孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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今更ですが、今作におけるクラッシャー軍団には上下関係は存在しません。本当に志を共にする仲間みたいなものです。(ただし生き返らせたサイヤ人は除く)

忙しい時期は抜けたので、ペースを上げることができるかもしれません。「かも」というのは、作者のモチベ次第という意味です()

ちなみに、皆さんは「未来への咆哮」という曲はご存じですか?私は「弱き者の盾となれ」という歌詞が無茶苦茶好きです。皆さんも機会があれば一度聞いてみることをお薦めします。マジで神曲です。

追記
どうやらDBのBGMではなかったみたいですwww。盛大に勘違いしてました()



第19話 帝王と荒くれ者

……宇宙のとある場所にて…。

 

 

ダイーズ「……クウラの奴らが追って来てるぜ?逃げなくていいのか?」

 

ターレス「ああ。こいつは作戦だからな」

 

ターレス軍団は、サイヤ人を復活させた後、地球に偵察に行かせた数名を除いては、未だにターレス達の乗る大型宇宙船に滞在していた。

 

ターレス「超サイヤ人になるメカニズムがイマイチ分からない…。単にS細胞が増えればいいってわけではないみたいだな……」

 

ダイーズ「確か、大猿に変身する時は、満月を見るんだったよな?それに似たような感じで何かないのか?」

 

ターレス「……」

 

ターレスは、超サイヤ人になろうとしているのだが、どうすれば覚醒できるのか、未だに分からずじまいなのである。そんな中、クウラ軍団が追って来ているわけなのだが……。

 

ターレス「……正確には、目星は付いている。………怒りだ」

 

ダイーズ「怒り…?」

 

ターレス「サイヤ人の中には、怒りによって戦闘力が爆発的に上がるやつがいる。一定以上のS細胞が存在する状態で怒りを感じれば、超サイヤ人になれるのかもしれない……」

 

ダイーズ「なるほどな…。しかし、どうやって怒りを感じるんだ…?」

 

ターレス「問題はそこだ…。如何にして怒りを感じるかだ……」

 

ターレス軍団の宇宙船にジワジワとクウラ軍団が迫っている。その状況下でターレスらがここまで余裕でいられる理由は……。

 

ターレス「……よし、出せ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「く、クウラ様!!向こうから大量の一人用ポッドが飛んできます!!」

 

クウラ「なに?」

 

何故かターレスらが乗っているはずの宇宙船から大量の一人用ポッドが出てくる出てくる……。

 

クウラ「そ、そういうことか…!!小癪な真似を…!!」

 

サウザー「クウラ様、如何なされますか?」

 

クウラ「……お前らは逃げた奴らを追え。俺はここに残る」

 

サウザー「……かしこまりました」

 

そういうと、サウザーは機甲戦隊のメンバー、クウラ軍団を集めて、一人用ポッドの軍団を追いかけて行った…。

 

クウラ「……駒を使って逃亡したように見せかけたのだろうが、このクウラ様の目を欺くことはできんぞ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピッ

 

ダイーズ「……まずいぞ…!この戦闘力は…!クウラの野朗だけが残ってやがる…!!」

 

ターレス「チッ…、バレたか」

 

アモンドとレズン、ラカセイは、不運なことに、酒に酔って眠ってしまっている。こうなっては、今戦える戦士はターレスとダイーズしかいない…。

 

ターレス「……」バリッ

 

ターレスは何かを決心したように、神精樹の実を頬張る。

 

ターレス「……今の俺なら、クウラ一人ならなんとかなると読んでいる」

 

ダイーズ「だが…、クウラはフリーザよりも強いとの噂がある…。俺らは長年神精樹の実を食べ続けて戦闘力を成長させてきた。だが、クウラの実力がどれほどかまでは……」

 

ターレス「……大丈夫だ。まあ見てろ」

 

 

 

 

ターレスは宇宙船を操作し、近くにあった荒れ果てた星に着陸させた。少しすると、クウラが乗っていると思われる宇宙船も到着した。

 

 

ターレス「……」

 

宇宙船から出てきたのは、ターレスのみである。起きているダイーズにも待機しておくように命じたのだ。

 

ターレス「……よう。フリーザの兄貴さんよ」

 

クウラ「……あれで俺を欺くことができるとでも思っていたのか?」

 

ターレス「ああ。簡単に騙されてくれれば、こんな面倒なことにはならなかったんだがな……」

 

クウラ「とうとう俺の前に姿を現したか……。ようやく殺される覚悟ができたのか?」

 

ターレス「へっ!何を言ってやがる。死ぬのは貴様の方だ」

 

クウラ「図に乗るなよ猿如きが…!貴様が神精樹の実とやらをいくら食べたもころで、このクウラ様には敵うものか…!!」

 

ターレス「……じゃあ、試してみるか?」

 

クウラ「余程死にたいようだな…!」ドンッ‼︎

 

ターレス「……」スッ

 

なんの合図もなくクウラが突然飛びかかってくる。しかし、その不意打ち気味の攻撃をターレスは見事に対処する。

 

クウラ「ほう…?大口を叩くだけのことはあるようだな?」

 

ターレス「言ってろ。貴様が余裕をぶっこいていられるのも今のうちだぜ?」

 

クウラ「ほざけ!!!」シュン

 

クウラは高速移動でターレスが目で追えないように移動する。だが……。

 

ターレス「遅えんだよノロマめ!!」

 

 

ドゴォッ!!

 

 

クウラ「ぐはっ…!!」

 

ターレス「それで俺を出し抜けるとでも思ったのか?サイヤ人も随分と舐められたもんだぜ。貴様の弟を殺したのも俺と同じサイヤ人だってことを忘れてるんじゃねえだろうな?」

 

クウラ「はっ!!」ビッ‼︎

 

クウラはターレスと会話する気が全くないようで、無視してデスビームを放った。

 

ターレス「ふっ…!」バシッ

 

しかし、ターレスは笑みを浮かべながら、難なくデスビームを弾いた。

 

クウラ「な、なに…!?」

 

ターレス「その程度か?宇宙の帝王が聞いて呆れる……。無様なもんだ…」

 

クウラ「くっ…!頭に乗るなよ猿がぁあああああ!!!!!」バシューン‼︎

 

クウラはターレスの軽い挑発に乗った。見下していたサイヤ人に一方的に攻撃されているのだ。多少は動揺しても仕方はない。

 

クウラ「うおりゃあ!!」シュババ‼︎

 

ターレス「おいおい…。やる気あんのか?」

 

クウラはものすごい勢いで拳を連打する。しかし、ターレスに対しては擦りすらしない。

 

ターレス「攻撃ってのはな…。こうやるんだよ!!」

 

 

ドゴォッ!!

 

 

クウラ「ぐあっ…!!」

 

 

ターレス「ふっ…!」バシューン‼︎

 

ターレスはパンチでクウラをぶっ飛ばすと、すぐさまクウラの後ろに回り込む。

 

 

ドカッッ!!

 

 

クウラ「がぁ…!!」

 

そして後ろから強い蹴りを決める。だが、それで攻撃を止めるようなことはせず、今度はクウラの上に回り込んだ。ターレスは両手でハンマーのような形を作り、躊躇なくそれを振り下ろした。

 

ターレス「ほらよ!!」

 

 

ドゴォォオオオッッッ!!!!!

 

 

クウラ「ぐわぁぁああああ!!!!」

 

 

ドグォオオオオオオオオオオオンン!

 

 

 

 

スタッ

 

ターレス「へっ。口ほどにもねえな…」

 

本来なら、ターレスがクウラを倒せるはずなどなかった。しかし、神精樹の実を食べ続けたことにより、莫大な戦闘力を得た。その戦闘力は、サイヤ人の天敵とも言えたフリーザやクウラを圧倒的に凌駕していた。

 

ターレス「もう終わりか…?つまらねえな…。久々に俺を楽しませてくれると思って期待していたんだがな…」

 

ドゴォォオオオオン!!!

 

クウラ「はぁ……はぁ………」

 

死んだかと思われていたが、クウラは生きていた。その様子を見て、ターレスは頬が緩んだ。

 

ターレス「はっ、腐っても宇宙の帝王ってわけだ…」

 

クウラ「ふふふっ…!お前の強さは認めてやろう。俺様がここまで苦戦するのは初めてだぞ?弟を含めてもな…」

 

ターレス「そいつは光栄だな。だが、随分と余裕そうじゃねえか?これからお前の言う猿に殺されるってのによ?」

 

クウラ「貴様は何か勘違いしていないか?」

 

ターレス「なに…?」

 

クウラ「俺様もフリーザと同じように変身することができる」

 

ターレス「ああ…。だが、貴様は既に最終形態になっているんだろう?」

 

クウラ「はっはっはっ!!それはフリーザの話だ。いつ誰がこのクウラ様が変身を残してないと言った?」

 

ターレス「………なに?」

 

クウラ「光栄に思うがいい…!俺の最強の変身を見れるのは、貴様が最初で最後だ!!!!」

 

ゴゴゴゴゴゴッ‼︎

 

っと、地面……いや、空気そのものが振動し始めた。それを察知したターレスは只事ではないことに気づく。

 

クウラ「はぁあああああああ!!!!!!!!」

 

 

ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

 

 

ターレス「くっ…!!」

 

クウラを中心として、辺りに強風が吹き荒れる。あまりの強さにターレスは踏ん張ってしまう。

 

 

 

…………

 

数秒すると、その強風も収まった。

 

ターレス「……おいおい、嘘だろ…?」

 

ガシッ、ガシッ、っと、存在感のある足音を立てながら堂々とターレスに向かって歩いてくる影があった…。

 

先程までのシンプルなデザインではない。ツノかどうかは分からないが、頭部から突起のようなものが4本ほど生えている。それに目は完全に赤一色となり、身体は一回りも二回りも大きくなっていた。

 

クウラ「どうだ?一族がまだ誰も辿り着いていない境地だ。実際に見せるのは、身内を含めても貴様が初めてだぞ?」

 

ターレス「……なんてこった…。フリーザより強いって噂は本当だったってことでいいみたいだな…。化け物め…!」

 

二人の本当の戦いは、これから始まる…。

 

クウラ「さあ、始めようか!!!」

 

クウラがそう叫ぶと、口の部分がマスクのようなものに覆われた。

 

それを合図に第二ラウンドが始まった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日から期末試験に突入する。五つ子の初めてのテストは、5人の平均は20点。そして中間テストは微妙な差ではあるものの、確実に成長していた。この調子で行けば、次こそは赤点を回避することができるはずなのだ。

 

何もなければの話だが………。

 

 

四葉「すみません!今日は陸上部の皆さんのお手伝いがあるんです!でも安心して下さい!!テスト週間になれば休みになると思いますので!!」

 

二乃「試験勉強は明日からでしょ?今日くらい映画に行かせなさいよ」

 

五月「か、考え直しましょうよ二乃!怖い映画らしいですし……」

 

二乃「尚更一人は嫌よ!!」

 

 

 

 

 

風太郎「……ということがあった…」

 

悟飯「あはは…」

 

だから一花さんと三玖さんしかいなかったのか……。

授業に参加してくれるようになったとはいえ、根幹は変わってなさそうだ…。

 

一花「ま、まあ明日からが本番だからさ、まだノーカンで何事もないって。元気出しなよ!明日は大丈夫だって!」

 

風太郎「だといいが…。仕方ない。今日は各自自習だ」

 

一花「そっか…。じゃあ私はこれで…」

 

風太郎「待て。本当に勉強するのか怪しいな?やっぱり俺が教える!」

 

一花「あ、ありがたいけどごめんね?今日は用事があって…」

 

悟飯「用事…?仕事じゃなくて…?」

 

一花「うん…。実は、事務所の社長の娘さんの面倒を見る約束なんだ」

 

風太郎「あの髭のおっさんの娘だと…?適当なことを言って勉強から逃げようったってそうはいかねえぞ!!そんな娘が本当にいるなら、俺の前に連れてきてみやがれッッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

中野家に来たんだけど、本当に娘さんがいたんだな…。しかも静かにお絵描きをして過ごしている…。

 

三玖「菊ちゃん大人しくしてて偉い…」

 

風太郎「本当にいるんだ…」

 

一花「だから言ったじゃん。急な出張が入って社長の代わりに面倒を見ることになったんだ」

 

風太郎「あのおっさん結婚していたのかよ……」

 

…?母親に任せれば……と思ったけど、片親の可能性もあるのか…。

 

菊「……おい」

 

……?僕かな…?僕のことを呼んでるのかな…?

 

菊「あたしの遊び相手になれ」

 

…??何をすればいいんだろう…。悟天と遊ぶ時はいつもどうしてたっけ…?

 

風太郎「人形なんてどうだ?」

 

それだ!!

 

菊「子供扱いするな!人形遊びなんて時代遅れなんだよ。今のトレンドはおままごとだから」

 

………おままごとも子供の遊びだと思うのは僕だけだろうか…?

 

菊「お前、あたしのパパ役。あたし、あたしの役」

 

三玖「じゃ、じゃあ私がママやる!」

 

あれ?このおままごと、三玖さんも入ってるの?

 

菊「うちにママはいない。ママは浮気相手と家を出て行った」

 

三玖「そこはリアルなんだ…」

 

風太郎「あのおっさんのシリアスな過去なんて知りたくなかったぞ……」

 

なんて生々しい話なんだろうか…。ちょっと可哀想だ…。

 

さてと…。せっかくだし、おままごとに付き合ってあげよう…。お父さんらしさを出さないと…。っと言っても、あの髭のおじさんの喋り方は……特に訛りとかはないよね…?

 

悟飯「菊、幼稚園で友達はできたかい?パパに教えてほしいなぁ」

 

菊「あいつらはガキばっかだ」

 

悟飯「こらこら、そんなこと言っちゃダメでしょ…。そうだ、お勉強の方はどうなんだい?分からないところがあったらパパが教えてあげるよ?」

 

菊「断る。やっても意味がない。どうせすぐに忘れる」

 

悟飯「そんなすぐに諦めちゃだめだよ?諦めずに努力し続ければ、いつか報われる日がくるから…」

 

菊「綺麗事を」

 

この子、相当捻くれてるなぁ…。母親の浮気が原因だろうか…?

 

風太郎「一旦このクソガキを教育した方がいいんじゃないか…?」

 

一花「まあまあ!抑えて抑えて…」

 

三玖「私は…、いいこと言っていたと思うよ!」

 

菊「ガラガラ。へー、ここがパパの会社か」

 

どうやら、今度は会社に来た設定らしい。

 

菊「2人はそこの事務員さん」

 

と、一花さんと三玖さんも指名する。

 

一花「へっ?私達もやるの…?」

 

菊「そしてお前はパパの部下」

 

風太郎「えっ?俺も…?」

 

菊「そしてそこの事務員さん…。髪の長い方はパパに惚れている。短い方はパパの部下と既に付き合っている」

 

一花「ええ!?わ、私と、フータロー君が!!!?」

 

風太郎「なんだその設定…。こいつらは……」

 

三玖「ねえ社長!いつになったらご飯に連れて行ってくれるの?今夜行こう今夜!」

 

……なんか三玖さんはノリノリだな…。

 

一花「ねえフータロー君。今夜はどこに泊まって過ごす?」

 

風太郎「そうだな…。1番安いビジネスホテルで資格の勉強会でもするか」

 

一花「ここでも勉強ッ!?」

 

なんか上杉くんらしいなぁ…。というか一花さんもノリノリだし、1番ノリの悪そうな上杉くんまでもが意外とノリノリ…?

 

三玖「ねえ菊ちゃん。新しいママが欲しくない?」

 

一花「わあ…。攻めるねぇ」

 

菊「じゃあパパのどこが好きなのかを言え」

 

三玖「す、好きなところ…?カッコいいし、頭がいいし、背が高いし、優しい……」

 

菊「パパはそんなに高い方じゃなかったと思うけど」

 

三玖「あっ、社長さんのことだった…。どうかな菊ちゃん?」

 

菊「アタシは…。ママなんていらない」

 

三玖「えっ?どうして?」

 

珍しい…。いやでも、浮気して出て行ったということを考えると、嫌がるのも分かるかも…?

 

菊「だって寂しくないから…。ママのせいでパパはとっても大変だった。パパが入れば寂しくない…」

 

……そうか…。父親の為に無理をしているんだな…。なんていい子なんだろう…。

 

悟飯「無理しなくていいんだよ」

 

僕は悟天を慰める時のように、頭を撫でてあげた。

 

菊「な、何する!?やめろ!!」

 

悟飯「君みたいに小さい子が、母親がいなくなって寂しくないわけがないよ…。僕でも寂しいんだから…。だから、素直になって甘えてもいいんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三玖「……」

 

ああ…。こういうところだ。自分は普段通りに振る舞っているつもりなんだろうけど、人の気持ちに寄り添える、それを悟飯は普段から何の恥ずかしげもなくできる…。

 

その温かい心に、私は溶かされたんだ…。

 

三玖「悟飯、私と付き合おうよ」

 

 

一花「!?!!?ッッ」

 

あっ、言っちゃった…!ど、どうしよう!!?

 

悟飯「付き合う?何を言ってるの?」

 

三玖「いや、これは……」

 

悟飯「そうじゃないでしょ。ここは、結婚しよう!でしょ!」

 

三玖「えっ、えぇ!!??」

 

一花「!?!!!?!?ッッッ」

 

悟飯「良かったね菊。これで新しいお母さんができたぞ〜!」

 

三玖「………えっ?」

 

一花「な、なんだ…。おままごとの中の話ね…」

 

風太郎「逆に何の話だと思ったんだ?」

 

一花「……そういうところがフータロー君だよね…」

 

風太郎「えっ?な、なんだ…?俺、何かしたか…?」

 

四葉「ただいま〜…ってあー!!可愛い女の子だ!」

 

二乃「なんであんたらまでウチにいるのよ…」

 

五月「何してたんですか?」

 

二乃、四葉、五月が帰ってきたみたい。

 

風太郎「ままごとだ。今悟飯と三玖が結婚したところだ」

 

五月「本当に何やってたんですか……」

 

四葉「いいなー!私も混ぜて下さい!」

 

菊「じゃあウチの犬」

 

四葉「わんちゃん!?ワンワン!!」

 

菊「そしてそこの2人はお婆ちゃん」

 

二乃「あらー、私たちも入れてくれるのー?………で、誰だって?」グイッ

 

菊「お、おば……」

 

二乃「聞こえなーい」

 

 

 

三玖「……不発」

 

一花「いや〜…。ビックリしたよ……」

 

三玖「今回は不発に終わったけど、私は本気だから…!」

 

一花「……みたいだね」

 

 

三玖「……悟飯を独り占めしたいはずなのに、こうして七人でいるのも嫌いじゃないんだ…。変かな……?」

 

一花「……ううん。私も似たようなものだから…。このままみんなで楽しくいられたらいいね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………あれは気のせいかな…?菊ちゃんを慰めていた時に悟飯はあの時……。

 

 

 

『僕でも寂しいんだから…』

 

 

 

……とても悲しそうで、何かを後悔しているような顔をしていた。でも、今は笑顔でいっぱいだ…。私の見間違えだったのかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、荒れ果てた星では…。

 

ドカッ!!

 

ターレス「ぐわぁぁあぁ…!!」

 

クウラ「さっきの威勢はどうした?」

 

ターレスは先程まではクウラを圧倒していたものの、クウラが変身してからは、状況は逆転してしまった。今ではクウラがターレスを圧倒している。神精樹の実を食べようとするが、クウラがそれを許すわけがなかった。

 

クウラ「所詮はこの程度か…。貴様は神精樹の実があったからここまで来れたんだ。それがなかったら、とっくの昔にフリーザのところの雑魚に殺されていただろうな」

 

ターレス「くっ…!化け物め…!!」

 

クウラ「今までよくも俺の星を荒らしてくれたな…!フリーザが一部のサイヤ人を部下として保護した時点で潰しておくべきだったか…!!」

 

ゲシッ!!

 

ターレス「ぐわぁああああッッ!!」

 

ターレスはクウラに思いっきり頭を踏まれているが、ターレスはそれを払い除けるができなかった。今のクウラはターレスよりも遥かに強い。たった一度の変身でここまでパワーアップするとは予想できなかった。

 

それも無理はない。クウラの5回目の変身は、今までのどの変身よりも戦闘力が遥かに増す。フリーザとクウラの仲はいいものとは言えず、コルドが所有していた星をフリーザとクウラで分けていたからこそ、両者の軍団が存在していたが、優秀な方に引き継いでいたら、間違いなくクウラの方に全て渡っていただろう。それくらいにクウラの方が強かった。もっとも、ターレスはフリーザとは戦ったことはないが…。

 

ターレス「畜生…!」

 

クウラ「惨めなものだな。所詮はサイヤ人という下等生物。その中でも最下級戦士の雑魚だ。神精樹の実に出会えなければ、貴様は俺様の最強の変身を拝むことなく死んでいったんだ…」

 

ターレス「ただの、下級戦士で終われねえ…!俺は、全てを跪かせるんだ…!!」

 

クウラ「ああ…。このクウラ様さえいなければ、実現できていたかもしれないな?だがそれは不可能だ。残念だったな」

 

ターレス「畜生…!こんなところで終わってたまるものか…!!」

 

ターレスは、最下級戦士だったが故に、過去に何度も実力が上を行っているものに、何度も跪かされた。フリーザに、フリーザの部下に、同じ民族であるはずのサイヤ人相手にも……。

 

しかし、神精樹の実を得て、同じ志を共にする仲間を得て、ターレスは決心した。

『全宇宙を俺達に跪かせてやる…!!』と…。

しかし、ここでクウラに殺されてしまえば、その夢も叶えられぬまま、無様に殺されてしまう。

 

それを考えると、悔しくて、憎くて、激しい怒りを覚えた……。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ

 

 

クウラ「……?なんだ…?」

 

 

突然、大地が、空が、空気が揺れ始めた。しかも生態系が破壊し尽くされた荒れ果てた惑星であるにも関わらず、雷雲が突然発生した。流石に只事ではないことにクウラは気付くが…。

 

 

クウラ「……神精樹の実に生気を吸い取られすぎたせいか、この星もそろそろ崩壊の時が近いようだな…」

 

 

ゴゴゴゴゴッッ…!!

 

 

ターレス「こんな奴に、負けてたまるかぁああああ!!!!!」

 

 

ボォオオオオッ!!!!

 

 

クウラ「な、なんだ!?」

 

 

自分の足元にいるターレスの様子が突然変わった。その瞬間にクウラは飛ばされかけるが、なんとか数歩後退するだけにとどめることができた。

 

クウラ「な、なんだ…!?貴様、何をした!?」

 

ターレス「………ん?」

 

ターレスの周りは、金色のオーラによって覆い尽くされ、シュインシュインというオーラの音も聞こえる。サイヤ人の特徴とも言える独特の形の黒髪は逆立ち、ターレスを中心に強風が発生していた。

 

この様子を見て、クウラはスカウターがなくとも、戦闘力が大幅にアップしたのだと瞬時に理解した。

 

ターレス「なんだ…?この溢れ出る力は…?俺は神精樹の実を食ってないはず……。いや、食べた時とはまた違うぞ、この感覚……」

 

クウラ「……ま、まさか…!」

 

ターレス「………試してみるか」

 

シュン‼︎

 

クウラ「…!?どこに行った!?」

 

ドゴォッ!!

 

クウラ「な、なに……ッ!?」

 

最後の変身をしたことによって、先程までとは比べ物にならない程に戦闘力が上がり、それに併せて動体視力も上がったはずなのだが、今のターレスの動きは完全に見えなかった。

 

クウラ「そ、そんなはずは…!!」

 

ターレス「……今の動きは追えなかったようだな…?」

 

クウラ「そ、そんなはずはない!!宇宙最強は、このクウラ様だぁ!!!!」

 

ビッ!!!!

 

クウラはヤケクソ気味になり、ターレスに向けてデスビームを放った。

 

……が…。

 

ターレス「……」シュン

 

クウラ「な…!?避けた…!?」

 

クウラのどの技の中でも、ズバ抜けたスピードを誇るデスビームだが、それさえもターレスに避けられてしまう。

 

クウラ「い、今のはまぐれだッ!!」

 

ビビビッッッ!!!!

 

クウラはまぐれだと自分に言い聞かせ、デスビームをこれでもかと言うほどに繰り出す。だが……。

 

ターレス「ふっ…」シュン

 

クウラ「な……なにぃ……!?」

 

いとも簡単に避けられてしまった。

 

クウラ「ば、バカな…!こんなことが、あり得るはずは……!?くそ…!!当たりさえすれば…!!当たりさえすれば貴様なんか……!!」

 

ターレス「……当ててみろよ?」

 

クウラ「なに……?」

 

ターレス「だから、当ててみろって言ってんだよ。避けてやらねえからよ」

 

クウラ「ふふふっ…!ふははははっ!!!!後悔するなよ!!!!」

 

ビッ!!

 

クウラは、今度こそターレスに命中させるべくデスビームを再び放った。

 

 

バンッッ!!

 

 

クウラ「よし!!当たったぞ!!」

 

ターレスは宣言通りに避けることをせずに、自らの意思で当たりにいったのだ。

 

ターレス「……ほう?」

 

だが、ターレスはなんともなさそうな反応をする。

 

クウラ「な、なん……だと……!?」

 

ターレス「今のは少し効いたぜ…!ハッッ!!!!」

 

 

ドンッッッ!!!!

 

 

クウラ「グオッ!!!」ドンッ‼︎

 

 

ターレスの気合いによって、クウラは地面に叩きつけられた。これだけでもターレスの強さがよく分かるのだが、ターレスの攻撃はこれだけでは終わらない。

 

ターレス「最後にチャンスをやるよ。俺の前で無様に土下座して命乞いをしろ。そうすれば、俺の仲間………いや、部下にしてやるぞ?」

 

クウラ「だ、誰が貴様のような下等生物に…!!」

 

ターレス「……そうか…。ならば死ねぇ!!!!」カァッ‼︎

 

クウラに降参する意思がないことを確認すると、ターレスはメテオバーストをクウラに向けて放った。

 

クウラ「くっ…!」バシューン‼︎

 

しかし、相手は腐っても宇宙の帝王。メテオバーストを利用して、ターレスの目を誤魔化して、高速で遥か上空に移動した。

 

 

ポッ…

クウラ「ふははははッ!!貴様が俺様よりも強いのは認めよう!!まともに戦っても貴様が勝つだろう!!だが、貴様がどれほど立派な戦闘力を得ようが、サイヤ人であることに変わりはない!!」

 

ターレス「……何が言いたい?」

 

クウラ「貴様は宇宙空間では生き延びることはできない!!この『スーパーノヴァ』で、この星ごと貴様を葬ってやる!!!!」ブゥゥゥウウウン…

 

 

クウラの指先に生成された小さな太陽のようなエネルギー弾は、徐々にその大きさを成長させて、やがては小惑星と同等レベルにまで成長した。

 

 

ターレス「……考えやがったな…」

 

クウラ「死ねッ!!猿がぁ!!!!」

 

 

ゴゴゴゴゴッ!!

 

 

クウラは十分に成長させたスーパーノヴァを、ターレスに向けて放った。これが地面に接触すれば、間違いなくこの星は宇宙の塵と化すだろう。

 

ターレス「……俺を甘く見すぎたな…」ポワッ…

 

ターレスは、右手に気弾を生成した。ある必殺技を放つ為である。

 

ターレス「俺に跪かないというのなら、宇宙の塵になって、無様に死ねぇえッッッ!!!!」

 

ドンッッッ!!!!

 

ターレスは、『カラミティブラスター』を放った。

 

 

バチっ!!!!

 

ターレスが放ったカラミティブラスターは、クウラの巨大なスーパーノヴァをジワジワと押していく。

 

クウラ「な、なに…!?こんなことがあるわけが…!!」

 

ターレス「これで貴様も、終わりだッッ!!!」カァッ‼︎

 

ターレスはダメ押しと言わんばかりに、巨大な『キルドライバー』も放った。

 

 

ドンッッッ!!!!

 

 

クウラ「ぐわぁぁぁああああ!!!!!!」

 

 

これが決定打となり、クウラはスーパーノヴァごと宇宙空間に押し出された。

 

 

 

ターレス「はぁぁぁ……、はぁッ!!」カァッ‼︎

 

更にターレスはパワーボールも放った。パワーボールは、本来なら満月を人工的に作るためのものだ。しかし、満月を作る以外にも使い方はあるといえばある。

 

ターレス「弾けろッ!!!!」

 

クウラ「お、おのれぇええええ……」

 

 

 

ドグォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンン!!!!!

 

 

 

スーパーノヴァをパワーボールによって強制的に爆発させたのだ。

 

ターレス「………ふふふふっ、ふははははははははッッッ!!!!クウラを倒したぞ…!!俺は、超サイヤ人になれたぞぉぉおおおおおッッッ!!!!」

 

ターレスは、クウラを倒すことができたのと同時に、伝説で語り継がれてきた超サイヤ人に変身することができて、大喜びするのであった………。

 

 

ただし、金色のオーラが発生し、髪が逆立ったとはいえ、()()()()()()()()()()()…。

 




ターレスが何に覚醒したかについてですが、映画版では、スラッグと戦うときに悟空が変身し、Zのブウ編とセル編の間のアニオリエピソードにて、地獄で特選隊と戦う時に悟空が変身したものです。未完全な超サイヤ人といったところです。正式名所は分からないのですが、私は『超サイヤ人0.5』と呼んでいます。疑似(擬似?)超サイヤ人とも言うのかな?とにかくそんな感じです。

なぜ普通の超サイヤ人にしなかったのか、理由は2つあります。
1つ目は、穏やかな生活をしていたとは言え、穏やかな心は持っていないからです。
2つ目は、メタ的な理由にはなりますが、ターレスを更に強くするためです(笑)。こちらが主な理由になります。


クウラがターレスに倒されるのは違和感を感じたと指摘を受けたので、一応追記をしておきます。今作のターレスは、時間が経過している分、神精樹の実も沢山食べています。しかし、クウラは食べていないわけです。
それだけです。
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