ヒフミとアズサがお泊まりでイチャイチャする話 作:Fei@516
p.m.6:34。
「お、お邪魔します……。」
「はい、お邪魔されちゃいます。アズサちゃん!」
拙い態度で部屋に入る少女、白洲アズサとそれを笑顔で迎え入れる私、阿慈谷ヒフミ。普段から仲が良く一緒にいる私たちだけど、今日はその中でも特別な一日になる。
「ここがヒフミの部屋……凄い……!」
「ふふっ、私の秘蔵コレクションですから!」
得意げに微笑む私の横に積まれた大量のモモフレンズのぬいぐるみを、アズサちゃんは目を見開いて食い入るように眺める。「氷の魔女」とも評される普段の姿からは想像も出来ないような、年相応の可愛らしい表情。
そんな表情を見せられると、私の中にももっと喜ばせてあげたい気持ちが生まれるわけで。
「触ったり抱きしめても大丈夫ですよ〜」
「……いいの?本当にいいの?」
「もちろんです!でもアズサちゃんだから特別にですよ。」
言い終わる前にアズサちゃんはぬいぐるみの山へとダイビングしていく。
「あっ、そんなに勢いよくいくと……あっ。」
「ん?どうし——」
ダイビングの衝撃でバランスを崩したぬいぐるみの塔が崩落して、上の方にあったぬいぐるみが濁流になって2人を飲み込む。
「痛たた……アズサちゃん大丈夫ですか?」
ぬいぐるみ自体は当たってもダメージはないが、床に倒れた際に頭をぶつけてしまってヒリヒリする。けどそれ以上にアズサちゃんが心配だ。いくらアズサちゃんと言えど結構深く埋まってしまえば脱出には一苦労だろう。
「アズサちゃ〜ん、何処に……あ。」
起き上がってぬいぐるみを掻き分けてアズサちゃんを救出する……必要はなかった。幸いにもぬいぐるみはアズサちゃんの全身を埋めていたわけではなかったからだ。
「……ふふっ。アズサちゃん、ふふふ。」
我慢出来ずに笑い出す。
確かにぬいぐるみは全身を埋めていたわけではない。ただしぬいぐるみはアズサの上半身「だけ」を的確にその中に取り込んで、アズサの腰から下を無防備にも曝け出させていた。
正に「頭隠して尻隠さず」の状態になったその姿は普段の冷静な姿とは真逆のダサさで、携帯が手元にあればシャッターを切ってきたかもしれないくらいだ。
そうしてひとしきり笑い終えた辺りで、アズサがもぞもぞと動き出した。
「あ、アズサちゃん、大丈夫ですか?」
「———はぁー最高!」
「……えっと、アズサちゃん?」
電源を入れられたロボットのようにいきなり起き上がっただけでなく、やけに満足げに起き上がったその姿には色々と疑問が生まれてくる。
「ああヒフミ、すまない。ぬいぐるみに夢中になってしまっていた……。」
「あの、ぬいぐるみが倒れてきたのは……」
「勿論わかっている。即座に対処しようとはしたんだ……したんだけど……。」
「だけど?何か不都合なことでもあったんですか?」
「その……あまりにも可愛くて……跳ね除けれなかったんだ……。」
頬を赤らめてモゾモゾしながら、消え入りそうな程小さな声で告げる。
言いながらさらに恥ずかしくなったのか、掴んだままのペロロ博士のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめていた。
「アズサちゃん、そんなにモモフレンズが好きになってくれたんですね……。」
「か、可愛いんだから仕方ない!可愛いのは何も……悪く、ないから……。」
「わかりますわかります。可愛いものを見ているとなんだか心が暖かくなりますよね。」
「……うんうん。全ては虚しいのかもしれないけど、この暖かさは悪くない。うん。」
そんなことを満足げに言うアズサちゃんを見ていると、今度は私が我慢出来なくなってダイビングしていた。
「うわっ!ヒフミ、どうしたんだ⁉︎」
「えへへ……アズサちゃんが可愛くてつい。」
「———っっ!わ、私は可愛くなんてないかぁ……。」
そう言われてもこの暖かい感じは間違いなく、可愛いものを抱いた時の感触なんだから仕方ない。
「明日までアズサちゃんと一緒に居れるなんてドキドキします!楽しみましょうね!」
「うん。私もこういうのは初めてだから、本当に楽しみだ。」
ゲームセンターに行ったり、カラオケに行ったり、ショッピングモールに行ったりはこれまでも何度もしてきたが、自分の家でお泊まりなんてのは本当に初めてで凄くドキドキしている。
私たちがこうして「お泊まり会」をすることになったきっかけはある日のアズサの一言だった。
◆
「ねえヒフミ、『お泊まり』ってどういうものなんだ?」
「えっ、いきなりどうしたんですかアズサちゃん。それに前合宿しましたよね?」
以前補修授業部の面々で集まった時のこと。唐突にアズサちゃんが「お泊まり」について聞いてきたのが全ての発端だった。
「確かにみんなと合宿はしたけど、『お泊まり』っていうのはどうもそういうのとは違うらしいんだ。」
「な、なるほど……。ですが私もそういうのはあんまりしたことないんですよね。コハルちゃんはそういう経験あります?」
横で話を聞いていたコハルちゃんにも聞いてみる。
「わ、私もそういうことはしたことない……。」
「ん?コハルちゃん、顔が真っ赤ですよ?大丈夫ですか?」
「う、うるさい!このスケベ!」
「今の話にスケベな要素ありました⁉︎」
流石にこれは理不尽過ぎると思っていると、後ろのドアが開いて最後の募集授業部のメンバー、ハナコちゃんが入ってくる。
「あらあら。面白そうな話をしてるじゃないですか♡」
「アンタはお呼びじゃない!帰って!」
「酷いですねコハルさん。私はただ『お泊まり』について教えてあげようと思っただけなのに。」
ハナコちゃんが僅かにしゅんとした表情を浮かべる
「ご、ごめん……。」
「いいんですよ。それで『お泊まり』についてでしたね。」
「うん。教えてほしい。」
「『お泊まり』というのは、簡単に言えば仲のいい人達で集まって一夜を過ごす。というものです。最近結構流行っているそうですね。」
「合宿とはまた違うんですか?」
「そうですね……以前の合宿は『試験に合格する』といった目標のためにやっていたものですが、アズサちゃんの言ってるのはそういう堅苦しい目標はナシのただ楽しむためのものなんだと思います。」
アズサちゃんがこくこくと頷く。当たっているようだ。
「しかしお泊まりなんていいですね〜青春って感じがします。」
「あれ、ハナコちゃんはしたことないんですか?」
「以前何度かはしたことがあるのですが、何故かそのうち話が来なくなってしまって……。」
「……ふーん。」
その理由を大体察したかのようにコハルちゃんが冷たい視線を向ける。それ以上は言うなという無言の圧力を感じる。
けどそれを気にも留めずにハナコちゃんは話を続ける。
「ただに『●●●を●●●●●、■■を■■■■■■■■!』と提案しただけなんですけどね♡」
「やっぱりエッチなヤツじゃない!有罪!死刑!」
待ってましたと言わんばかりにコハルちゃんがハナコちゃんへと飛びかかるも、華麗に回避されて地面に倒れる。
が、コハルちゃんもその程度では諦めることなく余裕満々に逃げ回るハナコちゃんを必死の形相で追いかける。
「あはは……やっぱりいつも通りですね。」
「だな。で、ヒフミ。話があるんだけど。」
「はい。なんですかアズサちゃん。」
「その……うん。」
「?」
僅かに俯いて頬を赤らめながら、恥ずかしそうに彼女は立ち尽くす。
普段はあまり見られないような姿に、追いかけっこをしていた2人もいつの間にか立ち止まって目を見開いていた。
「ヒフミの家で……おっ、『お泊まり』がしてみたいんだけど……いいか?」
えっ……という困惑と、あらあらという驚き。
そして言われた当人は、ただただ困惑していた。
「えっと……私とでいいんですか?」
「うん。ヒフミとが……いいんだ。」
そう言いながら尚ソワソワする姿に、ハナコは何かを察したらしい。ちょっとこっちに来てと手招きをする。
「アズサちゃんアズサちゃん。」
「な、なんだ?」
顔を近づけて小さな声で話し始める。
「私からのアドバイスです。ヒフミちゃんには——」
「———うん。分かった。」
「えっ!今の何⁉︎何の話なの⁉︎ねぇ!」
「ふふふっ。秘密です♡」
頭の上に大量の疑問符を浮かべながら困惑するコハルをよそにアズサが詰め寄ってくる。
「それで、ヒフミは大丈夫?」
「えっ、えーと……。」
アズサの煌めくような視線を向けられると、答えは自ずと一つに定まってしまう。
「……はい。やりましょう!『お泊まり』!」
◆
——そうして、今に至るのである。
「せーのっ。」
「「——ごちそうさまでしたっ。」」
2人で揃えて挨拶する。
今はp.m.8:25。お泊まりが始まってから大体2時間といったところ。
とりあえず崩壊したぬいぐるみを片付けていると2人ともいい感じにお腹も空いてきたので、宅配でピザを注文して食べていたのだった。
「美味しかったですね〜」
「うん。こういう食事はあまりしたことがなかったから新鮮だった。」
「喜んでもらってよかったです。この宅配ピザ前にモモフレンズとコラボしてて、その時から結構好きなんですよね〜」
その時入手したというモモフレンズのキャラがたくさん描かれたマグカップを今私たちは使っている。こういうコラボ自体は多いらしいけど、その大半がペロロだけで、キャラがいっぱい描かれたものは珍しいんだとか。
「いい時間ですしお風呂入っちゃいましょうか。どっちから入ります?」
「ああ、それなんだけど……。」
決めていたことなのにいざ切り出すとなると上手く言葉が出てこない。ヒフミが心配してくれてるみたいだけどその声もよく聞こえないくらいに緊張してしまっている。
「あ、あのさ!」
「は、はい!」
自分に出せるとは思ってなかった程の大きな声にさらに恥ずかしくなるけど、ここまで来たら全部伝え切るしかない。
「いっ、一緒に入りたい……んだけど、いいかな⁉︎」
「は、はい!もちろんいいですけど……。もしかしてそれが言いたかったんですか?」
「そんなに変だった?」
「いえ……そういうわけではないのですが。合宿の時にはコハルちゃんとシャワー入ってましたよね?」
「うん、それはそうなんだけど……。」
あの時はそんなに気にしていなかった。けど今は、いやというよりもヒフミには何故か前みたいに関われない。
今ヒフミと話すと胸が凄いドキドキしてしまって、調子が狂ってしまう。
「それじゃあ早いこと入っちゃいましょうか。」
「う、うん!」
まあいい。困惑は一旦置いておこう。
差し出されたヒフミの手を握って、お風呂へと歩き始めた。
◆
「は、入るよ。」
「はい。狭いですがどうぞ〜」
ヒフミが詰めてくれて、小さな浴槽に2人で向かい合う形で入浴する。
ちょっと熱めなお湯だが、今の季節にはちょうどいいくらいだ。
「暖かい……。」
「ほんとですね〜。」
外も暖かいけど、それ以上に体の中が熱い。さっきお互いの背中を流し合った時でさえ普段の何倍も、下手すれば戦闘中以上に心拍が高まってしまっていたのだから、対面している今はもう心臓が飛び出してしまいそうになる。
「ん?大丈夫ですかアズサちゃん?顔が真っ赤ですよ?」
「だ、大丈夫だ。問題ない。」
「でものぼせちゃったら大変ですし、もう出た方いいですよ。手伝いましょうか?」
「いい。一人で大丈夫だ。」
これ以上ヒフミに迷惑をかけるわけにもいかないから出ようと立ち上がる。
そして浴槽の縁に足をかけ、乗り上げようとした瞬間。
「あっ。」
視界が揺れて、後ろへと倒れ込む。
壁にぶつかるまで1秒もかからないだろう。
「危ない!」
——が、壁にぶつかる直前でヒフミに受け止められる。
「大丈夫ですか⁉︎」
「あ、ああ。なんとか。」
「よかったです……。」
ヒフミに支えられて体勢を立て直す。
「やっぱり大丈夫じゃないじゃないですか!」
「ご、ごめん……。ヒフミに心配かけたくなくて。」
「アズサちゃんが倒れる方が心配ですよ!」
ヒフミが僅かに頬を膨らませる。
(余計に心配をかけてしまったな……。)
申し訳ない気持ちでいっぱいになっていると、ヒフミがそっと手を差し伸ばしてくる。
「一緒に出ましょう?ほら。」
「……ありがとう。」
手を取って、今度は2人で立ち上がる。
そのままヒフミに引かれる形で浴室の外へ——出るはずだった。
「「あっ」」
気づいた時にはもう遅かった。
私が床に「偶然」落ちていた石鹸を見事に踏んで滑って、前方へと倒れ込む。
そして当然の如く正面のヒフミも巻き込んで——
「……いたた〜大丈夫ですかアズサちゃん?」
「あ、ああ……なんとかってうわっ!」
お互い怪我などは全くなかった。
だがしかし倒れ込んだ際に私は前に、ヒフミは後ろに倒れ込んだ。
つまり——今私はヒフミに馬乗りになっている。
「「…………。」」
言葉なんて一切なく、ただお互い見つめ合っていた。お風呂でも十二分に見ていたが、それが比にならないくらいに相手の体を感じられる。
滴る水滴。半乾きの髪。
白い肌。小さな肩幅。
可愛らしい胸。
宝石のようなその瞳。
その全てが途端に愛おしく思えて。
同時に心の奥が火が着いたように熱くなった。
「ヒフミの肌、柔らかい……。マシュマロみたい。」
「へっ、あっ、ありがとう、ございます……。」
もしかしたら私はとんでもないことを口走っているのかもしれないが、それを抑える理性が働く余裕は今の私には1ミリも有りはしなかった。
「あ、アズサちゃんの肌も綺麗ですよ!」
「——あっ、ありが、とう……うん。」
反撃、なんて意図はヒフミには全くないんだろうけど、私の心にはこんなに恥ずかしいセリフを口走っていたのかという後悔の念が反響している。
きっとほんの僅かな時間しか経ってないはずなのに、すごく長い時間見つめ合ったような気がする。
(今こそ言わないと……。)
「ねっ、ねぇヒフミ!」
「は、はい!なんでしょうか!」
覚悟を決めて、心を無謀にも走らせ始める。
「わ、私、ヒフミのことが……ことが……」
「私がどうしたんですか?」
「ことがっ……」
が、やっぱり上手いこと言葉が出ない。
(ここで逃げたらもうチャンスが……)
逃げようとする自分を噛み殺して、繋ぐ言葉を紡ごうとする。自分の気持ちをなんとかヒフミに伝えたい。その一心で口を動かして喉を震わせる。
「ヒフミのことがっ……すっ……す……。」
行ける。伝えられる……はずだった。
魔の手は既に密かに忍び寄っていた。
「すっ……しゅっひっ……ひっひっ……」
「あ、アズサちゃん?大丈夫ですか?」
突然襲ってきた鼻のムズムズに言葉が途切れる。
考えてみれば今私は裸なのだ。そして季節は冬。となれば「コレ」が出るのも当然の帰結だった。
「はっ、はっ、はくちゅん!!!」
予想通り、いや予想以上に盛大なくしゃみが部屋中に響き渡った。
せめて飛沫が飛ばないようにと、顔を覆った両手の中で私は恥ずかしさと情けなさでいっぱいになっていた。
◆
p.m.10:14。お風呂から上がってしばらく後。
「……vanitas vanitatum……omnia……」
未だ自分の情けなさに駆られてソファーで1人あのフレーズを呟いていた。
ヒフミは「準備することがある」と言って自分の部屋に行ってしまったから今は本当に1人ぼっちだ。
(こんな調子で大丈夫なのか……?)
明日の昼にはこのお泊まりも終わってしまう。それまでになんとかしなければ。そう心に決めて、頬を叩いて気合を入れ直す。
ヒフミが戻ってきた時にやることは単純だ。ヒフミに「一緒に寝よう。」と誘う。これまでやってきた任務に比べればあまりにも楽な任務だが、今日のこれまでの惨状を考えると簡単だとは全く思えない。けどやるしかないと気持ちを奮い立たせてヒフミを待つ。
「ふんふんふふふん、ふんふふふん〜♪」
数分後、何か大きな箱を抱えていて鼻息交じりにヒフミが帰ってくる。
すかさず私も任務を開始する。
「あ、あのさヒフミ!今日一緒のベッドで寝ないか⁉︎」
これまでとは違い、一息の間に畳み掛ける速攻攻撃。緊張で詰まる前になんとか全部言い切れた。これならいけると確信する。
——が、その確信は一瞬で覆される。
「寝る……?何を言ってるんですかアズサちゃん?」
「え?いやでももういいくらいの……」
「ふっふっふ……これを見てもそう言えますか?」
そう言ったヒフミは抱えていたダンボールを開く。
「じゃーん!劇場版モモフレンズ全5作コンプリートセットです!」
「——ぜっ、全部⁉︎本当に全部あるのか⁉︎」
「はい!第1作の『ペロロの大冒険』から最新作の『ペロロジラVSメカペロロジラ〜恩讐の彼方に〜』まで全部揃ってますよ!」
その余りにも魅力的な提案に私の本能は急激に引き寄せされていく。
モモフレンズに劇場版があるのは知っていたが観ることは叶わず、なんとか観れないかと思っていたがまさかこんなところで叶うとは。
「み、観ていいのか?本当に?」
「観るも何も、今日はアズサちゃんを寝かす気はありませんから!」
その言葉と共に取り出されるのは、普段なら色々気にして絶対に食べないような量のお菓子とジュース。
「これも全部食べていいですよ!」
これまで見たことないような誇らしげな笑顔と共に突き出されたソレに、思わず唾を飲んでしまう。
「どうですかアズサちゃん?これでも寝たいですか?」
「ぐっ……。」
任務は果たさなければならない。
ましてこれは自分が自分に課したものなのだから、守るのは絶対。そんなことは痛い程分かっている。
(けど、けど……!)
けどこれは、こんなのは……余りにも。余りにも……!
(魅了的過ぎるぅぅぅぅーー!)
「わ、わかった。寝ない。寝ないから、早く……!」
「はい!オールナイトしちゃいましょう!」
私の考える最大の娯楽を遥かに飛び越えてきたそれに、私の理性は白旗を上げてしまうのだった。
「ではDVDセットしてきますね。」
「うん!お願い!」
ヒフミがニコニコしながら『ペロロの大冒険』のDVDをセットしに行く。
私ももう完璧に堕ちきって再生を心待ちにしながら目の前のスナック菓子を食べ始める。
(まあチャンスはあるはずだし大丈夫大丈夫。)
「あっ、始まりますよ!」
そうやって根拠のない自信に身を委ねながら、私はオールナイトの沼へと沈んでいったのであった。
ハーメルン初投稿です。
ヒフミとアズサに百合百合してて欲しい願望をこれでもかと詰め込みました。
後編の投稿がいつになるかは未定ですが楽しみに待っていてください!