大好きな彼女の為に 作:トロサーモン
ーここに満ちるは極限の輝き。
天を貫く綺羅星。地を穿つ流れ星。
ここはブラッシータウン、ハロンタウンから一番近い町だ。ハロンタウンと違って駅やポケモンセンターやフレンドショップやブティックなど様々なお店が営んでいる。そんなブラッシータウンにはよくおつかいで来ているが今回はソニアさんに呼ばれてやって来ている。
「ソニアさん、今日はどうしたのですか?」
「ふふふ、ソラくん。今日はねガラルの伝説を解き明かしに行きます」
「おぉ〜それは凄いですね、そう言えばソニアさんが研究しているのはガラルの歴史でしたね」
「そうなの。それでね、今日はまどろみの森に行きます」
「本日はありがとうございました。またの機会があればよろしくお願いします」
「待って待って、どうして帰ろうとするの!!」
俺はソニアさんから“まどろみの森”という単語を聞くと同時に回れ右をしてハロンタウンに帰ろうとした。するとソニアさんは慌てて俺の掴み止められた。
「まどろみの森は子供は立ち入り禁止区域です。なので絶対に立ち入り出来ません」
「そうだけど、大人の私が居るんだから大丈夫だよ」
「でしたら俺の母さんに許可をもらって下さい。黙ってまたまどろみの森に入ったら俺はどんな目に合うか…………想像しただけで血反吐が吐きたくなります」
2年前のまどろみの森の事件の後、母さんが『ドドドドドド』っと音を鳴らしながらオーラを放ち俺に『次にまどろみの森に入ったら……分かるわよね?』っと脅ryもとい約束をさせられた。あれは絶対に逆らっていけないと本能が言っていたから二つ返事で応えた。
「そ、そんなに。で、でも一度くらいならまどろみの森に入っても」
「俺は母さんに『ソニアさんに誘拐されてまどろみの森に連れてかれた』って言いますね。ソニアさんがその後どうなるのか……」
「ごめんなさい、今回の話は無かった事にしてください」
ソニアさんは頭を下げてそう言った。こうしてソニアさんとの約束は無く解放された。そう言えばまどろみの森に行った時に俺の心臓は“ドンドットト”っと鳴っているように聞こえたような…………気のせいだ。
俺はハロンタウンに帰ろうとした時に俺の背後からポケモンの鳴き声が聞こえて来て俺とソニアさんの方に向かって走ってくる音が聞こえて来た。振り向いて見ると茶色と黒と黄色のスリーカラーをした小さなネズミが居た。いや、モルペコが居た。するとモルペコは俺達との距離が近くになるとジャンプして俺に目掛けて飛び込んで来た。
『ウララァ!』
「おっと、なんだこのモルペコは?」
「このモルペコはソラくんの事を知っているみたいだね?」
うーん、何処かでこのモルペコと会った事があるような気がする。
『ウララ、ウラァ!』
「えっ、マリィちゃんのモルペコなのかい?」
『ウラァ。ウララウラァウララ!!』
「なるほど、食べ物のいい匂いにつられて間違えて電車に乗ってこの街までやって来たと」
『ウラァ!』
「ちょっと待ってソラくん、平然とこのモルペコと話してるけど言葉分かるの?」
「だいたいは。さてと、それでは俺はこのモルペコをマリィちゃんの所まで連れて行きます」
「えっ、うん。また研究のお手伝いしてね」
「まどろみの森に行く以外なら」
そう言って俺はソニアさんと別れてモルペコを抱っこしながら駅に向かった。確かマリィちゃんはスパイクタウンだったよな……あそこ駅はなかった筈だからナックルシティで降りてからバスでスパイクタウンに向かう事にしよう。
『ウララ!!』
「はいはい、スコーンも買いますよ」
そう言ってから駅の売店でスコーンを買ったからナックルシティに向かう電車に乗った。
「ここがスパイクタウンか……」
『ウララァァァ』
ナックルシティに着いた俺とモルペコはバスに乗ろうとバス停に向かったが、向かっている途中にモルペコがはらぺこもように変わって慌てて露天で食べ物を買ってまんぷくもように変わるまで食べさせた。残った食べ物はバス停で俺がのんびりと待っていた。そしてバスが来てそれに乗りスパイクタウンに着いた。
スパイクタウンは一言で言えば暗い。建物はシャッターが閉められていて建物の中は電気がついてない。電気がついている建物はポケモンセンターとかしかない。街の通路に露天が数店あるくらいだ。それと何故建物にネオンが付いているんだろう。普通に電灯とか街を明るくしたらイメージがよくなりそうだけどな。マリィちゃんに会った時に言ってみよう。
『ウララ!!』
「あっ、ペコさん!?」
抱っこしていたモルペコもといペコさんは俺の手から離れて街の奥へと走って行った。俺は慌ててモルペコを追いかけて街の奥へと進んで行った。
モルペコを追いかけて街の奥へと進むと広いスペースに出た。地面に公式のジムマークが付いてある。ここはジムなんだ。この謎のスペースはバトルスタジアムなんだろうか……大きなネオンの看板にはスパイクジムのマークなんだ。スパイクジムのジムチャレンジの放送はされないからジムがどんな所なのか何も知らなったからな。…………それにしてもジムスタジアムに何故かステージがある。マイクスタンドやステージライトもある、これじゃあライブでもやるみたいだな。ここにアイドルとか歌手がライブやコンサートでもするのかな? …………この街の雰囲気からしたらロックミュージシャンの方が合ってそうだな。
「おや、モルペコではありませんか?」
『ウララ!』
するとペコさんが白黒の髪をしたロックな格好をした男性の人の所に居た。俺も慌ててペコさんの元へ向かった。
「ちょっとペコさん、勝手に行かないでよ」
「おや、貴方は誰ですか?」
「俺の名前はソラです。そのペコさん……モルペコがブラッシータウンで迷子になっていたので連れて来ました」
「そうですか、ありがとうございます。このモルペコは私の妹のポケモンなんです…………あれ、どうしてモルペコがここが出身だと分かったのですか?」
「モルペコに聞いたのもありますが……ってマリィちゃんのお兄さん!?」
俺は大きな声をだして驚き後退りした。この人がマリィちゃんのお兄さんだったとは……確かに目元とか似てるな。髪の毛のインパクトがデカすぎて気がつかなかったな、確かにマリィちゃんのお兄さんだな。
「はい。自己紹介がまだでしたね、私の名前はネズといいます。このスパイクタウンのジムリーダーをしています。……ソラくんでしたね、少し前にマリィから話を聞きました。凄く変わった少年だと」
「凄く変わった少年ですか……マリィちゃんはネズさんに俺の事をなんと言ったんだよ」
俺はジト目でネズさんを睨んだ。ネズさんは悩んだ顔をして考え出した。
「好きな女の子の為なら真っ直ぐで好きと平然に言える男の子だと」
「平然ではありませんが。でもそれは普通な事ではありませんか? 好きな人には好きと伝えるのは?」
「ふむ、確かに。好意を持っている人に想いを伝えるのは普通の事ですね」
「はい、想い人にちゃんと好きと伝えるのはこの世界で一番素敵な事ですよ!」
「その言葉でなんだかいい歌詞が書けそうな気がします。貴方とはなんだか気が合いそうな気がします。そうだ、これからライブをするのですが良かったら貴方も出ませんか?」
「えぇ!?」
『ウララ?』
数時間後
マリィはナックルシティで離れ離れになったモルペコを探し回っていた。数分前に兄のネズからメールが届いた。つい先日に出会って友達になったソラがモルペコを連れて来てくれたと。それを見たマリィは慌ててバスに乗りスパイクタウンに戻って来た。
「あっ、モルペコ!!」
『ウラッ、ウララ!!』
マリィはスパイクタウンに着いて慌てて兄が居る筈のステージがあるスパイクスタジアムに向かった。そしてスタジアムに着く途中にモルペコと再会した。
「もう心配させんといて。勝手に私の側から離れんといて」
『ウララ……』
マリィはそう言いながらモルペコに抱きしめた。マリィがモルペコを抱きしめて数十分してマリィはふとある事を思い出した。
「そう言えばソラが来てるんやよね、何処に居るんやろ?」
そう呟きながらモルペコを抱きしめながらアニキが居る筈のステージに向かった。ステージの方から大きな歓声とアニキの歌声と何処かで聞き覚えのある声が聞こえる…………えっ!?
「愛されるよりも愛しに行こうZE!」
『Foooooo!!』
「俺達にはアンコールなんかねぇ、愛しつづけるZE!」
『Fooooooo!!』
ステージの上に居たのは先日に出会って仲良くなった友達のソラがマイクを片手に何故か兄であるネズと一緒にノリノリで歌っていた。そんな光景を見たマリィは呆気に取られて固まった。マリィが正常に戻った頃にはライブは終わっていた。
「なかなか良かったですよソラ、貴方の魂のエールは良かったです。また一緒にしたいくらいです」
「機会があれば是非お願いしますネズさん」
俺とネズさんは固い握手をして約束をした。ネズさんに突然の誘いを受けた俺はそれを引き受けてネズさんのライブに乱入することになった。何をやればいいのか分からなかった俺は最初はネズさんに言われた通りにやっていたが、途中からはっちゃけていた。まぁ、大成功でライブを終わったから良かった。
「ねぇ、なにやってるの?」
「あっ、マリィちゃん」
振り向くとマリィちゃんがモルペコを抱っこして立っていた。何故かジト目で俺を見てくる。
「どうしてアニキとライブに出てるん?」
「ネズさんにライブに出ないかと誘われてノリノリで歌っちゃった☆」
俺は右手の小指と薬指をたたみ、他の指はくっつけずに人差し指と中指の間に右目を挟むというポーズを取った。するとマリィちゃんは呆れた顔をしてため息を吐いた。
「はぁ〜、本当にソラって変わってるね。それで、どうしてソラがスパイクタウンに居るん?」
「ブラッシータウンでマリィちゃんのモルペコが居たから連れて来たんだよ」
「えっ、本当に!?」
「うん。ブラッシータウンで突然飛びついて来た時は驚いたよ」
「そう。ありがとうソラ、モルペコを連れて来てくれて。ナックルシティでモルペコと買い物している時にモルペコが迷子になって」
「あぁ、それならペコさんから話を聞いたよ」
「ペコさん!?」
俺がペコさんと呼ぶとマリィちゃんは驚いた顔をしてモルペコの方を見た。するとモルペコは可愛く鳴いてから手を挙げて自分だと主張した。
「そうなん」
「失礼ですがソラ、さっきからモルペコから話を聞いたと私とマリィと説明しましたが……」
「はい、ネズさんの想像通りに俺はポケモンの言っている事が理解できます」
「「えぇ!?」」
するとマリィちゃんとネズさんは驚いた顔をしていた。驚いた顔もそっくりだよな、流石兄妹だね。
「えっ、どっどういう事なん?」
「ポケモンの言っている事が理解できる」
「言葉の通りポケモンと話せるのですね」
「はい。……あっ、バスの時間って分かります!?」
「数分前にバスは発車したばかりです」
「やばい、帰る時間が遅れる。遅れたら母さんに……」
「安心してください。私のバイクでナックルシティまで送ります」
「本当ですか、お願いします!」
そう言ってネズさんはスタスタっと歩いて行った。
ズボンの裾が引っ張られるのを感じた。足元を眺めるとモルペコが居た。そしてモルペコは鳴きだして俺に何か言ってきた。
「ねぇソラ、今モルペコはなんて話してるの?」
「『お腹空いたから何か出して』ってペコさんが言ってる。はい、きのみで我慢してね」
『ウララ!』
俺はペコさんにモモンのみを渡すとペコさんは美味しそうにモモンのみを食べ出した。
「こらモルペコ。ごめんねソラ、毎回食べ物を貰って」
「いいよそれくらい。それに俺が育てたきのみを美味しそうに食べてくれて嬉しいから」
「えっ、ソラってきのみを育ててるん!?」
「庭いじりが趣味だからね」
「本当にソラって変わってる」
そう言ってマリィちゃんは笑っているように見えた。
そしてネズさんがバイクを乗ってきてくれて、ヘルメットを借りて頭に被ってから背後に乗ってスパイクタウンを後にした。
「ゆっくりですね」
「安全第一が真っ当ですから」
ネズさんにバイクに乗せてもらったが法定速度よりも遅かった。言うまでもないが、帰るのが遅くなり母さんに怒られた。
プリコネのアニメが終わって消沈中です。なのでプリコネの二次創作を書いてます。書けたら投稿する予定です(書き終えるとは言ってない)
アニメのポケモンがサトシの最後の旅みたいになっていてなんだか悲しいです。昔の仲間や友達にライバル、そして伝説のポケモンが沢山出てきます。本当にサトシはこの新無印で最後なのでしょうか?
アンケートに答えて貰いありがとうございます。
一位はユウリちゃんですね、2位との差がだいぶ離れてますね。二位のメイちゃんも流石の人気ですね、一位と二位が圧倒的ですね。
次回はカロス編になりますかな?
アニメでもカロス地方のあの兄妹が出てましたが、今回は出すつもりはありません。お楽しみに。
もしも次にIFストーリーを書くとしてヒロインにするのなら。
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シロナ
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エリカ
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コルニ
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カミツレ
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マリィ
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メイ
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その他