冬の能登半島・哀愁の15番ホーム~新横浜発9時59分の失踪人~   作:新庄雄太郎

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その頃、高山は休暇で輪島へ旅行していた。


第3章 輪島

一方、高山は休暇で能登へ来ていた。

 

「やっぱ、いいな能登は。」

 

「うん。」

 

そして、高山は輪島の海岸へ歩いていたら。旅館の人は客の捜索をしていると、事件は起きた。

 

キャーッ!

 

その時、悲鳴が響いた。

 

「何、今の声は。」

 

と、高山は行って見ることに。

 

「どうしました。」

 

「大変よ、人が殺されてるのよ。」

 

「何だって。」

 

高山が見たのは、それは男性の毒殺死体でした。

 

「どう。」

 

「やはり毒殺だ。」

 

「毒殺。」

 

「うん、これは青酸系の毒だ。」

 

「やっぱり、毒殺だ。」

 

「ああ。」

 

暫くして、警察が到着した。

 

「あなたが発見者ですね。」

 

「はい、僕は東京中央鉄道公安室の高山直人です。」

 

「なるほど。」

 

しばらくして、石川県警・捜査一課のパトカーが到着した。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「本当か。」

 

「被害者は、東京出身の福沢 良介です。」

 

「それで、死因は。」

 

「恐らく死因は毒殺だな。」

 

と、小沢警部は言った。

 

高山は、すぐに高杉班長に連絡した。

 

「何、輪島で殺人。」

 

「はい、被害者は福沢良介です。」

 

「輪島って事は、石川県警か。」

 

「はい。」

 

「よしわかった、石川県警に協力して捜査してくれ。」

 

「わかりました。」

 

と、言って高山は事件の捜査をすることにした。

 

石川県警・輪島署

 

「えっ、2件も。」

 

「はい、昨日起きた殺人は溺死で、今回輪島で起きた殺人は毒殺です。」

 

「なるほど、被害者が毒殺されたって事は。」

 

「実はですね、ウイスキー瓶に毒物が混入されていたんです。」

 

「毒物の種類は何だったんです。」

 

「鑑識によると、混入されていたのは有機化合物と考えられます。」

 

「なるほど、すると福沢はそのウイスキーを飲んで殺害したって事か。」

 

「はい。」

 

そして、事件の謎は深まるばかりでした。

 

次の日、高山はある人に出会った。

 

「あのー、あなたも輪島朝市に来たんですか。」

 

「ええ。」

 

「なるほど、実は僕もなんです。」

 

「よく来るんですか。」

 

「ええ、僕は輪島は初めてなんで。」

 

「そうですか。」

 

輪島朝市

 

「こうてくだぁー」

 

と、威勢のいい販売が行われた。

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

海産物の試食をする高山。

 

「これは美味しいよ。」

 

「輪島って、いい街なんですね。」

 

「ええ。」

 

「ところで、次の予定は。」

 

「能登へ行った後は、富山へ行くんです。」

 

「えっ、富山って。」

 

「私の友人がいるの。」

 

「じゃあ、その時に列車に乗って富山へ行くんですね。」

 

「はい、よかった一緒の列車で。」

 

「僕も丁度、金沢発の特急「かがやき」に乗って東京へ帰るんです。」

 

「なるほど、そうだったんですか。」

 

そして、高山と彼女は輪島から金沢へは七尾線に乗り、金沢へ向かった。到着したのは12時ごろである。

 

金沢駅

 

「えーと、金沢から東京へ行くには北陸本線に乗ればいいんだな。」

 

「ええ。」

 

そう言って、高山は12時43分発の特急「かがやき7号」に乗って長岡へ向かい、長岡からは上越新幹線「あさひ318号」に乗り東京へ帰京した。そして、彼女は富山で下車した。

 

次の日、高山が特捜班に出勤した。

 

「へぇー、輪島で殺人に会うとはな。」

 

「ええ、僕もびっくりしたよ。」

 

「とんだ休暇だったな。」

 

「ええ。」

 

「どうだった、休暇は。」

 

と、南は言った。

 

「凄かったよ、能登金剛に白米千枚田、後は輪島朝市、結構楽しいよ。」

 

「能登半島か。」

 

「能登へ行くんだったら、寝台特急に乗って行ったのか。」

 

「ええ。」

 

「なるほど。」

 

そこへ、1本の電話があった。

 

「はい、公安特捜班、何、行方不明、わかった、とにかくそっちへ行くから。」

 

と。電話を切った。

 

「班長、行方不明の捜索願です。」

 

「そうか、よし、南、高山、心当たりを当たって見てくれ。」

 

「わかりました、行くぞ、高山。」

 

「はい。」

 

この日、南と高山は歩夢と侑に会った。

 

「で、誰が行方不明なんだ。」

 

「実はね、この子なの。」

 

「あっ、もしかしてしずくちゃん。」

 

「そうなの。」

 

「誰が行方不明なのか話してくれる。」

 

と、高山はしずくに言った。

 

「実は、私の父が一昨日から行方不明になったの。」

 

「えっ、しずくちゃんのお父さんが。」

 

「ええ、一昨日に旅行バックを持って「暫く、仕事の関係で出かけてくる」と言って、そのまま出て行ってしまったの。」

 

「なるほど、旅行バックを持って出かけたまま行方不明になったんだね。」

 

「ええ。」

 

南は高山に言った。

 

「とにかく、しずくちゃんの家に行って見よう。」

 

「えっ。」

 

「話はそれからだ。」

 

「ありがとう。」

 

南と高山は、歩夢と侑としずくと一緒にしずくの実家である鎌倉へ向かった。

 

「ここが、私の家です。」

 

「しずくちゃん、犬を飼っているんだ。」

 

「ええ、名前はオフィーリアって言うの。」

 

「そうか。」

 

そこへ、しずくの母がやって来た。

 

「お帰り、しずく、こちらの方は。」

 

「鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

と、手帳を見せる。

 

「早速ですが、しずくの父親の事で話したいのですが。」

 

「えっ、南さんと高山さん鉄道の警察の方でしたか。」

 

「はい、鉄道公安隊です。」

 

「うん、なるほどしずくの父親は若葉商事に勤務しているんですか。」

 

「はい、今は電車に乗って横浜から東京へ通ってるんです。」

 

「なるほど、あのー名前は桜坂の前は磯川になっていますけど。」

 

「ええ、前の夫は仕事を失職後に酒におぼれて殴る蹴るやしずくに虐待されたんです、しずくが小学4年の頃に離婚後に転校して、現在の桜坂になったんです。」

 

「なるほど。」

 

「お母さん、お父さんの事で何か話した。」

 

「公安さん、そう言えば父は何処かへ旅に出るって言って出て行ったまま行方が分からなくなったんです。」

 

「どこへ行くか、言わなかったですか。」

 

「ええ、そこまでは、あっ、そうだ、確か新横浜で新幹線に乗って行くとか言ってたけど。」

 

「何時の新幹線とか言ってましたか。」

 

「そうね、そこまでは。」

 

「わかりました、早速捜索してみます。」

 

「そうですか、ありがとうございました。」

 

と、言って南と高山と歩夢達はしずくの家を出た。

 

鎌倉から戻った南と高山は、すぐに高杉班長に報告した。

 

「何、しずくちゃんの父親が行方不明。」

 

「はい、一昨日から行方不明なんです。」

 

「どこへ行ったか、聞かなかったか。」

 

「ええ、わかってるのは新横浜から新幹線に乗ったって事は分ったんです。」

 

「なるほど、するとしずくの父は新横浜から新幹線に乗って行方不明になったんですね。」

 

「はい。」

 

「名前は、桜坂 弘さん52歳です、若葉商事に勤務していたのですが、去年の4月に沼津支社へ異動されていた事が分かりました。」

 

「そうか、と言う事は新横浜で行方をくらましたって事か。」

 

「ええ。」

 

そして、しずくの家には神奈川県警の吉井警部補と大下刑事がやって来た。

 

「よう、大下。」

 

「おっ、南も来てたのか。」

 

「それで、何か分かった。」

 

「それがな、しずくの家に電話があったんだよ。」

 

「えっ、誰かに電話がかかって来た。」

 

「ええ、父の部屋からこんな物が。」

 

「何なんですかね。」

 

「これは、多分伊豆内浦じゃないかと思いますが。」

 

「うん、熱海と伊豆内浦。」

 

「もしかしたら、お父さんは熱海か伊豆内浦って事も考えられるな。」

 

「パパ、もしかしたら静岡に行ったって事は。」

 

「そう考えられるな。」

 

「ええ、確か再婚旅行の時は熱海と伊豆へ行ってましたよ。」

 

「なるほど。」

 

「うん、もしかしたら内浦って事も考えられるな。」

 

「ええ。」

 

特捜班に戻って来た、南は。

 

「何、伊豆内浦か。」

 

「ええ、事件に関係してると思われます。」

 

「なるほど。」

 

と、高杉は言った。

 

 

 




そして、事件は急展開になる
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