IF 吹雪 アツヤが雷門中にきていたら?   作:KwK

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今回はかなり重要な話になっています!


第十四話 約束

〈十四話〉

 

【 雷門 side 】

 

 

「吹雪くん」

 

雷門は吹雪がいそうなところに車を走らせて河川敷の川の近くにいる吹雪を発見した。

 

「・・・・・」

 

アツヤは何も言わず、ぼーっと川を見つめていた。

この状態では何も聞くことはできないと思い、吹雪の隣に腰を下ろした。

 

そこから数分の沈黙があって、吹雪がポツポツと話し始めた。

 

「鬼道に昨日あって聞かされたんだ。俺が記憶を失った事件の原因が鬼道にあったと」

「そう」

 

「俺は幼いころ、雪崩事故で両親を亡くしたんだ。そこから、俺たち兄弟は東京にいる親戚のことで暮らしていた。そんな時に事故が俺の記憶を奪うことになった事故が起きた。試合の日の帰り道、二人で歩いていた俺たちに一台のトラックが突っ込んできた。幸いアニキのほうは軽い傷を負うだけで済んだが俺は一か月もの間目を覚まさず、起きたと思ったら記憶を失っていた。このことは後から警察の人から聞いたんだ」

 

「そうだったの・・・。でもそれが鬼道くんとどう関係があるっていうの?」

 

「当時、俺たち兄弟は鬼道が所属していたチームを圧倒できるほどの力を持っていた。そこで鬼道のコーチをしていた影山は俺たちが将来、鬼道の障害になると考え、あの事故を引き起こしたと鬼道は言ってきた。なぁ、雷門、俺はどうすればいい?どんな気持ちでサッカーをすればいいのか分かんねぇよ・・・」

 

吹雪は自分の過去をすべて話すと涙を浮かべながら夏未に問う。

 

「あなたが聞きたい答えとは違うかもしれないけど、私が言えることは『それでもサッカーをする』ということだと思うわ。だって、サッカーをしているあなたはとても楽しそうにプレーするから・・・。それとこれを預かってきたの」

 

雷門は懐からあるものを取りだす。

 

「これは?」

 

 

遡ること数分前・・・

 

 

"『それでは』

 『待ってください!これを!』

 

 車に乗り込もうとしていた雷門に女性はレコーダーを渡す。

 

 『アツヤくんに何かあったら渡して欲しいと彼の兄が残した物なんです!』

 『分かりました。必ず、届けます!』"

 

 

【 アツヤ side 】

 

「このレコーダーはあなたの兄、吹雪士郎さんがあなたにあてたものよ」

「あ、兄貴が俺のために・・・」

 

アツヤが雷門からレコーダーを受け取ると雷門は気を使って離れようとする。

 

「一緒に聞いてくれないか?」

「え、ええ。あなたがいいなら」

 

一人で聞くには勇気がないため雷門を引き留める。

 

 

《 アツヤ聞こえているかい?こうやって音声を残すのは初めてだから緊張するなぁー。

アツヤが眠りについてから二週間がたとうとしているよ。

 

あの時の約束を覚えているかい?・・・僕はあの時の夢のため海外にいくよ。この間の試合を見に来てくれたスカウトの人がぜひと言ってくれてね。だから、先にいくよ。

本当はアツヤが目覚めてからの方がいいに決まっている。でも心配はしていない、僕は信じているよ!アツヤと一緒にサッカーができる日が来るとね。なんだって、僕の弟だからね! 》

 

 

「......っ.....!!っアニ....キ!!オレっ!オレっ!やるよ!あの時の約束を果たすために!!」

 

久しぶりに聞いた士郎の声とその言葉に胸を打たれたアツヤは再びピッチに立つことを決意する。

 

「夏未!いこう!円堂たちの元に!」

「そういうと思ったわ!今から行っても後半には間に合うわ!急ぎましょう!」

 

アツヤと雷門が車に乗って河川敷を出発した頃、決勝戦が行われる帝国学園では両チームがアップを始めようとしていた。

 


 

〈 雷門イレブン side 〉

 

「結局来なかったっすね、吹雪さんと夏未さん」

「大丈夫だ!あいつらは必ず来る!俺たちは来ると信じて戦うんだ!!」

「へっ!吹雪が来る前に試合をおわらせてやるぜ!!」

「何を言ってるんですか、染岡さん!試合はすぐには終わりませんよ!」

「はぁあ?どう考えたって冗談に決まってるだろ!」

 

壁山が二人の不在を心配するが染岡や円堂はまったく不安にしている様子はない。

 

その後アップが終わり、挨拶のため一列に並ぶ両選手たち。

 

「今日はいい試合をしような!鬼道!」

「円堂。.................。頼む」

「分かった」

 

円堂は手を鬼道に差し出し握手を求める。そのときに鬼道は握手をしながら円堂の耳元で何かを囁く。

 

円堂は試合開始のためポジションに付こうとしていた仲間を呼び寄せて鬼道の言葉を共有する。敵である鬼道からの言葉を疑う人もいたが円堂の頼みということもあり、承諾する。

 

【 ピィー!! 】

 

両選手がポジションに付き、試合開始の笛がなった。

 

『 ガラン!!ドゴン!!!ドン!ドン!!! 』

 

次の瞬間目の前にありえない光景が広がる。なんと、試合開始の笛と同時に円堂たち雷門イレブンがスタンバイしているところに天井から鉄骨が降ってきたのだ。

 

「キャーー!!!」

「円堂くん!!みんな!!!」

 

あたりに観客の悲鳴やマネージャーたちの声が響きわたる。

 




やっといろんな機能についてわかってきましたので今までの話も手直ししようと思います。話の流れとかは変更しないので安心してください。後、吹雪士郎がどの国にいったのかのアンケートを取ろうと思っていますのでご協力お願いします!
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