IF 吹雪 アツヤが雷門中にきていたら?   作:KwK

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前回より少しだけ量を増やしました。


第二話 はじめての試合

数日後・・・

試合当日、アツヤは試合を見届けるために試合をグラウンドに見に来ていた。

 

「サッカー部も今日で終わりかねー」

「悲惨な結果にはならないでほしいよな」

と同じように観戦に来ていた生徒が口々にいうがアツヤは

 

(円堂なら何とかなる気がするんだけどな)

 

と割と楽しみにしている。

 

 

【 円堂side 】

 

「みんな今日の試合必ず勝つぞ!!」

『おう!!!』

 

今日の試合のためにたくさん練習してきた円堂たちは試合前のアップをしていた。

そんなとき、『ゴゴゴゴゴ…』と大きな音が中学校の入り口の方から聞こえ、車が止まる。

中から帝国選手たちが出てきて円堂の前にやってくる。

 

「雷門中サッカー部の円堂守です。今日は練習試合を受けて下さりありがとうございます!」

「初めてのグラウンドなんでね、ウォーミングアップをしてもいいかな?」

「え、ああ、どうぞ」

 

親切に対応する円堂に対し、そっけない態度をとる帝国キャプテン鬼道優人。

アップ中、鬼道が円堂に対し、シュートを放ってくるなどのハプニングがあったが試合が始められようとしていた。

 

 

【 No side 】

 

「さぁて、相手さんはどんなプレイをしてくるのかな」

 

そんな風に考えるアツヤを尻目に

試合開始のホイッスルが響き渡り雷門ボールで試合が開始した。

 

まず、雷門は染岡、松野、風丸と細かくパスを繋ぎ攻めあがる。そして、サイドからいいクロスがフリーの染岡に入るがキーパー源田の好セーブに阻まれてしまう。

 

「始めるぞ。帝国のサッカーを」

 

そう鬼道が言うと、そこから鬼道、寺門と繋がれ、ミドルレンジのシュートであっさりと失点してしまった。

 

『な、なんだと!』

 

このプレイにはその場にいるすべての人間があっけにとられた。

そこから帝国は雷門を痛めつけながら、得点を重ねていき、雷門は前半だけで10点もの得点を決められてしまった。ハーフタイム中、

「こんなの勝てるわけないっすよ」

「最初から無茶だったんですよ」

と口々にいい、円堂以外はみんなやる気も体力も無くなってしまう。

 

「何言ってる!?勝利の女神がどっちに微笑むかなんてわからないじゃないか!!そうだろ!?なぁ、みんな!!」

 

必死に励ます円堂だったがそのまま後半が始まってしまう。

 

 

【 ??? side 】

 

「うわぁぁー」「ぐ..!!」

 

後半が始まっても帝国の猛攻は止まらず、必殺技を出して雷門を蹂躙していく。

そして、キャプテンである円堂も顔に強いシュートを食らってしまい倒れてしまった。

そんな中グラウンドを見つめる白い髪の人物は自分がどうすればいいか悩んでいた。

 

『ユウカ…』

 

過去に自分のサッカーのせいで妹を事故に遭わせてしまった責任からサッカーを離れていた。そんな自分がまたサッカーをしてもいいのかと。

 

「まだだ!まだ、終わってねぇ!!・・・まだ終わってねぇぞ!!!」

 

しかし、グラウンドから聞こえた円堂の言葉は大きくこの人物の心を動かした。

 

「ユウカ、今回だけお兄ちゃんを許してくれないか、、」

 

そして、先ほど脱ぎ捨てられたユニホームをきてグラウンドにゆっくりと近づいていく。

 

 

【 円堂 side 】

 

ザワザワ

こちらに近づいてくる一人の少年に周囲がざわつく。

 

『おや!?彼はもしや?!昨年のFF(フットボールフロンティ)で1年生ながらその強烈なシュートでヒーローとなった豪炎寺修也!!その豪炎寺君が雷門のユニホームを着て、登場!!』

 

「ふっ。きたか」

 

豪炎寺の登場にニヤリと笑う鬼道と帝国学園の監督影山。

 

「豪炎寺来てくれたか!!遅すぎるぜ、お前!!」

「ふっ」

 

円堂を支えながら豪炎寺は口に笑みを浮かべた。

 

豪炎寺を加え、試合が再開された。しかし、雷門はあっさりとボールをとられてしまう。

 

「くっっ!」

「いけー!」

 

そして、雷門ゴールに向かって三人で同時に回転しながら打つシュートが放たれる。

 

『 デスゾーン 』

 

そんなシュートを見た豪炎寺は突如、相手ゴールに向かって走りだす。

 

「あいつ、俺を信じて走ってるんだ!俺が止めるって!これを止めた俺から必ずパスが来るって、信じて!!!」

 

『 ゴッドハンド 』

 

円堂は手を大きく開き上げ、大きな手を出現させる。そしてシュートに向かって手を出し、ゴールを阻止する。そして、そのままキャッチしたボールを豪炎寺が走るところまで投げる。

 

「いけー!」

 

豪炎寺は後ろからきていたボールを胸で落とすと、ヒールで空中にあげ、空中で回転しながらシュートを放つ。

 

『 ファイアートルネード 』

 

この強烈なシュートをGK源田は止めることができず、得点を許してしまった。

 

「おおー」「すげえなー」

 

この日一番の歓声に沸く雷門中。そして、ここから反撃するぞと意気込む雷門に対し、帝国学園は試合を放棄してしまう。

 

そのため、帝国対雷門の試合は20対1で雷門の勝利ということになった。

 

「円堂守か、、思わぬ収穫だった」

 

そういい去っていく鬼道。

この日、雷門中は帝国学園に勝利したということで大きな歴史の一ページを作った。

 

「ありがとう豪炎寺!これで新生サッカー部の誕生だ!」

 

試合後、感謝を伝える円堂。しかし

「今回だけだ」

といい豪炎寺はユニホームを返して去って行ってしまった。

 

 

【 鬼道 side 】

 

帝国学園に帰ってきた鬼道は監督である影山の元を訪れていた。

 

「総帥、今回雷門と練習試合をした理由は豪炎寺以外にもあったのではないでしょうか?」

 

本来の影山であれば豪炎寺がいたとしても雷門と試合することはないだろうと思っていた鬼道は今回の試合に疑問を感じていた。

 

「お前が知る必要はない」

 

影山はそう言うと去っていく。

その影山の顔には『ニヤリ』とあやしい笑みがあった。

 




あれ?アツヤ君全然いなくない?とおもった方大丈夫です。次回たくさんでます。
下書き段階では必殺技のところこだわったんですけど変わらなかったw
変えられない感じですかね?
次回は12月10日0時投稿予定です!
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