孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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⚠︎注意⚠︎

『クロスオーバーが苦手な人』
『台本形式が苦手な人』
『細かいことが少しでも気になる人』
『原作のカップリングが崩されるのが嫌な人(特に飯ビー)』
上記に当てはまる方はブラウザバックを『強く』推奨します。

通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメですよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。

注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。



第14話 平等よりも公平に

 

あれからどれくらい時が経っただろう…?

 

彼に無理矢理お願いして、こうして私が彼を抱き締めている状態が結構長く続いているような気がした。

私はいつになったら彼を離すことができるのだろうか…?

 

そんな私を現実に引き戻したのは…。

 

ビー!ビー!ビー!ビー!

 

五月「!?ッ」

 

悟飯「うわッ!?なんだッ!?」

 

ある警報の音だった……。

 

 

悟飯「これ…。倉庫の中からかな……?…………………中に誰かいるみたいだな…。鍵はどこにあるんだろう…」

 

五月「わ、私は鍵を探してきます!」

 

悟飯「う、うん!」

 

三玖「その必要はないよ」

 

悟飯「み、三玖さん!」

 

三玖「鍵なら私が持ってる」

 

悟飯「とにかくそれで開けてみよう!中に誰かいるみたいだし!」

 

三玖「うん」

 

 

 

……警報のお陰でなんとか冷静になる事ができた…。できたはずなのに…。

 

 

 

五月「私……」

 

 

 

ダメだ…。まだ孫くんに触れていたいと思ってしまう…。私はなんて欲張りなんだろう…。

 

いやいや!とにかく切り替えないと!いつまでもこのままでは埒があかない!

 

不純です!私!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひとまずセンサーをなんとかしよう!」

 

「なんとかって、だから鍵がないと…」

 

ガチャ…。

 

五月「鍵ならここにありますよ」

 

そう言いながら、五月と三玖はゆっくりと倉庫の扉を開けた。

 

五月「一花。2人してこんなところで何してたんですか?」

 

キリッとした表情でびしょ濡れの風太郎と一花にそう問いかける。先程まで悟飯に自分から抱き付きに行った五月が何を言っているんだ、という話にはなるが、ここはスルーしてもらいたい…。

 

 

何故か倉庫の中にいた2人は、後でこっ酷く先生に叱られたのは言うまでもない…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝…。

 

「三玖ちゃんおはよー!」

 

三玖「おはよう…」

 

昨日、見てしまった。

 

フータローと一花が何故か施錠された倉庫の中に2人きりでいたところを。

一花って、フータローのことが好きなのかな…?

 

でも、私にとってはそっちよりも気になることがあった…。

 

あの真面目で、男に対して潔癖な五月が悟飯に抱き付いているのを見てしまった…………。

まさか、五月も悟飯のことを好きになっちゃったのかな…?確かに悟飯は真面目だし、優しいし…。確かに、五月とは相性がいいかもしれない……。

 

一花はああ言っていたけど、私達は平等…。だとしたら、私はどうすればいいの…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終日。今日は自由参加でスキーか登山をする日だ。

せっかくだし、滅多にやらないスキーでもやろうかと思っているところだ。

 

……まあ、まだ誰も起きていない時間帯なんだけどね……。

 

 

悟飯「はっ!やっ!!だりゃ!!」シュババ‼︎

 

昨日の一件もあり、いつまた敵が現れるか分からないので、軽くウォーミングアップくらいはした方がいいだろうということで、みんなが起きるよりも一足先に起きて、簡単な修行をしている。

 

悟飯「……しかし…」

 

昨日のことは既にピッコロさんに伝えてある。神精樹の実というものと、敵の親玉の目的も併せて伝えておいた。

 

木の実を地球で栽培されてしまえば、間違いなく地球は枯れ果ててしまう。それを防ぐためには、敵が地球に入り込んでいないか警戒をして、万が一入ってきた場合は駆除する必要がある。

 

しかしそれだけではない。神精樹の実というドーピングアイテムだけでははく、超サイヤ人に覚醒しようと企んでいるらしい。でもあれは穏やかな心を持ちつつ、激しい怒りを感じることによって初めて変身できるものだ。典型的なサイヤ人がなれるとはとても思えない。

 

悟飯「………考えても仕方ないか…」

 

セルゲーム以来、殆ど修行をしていないけど大丈夫だろうか…?修行を再開した方がいいかもしれない…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなが起きる時間帯に近づいて来たので、そろそろ自分の部屋に戻ることにする。

 

四葉「おや?孫さんじゃないですか!早起きですね!」

 

悟飯「よ、四葉さん!?」

 

四葉さんも早起きだったのか…。僕の修行の光景は見られてないよね……?

 

四葉「もしかして、今日の自由行動が楽しみすぎて早く起きちゃったんですかー?」

 

悟飯「………へっ?」

 

四葉「時間はたっぷりありますから!今日は目一杯楽しみましょー!!」

 

……いい感じで勘違いしてくれたみたいだ……。

 

四葉「上杉さーん!」バンッ‼︎

 

風太郎「うお!?四葉!!」

 

四葉「自由参加だからって逃しはしませんよー!スキー行きましょうよ!!スキー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、僕達はスキーをすることになった。

 

四葉「さあ!滑り倒しますよー!」

 

風太郎「寒いし寝かせてくれ……。というか俺滑れねえし………」

 

四葉「寝るなんて勿体ない!どうしても無理なら私が手を引いて滑ってあげます!!」

 

風太郎「よーし練習するぞー!」

 

悟飯「………そういえば、他の4人はどうしたの?」

 

四葉「一花は体調を崩して五月が看病してくれています」

 

風太郎「……まあ、あんな目に遭ったんだから当然と言えば当然か……」

 

昨日は2人してびしょ濡れになっていたもんね…。あれ?それなら、上杉くんの方は大丈夫なのか…?

 

悟飯「上杉くんは平気なの?確か上杉くんもびしょ濡れになってたはずだけど……」

 

風太郎「あ、ああ…。多分大丈夫だ…」

 

………?本当にそうなのかなぁ…?無理してないよね…?

 

風太郎「確認してから鍵をかけろよ…」

 

四葉「……?」

 

なるほど…。鍵を閉めたのは四葉さんだったのか……。それで昨日はあんなことに………。

 

あんなこと…………………。

 

そういえば、五月さんはもう大丈夫なのかな…?まあ、僕が側にいなくても大丈夫っぽいし、もう怖くないのかな…?

 

四葉「何言ってるんですか?それより二乃はもう滑ってて、私が教えるのは……あっ、来た!」

 

「どーも」

 

四葉さんと全く同じ上着を着ている…。この気は恐らく三玖さんだな…。服装も同じだと流石に分かりづらいなぁ…。

 

風太郎「誰だ!?」

 

「誰だと思う?」

 

悟飯「三玖さん?」

 

三玖「……せ、正解」

 

風太郎「何で分かるんだお前!?」

 

四葉「わお!流石です!」

 

悟飯「ただの勘だよ」

 

風太郎「しかし、顔だけだと本当に分からないな………」

 

四葉「よーし!普段は教わってばかりの私ですが、今日は教えまくりますよー!!」

 

………………

 

四葉さんに滑り方の基礎を教えてもらった。なるほど…。板を八の字にして、力を入れればブレーキできるのか…。

 

まあ、万が一コントロールを失ったら、舞空術で無理矢理止めるしかないかな…。

 

四葉「わあ!本当に初心者なのかってくらいに器用に滑りますね……」

 

風太郎「まだ5分しか経ってないんだが……」

 

四葉「この前の試験で遅刻しそうになった時も競争したんですけど、彼に負けてしまいましたからね……」

 

風太郎「まあ…。アイツは運動も熟せる万能型の天才だからな…」

 

四葉「万能じゃない天才ってなんなんですか……」

 

風太郎「俺みたいに勉強だけできる天才のことを言う」

 

四葉「自分を卑下しているようで褒めてません…?」

 

風太郎「つか、喋りながら練習するのは相当キツイんだが……」

 

 

ズザッ…!

 

悟飯「スキーって中々楽しいね…」

 

四葉「そうでしょう!!」

 

風太郎「もう戻ってきた!?」

 

三玖「…悟飯。私にも滑り方を教えて」

 

悟飯「えっ…?」

 

そう言われても、僕だって始めたばかりだから教えられるかどうか……。

 

四葉「さっきから私が教えてるのに!?」

 

どうやら上杉くんと三玖さんは滑り方がまだイマイチ分かってないらしい。

 

「わあ!ぎこちないなー。しかし寒いね〜」

 

……この気は、五月さんか?一花さんの看病をしているんじゃなかったっけ?

 

風太郎「ホントに誰だ!?」

 

「誰だと思う?」

 

風太郎「またこの流れかよ!?」

 

悟飯「……五月さん?」

 

「……ざ、残念!一花だよ〜!」

 

悟飯「あ、あれ…?」

 

ゴーグルとマスクを取って自分が一花だと主張している。だけど、顔だけだと本当に判別がつかない…。

 

悟飯「一花さんは体調が悪いんじゃなかったの?」

 

一花「ゴホッ…ゴホッ…!まだ万全じゃないけど大丈夫みたい。だから心配しないで」

 

悟飯「そ、それならいいんだけど…」

 

一花「あと、五月ちゃんは顔を合わせづらいから一人で滑るってさ」

 

……………間違えちゃったかな?確かに、5人の気は他人と比べると相当似ている。気をかなり極めている僕でもやっと判別ができるくらいだ。それくらい似ていれば、間違える事があってもおかしくはないのかな……?

 

四葉「一花〜!!この2人が言ったことを全然覚えてくれない!!」

 

風太郎「それは俺がいつもお前らに対して思っていることだ」

 

一花「……じゃあ楽しく覚えようよ。追いかけっこ。上手な四葉が鬼ね!」

 

風太郎「お、おい!?」

 

一花さんは早速滑ってどこかへ行ってしまった…。

 

風太郎「ようやく進めるようになったところなのに無茶な……」

 

悟飯「いや、そもそも本当にやるかどうかは……」

 

四葉「いーち、にーい、さーん…」

 

………あれ?本当にやるのこれ?

 

悟飯「それじゃ、僕も…!」

 

風太郎「あっ、おい!」

 

あっ…。上杉くんに呼び止められたような気がしたけど、滑り出したのに不自然に止めることはできない…。

 

…しかし、こうして滑るだけでも新鮮な感じがする。普段は自分の足を使って移動しているが、特に何もしていないのに勝手に進んでいく感じが面白い…。

 

………ァァァァァア

 

…………ん?何か聞こえるような…?

 

「どうやって止まるんだこれぇええええええ!!!??!!??!」

 

うわっ!?上杉くんが猛スピードで滑ってきている!?まずいぞ!!この先はカーブだったはず!?

 

悟飯「ハッ!!」

 

ドンッッッ!!!!

 

気を使って無理矢理加速させて上杉くんになんとか追いつく。

 

悟飯「上杉くん!足を八の字にして力を入れるんだよ!そうすればブレーキできるよ!!」

 

風太郎「待て待て!!この猛スピードで体制を変えられるかッ!!」

 

僕が下手に掴むと大惨事になりかねないし……。何かいい方法はないか…?

 

……そうだ!!今は平らなコースになったから…!!

 

悟飯「はっ!!」

 

ピッ!!

 

風太郎「うおっ!?急に止まった!?」

 

良かった……これで上杉くんは怪我をせずに済みそうだ…。

 

風太郎「ってお前!?そのまま突っ込んだら…!!」

 

……?お礼を言ってくれているのかな?わざわざ言わなくてもいいのに…。

 

さて、鬼ごっこを再開しよう…………

 

悟飯「うわ〜!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟飯「…………」

 

とんでもない失態。上杉くんを止めることだけを考えていたら、まさか自分がクラッシュしてしまうとは…。周りに人が集まっちゃってるし…。

 

「大丈夫かー?てか、生きてるかー?」

 

悟飯「だ、大丈夫です!」

 

次から気をつけよう…。まあ、上杉くんが無事なだけでもよしとするか…。

 

あっ、首あたりにも雪が入り込んじゃった…。冷たいなぁ…。

 

ピラッ

 

……ん?何か取れた気がする…?首辺りといえば、昨日二乃さんに貼ってもらった絆創膏だろうか…?傷口はほぼ治っているから特に問題はないかな…?

 

二乃「……この絆創膏…。カカロット君!?」

 

………………なんてタイミングで出てきてくれるんだろう…。

というかまずいな…。この場で超サイヤ人化してしまうと、周囲に強風を発生させちゃうからかなり不自然だ…。

 

悟飯「えっ?誰ですかそれ?人違いじゃないですか?」

 

二乃「嘘!だってこれ君にしかあげてないもん!って何で逃げるの!?」

 

幸い、二乃さんよりも僕の方が足が速い。ある程度離したところで超サイヤ人になってしまえば問題ない。

 

 

 

…………よし、この辺りで…。

 

悟飯「はっ!!!」ボッ‼︎

 

……よし、周りには誰もいなそうだ…。仮に居たとしても、間近にはいないので問題はないだろう…。

 

二乃「カカロット君!!」バッ‼︎

 

超悟飯「や、やあ!昨日ぶりだね…」

 

二乃「もう!何で逃げるのよ!?」

 

超悟飯「ごめんごめん…。ちょっと恥ずかしくて……」

 

二乃「えっ…?それって…………」

 

…?さっきまで逃げていたからてっきり怒っているかと思ったんだけど、意外と機嫌が良さそう……??

 

二乃「ふーん?カカロット君って案外照れ屋さんなのね?」

 

超悟飯「あ、あはは……」

 

二乃「ふふっ…。まあいいわ。それで、今夜のことなんだけど……」

 

そ、そうだ!キャンプファイヤーで踊る約束をしたんだ!(一方的ではあるけど…)

断るチャンスじゃ…………

 

 

 

『だって私の初恋だもの!』

 

 

 

……二乃さんは、真剣な気持ちで誘ってくれたんだろう…。それを断るのはちょっと心苦しいものがある…。でも、僕は既に三玖さんの誘いをOKしたわけだし…。後に約束した方を優先するのは…………。

 

 

 

…………そうだ!!

 

 

 

二乃「昨晩は返事を聞けなかったけど…「ごめん!!」……へっ?」

 

超悟飯「今朝スケジュールを確認したんだけど、どうやら今日にはもう帰らなきゃいけないみたいなんだ…。だから、君とは踊れない……。ごめん………」

 

二乃「………そうなんだ…」

 

これならまだマシなはずだ。スケジュールのせいで踊れないということにしておけば、二乃さんは振られたとは思わないはず……。

 

これなら、三玖さんとの約束を守れるし、二乃さんを傷付けることもない。

 

二乃「……まあいいわ。スケジュールのせいじゃ仕方ないわね……」

 

よし!作戦成功!

 

超悟飯「そういうことだから、僕はこれで…「待って!」えっ?」

 

二乃「……あのさ、連絡先を教えてくれないかしら…?」

 

超悟飯「……………えっ?」

 

そう来るとは思ってなかった〜!?

ど、どうしよう…。二つもアドレスなんて持ってないし……。

 

そ、そうだ!携帯電話を持ってないことにすれば…!!

 

 

 

 

『ふーん?その子の連絡先とか知ってんの?』

 

『へっ?まあそりゃあ』

 

 

 

 

………ダメじゃん…。

 

でももう一つアドレスなんて持ってないぞ!?

 

あっ!携帯電話を壊しちゃったから、今作り直しているところってことにすればいいんじゃないか…?

いや、最近の機種変更は、例え通信契約会社が変わっても電話番号を変えずに済むらしいからなぁ……。

 

八方塞がりってやつ……?

 

 

 

 

超悟飯「……実は、自分の電話番号を覚えてないんだ…。この林間学校には携帯電話を持ってきてないし……」

 

二乃「えっ……?そ、そうなの……?」

 

超悟飯「確か君は悟飯の知り合いなんだよね?僕が許可を出したってそれとなく伝えとくから、後日悟飯に聞いてみてよ!それでどうかな……?」

 

二乃「…………」

 

ちょっと無理矢理感があっただろうか…?今考えられる最善策はこれくらいしかない……。林間学校までになんとか新しい携帯電話を手に入れる必要が出てきてしまった……。

 

二乃「…分かった。また別の日にアイツに聞いてみる」

 

 

やった…!なんとか乗り切った…!!

 

 

超悟飯「ごめんね…」

 

二乃「いいのよ。こっちこそ、私の我儘に答えてくれてありがとう!」

 

……二乃さんってこんな笑顔ができるんだな…。普段の二乃さんとのギャップが凄いから、本当は別人なのではないかと疑ってしまう……。

 

二乃「それじゃあまたね!カカロット君!」

 

超悟飯「うん!それじゃあ…!」

 

…………よし、周りに誰もいなくなったみたいだな…?

 

シュン…

悟飯「はぁ…………危なかった……」

 

周りに誰もいないことを確認して、超化を解いて、通常状態に戻した。

 

 

 

よし、気を取り直して、また滑りに……

 

四葉「あっ!孫さんみっけ!!」

 

………忘れてたぁ〜!?!?逃げろ!!

 

四葉「待ちなさー…って速っ!?」

 

この格好のまま舞空術を使っては目立ってしまう…。高速移動で乗り切る方がいいか…?いやでも、人目が多いし…。

 

……!?何であんな所にかまくらがあるんだ!?いや、細かいことはどうでもいい!!

 

 

 

 

 

 

悟飯「…………まさか三玖さんもいたとは…」

 

三玖「危ない…。捕まるところだった」

 

悟飯「もしかして、これを作ったのって……?」

 

三玖「ううん。元からあった」

 

こんなところに誰が何の目的で作ったんだ…?不思議なこともあるもんだ…。

 

悟飯「雪で作られてるのに、中は結構暖かいんだね…」

 

三玖「ご、悟飯……、狭いから、あまり動いちゃダメ……」

 

あっ…。もしかして迷惑だったかな…?

 

悟飯「ごめん…。じゃあ僕は出て行くよ」

 

三玖「待って…!出るのもダメ……!」

 

悟飯「えっ…?」

 

じゃあどうすればいいのさ………。

 

三玖「もう……よく分からない…」

 

悟飯「み、三玖さん……??」

 

……………もしかして……。

 

四葉さんに捕まるのが怖いからなのかな…?←鈍感

 

とにかく、出ていってほしくなさそうだから、残ることにしよう…。

 

悟飯「……じゃあ、もう少しだけここに隠れることにするよ」

 

三玖「う、うん!それがいいよ…」

 

悟飯「……四葉さんって、運動できるよね…。他の4人はそうでもなさそうなのに」

 

三玖「私はここがなかったら捕まってた。………なんか途中からスキーと関係なくなってたような気がするけど…」

 

それを言ってはいけない気がするのは僕だけだろうか…?

 

悟飯「僕はまだいいけど、まだ初心者の上杉くんと三玖さんには不利じゃないかな……?」

 

三玖「……そうだ。ならハンデを貰えばいいんだよ」

 

悟飯「ハンデ?」

 

三玖「何か荷物を持ってもらって、足の速さを平等にするの!」

 

悟飯「…確かにその方が盛り上がるかもしれないけど、平等じゃなくて、公平にやるべきじゃないかな…?」

 

三玖「こう……へい……?」

 

悟飯「うん。競技とかは基本そうでしょ?自分の強さに応じて使える武器が変わるわけじゃない。同じ武器とルールを与えられて、それをどうやって使い熟すかによって勝敗が決まるんだ」

 

悟飯「今回の場合は、四葉さんに捕まらなければいいんだよ。つまり、足が遅いからといって正攻法で勝負しなきゃいけないわけじゃないんだよ。今みたいに、かまくらに隠れてやり過ごすのも手の内の一つだと思うよ?」

 

三玖「公平……」

 

悟飯「そう。だから、平等じゃなくて公平にいこうよ?」

 

三玖「……」ゴンッ‼︎

 

悟飯「あっ…!?」

 

三玖さんは突然立ち上がる素振りを見せるが、かまくらの高さはそこまで高くないため、頭をぶつけてしまう…。

 

悟飯「だ、大丈夫…!?」

 

三玖「痛い…」

 

悟飯「本当に大丈夫!?!?」

 

三玖「……平等じゃなくて公平にいこうよ…」

 

先程の僕の言葉が気に入ったのか、三玖さんは復唱するように同じ台詞を述べる。

 

三玖「…頭はもう平気…。そんなに心配しなくても大丈夫だよ」

 

悟飯「そ、そう…?ならいいんだけど……。あっ、四葉さんはもういないみたいだね…。じゃあ僕はそろそろ出るね」

 

三玖「………」ピッ

 

三玖は悟飯が出ていった後、携帯電話を操作して、一花に電話をかけた。

 

『もしもし?どうしたの?』

 

三玖「……これから話すことはただの独り言…。だけど、聞いてほしいの…」

 





危ない危ない…。スランプに落ち入りかけた…。
ちなみにこの先も書けていたんですけど、いい感じに区切れなくてグダりました。

次話は明後日投稿を目標にします(その日に絶対に出せるとは言っていない)

一度スランプに陥ってしまうと、半年とか1年とか空く可能性があるので、そこまで長くは続かない(と思われる)この作品は完結させたい…。というか、まだ1つも完結させたことがないので、まずはこの作品を完結まで書き切りたいですな…。勿論打ち切りによる完結は除外します。
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