孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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⚠︎注意⚠︎

『クロスオーバーが苦手な人』
『台本形式が苦手な人』
『細かいことが少しでも気になる人』
『原作のカップリングが崩されるのが嫌な人(特に飯ビー)』
上記に当てはまる方はブラウザバックを『強く』推奨します。

通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメですよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。

注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。

今更かもしれませんが、今話は五等分の原作のネタバレ要注意です。



第5巻
第16話 胸に秘めた想い


 

今日は学校帰りに上杉くんのお見舞いに来ている。結局は上杉くんはあの後に体調が悪化してしまい、入院することになったそうだ。

 

『牡羊座の人ごめんなさい!今日の最下位です!友達と会うと運気がアップ!』

 

風太郎「……異論はないな」

 

悟飯「あはは……。これ、学校のプリントね」

 

風太郎「サンキュー。そういや、一花は学校に行ってるか?」

 

悟飯「一花さん?ちゃんと来てるけど、何か用事?」

 

風太郎「………いや、別にそういうわけではない」

 

悟飯「そう?……それにしても、随分豪華な病室だよね?」

 

風太郎「ああ。お陰で看護師の間では院長の隠し子なんじゃないかって噂で持ちきりなんだぞ」

 

悟飯「まあタダで入院できるだけでもいいじゃん?」

 

風太郎「ああ。あいつらの親父さんには感謝しないとな…。しかし、アイツらも冷たいよな?見舞いに来てくれてもいいだろう」

 

悟飯「あー…。今日は用事があるみたいだよ?5人とも…」

 

風太郎「まあいいさ。あいつらが来るとうるさいからな」

 

来てほしいのかほしくないのかどっちなのさ……。

 

っと心の中で上杉くんに対してツッコミを入れると……。

 

 

ガラッ!

 

悟飯「あれ?二乃さん?」

 

二乃「誰もいないわね…?」

 

風太郎「な、なんだ?ここは俺の部屋だぞ?」

 

二乃「誰がお金を払ってると思ってんのよ?」

 

風太郎「だからってこれは大袈裟だろ。お陰で看護師の間では、院長の隠し子なんじゃないかって噂で持ちきりだ」

 

二乃「仕方ないでしょ?あの子達が、あんたが死ぬんじゃないかってくらいに心配してたんだから……」

 

風太郎「入院費を払ってくれたのも、どうせお前の親父さんだろ?」

 

二乃「そうよ!だから私が払ったも同然よ!!」

 

悟飯「いや、その発想はおかしいよ…」

 

二乃「何よ?何かおかしいところある?」

 

風太郎「寧ろおかしいところしかないことに気付け…。しかし、まさかお前が見舞いに来てくれるとは思いもしなかった」

 

二乃「えっ?そ、そうね…。ってこんなことしてる場合じゃなかった!いい?私がここにいることは内緒よ!」

 

っと、二乃さんはカーテンに包まって隠れてしまった。一体どういう意味だろうか…?

 

 

ガラッ!

 

四葉「上杉さん!あっ、孫さんも!!ここに二乃が来ませんでしたか!?」

 

一花「やっほー、林間学校ぶりだね?」

 

三玖「体調はどう?」

 

今度は一花さん、三玖さん、四葉さんが入ってきた。上杉くんの言う通り、確かにうるさいかもしれない……。

 

四葉「よかった!生きてて一安心です!」

 

風太郎「お前らまで……。ったく、誰が来いって言ったよ……」

 

っと、悪態を吐くような言い方をしつつも、笑みが隠し切れていなかった。素直じゃないなぁ。上杉くんは…。

 

四葉「……ん?やはり二乃の匂いがします…!」

 

風太郎「あいつそんなに体臭がキツかったのか……。可哀想に……」

 

 

ドンッ!!

 

 

四葉「……今なにか音がしませんでした?」

 

一花「私も聞こえた」

 

三玖「私も…」

 

悟飯「…そ、それ僕!」

 

四葉「なーんだ!しっかりして下さいよ!」

 

なんか咄嗟に二乃さんを庇っちゃった……。まあいいか。

 

悟飯「上杉くん。二乃さんのは、多分体臭じゃなくて香水…」

 

風太郎「あっ、そっちか!」

 

三玖「一時はどうなるかと思った。真夏の気温ぐらいまで体温が上がってたもん」

 

確かに、38℃ぐらいの発熱だったからねぇ……。

 

一花「寂しかったらお姉さんに言いなよ?いつでも看病してあげるからさ?」

 

風太郎「サンキュー。でも一人の方が楽だ」

 

ゴンッ!!

 

……チョップしただけでそんな音がするかな…??

 

風太郎「痛…。知ってる?俺、病人なんだけど……?」

 

一花「今のはフータロー君が悪いぞ」

 

風太郎「……そういえば、ちゃんと学校に行ってるらしいな?」

 

一花「……うん」

 

風太郎「ふっ…。所詮はその程度の覚悟だったというわけだ」

 

一花「もー、また意地悪言う……」

 

…チョンチョン

 

っとつつかれる感覚がしたと思ったら、三玖さんだった。

 

三玖「……一花と風太郎がなんの話をしてるか分かる?」

 

悟飯「さあ…。僕にも分からない……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校なんてつまらないからすぐにやめられるって思ってたけど、もう少しこのままで……。

 

 

未練ができちゃったから……。

 

 

 

無愛想で…

 

気が利かなくて……

 

意地悪で……………

 

 

 

 

『なんで君なんだろうね……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一花「……あれ?もしかして食欲ないの?」

 

風太郎「ああ…」

 

一花「ほら、ちゃんと食べないとダメだぞ〜?」

 

っと言いながら、一花さんは上杉くんにパンを渡す………わけではなく…。

 

風太郎「…自分で食えるからいい」

 

一花「病人が無理しない!ほら、あーんして!」

 

風太郎「だから…!」

 

一花「隙あり」

 

風太郎「むぐっ!?…………なんだこれ…?」

 

一花「……ふふっ…」

 

 

もしかして………。

 

 

悟飯「……ねえ三玖さん。一花さんって上杉くんのこと………」

 

三玖「……人のことは気付くんだ…」

 

悟飯「えっ?何か言った…?」

 

三玖「別に……」ムスッ

 

あれ?何故かご機嫌斜めだ…?僕、何か機嫌を損ねるようなことしたっけ?

 

四葉「二乃みっけ!」

 

二乃「あんた犬かぁ!?」

 

四葉「ほら行くよ!」

 

二乃「や、やめなさい!!」

 

一花「じゃあ私達も……」

 

三玖「フータローも早く治るといいね?」

 

4人は嵐?のように突然現れて去って行った…。

 

風太郎「………なあ」

 

悟飯「うん?」

 

風太郎「……見舞いされるのは、いいもんだな?」

 

悟飯「……そうだね」

 

ガラッ!

 

四葉「孫さん!五月を探すのを手伝ってほしいんですか!!」

 

悟飯「病院では静かに!!」

 

 

 

 

 

 

 

四葉さんから説明を聞いた。要約すると、予防接種を受けに来たのに、五月さんと二乃さんは注射が怖くて逃げてきたとのこと……。

 

悟飯「注射が怖いって…。二乃さんって可愛いところもあるんだね…」

 

二乃「あんたに言われても全然嬉しくない!!」

 

一花「こら二乃。病院では静かに」

 

四葉「でもよかったね!上杉さんのお見舞いもついでにできたし!」

 

悟飯「えっ?ついで…?」

 

………上杉くんには内緒にしておこう。

 

 

「この裏切り者ッ!!!!」

 

うわっ!?なんだ!!?って、上杉くん!?さっきの聞いてたんだ……。

 

二乃「いいじゃないの。来たんだから」

 

風太郎「ついでだろ!!」

 

一花「も、勿論フータロー君のことも心配してたよね?」

 

四葉「そうです!病院に来てから思い出したなんてことはありません!!」

 

三玖「四葉、バレバレ」

 

 

「君が裏切り者だーッ!!」

 

 

こ、今度はなんだ!?って、お医者さんか……。

 

「ほら!病人は大人しくする!」

 

風太郎「は、はあ……」

 

 

あっ、いけない。五月さんを探さないとだ……。

 

一花「じゃあ私はあっちを探してくるよ」

 

二乃「じゃあアタシはこっち」

 

三玖「じゃあ私はそっち」

 

悟飯「あっ!ちょっと!!」

 

って行っちゃった…。五月さんの気を見つけたから、わざわざ手分けして探す必要はないのに……。

 

四葉「どうしたんです?」

 

悟飯「いや、五月さんの居場所の見当がついたんだけど……」

 

四葉「本当ですか!?それどこです!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四葉「って、ここは上杉さんの部屋ですよね?さっきも来ましたよ?」

 

悟飯「どうやらタイミング悪く入れ違いになっちゃったみたいで……」

 

四葉「それじゃあ五月を呼びに……」

 

 

 

「教えて下さい。あなたが勉強する理由を………」

 

 

 

四葉「……なんか入りづらい雰囲気ですね……」

 

悟飯「確かに……」

 

四葉「……そういえば、孫さんはなんで勉強をしているんですか?」

 

悟飯「……僕は将来の夢を叶える為かな?」

 

四葉「夢…?」

 

悟飯「うん。僕は小さい頃から学者になることが夢だったんだ。学者になって、多くの人の命を救えるようになりたいと思って……」

 

四葉「……それだと、家庭教師のお仕事をする理由は……?」

 

悟飯「論文とかを発表する時、相手に理解してもらう必要があるからね。相手が理解できるような説明をできる能力を培うのに丁度いいかなって思って……。勿論、生活費のサポートをする為でもあるけど……」

 

四葉「……孫さんは未来のことをちゃんと考えてるんですね」

 

 

 

「……何してるんだお前?」

 

「本当のことを教えてくれるまで睨み続けます!」

 

「そうか…。だったら俺はお前が諦めるまで睨み続けてやる!!」

 

あの2人は一体何をしているんだ…?

 

 

 

四葉「……孫さん、上杉さんが勉強する理由をご存知なんですか?」

 

悟飯「えっ?ま、まあ…。前に一回だけ聞いたことがあるよ?」

 

四葉「……教えてくれませんか?」

 

悟飯「えっ?それなら上杉くんに直接聞いた方が……」

 

四葉「それは、なんというか…。聞きづらいです……」

 

悟飯「うーん……。本当はあまり言いふらしちゃいけないけど…、分かった。でも、話したことは上杉くんには内緒だよ?」

 

四葉「勿論です…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

上杉くんは、今でこそちゃんと勉強をしているが、昔は遊び呆けていて、勉強とは無縁の生活を送っていたそうだ。

 

金髪に染めてピアスを付けている時期があったと聞いた時は心底驚いた。

 

そんな上杉くんが勉強するようになったきっかけは、5年前の京都の修学旅行にあるという……。

 

 

上杉くんは新幹線の中で七並べをしていたそうだ。班は上杉くんを含む男子3人に、女子2人だったらしい。その時に、新幹線の中でも勉強している男の子がいて、その子に…。

 

 

『不要な物は捨てていけ』

 

 

っと言ったそうだ。

 

だけど、その男の子と女の子は幼馴染で仲が良かったらしく、もう一組の男女も仲が良かったらしい。

 

そこで、上杉くんは、不要なのは自分だと思ったらしく、腹痛を装って単独行動をしていたらしい。

 

ある場所でカメラをいじっていると、コスプレをしたおばさんに盗撮を疑われたそうだ。そこで困っている時に…。

 

 

『その人は無罪だよ。私見てたもん』

 

 

……と、白い服を着て、髪を腰下まで伸ばした女の子に助けられたらしい。

お互いに逸れ者同士ということで、一緒に色々と見て回ったらしい。

 

その途中でその子が5つも同じお守りを買ったそうで……。

 

 

『私がみんなのお手本になるんだ!』

 

 

っと言ったそうだ。

 

その後、お互いに、人に必要とされる存在になろうと約束したそうだ。それを機に、上杉くんは勉強するようになって、今に至るらしい。今の自分になれたのはその子のお陰だと言っていたっけな……。

 

上杉くんが素直に感謝の気持ちを述べることは中々ないので、この話は印象深かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟飯「………とまあ、こんな感じだったかな…?」

 

四葉「……風太郎くんが、そんなことを……?」

 

えっ?今、()()()()()って……?

 

四葉「えっ…?き、気のせいですよ…!空耳です…!!」

 

悟飯「そ、そう…?」

 

確かに『風太郎くん』って言ってた気がするんだけどなぁ……。

 

四葉「そっかぁ…。上杉さんにそんな過去があったなんて…。それに比べて私は……」

 

 

ポロっ…

 

 

っと、四葉さんは涙を…………

 

………?なんでこのタイミングで…?

 

 

 

 

 

……待てよ?もしかして……。

 

 

 

仮に上杉くんの思い出の子が四葉さんだったとしよう。四葉さんは上杉くんと約束をした後、勉強に励んだ。だけど結果は実らず、姉妹揃って落第をして転校することになった…。

 

そこで上杉くんに再会できたはいいが、勉強ができるようになった上杉くんに比べて、自分は約束を果たすことができなかった……。

 

上杉くんがその時のことを大切に思っていた。四葉さんはそれを知ったからこそ、今ここで涙を流したのではないだろうか…?

 

少なくとも、四葉さんもその時の約束を大切にしていたはず……。なんとも思ってなかったら、涙なんて流さないもんね。

 

 

……と、ここまで考察……というよりは妄想に近いけど、こう考えると、四葉さんが最初から上杉くんに対して明るく接していたのはそういうことではないだろうか?

 

 

「昔のお守りを引っ張り出してきました!!」

 

「……それ、どこで買ったんだ…?」

 

「えっ…?買ったかもらったかどうかは覚えてませんが……。確か、5年前の京都で……」

 

 

………妄想じゃなくて立派な考察になるかもしれない…。

 

 

結構前から感じていたことだが、四葉さんが上杉くんに接する時、本当に初対面なのだろうか?と思ったことは何度かある。特に上杉くんにかなり協力的だった上に、上杉くんに対して世話焼きだったから…。

 

でも、それは四葉さんの性格がそうしてるものだと思っていたけど……。

 

 

悟飯「……四葉さん。まだ約束を果たせてないって決めるのは早いんじゃないかな…?」

 

四葉「えっ…?な、何を…?」

 

悟飯「……5年前に上杉くんが会った女の子ってさ………」

 

「あっ!こんなところにいたんだ」

 

……なんとタイミングが悪い。院内のあちこちを探し回ったのであろう、一花さん達3人が戻ってきてしまった。

 

二乃「なによ。私たちは必死になって探してたってのに……」

 

三玖「それで、五月は?」

 

四葉「五月ならここにいるよ?はい!五月みっけ!!」

 

五月「えっ!?よ、四葉!?」

 

三玖「これで5人揃った。今度こそ行くよ」

 

二乃「五月!私は覚悟を決めたわ!あんたも道連れよ!!」

 

五月「い、嫌です!!孫くん!助けてください!!」

 

悟飯「ダメだよ五月さん!予約したならちゃんと行かないと!」

 

一花「だってさ」

 

三玖「往生際が悪い」

二乃「諦めなさい!」

 

五月「わーーん!!嫌です〜!!!」

 

悟飯「病院では静かに!!」

 

 

……四葉さんに聞きそびれちゃったな…。

 

もしも僕の推測が当たっているとしたら、誰よりも成績を上げたいのは四葉さんなのではないだろうか?

 

……本人から答えを聞いてないのに結論を出すのは早計か…。どこかのタイミングで聞ければいいけど……。

 

 

それにしても、5年前に偶々会って、そこで約束した人と高校でまた会うなんて、まるで運命的な出会いだな…。

 

 

……って、うん?四葉さんからメールが来ているな…。内容は要約すると…。

 

 

『注射終わったので2人でお話しませんか?他の4人には寄りたいところがあると言っておいたので』

 

……とのこと。取り敢えず、他の4人が通ることはないところに移動しよう。

 

……と思ったら、地図と一緒に四葉さんの方から場所を指定してきた。

 

悟飯「ここ……公園…?」

 

 

 

 

 

四葉さんに指定されたところに向かうと、既に四葉さんがいた。

 

四葉「さっきぶりですね。あまり女の子を待たせないのは感心ですね!欲を言えば、女の子よりも先に来てる方がいいんですけど…」

 

悟飯「……それで、話って…?」

 

四葉「……孫さんも薄々勘づいているんじゃないですか?」

 

やはり、僕がさっき聞こうとしていたことだろうか…?

 

四葉「もう気付いていると思うので言っちゃいますね。5年前に上杉さんと会ったのは私です」

 

やっぱりそうだったんだ…。

 

悟飯「……どうして上杉くんの前で名乗らないの?」

 

四葉「……言えるわけないじゃないですか…。上杉さんは私との約束を守ったのに、私はこの様ですよ?そんなの………上杉さんにあわせる顔がありません…」

 

 

………僕の妄想に近い推測が見事に当たっているな……。これは驚いた…。

 

 

四葉「……このことは上杉さんには言わないで下さい…。それを伝える為にここに来ました」

 

……どうしても秘密にしてほしいみたいだな…。僕も言いふらすつもりはないから別にいいんだけど…。

 

四葉「……それと、大変身勝手な話なんですけど……。私のお手伝いをしてくれませんか…?」

 

悟飯「へっ?お手伝い…?」

 

四葉「はい…。実は私、約束を果たすのは今からでも遅くはないんじゃないかなって考えてるんです…。今はまだあの時に会った子だとは名乗れませんが…。勉強して、人に見せられる程度の成績になったら、私は…………」

 

悟飯「……なんだ。丁度僕が提案しようと思っていたことと同じだね」

 

四葉「……いいんですか?」

 

悟飯「今更何を言ってるの?僕は四葉さんの家庭教師でもあるんだよ?勉強を教えてほしいって言われて断る家庭教師がどこにいるの?」

 

四葉「……では、よろしくお願いします…!」

 

悟飯「うん!でも、上杉くんに頼まなくて良かったの?四葉さん的には、上杉くんに教えてもらった方が嬉しいんじゃないの?」

 

四葉「えっ?えぇ!?そそそ!そんなことはありませんッ!!決してありませんからッ!!!」

 

悟飯「そうなの?この前だって、上杉くんにキスしそうなくらいに顔を近づけていたのに?」

 

四葉「……えっ?何の話をしてるんですか…?」

 

悟飯「えっ?ほら、この前上杉くんがお腹を壊した時だよ。てっきり、四葉さんは上杉くんのことが好きなのかと…」

 

四葉「……そんなことはありません」

 

悟飯「えっ…?」

 

四葉「それじゃあ、これからよろしくお願いしますねー!」

 

悟飯「あっ!ちょっと!!」

 

……少しは動揺するかと思っていたんだけど、僕の思い違いだったのかな…?

あんなに顔を近付けていたものだから、ひょっとしたら上杉くんのことが好きなんじゃないかなって思ったんだけど………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二乃「お帰り四葉。夕ご飯はまだだから部屋でゆっくりしてなさい」

 

四葉「分かった!」

 

 

 

…………はぁ…。

 

まさかあの鈍チン孫さんに気づかれてしまうなんて…。この気持ちはまだ表に出すつもりはなかったのに……。

 

他人に向けられる好意には気付くのに、自分に対して向けられる好意に気付かないなんてあるのかな…?それじゃ三玖と五月が可哀想だよ……。

 

 

 

孫さんの言う通り、確かに風太郎くんに教えてもらった方が私も嬉しい。でも、それだと意味がない。私はお互いに必要とされる存在になろうって約束したんだ。なのにその約束を守れなかったから………。そう考えてしまうと、風太郎くんに頼りづらい………。

 

 

………だから、孫さんに勉強を教えてもらって、今度こそちゃんと風太郎くんに向き合える私になれたら、その時は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっとこの胸に秘めていた想いを、風太郎くんに伝えるんだ………

 





はぁ……。一度は完成したのに、データが吹っ飛んで危うく萎えるところでした。その日が偶々暇な日だからよかったけど、暇な日じゃなかったらモチベが萎えてスランプに陥るところだった……。危ない危ない…。

ちなみに、一花が風太郎に惹かれ始めたことを、四葉はまだ知りません。


実は、四葉はあることに対して悟飯に感謝していたりします。

それは恋に関することです。

もしも、家庭教師が風太郎一人だったならば、三玖も五月も風太郎のことが好きになっていたかもしれないからです(というか、原作ではそうなってるし)。
そうなってしまうと、自分のせいで四人を転校させてしまったのに、自分だけが特別になるのは申し訳なく、風太郎に対して積極的になれないからです。

でも、悟飯がいてくれたことにより、三玖と五月の気は悟飯に向きました。これによって、四葉は成績さえ上がれば風太郎にアプローチできると考えております。
ただ、一花が既に風太郎に対して気を持ち始めていて、そのことに四葉は気付いていないのですが……。


個人的には、悟飯と四葉の関係性として、悟飯は四葉の恋を応援する異性の友人。四葉から見た悟飯は、姉妹にも風太郎にも本音は出せないけど、異性としては意識してない&風太郎の親友&今まで特に迷惑をかけてないからこそ、本音を交えて相談できる相手………
みたいな感じにしたいなぁと思ったり…。



五月は悟飯に想いを寄せ…
四葉は風太郎に想いを寄せ…

五月は風太郎のことを友人と認識(異性としては意識しない)
四葉は悟飯のことを友人と認識(異性としては意識しない)


というような感じにしたい。語彙力皆無だけど、伝わるかな………?



これじゃあまるで悟飯の正ヒロインは五月じゃあないか……。まだ誰が悟飯のお嫁さんになるのか決めてないというのに((殴
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