え?何?まさか詐欺サイトだった!!?」

 

 

 いきなりの出来事に、頼斗は珍しく慌てながら電源を強制シャットアウトしようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待ってほしいな」

 

 

 それを遮ったのは、ブラックアウトしたPCの画面に映った、一人の白人の少年だった。

 

 

 

 




さて、いかがでしたか?
控え目に言って神でしたね、夏ガッチャード。
既にTwitterでも公開されてますけど、ディケイド出てきた時は思わず「貴様何者だ!?」と小声でツッコんでしまいました(笑)
マジでディケイドォォォ!!もガヴも出てくるタイミング神すぎたんですよ…
あとネオディケイドライバーじゃなかったのはジオウ最終話で世界作り変えた影響かな?知らんけど
とにかく、本当にストーリーも曲もキャラクターも夏映画としてトップクラス、正直平ジェネFOREVERとかMOVIE大戦MEGAMAX、ビヨンドジェネレーションズに匹敵するレベルで面白かったので、ライダーファンは絶対見に行った方が良いです。マジで。

もうすぐ500000UAだけど、何かした方がいい?

  • 何かして?しろ(豹変)
  • 何もせんでええ…無茶するな…
  • 勝手にすりゃいんじゃね?(鼻ほじー)
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