大好きな彼女の為に 作:トロサーモン
無事にミアレシティに到着してタクシーに乗ってホテルに向かった。ホテルは母さんが事前に予約してくれていて楽々とチェックインできた。荷物を置いて一息をついてから俺は母さん一言言ってから一人ホテルを出て街にいる。
本当に都会だよなこの街はガラルでもこんな高層ビルとかタワーとかもシュートシティを除けば無いしな。シュートシティでも、ローズタワー以外は高層ビルとかはないけど。それに比べて俺の今住んでいるハロンタウンは畑や牧場ばかりの完璧な田舎だよな。まぁ、こんなゴタゴタした都会なんかよりも最可愛の幼馴染の居るど田舎スローライフの方が二億倍いいな。
「今頃ユウリちゃんは何をしてるのかな……」
そんな事を思いながらふらふらと歩いていたソラは、ミアレシティの路地裏に迷い込んでいった。
一方その頃ユウリは……
「ソニアさ〜ん、寂しい〜」
「落ち着いてユウリ、明後日に帰ってくるから」
『イヌヌ……ワン』
ユウリはソニアの研究所でワンパチを抱きしめながらソニアに愚痴を言っていた。ワンパチは苦しそうに唸るように鳴いた。
ソラがカロス地方に行った当日の朝、いつも通りにソラが来ない事に気がついたユウリは、ソラを探しに出かけた。ソラの家に着くと、庭にはホップとスボミー達が庭の手入れをしてくれていた。ユウリに気がついたホップは「ソラならカロスに行ったぞ」っとホップはユウリはソラがカロス地方に行った事を忘れていると思って伝えた。ホップの考えは当たっていて、ユウリはついうっかり?っと忘れていて、ユウリは驚愕して固まった。そして気がついたユウリは慌ててソニアの研究所に向かって今に至る。
「ソニアさ〜ん!!」
「はいはい、ココア淹れてくるから」
『イヌヌッワン!!』
「ワンパチにはミルクね」
そう言ってソニアはキッチンに向かった。
ソラくんが帰ってくるまで、この子は平気でいられるのか?っと考えていた。
ソラは路地をぶらぶらしていると喫茶店に着いた。
何故こんな所に喫茶店があるんだろう?普通なら人通りの多い所で店を開いていると思うけど………いや、違うな。これは隠れた名店とかいう奴だ!!あんな入り組んだ路地をさまよってここに着いた、ここはすごい喫茶店だろう!!そう決まったら入ろう。
ソラは前向きにそう考えてその喫茶店の扉を開けて入った。喫茶店には一人だけ店員が居た。店の中は少し汚れていて椅子とかテーブルとかに埃が見える。本当に経営出来てるのか?
「あっ、誰だお前?」
「ソラです」
「いや、自己紹介しろとかじゃねーよ」
「ここ喫茶店ですよね?」
「あっ、そーだが?」
「なら入りますねー」
「入るなよ!!」
「えっ!?」
お店に入ったら何故か退店するように言われてつい大きな声をだして驚いた。
まさかこのお店はお客さんを選ぶお店だったのかよ。お客さん全然来てなさそうなのに選んでいる場合じゃないだろ。
すると俺の背後から扉の開く音が聞こえた。振り向くと身長の高く髪と髭がオレンジの少し……いや、だいぶ変わったおじさんが居た。見た目からして只者ではない感がする、髪型とか個性的でまるでポケモンみたいだ。何者だこのカエンジシみたいなおじさんは!?
「ぼっ、いえ、いらっしゃいませ!」
「あぁ。どうしたんだ?」
「あっ、俺ですか。ソラです」
「いや、だから名前を聞いたわけじゃねーよ」
「おい、お客さんにその言葉遣いはなんだ!」
「す、すみません!」
店員さんが物凄い勢いでカエンジシみたいなおじさんに頭を下げた。
このカエンジシみたいなおじさんは、このお店のオーナーらしい。何処となく出来る大人みたいなオーラや風格があるから納得。
そして俺とおじさんは同じ席に座った。
相席になった理由は、そこしか綺麗なテーブルと椅子はなかったみたいだから。そのお詫びにここでの飲食は奢ってくれるらしい。
「先程は本当にすまなかった。子供でもちゃんとお客様なのだからしっかりと対応するようこれからしっかりと教育していく」
「いいですよおじさん。それとおじさん……このお店に入ってからずっと気になった事があるのですが聴いていいですか?」
「あぁ、言ってくれ」
「あそこの壁側の所……なんかの秘密の入り口ですか?」
「!!」
俺は奥の何もない壁の方を指をさしておじさんに聞いてみた。おじさんは少し顔歪ませて黙った。周りが静かに鎮まりかえった。
「……何故そう思ったんだ?」
「あの壁の近くにだけテーブルや椅子が置かれていなく、床とかの埃とかがないからそう思ったんですよ。まぁ、秘密の入り口とか安直すぎる考えですけど」
「そうか。もしかしてその秘密の入り口とやらが本物で、その奥に悪の団体が居て私がそのリーダーだったと言ったらどうする?」
おじさんは威圧感のある顔になって俺に聞いて来た。
普通の子供ならここは泣いて逃げ出しているだろうな。メンタルを日々鍛えて来た(ユウリとの告白)俺にとってはこんな状況なんか、なんって事ない。
俺はニコリっと笑って見せた。するとおじさんはさっきの威圧感のある顔を一変して、マメバトがタネマシンガンを食らったような顔をした。
「それはないでしょ。おじさんみたいな人がこんなミスする訳ありませんよ」
「……………ぷっ、ハハハハハッ!!」
するとおじさんは大笑いをし始めた。さっきまでの緊張した雰囲気がおじさんの笑いと同時になくなった。おじさんの大笑いは数十秒の間続いた。
「ふふふ、すまない。君みたいな少年にあんな事を言われるなんて思わなくてな」
「最近のガキはませてるのが殆どなので、こんな事くらい普通に言いますよ」
「そうなのか。最近の子供はすごいな」
「そう言えばおじさんに自己紹介してませんでしたね、俺はソラです。おじさんの名前は?」
「私の名前はフラダリだ。大人の私から自己紹介をするべきだった」
「気にしないでください、そんな事よりケーキ食べましょう」
「あぁ」
そして俺とフラダリさんは楽しくケーキを食べて過ごした。
ソラがケーキを食べ終えてフラダリと話し合えて喫茶店を後にした直ぐ、フラダリと店員が残った。
「……本当に愉快な時間だった。まさかあんな子供にここの秘密基地が見つかるとはな」
「ヒィ!!すみませんボス!!」
フラダリの一言を聞いた店員は物凄い勢いで頭を下げた。さっきから店員の背中はびっしょりと冷や汗をかいていて、今直ぐにでもここから逃げ出したかった。
「今直ぐにあのガキを捕まえて来てバラして来ますので!」
「いやいい、ソラくんには有意義な時間を過ごさせてくれたから。それにソラくんに見つからなくてもいつかはこの場所がバレただろう」
「そ、そうですか……あのガキはそのままにしておくと」
「あぁ。それに彼みたいな少年少女達には私の野望に役に立つ可能性があるからな」
「分かりました。それでこのお店は廃棄って事で?」
「いいや秘密基地は移動するが、喫茶店はそのまま営業する。この店をミアレシティ一番の喫茶店にしてくれ」
「えっ………ええぇぇぇ!!」
こうして喫茶店の店員もといフレア団の団員はこのお店で本格的に喫茶店を開く事になり、フレア団としての活動は二度とする事はなかった。
数年後にこのお店がミアレシティ一番の隠れた名店として有名になるのは誰も知らない………
そして数年後にとある少年少女がとある組織の秘密基地を探すのにこのお店に立ち寄ったらしいが無駄足だった。
どうも、前書きで書いたとおりにお久しぶりの人はお久しぶりです。
このお話は5月から投稿やめていた事を気がついて慌てて書き上げました。
みんなが大好きなフラダリさんを登場させるのは大変でした。そのおかげか所為なのかとある物語の主人公達が大変な事になりましたが……まぁ、そっちはそっちでやってくれますよ。
話を少し戻りまして、お久しぶりの人にはお久しぶりっと言った事について軽く説明しておきます。私はポケモンの二次創作以外にもゆるキャン△の二次創作も書いてました。それを読んでいただいた人にはお久しぶりではありませんね。
次回はシロナさんの登場!!
トゲキッスはダイマックスはしません!!
もしも次にIFストーリーを書くとしてヒロインにするのなら。
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