孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】 作:Miurand
前回のあらすじ…。
クウラ機甲戦隊を軽く片付けてしまったバーダックは、そのまま悟飯の元へと向かう…。
それと同時に、気絶していたナッパが復活し、悟飯を二乃と三玖ごと殺そうと攻撃を仕掛けてきたが、悟飯のかめはめ波によってナッパも始末された。これがきっかけで、二乃だけでなく三玖からも質問攻めに遭うのだが、そこにバーダックが到着する。
悟飯はバーダックが父方の祖父だということは知らずに、超サイヤ人になったバーダックに超サイヤ人2で向かい打った。その結果、悟飯の圧勝となったが、三玖を助けたのがバーダックだった為、悟飯はバーダックを見逃すことにした……。
悟飯は、いつバーダックが悟空の実の父親だということに気付くのであろうか…?
あの惨事があったその日の夜のことであった…。
二乃「……もしもしパパ?私に何の用なの?」
『……どうやら二乃君も無事のようだね…』
二乃「だから君付けはやめてちょうだい。それで、一花達も無事だったってこと?」
『ああ…。一花く……一花に電話したら、二乃と五月だけが家にいないとのことだったから不安になってね…。怪我とかはないかい?もしあるようなら、今なら手が空いてるが…』
今なら手が空いているというのは、マルオの病院に突如として大量の救急患者が搬送されたからである。マルオの病院だけでなく、救急外来に対応している病院は救急患者で殺到しているとのことだ。
幸いにも、死者は出ていないのであるが……。
二乃「大丈夫よ。不本意にもアイツのお陰で無傷よ」
『……あいつとは…?』
二乃「パパが雇ってる家庭教師がいるでしょ?あっ、ちなみに孫の方ね」
『孫君が二乃を助けてくれたのかい?』
二乃「……まあ、そうなるわね」
五月「孫くん、今日は大丈夫だったんですか?街が大変なことになっていたみたいですけど…」
悟飯「うん。原因はなんとか潰せたからね。不幸中の幸いと言うべきか、被害が少なくて本当に良かったよ…」
悟天「兄ちゃん戦ったんでしょ?僕も戦いたかったなぁ……」
悟飯「ダメダメ!悟天はもう少し強くなってからじゃないと!」
悟天「僕だって戦えるもん!トランクス君と対決ごっこしてるもん!!」
五月「一体どんな遊びなんですかそれ……」
悟天「簡単だよ。トランクス君と戦うだけ!」
悟飯「そんなことやってたのかッ!?兄ちゃん初耳だぞ!?」
まさかトランクスと戦っていたとは…。これはひょっとすると、悟天の方が強かったり……?いやいや…。流石にそれはないでしょ…。超サイヤ人になれるわけでもないのに…。
ブー…
ん?あっ、中野さんからだ?一体どうしたんだろう…?
悟飯「はい、もしもし?」
『孫君、二乃君から聞いたよ。君のお陰で二乃君は無傷で済んだと…』
悟飯「……えっ?」
に、二乃さんッ!?なんでそんな気軽に話しちゃうかな!?
『父親としてお礼を言わせてほしい…。娘を助けてくれてありがとう……』
悟飯「い、いえいえ!そもそも助けたのは僕じゃないと思うんですけど……」
『二乃君が嘘をついているとでも言うのかい?』
悟飯「うっ……」
『…君の正体について探ったり、広めるようなことはしないから安心してくれ。君が何故正体を隠しているのかは大体検討が付いている。同じ立場なら僕も同じことをしていたと思うしね』
悟飯「ど、どうも……」
『それに安心してくれ。二乃君には、これ以上孫くんの正体を広めるようなことはしないでくれと頼んでおいた』
悟飯「お気遣いありがとうございます…」
…………これ、僕の正体が中野さんにもバレてない…?まさか、超サイヤ人になれることも話しちゃったの…?
『これからも家庭教師に励んでくれ。そしてまた今日のような事態が発生してしまった場合は、勝手なお願いではあるが、娘達を守ってほしい……』
それに関しては、頼まれずともやろうと思っている。もう誰も傷付けたくないし、犠牲を出したくもない…。
悟飯「……分かりました…」
ここで中野さんとの通話は終了した。
五月「お父さんからですか?」
悟飯「うん…。二乃さんを助けてくれてありがとうって……」
五月「ま、まさか…!孫くんの正体を話したんじゃ…!?」
悟飯「マルオさんにだけは話したみたいだけど、他の人には言ってないみたいだね…。マルオさんの話を聞く限りだと……」
「3人とも〜!ご飯ができただぞー!」
取り敢えずこの話は中断することにした。
今日も五月さんに勉強を教えて、お風呂に入ったらそのまま就寝するという流れなのだが……。
眠れない…!
僕が眠っている間にまた暴走されたらどうなるか……。最悪の事態が発生しかねない……。
五月「……私はなんて大胆なことをしているんでしょうね……」
悟飯「……?」
五月「お、男の人と同部屋で、しかも隣のベッドで寝るなんて……」
今更その段階を恥ずかしがるのもどうかと思う……。先日にやったあれ………いや、思い出すと僕も参りそうだ…。
五月「……ですが、同時に嬉しく感じますよ。好きな人と一緒に寝るということが、こんなにも素晴らしいことだったなんて思いませんでした……」
悟飯「………」
五月「……もしかして、照れてます?」
悟飯「あ、あはは…。そんな直球に好きって言われるとね…………」
最近の五月さんは本当に遠慮しなくなった。僕に想いを伝えてからというもの、とにかく自分がどれだけ僕のことが好きなのか、さりげなく伝えてくることもあるし、直球に伝えてくることもある。
そんな姿を見て、お母さんは何か意味深な笑顔を作るし……。
………まさか、あの日に五月さんが暴走したのはお母さんのせいなんじゃ…?
………い、いやいや。流石にそれはないだろう…。あってほしくない……。
………今日は特に何も起きなかった。強いて言うなら、五月さんが僕のベッドの方に侵入してきたくらいだろうか…?
流石に夜遅くなると眠気の方が勝った為、寝ることはできた。
朝になった。
起きて少し寝苦しい感じがしたのだが、その原因はすぐに分かった……。
五月「………」スー
五月さんがすぐ横で寝ていたのだ。いや、ベッドが隣だとかそういうことではなく、僕のベッドに侵入してる。
なんなら、僕にしがみついている。
悟飯「五月さん…。五月さーん?起きてくれないと僕も起きることができないんだけどー?」
五月「……あっ…。おはようございます…」
五月さんは何事もなかったかのように起床した…。なんというか…、ちょっと前までの五月さんなら間違いなく慌てふためくんだろうけど…。
いつも通り朝食を食べ終え、筋斗雲で学校に向かう。付近になったら降りて徒歩で登校する。
そして、僕と五月さんは平然と二人で登校しているわけだけど…。最近、よくこんな噂を耳にする。
『孫と中野って付き合ってるんじゃね?』
『最近二人で登校してるもんね?姉妹がいるはずなのに』
『なんかさぁ…。中野さんの髪から孫くんの髪と同じシャンプーの匂いがしたんだけど、どういうこと…?』
『なに…!?あの二人、もう既にそんな段階まで…!?』
なんて会話を聞いた気がする。一部意味が分からない会話もあったが…。
五月「そういえば、他のみんなは試験勉強は順調ですか?」
悟飯「うん。三玖さんと一花さんは終わったみたいだし、二乃さんも一応はやってくれているみたいなんだけど…」
五月「問題は、四葉ですか…?」
悟飯「そうなんだよね…。未だに部活が続いているみたいで…」
そして、二乃さんを尋ねにクラスに行ったんだけど…。
「二乃?今日は休むらしいよ」
なんということだ…。
五月「こうなったら直接二乃のところへ行きましょう」
悟飯「それが…。今はどこにいるか分からないんだよ。ホテルを変えちゃってるみたいで……」
五月「だとしても、孫くんなら追跡することができるんでしょう?」
悟飯「まあ…。でも、一般人の気はそこまで大きいわけじゃないから、なんの目星も付けてない状態で探すのは結構大変なんだよ……」
五月「そうなんですか…。それは困りましたね……」
悟飯「あとは、取り敢えず……」
1番の問題は四葉さんだ。部活が忙しくなって、勉強が疎かになっていないのか…。一応、僕が送信している問題はなんとかやってくれているみたいだ。
「お前が天才とは世も末だな」
「う、上杉さん…!?」
僕達が行く前に、既に上杉くんが到着していたみたいだ。
「君は?」
風太郎「あんたが部長か?期末試験があるのに大会の練習なんてご立派だな」
「うん。大切な大会なの。試験なんて気にしていられないよ」
いや、試験は下手したら進級の可否を左右するものだから、多少は気にしないとダメだと思う……。
風太郎「試験『なんて』…?」
悟飯「わーっ!上杉くんストップ!」
風太郎「なんだ。お前らもいたのか」
四葉「上杉さん。私は大丈夫です!ちゃんとやってますので!」
五月「四葉、無理をしていませんか?」
四葉「うん!問題なし!」
「もういいかな?まだ走っておきたいんだけど」
風太郎「まあ、四葉がそう言うなら止めねえよ。俺も一緒に走ろう。それなら問題ないだろ?」
悟飯「えっ…?それ、大丈夫なの?」
風太郎「俺を侮るなよ悟飯。ちょっと走るくらいなら問題ないぜ」
悟飯「えっ?そ、そう…?」
ここは取り敢えず上杉くんに任せた方がいいのかな…?
ちなみに、事後報告ではあるが…。
風太郎「四葉のやつ、マジで両立させる気らしい…。いや、両立できている…」
悟飯「えっ?それ、本当?」
風太郎「ああ…。走ってる間に俺が出した問題は大方正解していた」
悟飯「……ちなみに、どんな問題を出したの?」
風太郎「確か……」
上杉くんが出した問題は、
『フランスのルイ14世が造営した宮殿は?』
『走れメロスの著者は?』
『周期表4番目の元素は?』
この3つらしい。
……それ以上は体力の限界でギブアップしたらしい。
悟飯「上杉くん…。それなら僕がやった方が良かったんじゃ…?」
風太郎「すまん…。自分の体力の無さに嫌気がさしている…」
しかし、その問題は丁度僕が四葉さんに送った問題であった。昨日ではなかったとは思うけど…。
ちゃんと効果は出ているみたいだ。四葉さんは積極的に勉強してくれるからね。理由が理由なだけに…。
だけど、四葉さんは無理をしていないかやはり不安だ。
その日の夜。家で五月さんと勉強している時のことであった。
悟飯「……おや?」
一花さんから電話だ?どこか分からないところでもあったのかな?取り敢えず出てみよう。
悟飯「もしもし?どうしたの?」
『ごめんねこんな時間に。明日、陸上部のところに行こうと思うの』
悟飯「陸上部って……四葉さんのこと?」
『うん。やっぱり四葉は無理しているみたいだからさ…。本当は当人同士で解決させるのが望ましいんだけど、そうも言ってられないみたいで…』
悟飯「……やっぱり無理してたんだね」
『そう。そこでそっちに五月ちゃんいるでしょ?だから悟飯君と五月ちゃんにも協力してほしいんだけど……』
えっ…?えぇ!!??
悟飯「な、なんで五月さんが僕の家にいることを知ってるの!?」
五月「ええ!?バレてたんですか!?」
『わあ、五月ちゃんの声も聞こえる。本当にそっちに泊まってたんだ。五月ちゃんやるね〜』
………どうやらまんまと罠に嵌められてしまったらしい。
『……それで、悟飯君はどうする?』
悟飯「……勿論、助けてあげたい」
『悟飯君ならそう言ってくれると思ってたよ』
ということで、明日は休日だけど、四葉さんを助ける為に学校へ向かうこととなった。いや、正確には学校じゃないか…。
五月「私も同行させていただきますよ、孫くん」
悟飯「うん。分かった」
翌日……。
一花さんの指定した集合場所に到着したんだけど……。
一花「えっ?どうしたの三玖?……助けてほしい…?」
えっ…!!
悟飯「な、何かあったの…!?」
一花「あっ、多分悟飯君が思ってるようなことではないと思う」
……確かに、不審な気は感じられないから……。じゃあ、大丈夫…?かな…?
風太郎「何やってんだ…。陸上部の奴らがもうすぐ合宿に出発しちまう…。試験前だってのに、勉強を疎かにしやがって……」
五月「あなたのことなので、突撃するのかと…」
一花「ごめん三玖。こっちも手が離せなくて……」
風太郎「待て一花。いい作戦を思いついた。だからそのまま三玖を連れてきてくれ」
一花「えっ?わ、分かった」
悟飯「作戦って……一体どうするの?」
風太郎「簡単だ。四葉が断れないならお前達がやればいい」
……えっ?まさか…!
悟飯「変装するってこと……?」
風太郎「その通り!入れ替わりはお前達の得意技だろ?」
五月「……!わ、私は少し苦手です…。前に一花の真似をした時も心臓バクバクで……」
風太郎「だから三玖を呼んだ。到着したら、お前の着てるジャージを着てもらおう。そうなると、本物の四葉を……って!アイツらもう出発しやがった!!」
そういうわけなので、急いで追いかけることに……。
風太郎「駅に着く前にどうにかしなければ…!貴重な土日をやりたくもない部活で潰されてたまるか…!!」
悟飯「だけどどうするの?三玖さんはまだ来れそうにないよ?」
僕が上杉くんにそう指摘すると、上杉くんは五月さんの方をジーっと見て……
五月「あ、あはは……」
気が付いたら、五月さんが四葉さんが付けているリボンを装着しているのであった。
……多分失敗するだろうなぁ…。
五月「一身上の都合により退部を希望します」
風太郎「違う!もっとアホっぽく!」
五月「む、無理です!もうこんな役やめたいですぅ〜!!」
風太郎「それだそれ!五月、今のお前は四葉だ!誰がどう見ても四葉だ!」
五月「上手くいくでしょうか…」
悟飯「…………」
髪の長さが違う時点でかなり怪しいと思うんだけど、上杉くんはふざけてやってるのかな…?
風太郎「取り敢えず作戦はこうだ」
どうにかして上杉くんが陸上部から四葉さんを引き剥がし、その隙に五月さんが成り代わって退部をしたいと部長に伝えて万事解決!ということらしい……。
悟飯「あの、上杉くん。最終確認いいかな?」
風太郎「なんだ?もしかしてこの完璧な作戦に穴があったのか?」
悟飯「むしろ配役の時点でアウトだよ…。五月さんの髪の長さを見てよ?どう考えても四葉さんだって名乗ることはできないよ……」
風太郎「そうか?少なくとも俺から見たら四葉そのものだがな……」
悟飯「えーっと、本気で言ってる?ふざけてないんだよね?」
風太郎「四葉を助ける為にやってるのにふざけるわけないだろ」
……これは本当に真剣に見て考えているみたいだ……。他人に関心がなさすぎる弊害が出ちゃったな……。
とはいえ、これ以外に有効な手段は無さそうだし、三玖さんが来るまでの時間稼ぎとしては有効かもしれない…。
悟飯「……まあ、時間稼ぎとしては有効だと思うよ?」
風太郎「上手く行くと思うけどなぁ…」
どこからその自信が湧いてくるのか聞き出したいところだが、ダラダラしてると陸上部が駅に着いてしまう。実行するなら今がチャンスだ。
悟飯「仮に変装が完璧だとして、どうやって四葉さんを誘い出すの?」
風太郎「四葉のお人好しな性格を利用すんだ。取り敢えず二人は隠れてろ」
……?どういうことだろう?
「痴漢だーーッ!!痴漢が出たぞーーッ!!!!」
……えっ!?!?
上杉くんがそう叫んでだと思ったら、階段を登って逃げるように走った。
四葉「そこの人止まりなさーい!」
「中野さん!?」
あっ、本当に追いかけてきた…。入れ替わるなら今しかない…!
五月「はぁ……はぁ……逃げられちゃいました……」
悟飯「…………」
やっぱり無理があると思う…。1番可能性があって一花さんだが、四葉さんよりも髪が短い上にピアスまで付けている。やはり四葉さんの変装をするにはそれなりに準備が必要だと思う…。
「もー、いきなり走り出したからビックリしたよ」
「早くしないと予定の電車が行っちゃうよ」
……あ、あれ?もしかして、バレてないのか…?上手く行っちゃってるのッ!?
五月「……すみません。私、合宿には行けません」
「えっ?あなた、何やってるの?」
……何言ってるの?ではなく、何やってるの?と言っていることから、これは………
五月「私、部活をやめたいです」
「なんで?」
五月「来週は試験ですし……」
「違う違う。私が言いたいのは、なんで別人が中野さんのフリをしてるの?」
五月「……あれっ?」
…………やっぱり。
五月「わ、私は四葉ですよー?このリボンを見てくださーい!」
「うん。似てるけど違うよ。だって、髪の長さ違うもん」
………ほら、だから僕は言ったのに…。
しかし、この作戦が時間稼ぎならば、完璧な作戦であっただろう…。時間稼ぎとしてならだけど……。
「あんなにやる気のあった中野さんがそんなこと言うはずがないもん。中野さんは五つ子って聞いたよ?あなたは姉妹の誰かなのかな?なんでこんなことをするの?」
お、おっと?ちょっと怪しい雰囲気になってきたな…。これは僕もあっちに行った方がいいかな…?
「お待たせしましたー!」
…!?四葉さん…!?戻ってきちゃったの!?
「中野さん……」
「今度は本物ですよね…?」
「あはは。ちょっとしたドッキリでした。五つ子ジョーク」
五月「四葉……」
……いや、四葉さんじゃない。そもそも運動するのにサンダルなんておかしい。それに、爪にマニキュアが塗られている。
それだけじゃなく、気を確認するだけでも四葉さん本人ではないことは確かだ。本人はまだ上杉くんのところにいる。
「なんだ、冗談だったんだね。でも笑えないからやめてよ。中野さんの才能を放っておくなんてできない。私と一緒に高校陸上の頂点を目指そう!」
お、おぉ…。あの部長さんは部活に全力を注いでいるみたいだけど、なんだろう…。ちょっと怖いというか、恐怖を感じた……。
「……まあ、私がやめたいのは本当ですけど!」
…………ああ。僕はあの人が四葉さんを演じていると分かっているので、特に驚いたりはしなかった。
「な、中野さん…?なんで…?」
「なんでって、調子のいいこと言って私のこと考えてくれないじゃないですか。そもそも前日に合宿を決めるなんてあり得ません」
…………えっ?前日に決定されたの!?無計画にも程があるよ!?
そして、四葉さんに変装しているその人は部長さんに近づき……
「マジありえないから」
と、冷たく言い放った……。
この時点で誰が変装しているか、上杉くんも分かったんじゃないかな?
その間に僕は上に上って、上杉くん達と合流した。
四葉「ドッペルゲンガーだぁああッ!!!死にたくありませんッッ!!!」
風太郎「ドペゲンってことは、まさか…!」
一花「ふぅ…。間に合ったみたいだね」
風太郎「一花!間一髪だったぜ!お前が三玖を連れてきてくれたおかげで…」
三玖「………」ヒョコ
うん。これによって誰が変装しているかは誰でも分かる状況になった。
五月「三玖…!間に合ったのですね…」
三玖「私は何もしてない」
一花「私達はカツラがないと髪型的にねー。詳しくは分からないけど、何か心境の変化があったんじゃない?」
「二乃」
そう、二乃さんである。
一花「そんなにサッパリいくなんて、もしかして失恋ですかー?」
二乃「……ま、そんなとこ」
一花「きゃー!誰と〜?三玖知ってる?」
三玖「……一応…。でも言わない」
一花「え〜?気になるなぁ?」
わぁ……!本当にバッサリいったな…。姉妹で1番髪が長かったのに、四葉さんと同じくらいの長さにまで短くなっている…。
髪を切ったということは、二乃さんはもう過去には囚われていないってことか……。
ズカズカ
と、二乃さんは僕に向かって早歩きで近づいてきて……。
二乃「言っとくけど、あんたじゃないから!!」
悟飯「えっ?う、うん……」
もしかして、失恋のことかな…?…………間接的に僕のことだとは思うけど…。
二乃「分かったわね」
さようなら
カカロット君………。
そして…………
さようなら………………
二乃「四葉、私は言われた通りやったけどこれでいいの?こんな手段取らなくても本音で話し合えば、彼女たちも分かってくれるわ。
あんたも変わりなさい。辛いけど、いいこともいっぱいあるわ…」
四葉「……うん。行ってくる!」
一花「着いていこうか?」
四葉「ありがとう。でも、一人で大丈夫だよ」
四葉さんは、自分の口で退部することを伝えに行った………。
そして、今度はこっちかな?仲直りしてようやく全てが解決だ。
五月「あの…!」
風太郎「おい二乃。こいつはな……」
一花「ほーら、フータロー君!」
風太郎「えっ?」
三玖「私達は向こうで期末試験の対策を練ろ?」
風太郎「お、おい!」
二人は上杉くんを引っ張る。さて、部外者である僕もそっちの作戦会議に参加するとしよう……。
五月「……二乃、先日は……」
二乃「待って、謝らないで。あんたは間違ってない。悪いのは私。ごめん…。そうね、悪いとしたら力加減だけだわ。凄く痛かった…」
五月「二乃ぉ…!そ、そうです!お詫びを兼ねてこれを渡そうと思ったんです!」
五月はそう言うと、ジャージのポケットから二枚のチケットを取り出した。それは……
五月「この前二乃が見たがっていた映画の前売り券です。今度一緒に行きましょう!」
そう、『恋のサマーバケーション』の前売り券だった。
二乃「……なんなのよ全く…。思い通りにいかないんだから……」
そう言う二乃も、『生命の起源〜知られざる神秘〜』の前売り券を2枚握っていた……。
悟飯「………良かった…」
風太郎「ああ…。これで障害は全部取り払った。あとは勉強するだけだ!」
三玖「一時はどうなるかと思った…」
一花「今回の喧嘩は今までにない規模だったからねぇ……」
そんな会話をしていると…。
悟天「兄ちゃん!」
悟飯「悟天!?どうしてここに?」
悟天「どうせ今日も一日中お仕事するんでしょ?だから弁当を届けにきたよ」
そっか…。弁当持って行くの忘れちゃったのか……。
悟飯「ありがと、悟天」
悟天「……仲直りしたんだね」
悟飯「ああ……」
風太郎「………?あいつら、何やってんだ?」
一花「どうしたのフータロー君?」
風太郎「ほら、なんか尻餅ついてるって言うのか?なんか様子がおかしくないか?」
………?どういうことだ?
………!!!!??!?!!
な、ななっ…!?ど、どういうことだ…!?!?
三玖「ねえ、ちょっと待って…!?あの風貌、どこかで見たことない…?」
一花「そ、そんなはずはないでしょ…!」
風太郎「おいおいおい…!一難去ってまた一難ってこのことを言うのか…!?」
悟飯達は一体何を見たのだろうか…?
今話はちょっと手抜きかも…?もしそう感じたらすみません…。
なんか前回のバーダック回が物凄く反応よくて(当社比)ビックリしました。主にpixivでのことですけど。
さて、更新が5日空いたわけですが、何故そんなに空いたかというと、2日連続でバイト(肉体的にキツめのやつ)してその疲労で投稿する気力すらなかったからです。やったのはちょっとした見直し程度。今後はちょくちょくこういったことがあるかもしれませんので、何の予告もなしにペースが突然落ちたらそういうことだと思っておいて下さい。まあ失踪はしないのでご安心を。
悟飯がマルオを呼ぶ時ですが、基本的には『中野さん』ですが、五月達五つ子に説明する時は『マルオさん』という風に使い分けますが、基本的に中野さん呼びです。
ちなみに四葉の件ですが、悟飯から毎日送られてくる10分くらいで解ける問題集(解説付き)をかなり前からやっていました。四葉の事情を知ってる悟飯が四葉をサポートしているため、四葉の成績が原作よりちゃっかり上がっています。他の4人も悟飯と風太郎の二人体制になってるので上がっているんですが、四葉はその中でも群を抜いて上がっています。と言っても、元々姉妹の中で1番低かったんですけど…(笑)
さて、今話の最後にちょっとした不穏な空気が流れていましたが、またしてもDB側から敵が出てきました。以前言った新たな(?)敵がここで登場します。皆さんは誰だと思います?強いてヒントを言うなら、映画版限定キャラではありません。それだけお伝えしときます。皆さんもよーく知ってるキャラだと思います。
悟飯とヒロインの結ばれ方、どれがいい?(第20話の前書き閲覧推奨)
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1:本編で誰と結ばれるか明確にする
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2:IFルートで1人ずつルートを作る
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3:まさかの3人と結ばれるハーレムエンド
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4:1と2の複合型