冬の能登半島・哀愁の15番ホーム~新横浜発9時59分の失踪人~   作:新庄雄太郎

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だが、高山は行きの新幹線は京都へ下車したのではないかと


第6章 アリバイ捜査

「村岡は、名古屋か米原で新幹線に乗ったんだよな。」

 

「ええ、問題は一緒に乗っていたって言ってましたけど。」

 

「そこが盲点だよな。」

 

「ああ、調べて見たら米原と名古屋ではなく京都ではないかと。」

 

「なるほど、京都から新幹線に乗って東京へ帰京してたって事か。」

 

「はい。」

 

南は、鶴岡と高山と一緒に村岡と一緒に乗っていた人に会うことが出来た。

 

「あのー、あなたが新幹線で村岡さんと一緒だったんですね。」

 

「はい。」

 

彼の名前は、川本淳郎。

 

「あの時、私は新潟へ行って金沢と輪島へ行き、その翌日は京都へ行っていました。」

 

「えっ、京都ですか。」

 

「ああ、京都から帰京する時ですね。」

 

「ええ。」

 

「6日に京都から東海道新幹線に乗って東京へ帰る時でした。」

 

「村岡さんとはその時は一緒でしたか。」

 

「もちろんです。」

 

「アリバイ成立か。」

 

「はい。」

 

川本は、特捜班たちに話した北陸旅行は次の通りだった。

 

12月2日 午前10時、東京出発

 

東京発10時08分上越新幹線「あさひ309号」に乗車

 

新潟着12時01分 下車 新潟市内のホテルで1泊

 

12月03日 午前7時15分、ホテルを出発

 

新潟発8時26分上越新幹線「あさひ302号」に乗車

 

長岡着8時50分 下車

 

長岡発9時04分発北陸本線特急「かがやき2号」に乗車

 

金沢着11時34分 下車 金沢市内で1泊

 

12月4日 金沢を出発 七尾線で向かい、輪島へ一泊

 

12月5日 輪島-金沢-京都と特急「雷鳥」に乗り、京都へ一泊

 

12月6日 新幹線で東京へ帰京

 

「ほう、新幹線に乗るのは京都だから「加越」ではなく「雷鳥」に乗ったのか。」

 

「はい、川本は金沢から京都へ行ったと言っています。」

 

「それで、桜坂には会わなかったか。」

 

「ええ、金沢駅で七尾線のホームで一緒に輪島へ行っていたと言っています。」

 

「そしたら、輪島で待っても来なかったから七尾線に乗って金沢へ向かったと言っています。」

 

「と言う事は、帰りの新幹線に乗って一緒だったって事は。」

 

「それもあるな。」

 

「と言う事は、行きは京都で帰りは米原って事になりますね。」

 

「なるほど、村岡が2つの殺人の犯人の可能性があると。」

 

「そうです。」

 

「川本が金沢から京都へは「雷鳥」に乗ったって言ってたよね。」

 

「うん、考えられるな。」

 

と、高山は時刻表を見て見ると。

 

金沢から京都へ北陸本線に乗る。

 

金沢発 13時48分特急「雷鳥32号」に乗車

 

京都着 16時36分着 下車

 

「やはり、京都へ行ったのは本当ですね。」

 

「ええ。」

 

「うん、帰りは京都から新幹線に乗って帰京したことになりますね。」

 

「確かに、京都へ行ったのは本当ですね。」

 

「ええ。」




そして、事件の犯人は

村岡のアリバイは崩れるのか
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