冬の能登半島・哀愁の15番ホーム~新横浜発9時59分の失踪人~ 作:新庄雄太郎
次の日、南と高山と小海と鶴岡はしずくちゃんと一緒に奥能登・輪島へ向った。
「と言う事は、しずくちゃんのお父さんは横浜で新幹線「ひかり」に乗ったんだよね。」
「ええ。」
「と言う事は、名古屋か米原で特急に乗り換えた事になるな。」
と、鶴岡は言った。
「よしっ、早速能登へ行って見よう。」
「ええ。」
「時刻表、持ってきました。」
「ご苦労さん、高山。」
南としずく達は東京駅9時42分発の「ひかり217号」に乗って能登へ向かった。
新幹線「ひかり217号」の車内にて
「俺、時刻表とても好きなんだ。」
「本当。」
「ちなみに、しずくちゃんは。」
「ええ、歩夢さんと侑さんとせつ菜さんと一緒に旅行したことあります。」
「あのー、南さん。」
「何。」
「お父さんは生きてるんですか。」
「ああ。そうだな」
「確か、高山は輪島で1人旅の女に会ったって言ってなかったか。」
「あ、そう言えば、僕が朝市に行った時にその女にあったな。」
「それ、本当か。」
「ええ。」
新横浜駅 9時59分
「ここから、しずくちゃんのお父さんが乗り込んだ。」
「はい。」
「と言う事は、米原で特急に乗り換えたんだ。」
「ええ、間違いないな。」
南と高山達が乗った、新幹線「ひかり217号」は米原に到着した。
「と言う事は、米原から特急に乗るとしたら特急「きらめき1号」に乗ることが出来ますね。」
「ええ。」
「あれがそうかな。」
「よし、乗ろう。」
南と高山達は12時12分発の北陸本線特急「きらめき1号」に乗り込んだ。
特急「きらめき」は米原と金沢を結ぶ新幹線連絡特急である、1日2往復運転されている、92年のダイヤ改正で「きらめき」に3列式のグリーン車が導入された。東京と北陸へ行くには便利の特急列車である、南と高山達が乗った特急「きらめき1号」は米原を12時12分に発車し、途中停車駅は敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、終着金沢へは14時08分に到着する。
14時08分、金沢へ到着。
「金沢から輪島へ行くには七尾線に乗るといいですね。」
「ええ。」
「よし、早速七尾線に乗って見よう。」
七尾線に乗り、輪島へ到着した。
ホテル・高州園
「ああ、桜坂さんですか。」
「はい。」
「4日の日に、チェックアウトされています。」
「あのー、その後はどこへ行ったか覚えていませんでしたか。」
「そうですね、その後の事は知りませんな。」
「3日に輪島で殺人が起きた日と同じだな。」
「犯人は輪島に来ていたって事ね。」
「そして、海岸で高山に会った女と桜坂は偶然現場にいた。」
「と言う事は、村岡に共犯がいたって事か。」
「ええ。」
と、小海が言った。
そこへ、村岡がやって来た。
「おい、又俺を疑っているのか。」
「ええ、今裏付け捜査をしていますよ。」
「これ以上しつこくすると、名誉棄損で訴えるぞ!。」
「それはどうかな?。」
「村岡は事件当日、何をしていましたか。」
「えっ、そう言われてもね。」
「そうですか。」
「いいか、証拠もなかったら訴えるからな、覚えておけよ。」
「お父さんは何処にいるの?。」
「それは知らんな。」
と、村岡は惚ける。
「あなたは知ってるんですか。」
「しつこいな、あんたも。」
「何か、知ってるんですか。」
「そして、輪島へ行った後は金沢へ行って、その後は金沢から特急に乗って横浜へ帰ったよ。」
「それ本当なの。」
「ああ、もちろんさ。」
「アリバイ成立ですね。」
「ええ。」
「とにかく、桜井と松本に調べてもらおう。」
「ええ。」
そして、事件は意外な展開になった