大好きな彼女の為に   作:トロサーモン

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イチャイチャできないならお前らがイチャイチャしてろ!!


ガラル紳士なら……

 

 

「あれ、ここは?」

「あっ、目が覚めたんだねソラくん」

 

 目が覚めるとそこにはソニアさんの顔があった。あれ、どうして俺は眠っていたんだろうか?なんだろう、すごい幸せな事があったような気がするんだけど?………駄目だ、思い出せないや。

 

「ソニアさん、俺はどうして眠っていたんですか?」

「うーん、ちょっと教えられないかな?」

「教えてくれないのですか?」

「うん、それを聞くとまたソラくんが気絶すると思うから」

「マジですか、そんなにもやばい事されたのですか!」

「うん。例えるならダンデくんのリザードンがキョダイマックスしてキョダイゴクエンをうけるくらいの事をされたかな?」

「それ、よく生きてましたね俺」

 

 ダンデさんのリザードンのキョダイゴクエンとかやばいじゃん、汚物を消毒じゃ〜とかそんな優しいレベルじゃねぇぞ。うけたら相手は確実に死ぬレベルだぞ。

 そんな事よりどうして俺は寝転がっているのにソニアさんの顔が目の前にあるのだろうか?それに後頭部が柔らかい感触がする。………あっ、俺膝枕されてるんだ。

 

「すみませんソニアさん、膝枕して貰って」

「気にしないで。それに流石にあの状態のソラくんをそのままにしておくと身体を痛めそうだし」

「倒れる事には慣れてますよ、毎日のようにユウリちゃんに告白しては玉砕して倒れているので」

「毎回あんな事になってるの!?1時間以上も気絶してたんだよ!!」

「1時間以上も気絶してたのですか、それは今回が初めてですね。それと膝枕ありがとうございました、そろそろ退きますね」

 

 そう言って俺はソニアさんの膝から頭を上げてからソニアさんの隣に座った。俺って石垣の上で寝てたんだ、よく転げ落ちなかったな。

 

 

「すまないソニア、また迷子になってまた遅れてしまった……あれ、ソラくんもいるじゃないか」

 

 するとダンデさんが走って俺とソニアさんの所にやって来た。そう言えば今はダンデさんを待っていたんだったな。すっかり忘れてたな。

 

「こんにちはダンデさん、女性を待たせるとかガラル紳士としてどうかと思いますよ」

 

 まぁ、俺はさっきまでソニアさんに膝枕されてたけど。ユウリちゃんにソニアさんに膝枕されている所を見られてないだろうか?………あれ、気絶する前にユウリちゃんと会ったような気がするんだけど。……駄目だ思い出せないや。

 

「そうだよダンデくん、流石に待たせすぎ。それに電話にも出ないし」

「本当にすまない、スマホロトムを家に置いて来てしまって電話に出れなかったんだ。それでソニア、頼んでいた物を持ってきてくれたか?」

「ちゃんと持ってきましたよ。………はいこれ」

 

 ソニアさんは鞄から本を取り出した。ダンデさんはソニアさんに近づいてその本を受け取った。見るからに少し古い感じの本だ、表紙には剣と盾を持った人が載っていた。

 

「ありがとうソニア」

「それにしてもダンデくんがガラルの昔の伝説に興味を持つなんて意外」

「ちょっとある事を思い出したんだ。その事がガラルの昔の伝説と何処か関係あるような気がしたんだ」

「へぇ〜チャンピオンとかになるとガラルの昔の伝説とかに関係があるような出来事とか出くわすんですね」

「………それはソラくん、君がきっかけだよ」

「えぇ、俺がですか?」

 

 俺って何かしたっけ?ユウリちゃんに告白した事くらいしか覚えてないんだけど。……もしかしてガラルの伝説に俺みたいに何万回も告白する狂ったやばい奴とかが居たんだろうか!?

 

「ソラくん、君の想像しているような伝説はないよ」

「そうですか」

「それじゃあ私はそろそろ……きゃ!!」

「危ない!」

 

 ソニアさんは立ち上がろうとしたが脚がよろめいて倒れそうになった。するとダンデさんがいち早く動いてソニアさんを抱きしめるように受け止めた。

 おぉ〜流石ガラルチャンピオン、こういう行動には早く対応するなんて流石ガラル紳士だ。たぶんソニアさんは俺を膝枕をしていて脚が痺れて動けなかったからよろめいたんだろう。

 

「ちょ、えっ、だっだだだだダンデくぅん!?」

「大丈夫かいソニア?」

「だい、大丈夫。大丈夫だから離れて!!」

「いいえダンデさん、ガラル紳士たるものそこは優しく運んであげないと!」

「えっ、ちょっとソラくん!?」

 

 ソニアさんはあたふたしながら俺の方を見てそう言ってきた。俺はソニアさんに向かってグーサインを送った。俺はソニアさんの恋を応援する事にしたんだ、こんな良いチャンスを逃してはならない!!

 

「運ぶか。それは大丈夫だが、何処まで運べばいいんだ?」

「そこはダンデさんのお家まで」

「ちょっとソラくん落ち着いて、落ち着いて私の話を聞いて!」

「ふむ、それはそうだな。俺の家が1番近いからな。ソニア、少しだけ俺の家で休んで行ってくれ」

「だ、ダンデくんも何を言ってるの!!」

「ダンデさん、ガラル紳士たる者レディーを運ぶ時はお姫様だっこ一択ですよ!」

「そうか、すまないソニア少し掴まってくれ」

「ちょっと待って、ダンデぇくぅん。きゃぁ!?」

 

 そしてダンデさんはソニアさんをお姫様だっこした。ソニアさんは顔が真っ赤になっていて目から少し涙みたいな物が見えるな。これは嬉し恥ずかしいという感じだな。好きな人の顔がこんなに近くにあったらそうなるよな。もしも、ユウリちゃんの顔がこんなにも近くにあったら……あれ、何か思い出せそうだ?

 

「ソニア軽すぎじゃないか?研究に熱心になるのはいいけどしっかりとご飯を食べた方がいいよ」

「うぅ、やめて。今は何も言わないでそして顔を見ないで……」

「そうか。そうだ、せっかくだから今日はうちでご飯を食べていかないか。久しぶりにソニアと一緒にご飯を食べたいから」

「分かったから……分かったからこれ以上何も言わないで」

 

 ソニアさんは顔を両手で隠して震えた声で応えている。手の空いた隙間からソニアさんの真っ赤っかなお顔が見える。幸せそうだなソニアさんは、お姫様だっことはいえ抱きしめられているような感じだからな。……抱きしめられている。抱きしめ……抱き………あぁ!?

 

「ぐぉはぁ!!」

「えっ、ソラくんどうしたんだ!?」

 

 俺は奇声をあげて地面に膝をつけて蹲った。思い出した、思い出した!!俺は気絶する前にユウリちゃんと出会い、そして抱きしめられたんだ!やばい、あの感覚とか色々思い出して幸せで死にそう!!ソニアさんの言うとおりで確実に俺が死ぬレベルだぞこれ!!

 

「だ、大丈夫です。ちょっと過去の出来事がフラッシュバックしただけです。だからただの致命傷です」

「いや、致命傷なだけで大変な事態だよ。君もうちに来るんだ!」

「俺は大丈夫です、そんな事よりソニアさんを……ソニアさんをしっかりと連れて行ってあげてください!」

「あ、あぁ」

「それと、帰る時はちゃんと家までエスコートして送って行ってくださいね。しっかりと手を握ってあげるんですよ!!」

「わ、わかった」

 

 そう言って俺はふらふらと歩きながら家に帰った。

 

 

 

 次の日、完全に回復した俺はユウリちゃんに告白しに行った。ユウリちゃんは俺の顔を見るなり顔が赤くなり告白されると昨日のソニアさんみたいに顔が真っ赤になっていた。そしてまたフラれてしまって目の前が真っ暗になった。昨日のハグがあるからいつも以上に顔が赤くなっていたな。そしてホップがやって来ていつも通りに褒めてくれた。

 そしてホップに昨日の出来事を聞くと、ホップが「昨日兄貴がなんと彼女を家に連れてきたんだ。しかもめっちゃ美人なんだ!」と大はしゃぎで話してくれた。俺の思惑通りにソニアさんがダンデさんの家族に公認される事に成功したようだ。これでダンデさんは家に帰ってくると『ソニアちゃんとは上手くいっているのかい?』とか『またソニアちゃんを家に連れておいで』と親からしつこく聞かれたり催促されるだろうな。

 ちゃくちゃくと外堀は埋める事に成功している。後はソニアさんが攻めてダンデさんを落とせば完了だ。これで最大の敵のダンデさんはソニアさんと付き合う未来に進むから、ユウリちゃんと付き合う未来は完璧に無くなったと言ってもいいだろう。

 

「ホップはソニアさんがお義姉さんになるのは嬉しいか?」

「ソニアが姉さんになるのは嬉しいぞ。ソニアはポケモンの事すっげぇ詳しいしワンパチも可愛かったし、それにソニアなら兄貴をちゃんと見てくれそうだからな」

「だな、ソニアさんはしっかりとしてるからな」

「ソラもソニアの事知ってるんだな」

「昨日のダンデさんが待ち合わせに遅れた時に暇つぶしの為に話し相手になったんだ」

「そうなんだ」

 

 ホップもソニアさんに結構懐いている。ソニアさんは優しいしポケモン博士の孫で助手だからポケモン大好きなホップとも話が合うのだろうな。

 

「それじゃあホップ、俺はそろそろ行くよ」

「あぁ、おつかい頑張れよ」

 

 今日は母さんに頼まれてナックルシティまでおつかいに行く事になった。ブラッシータウンから電車に乗って行く事になっている。久しぶりの遠出だから少しワクワクしている。

 俺はホップと別れてブラッシータウンに向けて走り出した。




評価バーが真っ赤に燃えてる!
お気に入り数が5倍以上に増えてる!
ソニアさんがついにマリィに負けたぁ!!
ポプラさんとマグノリア博士に投票されてやがる(驚愕)
メロンさん……オリーヴさん……

戦闘描写が苦手で書くかカットしたりするか、このままラブコメオンリーでいくか悩んでいます。

次回はナックルシティでおつかいの予定です。
そしてあの子も登場……かも?


破砕さん、それ○け!ANPAN○AN!さん、柊鈴さん、ふーカ.さん、枕魔神さん、sibabaさん、アイスクリームさん、アシュフォードさん、わけみたまさん、おかのおかさん、317さん、AC9Sさん、はぜさん、ぴよぴよ225さん、ヌヌヌ学院 人見知り(極)さん、柳之助さん、田中太郎太郎さん、ねむネコさん、路徳さん。高評価ありがとうございます。

ミナシロガネノヘビさん、酒仙呑天さん、21の目さん、てゆんぬさん、名無しの過負荷さん、morgenrotさん、えろがきさん。感想ありがとうございます。返信はしてませんがしっかりと読んでおります。


ルーキー日間、新作日間、総合日間に載ることが出来ました!!
ルーキー日間はまさかの1位!!
新作日間はなんと5位!!
総合日間は26位!!

沢山の評価や感想ありがとうございます!!

もしも次にIFストーリーを書くとしてヒロインにするのなら。

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