冬の能登半島・哀愁の15番ホーム~新横浜発9時59分の失踪人~   作:新庄雄太郎

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そして、南と高山は伊豆内浦へ


第4章 伊豆内浦

次の日、南と高山は高杉班長の命令で沼津へ行くため7時25分発の新幹線「ひかり103号」に乗って静岡へ向かい、静岡からは東海道本線に乗り伊豆内浦へ向かった。

 

「静岡へ行くなら「こだま」の筈なのにどうして「ひかり」で行くんですか。」

 

「うん、そこからは一部の「ひかり」で静岡へ行く事も出来るんだよ。」

 

「へぇー。」

 

「でも、どうして内浦に捜査をするんですか。」

 

「しずくの父は、沼津へ行った可能性があるかもしれん。」

 

「それで、内浦へ行くのか。」

 

「ああ。」

 

南と高山が乗った東海道新幹線「ひかり103号」は8時24分、静岡に到着した。

 

そこから、東海道本線に乗り換えて沼津へ到着した。

 

「この辺が、内浦に近いのか。」

 

「ええ。」

 

「とにかく、内浦へ捜査してみよう。」

 

「ええ。」

 

早速、南と高山は内浦で調べることにした。

 

「えっ、先月にこられた。」

 

「ええ、確か11月の下旬ごろにその男を見かけたけど。」

 

「いつ頃です。」

 

「そうですね、11月の23日ですよ。」

 

「その日に来たんですね。」

 

「はい、その人が何か。」

 

「実はですね、新横浜駅で新幹線に乗って行方不明になったんです。」

 

「えっ、行方不明。」

 

「はい、12月の3日頃に。」

 

その後の調べで、しずくの父は11月頃に沼津へ来ていた事が判明した。

 

「その沼津から帰ってきた後、次の日に新横浜で新幹線に乗ったんだ。」

 

「問題は、どこへ行ったんでしょうか?。」

 

そこへ、高山のスマホがかかって来た。

 

「もしもし、あっ、桜井。」

 

「わかったよ、桜坂の足取りをつかめたよ。」

 

「えっ、本当か。」

 

「恐らく、新横浜9時59分発の新幹線「ひかり217号」にに乗ってる。」

 

「えっ、桜井本当か。」

 

「間違いないわ。」

 

「あっ、桜井内浦へ行って調べてきたけど11月の20日に沼津に来ていたそうです。」

 

「えっ、それ本当なの。」

 

「ああ、その日の休みに沼津と内浦へ来ていたそうです。」

 

「なるほど。」

 

「12日に桜坂の家に電話があって、男の声の人からかかってきたって。」

 

「その相手は。」

 

「わかんない。」

 

「そうか、ありがとう桜井。」

 

と、携帯を切った。

 

「高山、何か分かった。」

 

「実はな桜井から電話があって、11月19日に桜坂の家に男の声の人から電話があったって。」

 

「えっ、本当か。」

 

「うん、今桜井が調べてるって。」

 

その頃、桜井は松本と梶山と一緒に桜坂に話を聞くことにした。

 

桜坂家

 

「しずくちゃんのお父さんにかかって来た男の声の人に心当たりはありせんか。」

 

「そうね、私は知らないわ。」

 

「そう。」

 

「桜井、わかったよ。」

 

「本当か。」

 

「調べて見ると、9時59分発の「ひかり217号」下り新大阪行だ。」

 

「それに乗って、どこへ行ったのでしょうか。」

 

「そこなんですよね。」

 

「問題は、何処へ消えたかだ。」

 

その頃、南と高山は伊豆内浦を捜査をしていた。

 

「あっ、電話だ。」

 

と、南は携帯に出た。

 

「はい南です、えっ、何、しずくちゃんのお父さんのコートが発見された。」

 

「ええ、今そっち向います。」

 

「どうした、高山。」

 

「しずくの父の遺留品が見つかったって。」

 

「えっ、本当。」

 

早速、南と高山は遺留品が発見された現場へ向かった。

 

横浜から、しずくとしずくの母と一緒沼津署へやって来た。

 

沼津警察署

 

「所持品は警察庁を通じて、調査はされていますが、奥さん、しずくちゃん、ご主人の物に間違いないですね。」

 

「はい、間違いありませんわ。」

 

「まさか、お父さん。」

 

と、しずくは心配そうに言った。

 

「これ、何処で発見されたんです。」

 

「三津の粟島です。」

 

南と高山達は、静岡県警・捜査一課の横溝警部に案内してもらい発見現場へ向かった。

 

「現場はこちらです。」

 

「それで、発見したのは。」

 

「この女の子たちなんだ。」

 

高山は、発見した女の子たちに話を聞くことにした。

 

「この辺りで発見したのか。」

 

「うん、あそこだよ。」

 

「そこで、見つけたずら。」

 

「この辺ですか。」

 

「そうだよ。」

 

と、ルビィは言った。

 

「しずくちゃんのお父さんは誰かに襲われたのでしょうか。」

 

「ええ、財布の中には40万残されていました、物取りではありません。」

 

「えっ、物取りではない。」

 

「恐らく、誰かに誘い出されて。」

 

「もしかして、お父さん。」

 

そこへ、静岡県警の警官の声がした。

 

「おい、あったぞ。」

 

「何か見つかったか。」

 

「これは、被害者の手帳です。」

 

「間違いない、お父さんのだわ。」

 

「本当か。」

 

そこへ、若い警官がやって来た。

 

「何か分かったか。」

 

「先月、コートを着た50代の男が来た。」

 

「ええ。」

 

磯川の家に沼津署の小川部長刑事と静岡県警・捜査一課の加藤刑事がやって来た。

 

「磯川さん、恐れ入るが同行してもらうよ。」

 

「わしが妻を殺したって言うのか。」

 

「とにかく、署まで来い。」

 

磯川は、神奈川県警の鎌倉警察署へ連行した。

 

鎌倉警察署

 

磯川は捜査一課の大下刑事に取り調べられた。

 

「別れた娘に会ったのは認めるんだな。」

 

「ああ。」

 

「でも、その男は殺してないぞ。」

 

「本当なのか。」

 

「ああ、本当だよ。」

 

吉井警部補は、磯川に言った。

 

その後、南と高山は新幹線「こだま」に乗って東京へ帰った。

 

 




そして、容疑者と思われる男がいた

しかし、彼には鉄壁のアリバイがあった
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