孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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⚠︎注意⚠︎

『クロスオーバーが苦手な人』
『台本形式が苦手な人』
『細かいことが少しでも気になる人』
『原作のカップリングが崩されるのが嫌な人(特に飯ビー)』
上記に当てはまる方はブラウザバックを『強く』推奨します。

通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメですよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。

注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。


台本形式ではない通常形式版をご希望の方はこちらから閲覧してください。
https://syosetu.org/novel/276163



第10話 林間学校は七人で

新生ナメック星に行ってドラゴンボールを使用したターレス…。彼は何が目的でドラゴンボールを求めたのだろうか…?

 

ダイーズ「それでターレス。アイツらを生き返らせたはいいが、どうする気だ?」

 

ターレス「今度は地球に向かう」

 

レズン「地球…?どんな星だ?」

 

ターレス「自然に溢れた美しい星とだけ言っておこう。あの星はフリーザ軍にもクウラ軍にも目をつけられてないものだから、相当状態がいいらしいぜ?」

 

アモンド「なるほど…。そこで新たな神聖樹を育てるんでっせな!!」

 

ターレス「確かにそれも視野に入れている」

 

ダイーズ「その言い方だと、他にも目的があるようにも聞こえるが…?」

 

ターレス「ああそうだな…。サイヤ人で生き延びた奴らは俺とベジータ、ナッパ、ラディッツ。フリーザ軍の中ではそう認識されていたが、実はもう1人いる」

 

ダイーズ「なに?」

 

ターレス「ラディッツの弟にカカロットという奴がいたそうだ。そいつの戦闘力が低かったもんだから、運良く地球に飛ばされて生き残ったそうだ」

 

ダイーズ「そいつに用があるのか…?特にメリットは見当たらないと思うんだが…」

 

ターレス「ダイーズ。お前はもう忘れたのか?誰がフリーザを殺したのかを」

 

ダイーズ「…!!そうか…。その例の地球育ちの超サイヤ人っていうのが、そいつだと?」

 

ターレス「恐らくな…」

 

ダイーズ「そいつを仲間に引き入れようってことか?それはどうだろうな…。星が綺麗に保たれているんじゃ、奴は俺らに協力するとは思えん」

 

ターレス「確かにな。だが深読みはするな。単純に興味本位だ」

 

ダイーズ「興味…?」

 

ターレス「ああ。下級戦士とすら認められなかったやつが、サイヤ人の中でも群を抜いてエリートと称えられていたベジータを半殺しにし、超サイヤ人に覚醒してまでフリーザを倒しちまった…。気になるだろ?地球という星が…」

 

ダイーズ「……確かにな。フリーザ軍が目をつけてないということは、本来なら文明も資源も特に惹かれるものがないということになるからな…。そして脅威にもならないと判断されてるから、戦闘力が高い民族もいない…」

 

ターレス「そんな甘い環境で育った奴が超サイヤ人になったんだ。俺は超サイヤ人の覚醒の鍵は地球に答えがあると踏んでいる」

 

レズン「……今まで伝説として語り継がれてきていたのにも関わらず、今まで一人も現れなかったんだろう?ならばそいつにはあって、普通のサイヤ人にはない何かがあるということか…」

 

ターレス「もしくは、その何かを得たか……。いずれにしろ遅かれ早かれ知っておきたい」

 

レズン「どうする?地球に着くまで結構時間がかかっちまうぞ?」

 

ターレス「いいさ。クウラの野郎のせいで最近はあまりのんびりできなかったからな。久々に美味いものを食い、美味い酒に酔おうぜ」

 

ダイーズ「こんな楽しい生活はないぜ……だったな」

 

ターレス「そういうことだ…」

 

アモンド「やっほーい!久々の酒だっせい!!」

 

ダイーズ「しかし、酒と飯もいいが、そろそろ女もほしいな」

 

ターレス「なんだ?それなら今宇宙船に腐るほどいるだろ?」

 

ダイーズ「あんな野蛮な奴らを相手にしろってか?無理があるぜ」

 

ターレス「贅沢なやつめ。流石は王子さまだな…」

 

ダイーズ「やめてくれ。それは昔の話だ。今はもうお前らと共に好き勝手に生きるただの旅仲間だ」

 

ターレス「ふっ…。そうだったな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カカオ「ンダ…(いや、お前らも十分野蛮だろ…)」

 

カカオは『ンダ』としか発音できないので、誰にもそのツッコミは認識されなかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も勉強をする為に図書室に集まったはず………だったんだけど……。

 

三玖「フータロー…。なにそれ?」

 

風太郎「俺に聞くな…」

 

なんというか、ピエロ?みたいな格好をしている。その理由としては、上杉くんが自習している隙に林間学校の実行委員に抜擢されてしまったからだ。

そして、うちのクラスは肝試しを担当することになったので、こうして怖い(?)格好をしているわけだ。

 

四葉「上杉さーん!もうすぐ林間学校ですねー!」

 

イベント事が近づいてきてるからなのか、四葉さんのテンションが妙に高い。

 

四葉「うわぁああああああ!!!?」

 

物凄く驚いてる…。明るいところでこれなのだから、肝試し当日は今の時点でもうまくいくかも…?

 

風太郎「すまん四葉。俺だ」カポッ

 

四葉「上杉さん!」

 

カポッ

 

四葉「誰ーッ!?!?」

 

カポッ

 

風太郎「俺だ」

 

四葉「よかったぁ…」

 

カポッ

 

四葉「助けて〜!!」

 

………………………

 

えっと……演劇部?それとも漫才なのかな?上杉くんが仮面をつけては外し、つけては外す…。それと同時に四葉さんは驚愕と安堵を繰り返す……。

 

………やっぱり漫才でしょ……。

 

というか、そろそろやめないと…。

 

「図書室では静かに…」

 

「「すみません…」」

 

……ほら、こうなった…。

 

四葉「しかし、その金髪のカツラ絶妙に似合ってますよ?こんなに仮装道具を持ってきてどうしたんですか?」

 

三玖「肝試しの実行委員になったんだって」

 

四葉「えー?!上杉さんが珍しく社交的ですね!」

 

風太郎「やりたくてやってるわけじゃない」

 

四葉「えっ?どういうことですか?」

 

悟飯「えーっと、それはね…」

 

事情を簡潔に説明する。

要約すると、さっきも言ったけど、上杉くんが自習している隙に勝手に決められたのだ。

 

四葉「お気の毒に……」

 

三玖「いや、自業自得…」

 

風太郎「とびっきり怖がらせてこの怨みを晴らしてやる…!忘れられない夜にしてやるぜ…」

 

悟飯「文句を言っている割にはすごくノリノリだね…」

 

三玖「それは私も思った。というか、五月は同じクラスなのに手伝ってくれなかったんだ…」

 

四葉「そうです!1人にやらせるなんて酷いです!ちょっと1組に抗議してきますね!」

 

いや、上杉くんが内職をしなければ良かっただけだと思うけど…。

 

風太郎「やめとけ。三玖の言う通り自業自得だ。そもそも、林間学校自体がどうでもいいしな」

 

そう、上杉くんはこういった行事系に一切興味がない(らしい)。

 

四葉「むぅ…!では林間学校が楽しみになる話をしましょう!クラスの友達に聞いたんですが、この学校の林間学校には伝説があるのを知ってますか?」

 

悟飯「伝説?」

 

四葉「そう!最終日のキャンプファイヤーのダンス。そのフィナーレの瞬間に踊っていたペアは生涯を添い遂げる縁で結ばれるというのです!」

 

悟飯「へぇ…。そんな伝説があったんだ……」

 

風太郎「くだらないな」

 

三玖「非現実的」

 

四葉「冷めてる現代っ子!?興味ありそうなの孫さんくらいしかいない!?」

 

悟飯「いや、僕も興味があるってほどでは……」

 

四葉「あー!これだから最近の現代っ子は!!」

 

風太郎「そういうお前はなんなんだ?おばさんか?」

 

四葉「そういうところが上杉さんですよね。女の子にそれは失礼です!」

 

風太郎「俺の名前を悪口みたいに言うな。学生カップルなんて殆どが別れるんだ。時間の無駄だ」

 

四葉「それでも好きな人とお付き合いしたいじゃないですか!」

 

三玖「……なんで好きな人と付き合うんだろう…?」

 

「「えっ…?」」

 

悟飯「うーん…。一緒にいたいからじゃないかな…?」

 

三玖「一緒にいたい…?」

 

悟飯「うん。多分…」

 

「そうそう。それはその人のことが好きで堪らないからだよ。よく分かってるじゃん、悟飯くん?」

 

悟飯「あっ、一花さん」

 

よく分かってるって言われても、クリリンさんと18号さんとか、最近のベジータさんやブルマさんとか、お母さんとお父さんの様子を見ていたらなんとなくそんな感じがしたから、そのまま言っただけなんだけど…。

 

一花「三玖にも心当たりがあるんじゃない?」

 

三玖「な、ないよ…」

 

風太郎「一花遅い!もう始めるぞ!」

 

一花「えーっと、何が始まるのかな?でも今日も撮影が入ってるから、もう行かなきゃなんだ〜…」

 

悟飯「へぇ…売れてきたんだね?」

 

一花「そういうこと!今は何よりも仕事が優先!寂しい思いをさせてごめんね!」

 

風太郎「別に寂しくなんかねえよ」

 

三玖「頑張って」

 

四葉「ファイトー!」

 

一花「…ってあ、ウチのクラスの子から呼び出されちゃってるんだった…。三玖、いつものお願い」

 

三玖「分かった。フータロー、ウィッグ借りるね」

 

風太郎「いつもの…?」

 

四葉「あっ、上杉さーん!ここが分かりません!」

 

風太郎「おっ?おう!」

 

この時、「三玖の様子を見に行ってくれ。なんか嫌な予感がする」と耳打ちされたので、様子を見にいくことに…。

 

 

 

三玖さんが一度トイレに入って、出てきたのは一花さん……。あれ?

 

あっ、よく気を探ってみると三玖さんなんだ…。顔がほとんど同じなだけあって、髪型まで似せられると本当に見分けがつかないな…。上杉くんが五人を見分けられないわけだ……。僕みたいに気を探れないと無理なのでは…?

 

取り敢えず様子を見てみよう…。

 

 

※紛らわしくなりそうなので一旦台本形式解除。

 

 

「中野さん、来てくれてありがとう…」

 

「あ、あれ?他のみんなは?」

 

「悪い、君に来てもらう為に嘘ついた」

 

「一……私に用って?」

 

「俺と、一緒にキャンプファイヤーを踊ってください!!」

 

「……えっ?なんで私と…?」

 

「それは…、好きだからです……」

 

……これ、変装して行っちゃまずいやつだったのでは…??

 

「ありがとう…。返事はまた今度…」

 

「今答えが聞きたい!!」

 

まずっ…。早くなんとかしないと…!

 

悟飯「あー!こんなところにいたんだ!」

 

「……おい、何勝手に登場してんだコラ。空気読めやコラ。……って待てよコラ。ひょっとして俺の告白聞かれてたのかよ恥ずかしいじゃねえかよコラ」

 

悟飯「ちょっと待って!盗み聞きするつもりはなかったんだけど、この人は一花さんじゃないんだよ!」

 

「……えっ?でも……あっ、よく見るといつもと雰囲気が違う気が……」

 

悟飯「仕方ない……」

 

「えっ?ごは……」

 

バサッ

 

話がややこしくなる前に、三玖さんが付けてるウィッグを取った。

 

三玖「ちょっと悟飯…!何を…!」

 

「……なんでこんなことを…?」

 

悟飯「一花さんは今日はどうしても外せない用があったみたいで、でも自分の都合で物事を決めるのが遅れちゃうのは嫌だったみたいで…。それで…」

 

「……なるほど。事情は大体分かった。つーかお前なに気安く名前で呼んでるんだよコラ」

 

悟飯「えっ…?」

 

「何で中野さんの名前を気安く呼んでるんだって聞いてんだよコラ」

 

この人、コラコラばかり言うな……。

 

悟飯「いや、僕は姉妹全員と関わりがあって、その時に名字で呼ぶとすごくややこしくなっちゃうから……」

 

「……そういえば中野さんのところは五つ子だっけ…」

 

悟飯「そう。だから申し訳ないんだけど、この話はキチンと本人に言わなきゃ意味がないと思うんだ。だから割り込ませてもらったよ。ごめん……」

 

「……いや、いい。寧ろ助かった。せっかくの告白が空振りになるところだった…」

 

悟飯「あはは…。分かってもらえてよかったよ…」

 

「……にしても、変装してるのによく見分けられたな…?俺は最初は一花さんだって信じて疑わなかったぜ?」

 

悟飯「えっ?ま、まあ…」

 

変装するところを見たわけだし、別に変装するところを見なくても、僕の場合はよーく探れば気で判別できない事もないから、そこまで難しいことではないんだけど……。

 

「お前、名前は?」

 

悟飯「僕は孫悟飯だよ」

 

「孫悟飯…!ああ…!いつも学年一位を取ってるっていうあの…。俺は前田だ。ここで会ったのも何かの縁だ。よろしくな」

 

悟飯「あっ、うん。よろしく!」

 

三玖「……ねえ、一つ聞いていい?何で好きな人に告白しようと思ったの?」

 

前田「……それは、相手を独り占めしたい。これに尽きるな」

 

三玖「…!」

 

前田「ったく…。まあいいや。次こそ成功させてみせるぞ!」

 

悟飯「うん。頑張ってね!」

 

前田「おうよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして何とか事態がややこしくなる前に誤解を解けた…。

 

三玖「……」

 

 

『一緒にいたいからじゃないかな…?』

 

確かに、私は悟飯と一緒にいたいと思ったことがよくある。

 

『独り占めしたい……。これに尽きるな』

 

確かに、独り占めしたいと思った時があったかもしれない……。

 

 

三玖「ねえ……」

 

悟飯「……?」

 

 

『せっかくなんだから積極的になりなよ』

 

 

少し…。少しだけ、積極的になってみようかな…?

 

三玖「……キャンプファイヤー、踊る相手いる?」

 

悟飯「えっ…?いないけど……?」

 

三玖「……だったら、わ、私と、踊らない…?」

 

悟飯「……へっ?僕と?」

 

三玖「そ、そう言ってるの……」

 

悟飯「うん。いいよ」

 

三玖「…!ほんと?」

 

悟飯「うん。特に断る理由もないから」

 

「やった…」

 

悟飯「えっ?何か言った?」

 

三玖「ううん…。何も言ってない」

 

悟飯「そう…?でも……」

 

三玖「あっ…!見て、流れ星だ」

 

悟飯「えっ…?こんな時間に…!?あ、本当だ…。珍しいこともあるもんだね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一見冷静に見える悟飯だか、少しだけ動揺していた。

 

 

 

(ま、まさか三玖さんからあんな提案をされるとは思ってなかったな…。四葉さんが言ってたあの伝説を信じるわけじゃないけど、三玖さんがそれを踏まえた上で僕を誘ったんだとすると……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『くだらない』

 

『非現実的』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(そういえばあんなこと言ってたから、特に深い理由はないか……)

 

三玖のやや積極的なアタックの結果…。

 

数分前に言った余計な一言が原因(+悟飯の鈍感力)により失敗……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、林間学校が翌日に迫ってるとのことなので、仕事で不在の一花を除いた6人で買い物に来ていた。

 

四葉「上杉さんが林間学校に着ていく服を見繕いました!地味目なお顔なので派手なのをチョイスしました!」

 

風太郎「多分だけど、お前ふざけてるよな…?」

 

 

というか、派手というよりは子供っぽいっていう表現の方が………。

 

 

三玖「フータローは和服が似合うと思ってたから和のテイストを入れてみた」

 

風太郎「思いっきり和そのものなんですけど!?」

 

 

上杉くんと全く同じことを感じた…。

 

 

五月「私は男の人の服がよく分からないので、男らしい服を選ばせていただきました」

 

風太郎「……お前の中の男のらしいってなんなんだ…?」

 

悟飯「……これは男らしいというよりは不良っぽいって言った方が…」

 

 

風太郎「………」

 

おっ!二乃さんのセンスはいいな…。というよりは他の3人がふざけてたんだろうけど……。

 

三玖「あ、二乃が本気で選んでる」

 

四葉「ガチだね」

 

二乃「あんた達が真面目にやりなさいよ!!」

 

ちなみに僕は私服はちゃんと持っているので買う必要はない。上杉くんは家でも基本的に制服らしいから…。

 

 

四葉「ふー!たくさん買ったね!」

 

五月「3日分となると大量ですね」

 

風太郎「お前ら……服に一万二万って…俺の服40着は買えるぞ…?」

 

二乃「こんなの安い方よ」

 

実際のところはどうなんだろう?服の相場はよく分からないんだよね…。

 

四葉「はい上杉さん!お金は大丈夫なので!」

 

と言って、先程選んだ服が入っているであろう袋を上杉くんに渡す。

 

風太郎「いや、しかし…」

 

五月「いよいよ明日は林間学校ですね!」

 

二乃「まだ買うものがあるわよ」

 

悟飯「ま、まだあるんだ……」

 

かれこれ2時間くらい経ってる気がするんだけど……。そういえば、お母さんが前に女の買い物は長いとかそんなことを言ってたような……。

 

四葉「うーん…、男の人と服を選んだり一緒に買い物をするって……デートって感じですね!」

 

ピタッ

 

……みんなの足が一瞬にして止まる。

 

三玖「(デート…、悟飯と、デート……)」

 

何やら三玖さんは何か考え事をしているらしい。

 

五月「これはただの買い物です。学生の間に交際だなんて不純です」

 

四葉「あ、上杉さんみたいなこと言ってる」

 

五月「一緒にしないで下さい!あくまで上杉くんと孫くんとは教師と生徒!一線を引いて然るべきです!!」

 

風太郎「言われなくても引いとるわッ!!」

 

どうしてこうも…、いや、考えるのはよそう…。

 

二乃「ほら、そんなやつ放っておいて残りのやつ買うわよ」

 

五月「そうですね。あなた達はここで待っていて下さい」

 

風太郎「はっ?なんでだよ?」

 

二乃「いいから待ちなさい!」

 

風太郎「そうは行くか!俺の服を勝手に選んだんだ!お前らの服も選ばせてもらう!!」

 

……二乃さんと五月さんが向かっているあのお店って…………。

 

二乃「下着!!」

 

五月「買うんです!!」

 

風太郎「…………待ってまーす」

 

二乃「ホント、デリカシーのない男はサイテー!!」

 

風太郎「全く…。ハッキリ言われなきゃ分かるものも分からないっての…」

 

悟飯「いや、アレはハッキリ言いづらいと思うけど……」

 

風太郎「……まあいいや。俺はそろそろ帰る」

 

四葉「上杉さん!明日が楽しみでもしっかり寝るんですよ!」

 

風太郎「言われなくても寝るよ」

 

四葉「しおりは一通り読みましたか!?」

 

風太郎「読んでねーよ」

 

四葉「サボらずに来てくださいね!!」

 

四葉さんは、上杉くんが先程言った、どうでもいい発言で思うところがあったのか、上杉くんを少しでも楽しませようとしているのがよく分かる。

 

四葉「うん!偉い!最高の思い出を作りましょうね!!」

 

……さて、僕も明日の用意をあまりしていなかったので、そろそろ帰るとするか…。

 

 

 

さて、朝になった…。

 

悟飯「さてと…。忘れ物はないかな…?」

 

悟天「お泊まりかぁ…。いいなぁ…」

 

チチ「こら悟天ちゃん。悟飯ちゃんは学校の行事で行くんだぞ?遊びじゃないんだべ!」

 

悟飯「それじゃ、行ってきます!」

 

「「いってらっしゃい!」」

 

今日もいつも通り筋斗雲で向かう。ただし、制服ではなく私服でだが…。

 

今日は林間学校といって、雪山に行って色々やるみたいだ。実を言うとしおりはちょっと読んだぐらいで詳しくは読んでいない…。

 

 

 

……よし、この辺で降りれば問題無さそうだ。あそこにバスがあるから、あの辺が集合場所だろう…。

 

……あれ?なんか騒がしいな…?どうしたんだろう?

 

五月「あっ、孫くん!丁度いいところに!」

 

悟飯「えっ?ど、どうしたの?」

 

五月「上杉くんが来られないそうで、肝試しの実行委員を代わってくれと頼まれたんですが、私、怖いのが苦手で…」

 

悟飯「……上杉くんが、来れない…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「らいは!生きてるか!?」

 

娘のらいはの心配をして大声で安否の確認を取る、上杉勇也。彼は上杉風太郎の父親なのだが、仕事の関係で夜は不在だった。

 

風太郎「……親父、まだらいはが寝てるんだ。静かにしろ」

 

勇也「看病しててくれたのか。って、もう林間学校のバス出てんじゃねえか!?」

 

風太郎「そうだっけ?どうでも良すぎて忘れてたぜ。しかし、これで3日間は思う存分に勉強ができるな」

 

勇也「おい待て、忘れ物だ」

 

そう言いながら勇也はシワシワになり、沢山の付箋が貼られた林間学校のしおりを風太郎に渡した。

 

勇也「早く帰ってやれなくてすまなかったな…。一生に一度のイベントだ。今から行っても遅くないんじゃないか?」

 

風太郎「バスもないし、別に…」

 

らいは「あーっ!お腹空いた!!」

 

風太郎「えっ…?」

 

らいはが突然起床し、二人は驚く。

 

風太郎「えっ?らいは…?熱は…?」

 

らいは「治った!それよりなんでお兄ちゃんがまだいるの?ほら、早く行った!!」

 

風太郎「お前!俺の気遣いを返せ!!」

 

らいは「ありがとう!でももう大丈夫だから!!」

 

風太郎「だからバスが……」

 

「もうバスは出発してしまいましたよ!!」

 

その声が聞こえた方を向くと、そこには、既に出発しているはずの……。

 

風太郎「四葉…!?なんでここに…?」

 

四葉「それはこちらの台詞です!サボっちゃダメだって先日言ったばかりじゃないですか!!」

 

風太郎「いや、俺はサボったわけじゃ…!」

 

四葉「すみませーん!上杉さんをお借りしますね!!」

 

らいは「はーい!」

 

勇也「楽しんでこいよ!」

 

風太郎「はっ?お前、バスは…!?」

 

四葉「見送らせていただきました!!」

 

風太郎「何でウチに来たんだよ!?」

 

四葉「私しか上杉さんの家の場所を知らないからです!」

 

風太郎「いや、そうじゃなくて……」

 

四葉だけでなく、一花、二乃、三玖、五月、そして何故か悟飯までもが目の前にいた。

 

三玖「フータロー」

 

一花「もう、遅いぞフータロー君!」

 

二乃「ったく、何してんのよ」

 

五月「少しは私達のことも考えてください」

 

風太郎「…………」

 

五月「肝試しの実行委員ですが、暗い場所に1人で待機するなんてことは私にはできません。オバケは怖いですから、あなたがやって下さい」

 

悟飯「そうだよ。上杉くんがあんなに頑張ってたんだから、きっと上杉くんがやらないと盛り上がりに欠けちゃうよ」

 

風太郎「……仕方ない。行ってやるとするか……」

 

こうして、江端さんの車で今から7人で宿泊先に向かうことになった。

 

二乃「みんな乗った?」

 

一花「ちょっと詰めてねー」

 

四葉「上杉さん、孫さん!乗り心地は如何ですか?」

 

風太郎「ふわっふわだな!」

 

悟飯「うん。特に問題ないよ」

 

というか、車には滅多に乗らないのでなんか新鮮だ…。セルゲーム前にお父さんの運転する車に乗った時以来かもしれない…。

 

四葉「それでは……」

 

「「「「「「しゅっぱーつッ!!」」」」」」

 

…………何気に上杉くんもテンションが高いな……。本当は行きたかったんだね…。

 

さて、林間学校ではスキーをするんだっけ?実はやったことないから地味に楽しみだったりする。

 




どうも。なんとか忙しいゾーンは抜けたので、元のペースに戻る…かもしれないです。書き溜めがほぼないし、あまり急ぎ過ぎると違和感がモノスゲ〜!!(ビルドジーニアス風)……ってことになるのでご了承下さい。

ちなみに一気読みしましたってご報告して下さる方が何人か出てきて非常に嬉しく思います。特に上手くクロスできていると言われた時は本当に嬉しかったです。これからもこの調子で書ければと思っております。

他の作品の感想欄を拝見したところ、毎回感想書くのは作者に迷惑なのでは…?と考える方もいるそうなのですが、私は迷惑だとは思いませんので、皆さんが感想を送信したい時に送信して下さい。毎回でもいいし、毎回じゃなくてもいいですよ。
ただし、今後の展開を強要する行為は控えて下さい(そもそも運営さんにそういうコメントは消されますし)

ちなみに本日呪術廻戦の映画を観てきました。ネタバレはしませんけど、ちょっと泣きそうになった。感想を五等分の花嫁と絡めると……。
もしも二乃が見たら(いい意味で)泣きそう。

〜追記〜
メリークリスマス……今年もかの……いや何でもないです。
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