孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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⚠︎注意⚠︎

『クロスオーバーが苦手な人』
『台本形式が苦手な人』
『細かいことが少しでも気になる人』
『原作のカップリングが崩されるのが嫌な人(特に飯ビー)』
上記に当てはまる方はブラウザバックを『強く』推奨します。

通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメですよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。

注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。



第15話 結び伝説

 

悟飯がかまくらから出た少し後に三玖も出てきた。

 

三玖「あれ?まだここにいたんだ?」

 

悟飯「うん。どこに行けば四葉さんに見つからないか考えていたところ」

 

三玖「一花からあるお願いをされた」

 

悟飯「お願い…?」

 

三玖「うん…。1人でいる五月を見つけて欲しいって」

 

悟飯「そういえば、まだ一度も見かけてないね…。ちょっと心配になってきたかも…。一緒に探そう!」

 

三玖「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずやってきたのは食堂。なんとなくではあるが、五月さんならここにいる気がした。

 

三玖「悟飯。無意識にここに来たんだろうけど、五月に失礼」

 

悟飯「でも、コースで一度も見かけてないんだよ?いるとしたら屋内だと思ったんだけど……」

 

三玖「もしかしたら、上級者コースにいるのかも…」

 

仕方ないので、また外に出る。そこに…。

 

四葉「あー!孫さんと三玖も発見!」

 

何故か上杉くんにのしかかっている四葉さんがいた……。

 

悟飯「あっ……」

 

三玖「すっかり忘れてた……」

 

五月さんを探していたせいか、僕もすっかり忘れていた……。

 

悟飯「上杉くん、大丈夫…?」

 

風太郎「あ、ああ……」

 

……?少し鼻声に聞こえるような気がする…。顔がよく見えないからなんとも言えないな……。

 

四葉「これであと五月だけですね!」

 

悟飯「えっ?四葉さんも見つけてないの?」

 

四葉「はい…。五月だけは探しましたけど、見かけもしませんでした…」

 

妙だな…。これだけの人数がそれぞれ別の場所で滑っていたというのに、誰一人として見かけないということがあり得るのだろうか…?

 

………そういえば、一花さんの気だけは見つけられてないような…。でも、一花さんはさっきも滑ってたはずだし…。

 

………待てよ…?コテージの方の気を探ってみよう…。

 

 

…………………

 

 

……!!

 

ど、どういうことだ!?一花さんの気はコテージに…!?ということは、さっき滑っていた一花さんは消去法で…。

 

 

一花「やっほー」

 

二乃「ったく…。いきなりなんなのよ…」

 

 

っと、考え事をしている時に丁度二乃さんと一花さんも来た。

 

……やはり、何度探ってみても五月さんだと思うんだよなぁ…。でも五月さんが一花さんに変装する意味があるのだろうか……?

 

 

二乃「さっき四葉が言ってた通り、私達も見てないわよ」

 

風太郎「……なるほどな。事態は思ったよりも深刻かもしれない…」

 

二乃「………詳しく聞かせなさい」

 

風太郎「これだけみんなで動き回っているのに、誰一人として見かけもしないのは不自然だ」

 

三玖「五月はスキーに行くって言ってたんだよね?」

 

一花「えっ?う、うん…。もしかしたら、上級コースにいるんじゃない?」

 

二乃「そこは私も行ったけどいなかったわ」

 

一花「……丁度入れ違っちゃったのかも…。私、見てくるね」

 

……やはり一花さんだと思われていた人物は五月さんでほぼ確定かな…?誤魔化そうとしている様にも見える…。

 

四葉「あっ!ここ見てないかも!」

 

そう言って四葉さんが指さしたのは…、確か、先生が注意してたコースだ…。

 

悟飯「でもそこは先生が立ち入り禁止って言ってたから、そこにはいやないんじゃないかな…?」

 

四葉「間違えてそこに行っちゃったのかも……」

 

二乃「……!私、本当にコテージにいないか見てくるわ!」

 

四葉「私は先生に言ってくるよ!!」

 

一花「ちょ、ちょっと待って!!もう少し様子を見てみようよ!」

 

二乃「なんでよ!場合によってはレスキューが必要になるかもしれないのよ!!」

 

……本物の一花さんなら、みんなの協力を惜しんででも五月さんを探すはずだ。やはり動機はともかく、五月さんが変装していると仮定した方が色々と辻褄が合う……。

 

一花「えっと…。五月ちゃんは大事にしたくないんじゃないかなって……」

 

二乃「……呆れた…!五月の命がかかってるのよ!?気楽になんていられないわッ!!!!」

 

一花「……ごめんね」

 

風太郎「どこにいる、五月……」

 

三玖「……フータロー。顔が赤いよ?もう休んだ方がいいよ。…聞いてる…?」

 

…やっぱり無理をしていたのか…。一般人の気の大きさだと、僅かな乱れも感じにくい……。

取り敢えず休ませた方が良さそうだな…。

 

……!上杉くんが一花さんの方を見ているな…。……もしかして、気付いたのだろうか…?

 

悟飯「……上杉くんはもう休みなよ」

 

風太郎「…何言ってんだ…。心当たりがあるってのに……」

 

悟飯「僕も心当たりがあるから、上杉くんは休んでて。僕に任せてよ……」

 

風太郎「……お前に任せていいんだな?」

 

僕はゆっくりと頷く。上杉くんも気付いたみたいだ…。

 

二乃「それ、本当?」

 

悟飯「うん。ただ、それには一花さんの協力が必要なんだ」

 

一花「私…?」

 

二乃「……信じていいのね?」

 

悟飯「……任せて」

 

僕は一花さん(と思われる人物)と共にリフトへと向かった……。

 

風太郎「……確かに任せても良さそうだな……」

 

二乃「それどういう意味……よ…?」

 

 

ドサッ…

 

 

四葉「う、上杉さん!?」

三玖「フータロー!?」

 

二乃「ちょ、ちょっとアンタ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一花「まさか探すって……、リフトの上から…?」

 

悟飯「いや、別にリフトに乗る必要はなかったんだけど…、できるだけみんなに見られない方がいいかなって思ってね」

 

一花「それって、どういう意味…?」

 

悟飯「ちょっと失礼」

 

 

バサッ

 

 

フードを捲ると、髪を伸ばした一花さんが………。いや、五月さんがそこにはいた。……僕と(恐らく)上杉くんの予想通りだ。

 

 

悟飯「……こんな大事になっちゃうなら、僕がもっと早く言うべきだったね…」

 

五月「………今日初めて会った時から、気付いてたんですか……?」

 

悟飯「うん。でも僕の勘違いかと思っていたから自信はなかったけど…」

 

五月「……一昨日も1回で5人を言い当てましたよね…?孫くんはどうして私達を見分けられるんですか…?私達は出会ってからそんなに経っていませんよ?」

 

五月さんになら、僕がどうやって5人を区別してるか話しても問題はないだろう。

 

悟飯「昨日、僕は生き物なら『気』は誰でも持っているって言ったよね?」

 

五月「え?えぇ…」

 

悟飯「その気はね、人によって違うんだよ。DNAや指紋みたいに区別することができるんだ。

五つ子の五月さん達は他人に比べれば凄く似た気を持っているけど、性格のせいなのかどうかは分からないけど、微妙に違うんだよ。その微妙な違いから区別しているんだ」

 

五月「……孫くんは私達をよく見ているんですね…」

 

悟飯「僕だけじゃないよ。上杉くんも気付いていたみたい。上杉くんは、僕みたいに気を感知することはできないだろうから、どうやって気付いたのかまでは、本人に聞かないと分からないけどね」

 

五月「………すみませんでした…。私、確かめたくて……」

 

………よく見ているんですね、と呟いていたことから、僕達がちゃんと五人と向き合っていたのかどうかを確認したかったのかな…?

 

悟飯「大丈夫だよ。みんな無事だったわけだし、ちゃんとみんなに謝れば、最終的には笑って許してくれるよ。少しの間は怒られるかもしれないけどね。特に二乃さんに……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫くんは私たちのことをちゃんと見てくれていたようだ。一花の言う通り、実のお父さんとは違うみたいですね…。でも上杉くんまで私のことに気付いていたのは驚きだ。……………もしかして、上杉くんがスキーで暴走していた時に『上杉くん』と呼んだだけで気付いたのだとしたら………。

 

…………上杉くんに対する評価も改めなければなりませんね…。

 

 

 

隣の彼と上杉くんは同じ家庭教師であり、同じ男性である。二人とも私達のことをしっかり見てくれている。

 

………しかし、私は孫くんと上杉くんである種の区別をしてしまっている…。

いつ言ったかはもう覚えてないが、私は『家庭教師と生徒は一線を置いて然るべき』と言った。

 

そのはずなのに、何故か孫くんのことは愛おしく感じてしまう…。今更誰にも言われなくたって、この感情が恋というものだということに気付いてしまっている。

 

本当に、私は不純な子です…。

 

 

 

ポフっ…

 

悟飯「……えっと、五月さん?別に前の人みたいに寄りかかる必要は……」

 

五月「……すみません。孫くんがフードを取ってしまったものですから寒くて……」

 

悟飯「いや、自分で被り直せば良くない……?」

 

五月「……そういうことではありません」

 

悟飯「えっ…?ど、どういうこと…?」

 

五月「自分で考えて下さい」

 

悟飯「……(何で僕が怒られているんだろう………)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてコテージに戻ると……。

 

 

「よく連れてきてくれたな!上杉は一旦この部屋で安静にさせ、様子を見る。これ以上悪化するようなら、私が病院に送ろう。コイツの荷物を持ってきてくれ」

 

 

上杉くんが先生に担ぎ上げられている…?何があったんだ……?

 

一花「ごめん…。私のせいだ…!」

 

三玖「一花!」

 

 

悟飯「うわっ!?」

 

一花さんは僕のことはお構いなしに、横を通り過ぎて行ってしまった。

 

 

「お前達は着替えて広場に集合だ。じきにキャンプファイヤーが始まる」

 

五月「ま、待って下さい!私も残ります!!」

 

二乃「五月!?あんた今までどこに行ってたのよ!?」

 

風太郎「お前達がいても仕方ないだろ…。一人にしてくれ………」

 

二乃「あんたちょっと冷たいんじゃない?五月はアンタを心配して……」

 

「ということだ。早く行きなさい!」

 

五月「でも……」

 

「安静と言っただろう!これよりこの部屋を立ち入り禁止とする!見つけたら罰則を与えるからな!!」

 

三玖「フータロー…。せっかく林間学校に前向きになってくれたのに…。一人でこんな終わり方なんて……寂しいよ…」

 

そこまで悪化していたとは…。もう少し周りに気を配れればここまで酷くはならなかったんじゃ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最後のダンスどうする〜?」

 

「俺、今から誘っちゃおうかな?」

 

二乃「……くだらないわ」

 

「あれ?どうしたの二乃?」

 

「男子と踊るってテンション上がってたじゃん?」

 

二乃「………先約があったみたい………。ちょっとトイレ」

 

「早くしないと始まっちゃうよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

三玖「はい一花。これあげる」

 

一花「……抹茶ソーダ(これ)、ホットもあるんだ……」

 

三玖「……」ピタッ

 

っと三玖は一花のおでこに自身のおでこを当てて、熱の有無を確かめる。結論から言うと、平熱にまで下がっている。

 

三玖「治ってる…」

 

一花「……やっぱり、私がフータロー君に移しちゃったかな…?」

 

三玖「……フータローは最初からおかしかった」

 

一花「えっ…?」

 

三玖「今にして思えば、ずっと具合が悪かったんだと思う。もっとよく見てあげてたら……私も自分のことで必死だったから…………」

 

一花「………ごめんね。せっかく悟飯君と踊れるのに、そんな気持ちにさせちゃって……。私のせいで……」

 

三玖「一花は悪くないよ……」

 

そう言いながら、一花をギュッと抱きしめる。

 

一花「えっ?三玖?」

 

三玖「ずっと気にしていた。みんなが悟飯とどう接しているのか。私だけが特別なんて、平等じゃないと思っていたから……」

 

一花「そんなこと……」

 

三玖「でももうやめた…」

 

 

(独り占めはしたい…。この感情に嘘はつけない…。だけどそれは今じゃない……)

 

 

三玖「私は悟飯が好き

 

 

三玖「だから好き勝手にするよ。その代わり、みんなも、一花も……、好きにしていいんだよ?」

 

一花「好きにって、私は……」

 

三玖「一花はフータローのことが好きなんでしょ?一花は長女だから色々と気にしているのかもしれないけど、そんなの気にしなくていい。一花も好きにしなよ」

 

一花「……」

 

一花は『やれやれ…』と少々呆れつつも嬉しそうな表情を浮かべ、三玖にもらった抹茶ソーダ(ホット)を口にする。

 

一花「うーん……。絶妙にまずい…」

 

三玖「えっ?そ、そうかな…?」

 

一花「でも、効果抜群だよ。ありがとね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟飯「上杉くん大丈夫かなぁ……」

 

五月「先生が付き添ってくれるそうなので、大丈夫だと思います…。多分…」

 

上杉くんの荷物を取り敢えず運ぶことになった。なので、上杉くんの班の部屋に向かっているところだ。

 

……そっちの方向に四葉さんの気があるので既に準備をしているのだろうか?

 

五月「私が一花のふりをしなければ…」

 

悟飯「五月さんのせいじゃないよ…」

 

部屋に入ると、やはり四葉さんもいた。

 

五月「四葉?荷物はまだ…」

 

四葉「……」

 

しかし、荷物を纏めているというわけでもなく、付箋だらけのしおりをただじっと見ているだけだった。

 

五月「四葉……?」

 

四葉「これ、上杉さんのしおり…。付箋やメモが沢山…。こんなに楽しみにしてくれていたのに……。具合の悪い上杉さんを無理矢理連れ回して、台無しにしちゃった…」

 

「「……」」

 

四葉「私が余計なことをしちゃったから……」

 

悟飯「……無駄じゃないよ」

 

四葉「……そうでしょうか」

 

悟飯「…僕と上杉くんはそれなりの付き合いだからなんとなく分かるんだけど、上杉くんは四葉さんに感謝していると思うよ?」

 

四葉「…なんでそんなことが分かるんです…?」

 

悟飯「この林間学校での上杉くんの様子を思い出してごらん?」

 

五月「……柄にもなくテンションが高かったですね…」

 

四葉「いつもの上杉さんとはギャップがあって驚きましたね……」

 

悟飯「元々上杉くんは林間学校はどうでもいいって思っていた。でも本当は楽しいものだということを気付かせてくれたのは、四葉さんなんだよ」

 

四葉「私が……?」

 

悟飯「うん。四葉さんが上杉くんに対して色々とお節介を焼いてくれたお陰で、上杉くんは林間学校を楽しめたんだよ。だから、上杉くんは四葉さんに感謝していると思うよ?」

 

四葉「……だったら嬉しいな…」

 

この時、初めて四葉さんの本心というか…、四葉さんの素を見たような気がしたけど、気のせいだろうか…?

 

四葉「私、上杉さんに聞いてみます!」

 

悟飯「今!?今はやめた方がいいよ!」

 

四葉「こっそり行けば大丈夫ですって!」

 

五月「……ストレート…」

 

悟飯「行っちゃった………」

 

五月「……孫くん。ちょっと付き添ってほしいんですけど……」

 

悟飯「うん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五月「…………」

 

どういうわけか、五月さんと一緒に上杉くんのいる部屋に潜入している。

 

悟飯「なんか泥棒みたいだね…」

 

五月「電気が付いていたら先生に気付かれてました……」

 

悟飯「しかし…。先生が寝ている隙に忍び込むなんて、随分大胆なことを考えたね?」

 

五月「……ですが、彼を独りにするわけにはいきません…」

 

悟飯「……そうだね」

 

………なんというか、流石五つ子だなぁと感心する。何故そんなことを僕が思っているのか。それは明かりが付けばみんな分かるだろう。

 

 

カチッ

 

「「「「「えっ…」」」」」

 

四葉「ええっ!?みんな来てたの!?というか孫さんもいる!!??」

 

悟飯「ど、どーも…」

 

五月「しーっ!四葉静かに…!」

 

二乃「なんであんた達がここにいるのよ!?」

 

三玖「二乃こそ意外」

 

二乃「わ、私はただ……」

 

一花「私たちもフータロー君が心配で来たんだよ」

 

四葉「えへへ、なんか嬉しいね!」

 

二乃「わ、私は違うって言ってるでしょ!?」

 

五月「…上杉くん、みんなあなたに元気になってほしいと思っています。上杉くんがどんな人なのか、私にはよく分かりませんが……、目が覚めたら、よければ…、教えて下さい。あなたのことを……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……その日の夜、僕は夢を見ていた。

 

 

 

悟飯「……よし…。こんな感じの服装で大丈夫かな…?」

 

チチ「あー…。今日は風太郎さの結婚式の日だったか…?気をつけて行ってくるだぞ〜!」

 

悟飯「はーい!」

 

……随分と現実的な夢だった。僕が夢で見たものは、上杉くんの結婚式に参加するというものだった。

 

 

 

悟飯「ここ……だよな…?結婚式に参加するのは、今回が初めてだから緊張するなぁ……」

 

「よう!久々だな!」

 

「久々だねー、孫くん」

 

悟飯「あっ!……えっと…」

 

「お、おい!?まさか忘れたわけじゃねえだろうなッ!?」

 

悟飯「いや、もう2人とも前田……でいいんだっけ…?」

 

「そうだよコラ。しかし、しっかり学者をやってるみたいだな。前よりも秀才に見えるぜ」

 

悟飯「まだ教授の補佐だけどね……」

 

「それでも十分すごいでしょ。西の都のあの有名大学の教授補佐ってだけでもさ」

 

悟飯「あ、あはは……」

 

「しかし結婚式か…。俺たちの結婚式を思い出すな」

 

「こんな立派な式であれを思い出す?」

 

「うっ……」

 

「嘘。私の中では立派な式だったよ」

 

「そ、そうか……。しかし、お前には感謝だな」

 

悟飯「えっ…?僕?」

 

「ああ。お前が林間学校のあの日に助言してくれたお陰で、こいつと踊れたんだ」

 

悟飯「あの林間学校か…。懐かしいなぁ…。色々あって結局僕は踊れなかったけど……」

 

「……そういや、あの時ってさ、上杉達も………………」

 

前田くんがそう言いかけた時、新婦。つまり、上杉くんの妻にあたる人が入場してきた。

 

悟飯「わ、わ〜……」

 

「なに緊張してるんだよお前?お前だってあと少ししたら、今上杉がいるところにいるんだろ?」

 

悟飯「そ、そうだけど……」

 

「もっとシャキッとしろよ!お前それでも男か?」

 

「まあまあ、あんたと違って孫くんはやる時はやる男だから」

 

「あっ?う、うっせー!」

 

「嘘。あんたもしっかりしてるよ」

 

「そ、そうか…」

 

悟飯「あ、あはは………」

 

夢の中の僕は、上杉くんの新婦さんも、僕の新婦さんも誰だか理解していたんだろうけど、今の僕自身には誰のことだかよく分からなかった。これが俗に言う、正夢というやつだろうか?

 

 

 

 

 

結び伝説の日。

 

キャンプファイヤーの結びの瞬間、手を繋いでいた二人は………

 

 

 

 

 

生涯を添い遂げる縁で結ばれるという……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、僕は見ていた。

 

 

「あの時もずっと耐えてたんだよね。私も周りが見えてなかったな…」

 

 

一花さんは上杉くんの親指を……

 

 

「らしくないこと言ってないで、早くいつもの調子に戻りなさい」

 

 

二乃さんは人差し指を……

 

 

「私たち五人が付いてるよ」

 

 

三玖さんは中指を……

 

 

「私のパワーで元気になって下さい!!」

 

 

四葉さんは薬指を……

 

 

「この三日間の林間学校。あなたは何を感じましたか?」

 

 

五月さんは小指を掴んでいた。

 

 

 

 

四葉「…って、この流れで何で孫さんはどこも掴まないんですかッッ!?」

 

悟飯「いや、具合が悪い時は安静にさせてあげるのが1番だし……」

 

四葉「冷たいッ!ロマンがない!!」

 

五月「ちょっと四葉…!静かにしないと……」

 

風太郎「……」ムクッ

 

あっ……。やっぱり起きちゃったよ。

 

一花「起きた…!」

 

五月「元気になったんですね」

 

四葉「おまじないパワーすごい!!」

 

風太郎「……るせえ」

 

四葉「えっ?」

 

風太郎「うるせえ!!寝られないだろッ!!!!」

 

っと怒られたせいなのか、五人は慌てて部屋を後にしようとする。

 

風太郎「てか、何でお前までここにいるんだ」

 

悟飯「いや、上杉くんが心配で…」

 

風太郎「安静にしてれば勝手に治る……というか、一人にしてくれ…。寝たい…」

 

悟飯「あはは……分かった……」ポッ

 

風太郎「……ん?」

 

悟飯「はいはい!みんな、先生に見つかる前に出ないと!」

 

二乃「わっ!ちょっと押さないでよ!」

 

死ぬということは恐らくないだろうけど、体調不良に気づけなかったことに対する謝罪も兼ねて、去り際に上杉くんに少しだけ気を分けた。

 

 

 

 

……それにしても、夢の中での僕のお嫁さん…………誰だったんだろう…?

 





宣言通りなんとか今日に投稿できた……。これでまた書き溜めが0になるからどうしましょうかねぇ…()

さてさて、新たな展開を思い付いたのでここにお知らせしておきます。新たな敵が更に一人出てきます。ちょっと後の話になりそうだけど……。
その敵は皆さんがよーく知っているやつだと思います…。あっ、ブウじゃないですよ。ブウはまだ出てきません。
当作品のブウ編は原作とは一味か二味くらい違う展開になる……かもしれないです。

次回の投稿は………今週は忙しくなりそうだから3日後に投稿できるかどうかは分かりませんね…。できたら投稿します。

ようやくアニメ1期に該当する部分は終わった…。ちなみに私はごとよめの原作もちゃんと見ていますよ(今更)。

悟飯の将来のお嫁さん……一体誰でしょうねぇ…?実を言うと作者の私ですら分かりません。要するにみt((殴
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