忙しくなかなか執筆が進まなくてこんなに遅くなってしまいました。
いつもより少しだけ長くなっています。
〈第二十話〉
風丸たちが部屋でアツヤとの出会いを話しているころ、アツヤたちは・・・・。
「さぁ、やろうぜ!」
「ええ」
アツヤと夏未はエプロンをつけて料理の支度を開始していた。
「今日の献立は唐揚げとポテトサラダとみそ汁だ。・・・夏未はまずこのジャガイモを剥いてくれ」
アツヤはジャガイモを何個かと包丁は使ったことがないと思ったのでピーラーを手渡す。そして、自分も一個、手に取ると夏未に見せながら教える。
「いいか、こうやって刃の部分をジャガイモに当ててまっすぐ下に下ろしていくんだ。目の部分は俺がとるから渡してくれればいい。ゆっくりでいいぞ」
「こ、こうかしら?」
夏未はゆっくりとだが確実に剥くことに成功していく。
「へぇ~!想像していたよりもできるじゃねぇか・・・」
「これぐらいならできて当然です!」
「それじゃあ、こっちも始めますかねー!」
アツヤは冷蔵庫から豆腐と油揚げ、わかめ、ネギを取り出すと、みそ汁を作り始める。その手さばきは一般的な主婦と同じくらい良く、夏未が皮を剥いている間にどんどん進む。次第に味噌汁の匂いが隣で作業している夏未の方まで漂っていく。
「すごく慣れているのね・・・。普段から料理をするのかしら?」
「ああ。うちではできるだけ俺が料理を作ってんだ・・・よし!できた!飲んでみてくれ」
味噌を最後に入れて味を整えると味見をし、できているかの確認をする。そして、夏未にも味見をしてもらい、感想を聞く。
「おいしい!私の家でもこんな味の飲んだことないわ!!」
夏未は顔に満面の笑顔を浮かべて、その味を堪能する。
「へっ!それはよかったぜ」
その評価にアツヤはあまり褒められたことがないため、満更でもない顔をする。
それからも料理は続き、先ほど夏未が剝いていたジャガイモを蒸して、やわらかくして潰していく。そして、きゅうりやにんじん、ハムを加えて、味を整えるとあっという間にポテトサラダが完成する。二人は協力してどんどんと進めていき、唐揚げの作業に取り掛かるところまできた。
「夏未はこの肉に片栗粉をまぶしてくれ」
アツヤは冷蔵庫から事前に漬け込んであった肉を取り出す。
「昨日、事前にニンニクと醤油で漬け込んでおいたからうまいと思うぜ。少し量が多い気がするが・・・」
「大丈夫よ。彼らならペロリと食べてしまうと思うわ・・・・このくらいでいいかしら?」
夏未は片栗粉をまぶした肉を見せる。
「いや・・・もう少しこうやって・・・」
アツヤは夏未の手の平にある肉に片栗粉をかけながら、まぶしていく。
途中、手と手が触れあって、夏未は少し動揺するが、アツヤは気づかずに進める。
「よし!こんなもんだろ!じゃあ、揚げるぜ!・・・?なんかあったか?」
夏未が動揺しているのに気づくがなんでそうなっているのか、疑問を浮かべる。
「べ、べつになんでもないわ!」
「そうか・・・」
アツヤは気にしないで、唐揚げを揚げ始める。次第に部屋中に唐揚げのいい匂いが漂っていく。
そんなところ二人に養母である千秋が話しかけてくる。
「皆さんには感謝しているのよ。今までアツヤがこんなに毎日楽しそうにしているのは士郎がいるときだけだったから・・・」
「いいえ。私たちは何もしてませんよ」
「それでも、事故の後からあまり感情を表に出さなくなってしまったから心配していたの・・・」
「アツヤくんは自分で前に進むことを決めたのです。だからこれからも大丈夫です!」
「みんなを呼んでくる・・・」
アツヤは黙々と揚げていたがその場に居づらくなったため、早々に揚げ終えて、皆を呼びに行ってしまう。この行動をとったアツヤの心境を悟り、二人は『フフッ』と小さく笑い合う。
「ありがとう、雷門さん。これからもアツヤのことよろしくお願いしますね!」
「はい!任せてください!」
台所から逃げてきたアツヤは自分の部屋の前に来る。すると、中から風丸と円堂が俺たちとの出会いについて話している声が聞こえてくる。
〈 部屋に居残り組 〉
「そこから、俺たちは毎日一緒に遊んだし、アツヤたちの試合には応援にいったりして楽しい時間を過ごしていたんだ」
「あのときは時間があっという間だったなー!毎日が楽しかった!」
円堂も風丸と同じ気持ちなのか昔を回想しながら懐かしむ。
「あのときの事故も俺たちは目の前で見ていたんだ・・・・」
「そ、それじゃあ、吹雪さんのお兄さんがここにいないのは・・・」
話を聞いていて、疑問に思っていたのか壁山は吹雪の兄について聞いてくる。
「いや。吹雪の兄である士郎は今、海外でプレイしているよ。アツヤと同じ夢のためにな!」
【 トントン 】
〈 side out 〉
「話は終わったかー?ご飯の用意ができたぞ」
話をしていると、部屋をノックする音が聞こえてくる。すると、扉が開き、アツヤが料理の完成を知らせてくる。なので、一旦、話を切り上げて全員が料理のあるリビングに向かう。リビングの扉を開けると部屋にはいい匂いが漂っており、お皿には多くの料理が並べられている。恐らくアツヤがみんなを呼びに行っている間に千秋と夏未が準備しておいてくれたのだろう。
「ありがとな、準備しておいてくれて・・・」
「全然大丈夫よ。あなたが一番頑張ってくれていたしね」
途中で投げ出してしまったため、申し訳なさそうにする。
それぞれが席に着いて手を合わせる。
『『 いただきます!! 』
「うまいっすー!!」
「この唐揚げもニンニクが効いててめっちゃうまいぞ!」
流石サッカー部、用意した唐揚げやポテトサラダ、ご飯がみるみる減っていく。アツヤの懸念も心配はなく、一安心である。
「そんなにうまそうに食ってくれるなら作ったかいがあったってもんだ。夏未も手伝ってくれてありがとな・・・」
「こちらこそ、料理を教えてくれてありがとう!」
「また、来てくれ・・・」
「ええ!喜んで!次は私が料理をふるまって差し上げますわ!」
「!?ふふっ!楽しみにしてるさ!」
「前から思っていましたけど、二人とも仲いいですよね!!」
音無や木野、周りからみると二人の行動はとても甘ったるく映っていたことだろう。
「美味しい料理もたくさん食べたし、明日から全国に向けてもっともっと頑張ろうぜ!」
『おう(はい)!!』
アツヤの美味しい料理を食べたことで英気を英気を養った雷門イレブンはより一層練習に向けてモチベーションを上げるのだった。
「でも、もう少しだけ・・・・」
「おい!円堂・・・」
後、一話で全国大会に進むことができますので楽しみにしていてください。また、士郎の移籍した国を次回の話で使いたいと思っているので短い期間になりますがアンケートの方にご協力お願いします<(_ _)>
吹雪士郎の移籍先
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イタリア
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イギリス
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アメリカ
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アルゼンチンぶ