孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】 作:Miurand
〜悟飯&二乃と風太郎&四葉の進展早見表〜
悟飯&二乃:
キス:○
スキンシップ:○
合体(意味深):○
イチャイチャ度:測 定 不 能
備考:
付き合ってから1日でやること全てやっちゃってるカップル。早期に結婚したチチは特になんとも思っていないが、四葉に関してはキャパオーバーで色々やばい。とにかく色々と加速力が高すぎるカップルである。しかし減速力が低いのは謎。進展度を知ってるのは今のところは四葉とチチのみである。
風太郎&四葉:
キス:△
スキンシップ:×
合体(ry):×
イチャイチャ度:E
備考:
清い付き合いをしているカップル。キスは鐘キスの時の風太郎が四葉だと認識していない時と、学園祭時の風太郎が眠っている時に四葉からキスした2度のみ。四葉は二乃や悟飯の方を何やら羨ましそうな目線で見ているとか………。あの2人とまではいかなくとも、風太郎とイチャイチャしたいという願望が少なからずあるようだが、二乃のように押しが強くない上に、人の為に生きてきた四葉はなかなか言い出せないのだろうか…?風太郎も風太郎で何かと進展させたいと考えているようで、正反対なはずなのに考えていることが全く一緒なのが実に面白い。
悟飯のメンタルがボドボドになったり四葉が羞恥心に悶えたりした日の翌日のこと……。
本日は2人きりの登校ではなく、姉妹と風太郎も加えて6人で登校することにした。ちなみに一花は休学中である。やはり二乃としては悟飯との時間も大切にしたい一方で、姉妹との時間も大切にしたいのだろう。そういう家族想いな子だからこそ、悟飯は彼女に惹かれたのだ。無論、五月や三玖に家族愛が存在しないわけではないのだが、悟飯が二乃に惹かれた理由は本人もよく分かっていないのだそう。ただ、今は確実に二乃のことが好きでたまらないのだけは自覚しているという。
三玖「二乃、なんか嬉しそう」
二乃「当然よ!今日も彼に会えるんだから!」
五月「遠慮はしなくていいとは言いましたけど、節度は持ってくださいよ?」
二乃「なによ?付き合ってもないのに襲ったあんたには言われたくないわ」
五月「いつまでそのことを根に持つんですか!!?」
軽く言い争いがあり、四葉は先日のこともあってボーっとしていた。
風太郎「おい、大丈夫か四葉?」
四葉「あっ、はい!大丈夫です……」
風太郎「頼むからしっかりしてくれよ?推薦とはいえ、最低限の学力は必要なんだからな」
四葉「あはは……。気をつけます……」
二乃「あっ!いたいた!」
愛する人の姿を見かけた二乃は周りの目を気にせずに駆け寄って抱きついた。
二乃「おはよ!久しぶりね〜!!会いたかったわ!!」
三玖「久しぶりって………」
五月「昨日も会ってますよね…?」
四葉「あはは、ラブラブだね〜……」
四葉としては、二乃と悟飯がどこまで進んでいるのか知ってしまったため、あの大胆な行動にも納得がいく。風太郎は四葉と二乃達を繰り返し見て前髪をいじっていたが、その真意は不明である。
悟飯「やあ、おはよう。今日はみんなもいるんだね?」
五月「お邪魔でしたか?」
悟飯「いや、そんなことはないけど…」
二乃「ねえねえ!今日のお弁当は和食を中心にしてみたの!」
悟飯「そっか…!それは楽しみだなぁ…」
実を言うと悟飯に食べ物の好き嫌いは一切存在しない。その為、二乃は悟飯の好みを考えずに栄養バランスさえ考慮すればいいだけなので楽だそうだ。どこの誰とは言わないが、4人が4人とも好みが違うので朝食や夕食を作る時は苦労するのだそう……。
五月「…………全く。いいですか孫君!二乃が暴走した時に止められるのはあなただけなんですよ!しっかりして下さい!!」
悟飯「あっ、ハイ……」
唐突に始まった説教にただ返事をするしかなかった。
三玖「………五月。変わったね」
五月「……?何がですか?」
三玖「いや、なんでもない」
みんなでわんやわんやと会話しながら学校に到着する。教室に入ろうとする悟飯だが、いつまで経っても腕から離れない二乃に一言言う。
悟飯「あ、あの………。流石にそろそろ離れてほしいんだけど………」
二乃「何よ?今更恥ずかしがってるの…?」
悟飯「教室に入る度にみんなに言われるから恥ずかしいんだよ………」
二乃「ふーん…?なら絶対に離さない」
悟飯「ははは…………」
悟飯はまるで返答が分かっていたかのように力無く笑った。案の定、教室に入るなりクラスメイトに揶揄われたが、悟飯に近づく女子に対して二乃が睨みを利かせていたのは言うまでもない……。
そして昼休み。悟飯はいつものように二乃作の愛妻(?)弁当に舌鼓を打っていた。その様子を見て、クラスメイト達はまるで新婚夫婦が教室に紛れ込んでいるのではないかと錯覚してしまうほどだった。
四葉「………(いいなぁ…。私もあんな風に……………)」
風太郎「どうした、四葉?」
四葉「な、なんでもないですよ!」
三玖「……毎日見せられると流石にイライラする…………」
五月「み、三玖…!抑えて下さい…!」
悟飯「………!!!!!」
四葉「………!!!!!」
そこまで平和に続いていた昼休みだったが、悟飯と四葉が突如立ち上がった。いつもの彼ららしくなく荒々しく立ち上がったため、何事かと2人に視線が集まった。
悟飯「なっ………!ど、どういうことだ…?!」
四葉「………えっ?」
風太郎「ど、どうしたんだ四葉?何があったんだ?」
四葉「……孫さんの気が2つ…!何故か2つ存在するんです!!」
風太郎「………………はっ??」
一方で悟飯達が昼飯を食べる少し前の出来事……。
悟空「チチ〜!!オラ腹減っちまったよ!早く飯にしてくれねえか?」
チチ「今作るからちょっと待ってるだよ〜!!」
畑仕事をしていた悟空だが、そろそろお昼時ということもありお腹が空いてしまったようだ。出来上がるまで少し修行でもして時間を潰そうかと思い立ったその時………。
スタッ
……悟飯がその場に降り立った。
悟空「ありゃ?悟飯じゃねえか?今日は学校じゃねえんか?」
悟飯「………孫悟空か」
悟空「おう!オラ孫悟空だぞ?頭でも打ったんか?なんか変だぞおめぇ?」
悟飯「………俺と戦え」
悟空「………へっ?」
目の前の悟飯の唐突の提案に若干困惑した悟空だったが、丁度暇をしていた時だったので、快諾した。
悟空「まさかおめぇからそんな提案をしてくれるとは思ってなかったぞ!手加減はいらねえからな!」
悟飯「ああ………」
唐突に始まった親子対決。お互いに気を高めていき、どちらも戦闘態勢に入った。
ドンッ!!
悟飯「……!!」
まずは悟飯が地面を蹴った。
悟空「おっと…!!」
あまりの超スピードに一瞬驚いた悟空だったが、攻撃の軌道を読んですぐに回避する。
悟空「でやっ!!!」
ドカッッ!!!!
そしてカウンターとして蹴りを放つ。これは上手くヒットして、悟飯は数歩分後ろに下がった。
悟空「悟飯。ここでやるのは危険だ。チチや悟天もいるからな。場所を変えようぜ?」
悟飯「その必要はない。どうせこの世界は滅びるのだからな」
悟空「えっ………?」
悟飯の意味深かつらしくない発言に困惑する。悟飯が家族を巻き込んで戦うようなことはしないはずだ。しかし今の悟飯はそんなことは気にしないといった様子だ。しかも世界が滅びるという不穏な言葉も気になる。
ドカッッ!!!!
悟空「うわっ…!!!」
悟飯の発言に気を取られた悟空は、攻撃を回避することができずに真正面から食らってしまった。
悟空「………おめぇ、悟飯じゃねえな?何もんだ!!」
悟飯「………流石孫悟空だ。
悟空「しゅ、主人公……?一体何のことだ!!?」
悟飯?「はっ!!」
カァァッ!!!!
悟空「……!!?」
バチンっ!!!
咄嗟に放たれた悟飯?の気弾が向かっていた先は、何と孫家だった。すぐに悟空が弾いたことによって家は無事だったが、少し離れた麓で爆発音が響いた。
チチ「悟空さ!!暴れるでねえ!そ、それに悟飯ちゃん!!?なんでここに!!?」
悟空「チチ!!こいつは悟飯じゃねえ!!よく似てるけど、全然違え!!多分こいつは偽もんだ!!!」
チチ「えっ……?!」
悟飯?「………そうだな。何者か……か…。俺に名前は存在しない……。そうだな、名前を借りるとしよう……。カタカナで『ゴハン』とでも名乗っておこうか?」
悟空「カタカナで、ゴハン……?」
目の前の悟飯によく似た人物は『ゴハン』と名乗る。一体何者なのだろうか…?
悟空「よく知らねえけど………」
ギャウウウウウッッ!!!!
悟空の周りに炎のような赤いオーラが纏われた。
悟空「オラァ!!!!」
ドンッッ!!!!
界王拳を使用した悟空にゴハンは気合を当てられ、吹き飛ばされた。だが、ゴハンにとっては大したことではない。すぐに止まろうとしたその時……。
シュン‼︎
悟空「波ァァアアアアアアッッ!!!!!」
ズォオオオオオオオッッ!!!!
瞬間移動をして至近距離に迫った悟空がそのままかめはめ波を放った。その距離で放たれては回避することは不可能で、しばらく悟空が放ったかめはめ波に押されていたゴハンだったが……。
ゴハン「はっ!!!!」
ドグォォオオオオオオオオオンッッ!!!!
少し気を高めるとかめはめ波は相殺され、爆発して消失した。
悟空「な、なんだって………?」
ゴハン「その程度じゃないだろう?魔人ブウを倒した後のお前なら、もっと力を引き出せるはずだ…………」
悟空「……よく分からねえけど、そんなに本気で戦いてえなら、相手してやるよ。その姿で悪さされちゃ、悟飯にも迷惑がかかるしな………」
相手は自分を殺しにかかっていることを確信した悟空は徐々に気を高めていく。相手が悟飯に似てようが気にしない。目の前にいる悟飯によく似た人物が悟飯ではないことが分かっているし、目の前の人物は世界を滅ぼそうとしているようだった。理由は不明だが、悟飯によく似たサイヤ人……というところだろうか?
悟空「はぁあああああッッ!!!」
ボォオオオオッ!!!!!
ゴハン「ほお?」
超サイヤ人に変身した悟空は、髪が逆立って金色に変化し、瞳はエメラルドグリーンに変わった。
超悟空「どうせおめぇも超サイヤ人になれるんだろ?さっさと変身しろよ」
ゴハン「………そこまでお見通しというわけか………。後に神の極意を会得するだけのことはある………」
超悟空「なに?神の極意……?何のことだ?」
ゴハン「気にするな。少なくとも、この世界のお前には関係のない話だ」
ボォオオオオッ!!!!!
目の前の悟飯によく似た人物、ゴハンもあっさりと超サイヤ人に変身してのけた。超サイヤ人に変身すると一層悟飯に似ている。
超悟空「やっぱりな………」
超ゴハン「ふん………」
シュン‼︎
ドゴォォオオッッ!!!!!
超悟空「グオッ……!!!」
超サイヤ人に変身したゴハンがいきなり悟空の頬に拳を打ち付けた。あまりにも威力が高かったため、軽く出血してしまったが、腕で血を拭き取る。
超悟空「すげえな……。筋だけなら本物の悟飯以上かもしれねえな………」
シュバ‼︎
超悟空「おっと…!会話すらしたくねえってか?つまらねえやつだな」
悟空が賞賛の言葉を贈っても興味が一切ないようで、ひたすら拳を振るう。しかし2度も同じ攻撃を喰らう悟空ではない。今度は綺麗に避け……。
シュン‼︎
超悟空「……!!」
背後に瞬間移動して、背中に思いっきり打撃を加えるつもりだったが……。
ガッ……!!!
超悟空「なっ……!!?」
ノールックのゴハンに受け止められた。
ドゴォォオオッッ!!!!!
超悟空「かはっ………!!!!」
そしてエルボーが悟空の腹部に打ち付けられた。
超悟空「けほっ……!や、やるじゃねえか……!!」
超ゴハン「……さあ、その先のステージを見せてみろ。超サイヤ人2ではない。さらにその先をな………」
超悟空「………おめぇ、どこまで知ってやがるんだ……?気持ち悪りぃ奴だな…。まあ、いいぜ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ……!!!
悟空は、笑いながらも相手が只者ではないことに薄々気付いていた。気を更に高めて超サイヤ人2に変身し、更にその先の形態へ至ろうとする。その過程で周辺の地面が強く揺れ、地割れが発生していたが、超サイヤ人3に変身することに慣れ始めたのか、魔人ブウと戦う時よりはいくらかマシになっていた。
超2悟空「うぁぁあああああああああああああああッッッ!!!!!!!」
ドォォオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!
超ゴハン「………!!」
髪が足下まで伸び、眉毛がなくなって周りに激しいスパークを纏った悟空が現れた。
超3悟空「どうだ?こいつが超サイヤ人3だ。流石のお前でも少しはちびったんじゃねえか?」
超ゴハン「…………」
しかし、膨大な気を持つ超サイヤ人3悟空を目の前にしても、冷静さを欠くことはなかった。感情の起伏がないゴハンに少し……否、かなりの違和感を覚えた。
目の前にいる謎の人物から感情というものを感じない。人間としての何かが決定的に欠落しているようにも感じる。
超3悟空「………ちょっとは反応してくれてもいいんだけどなぁ…。それじゃ、第二ラウンドといくか…!!」
超ゴハン「……素晴らしい力だ。ならば俺ももっと力を引き出すことにしよう……」
ボォオオオオッ!!!!!!
超3悟空「…………はっ?」
すると、一瞬にして超サイヤ人2に変身したのだが………。気の総量が圧倒的に違った。目の前の人物は超サイヤ人2に変身したはず。にも関わらず、気の総量だけで言えば超サイヤ人3の悟空と互角レベルだった。
超3悟空「ど、どういうことだよ…?おめぇのそれは超サイヤ人2のはずだろ……?」
超2ゴハン「超サイヤ人3は確かに膨大な力を引き出すことができるが、何より体力の消耗が激しすぎる。超サイヤ人の完成形は超サイヤ人2なのだよ。それ以上変化させるのは最早無粋なのだ……。
超サイヤ人2のまま極めるのがもっともバランスが良いのだ」
悟空が超サイヤ人3の形態を得た理由はあの世で修行したからだ。時間という概念に縛られない死人は気の消費もいう概念がほぼ存在しないと言ってもいい。だから超サイヤ人3に変身することによるデメリットはほぼ存在しなかった。
しかし、時間という概念が存在する生人にとっては、一気に体力が持っていかれるものなのだ。そのことを考えずに生み出されたものが、超サイヤ人3というわけだ。
超3悟空「ひぇ〜……!!もしかして、悟飯がちゃんと修行を続けていたらここまで強くなってたってことか……?界王神のじっちゃんの能力抜きでここまで強くなれるんか!?」
ドカッッ!!!!
超3悟空「ぐっ……!!!」
ゴハンの強力な蹴りをなんとか腕で受け止め、カウンターとして拳を放つが軽々と避けられた。
超3悟空「(パワーで互角なら、技で勝負するしかねぇ…!)」
シュン‼︎
まずは瞬間移動をしてゴハンの背後に回り込む。しかし……。
超3悟空「……!!!」
ゴハンは既に悟空がいる方角を向いていた。まるで最初から悟空がそう行動することが分かっていたかのように。
シュン‼︎
超3悟空「だりゃ!!!!」
一時的に離れて遠距離線に切り替えた悟空は、手始めに気弾を連射する。
超2ゴハン「はっ…!!!」
ドガガガガガガッッ!!!!
超3悟空「んなっ……!!?」
だが、悟飯は避けるようなことはせずにバリアを張ってやり過ごした。
ドゴォォオオッッ!!!!!
超3悟空「ぐぅ………!!!!!」
呆気を取られていた隙に背後に回り込まれ、背中に強い衝撃を感じた。その時にはすでに地面に叩きつけられていた。
超3悟空「な、なんだ……?どうなってやがるんだ……?」
スタッ
超2ゴハン「………やはりこの体は素晴らしい。"その気になれば宇宙最強"という評価は伊達ではなさそうだ……」
超3悟空「………さっきからおめぇの言っている意味が分からねえ…。さっき、この世界は滅びるって言ってたな?あれは一体どういう意味だ…?まさか、魔人ブウよりも強い敵が来るんか?」
超2ゴハン「確かに魔人ブウより強い者は存在する。しかし、この世界が滅びる原因はそこにはない」
超3悟空「じゃあ、なんで……」
悟空が再び質問する前に、ゴハンが答えた。
超2ゴハン「この世界には通常ならあり得ない現象が起こっている…。貴様は何も感じなかったか?」
超3悟空「あり得ない現象………?」
超2ゴハン「………………まあいい。理解できなくて結構だ。私の目的はただ1つ……」
ゴハンは悟空の周りの歩きながらこう言う。
超2ゴハン「……
超3悟空「悟飯がこの世界の核だって…?どういうことだ!!?オラにも分かるように説明し……」
トンッ
超3悟空「ぐわっ……!!!」
手刀を当てられた悟空は超化が解除され、黒髪に戻ってしまった。
しかし、先程からこの『ゴハン』という者は不可解な言動ばかり繰り返していた。
世界が滅びる。
本来ならあり得ない現象。
孫悟飯がこの世界の核となっている。
さらには、悟空のことを『本来の主人公』と呼んでいた。
ゴハンもまた戦闘が終わったことによって超化を解除した。
ゴハン「……この程度のパワーでは孫悟飯を倒すことなど不可能……。やはり、『アレ』になるしか方法はないか…」
そう言って空を見上げた。彼も一応サイヤ人に属すると思われるが、その象徴とも言える尻尾は確認できなかった。満月を見て大猿に、そこから超サイヤ人に変身するつもりだったのかもしれないが、それもできないはず…。
ゴハン「しばらくこの世界を観察し、孫悟空と戦ったことで確信した…。この世界は……………。盗み聞きとは作法がなってないな、ベジータ4世」
ベジータ「………気付いてやがったか」
途中でベジータが隠れていることに気づいてゴハンは独り言を止めた。
ベジータ「何故貴様がその名を知っている?」
ゴハン「まあ、何でも知っているとだけ答えておこう。それにしても、戦闘民族らしからぬ行動だな?」
ベジータはゴハンと悟空の戦闘を見て、とてもじゃないが自分が参戦できる環境ではないことに気付いて隠れていたのだ。彼の妙な言動を何度も聞いていた為、何が目的なのかを探る為だったのだが………。
ベジータ「ほっとけ。そもそも何故悟飯の格好をしていやがる?」
ゴハン「これは私もなりたくてなったわけではない…。素晴らしい力を持っている体であることには変わりないがな」
ベジータに興味をなくしたのか、悟飯はゆっくりと歩み始めた。
ベジータ「………どこに行く?」
ゴハン「これから孫悟飯に会いに行く」
ベジータ「ほう?今の貴様が悟飯に会えば、間違いなく殺されるぜ?それとも、貴様には奥の手があるとでも?」
ゴハン「確かにあるが…。今はまだ使うことができない。非常に残念だ」
意味深な言葉を言い残してゴハンは飛び立っていった。
ベジータ「………カカロット。いい加減起きやがれ」
悟空「ありゃ?バレてたか?」
悟空は気絶しているふりをしてこっそり会話を盗み聞きしていた。
ベジータ「貴様はあいつの言っていることを理解できたか?」
悟空「オラも正直よく分かんねえよ。何で悟飯とこの世界の崩壊が繋がるのか………」
「あいつは危険だ。消せるうちに消した方がいいぜ?」
膨大な二つの気を感知したことで、バーダックもその場に駆けつけていた。
悟空「父ちゃん……。そいつはどういう意味だ?」
ベジータ「そうか。貴様は確か未来を覗き見ることができるのだろう?何を見たんだ?」
バーダックは時折り未来を見ることができる。その能力を利用して魔人ブウとの戦いの際には自分の命を投げ出しながらも大活躍をした。
バーダック「………何も見えなかった」
ベジータ「…………何?」
悟空「なんだ?予知夢が発動しなかったんか?」
バーダック「違う。例の頭痛は起きたが、何も見えなかったんだ」
悟空「ど、どういうことだ……?」
バーダック「あいつの言う通り、世界が滅びることを意味しているのかもしれない……」
ベジータ「或いは、ヤツが未来を見せないように細工しているか………」
ゴハンはこの世界の何かを知っているような言動を何度も言ってきた。それに世界そのものを滅ぼすと言っていることから、もしや世界に干渉できる何かしらの能力を持ち合わせているのではないかとベジータは考えたのだ。
悟空「………悟飯に任せるだけじゃ解決しなさそうだな……」
ベジータ「最悪、ポタラを使うことになるかもしれんな」
余程合体することを嫌がっていたベジータから予想外の言動が発せられた。そのことに悟空は驚くと同時に、危機的な状況だと認識していることに気づいた。
悟空「………そうだな。あいつは何かが違う。今まで出会ってきた悪い奴らとは根本的に違う…………」
昼休みが終了する頃には、悟空ともう1人の悟飯の気は元に戻っていた。気になることは多々あったものの、悟空やベジータが生きていることを確認してひと安心した。
一花「やっほー!」
二乃「い、一花!?なんでここに!!?」
一花「今日は仕事が早く終わったからみんなに会っておこうかと思って!」
四葉「そうなんだ〜!!」
一花「それにしても、もう暗くなってきたね〜?ほら、もう月が見えるよ?」
二乃「あら、ほんと………」
三玖「冬が近づいてきてるもんね…」
四葉「そっか……。もうそんな時期ですもんね〜…………」
五月「綺麗な満月ですね………」
悟飯「…………」
みんなが感情に浸っている中、悟飯だけが浮かない表情をしていた。
風太郎「………どうしたんだ悟飯?」
悟飯「いや、昼のこともあって少し不安なんだよ」
風太郎「悟飯のドッペルゲンガーの話か?でも全くの同一人物なんて存在するのか?」
悟飯「分からないよ。昼にお父さんと戦ったみたいだけど、お父さんは殺されたわけでもないし、奴も生きているみたいなんだ…………」
風太郎「ただ悟飯にそっくりなサイヤ人ってだけじゃないのか?」
悟飯「それならいいんだけど………」
ドッペルゲンガー……。
それは、自分自身に容姿がそっくりな者のことを指す。このドペゲンが現れた時、本人は死ぬという話で有名だ。だが………。
スタッ
ゴハン「………よう。孫悟飯」
悟飯「お、お前は………!!」
二乃「こ、こいつよ!!朝に現れたのは!!!!」
五月「そ、そっくり……!!」
四葉「気も全く同じ………!!」
三玖「やっぱり似てる…!!」
一花「えっ?なになに?ど、どういうこと?」
悟飯の目の前に現れたソレは、悟飯本人どころか……………。
ゴハン「悪いが、貴様には消えてもらう」
世界そのものを死に導く最悪………否、災悪とも呼べる存在だった………。
えー、はい。今回は今まで出てきた敵キャラとはベクトルが違うといいますか……。まあ今までとは違います()
ゴハン(仮)が登場する伏線は実を言うとかーなーり初期の方にあります。確か12,3話辺りにあったはず…?もう大分前のことだから詳細は忘れてしまった…。今回はメタっぽい要素も入っております。実を言うとこのお話は元々考えていたお話に同人ゲームの「五等分RE」の影響を受けてメタ要素も取り入れてみようかと考えてました。少し前まではもっとガッツリとメタ要素を入れる予定だったのですが、なんか違う気がするということで大分控えめにしました。「ゴハン」に関して何か分からないことが有ればその都度補足説明致します。今回は本編中の文章だけで説明して理解させられる自信がないです。正直後書きや前書き等も駆使しないと難しい気がします。ということで、ここからは後書きを特に注視していただけると幸いです。
最近何故か高評価化続きでバグってるのかと思ったけど、抑制剤が来て安心しました。ここ最近の高評価化率は異常でしたからねぇ…。無論嬉しかったんですけど、俺の作品がこんな高評価なん……?と、ちょっと疑問に思ったこともありますね。本編はあと少しのこの作品ですし、あと数話は超展開?変な展開?なんと言えばいいのか分かりませんけど、もう少しお付き合い下さいませ。
ちなみに本日はワクチンを打ったのでしばらくは少々いつもより頭が悪くなっております。(だからなんだというお話)