孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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 悟飯と戦った時もそうですけど、バーダックが不遇というか、噛ませっぽくなるシーンがありますけど、それは相手が悪すぎる為ですのでご容赦を…。

 今後はバーダックが活躍する話も考えてますので、それまで待ってて下さい…。

 あと、挿絵が欲しいとのご意見をいただきました。悟飯の旭高校の制服姿と二乃のヘアスタイルが変わった時の絵ということなのですが、二乃のヘアスタイルに関しては原作と同じです。悟飯制服姿は……。私は絵を描けないんですよねぇ……。気が向いたら描いてみます。

 イチャイチャを増やしてほしいとのご意見もいただきましたが、ちょっとそれはどうだろう…?ヒロインが一方的に甘えてくる展開なら可能といえば可能ですけど、悟飯からアクションを起こすことは当分ないと思います。強いて言うなら、誰かさんの妄想の中ぐらいです…。




 前回のあらすじ…。

悟飯と五月は、部活で無理をしている四葉を助ける為に風太郎達と合流し、五月が四葉に変装して退部を申し出るも、髪の長さが原因で失敗。その後に四葉本人が来たと思われたら、まさかの髪を切った二乃であった。二乃と五月はその場で仲直りをし、四葉も自分で部長に退部をしたい主旨を伝えた。ところが、そんな時に現れたのが…………。



第27話 ~魂VS魂~ 再び

 

二乃と五月が仲直りをする数分前の出来事……

 

孫である悟飯と戦ったバーダックは、北の山に籠って生活をしていた。ターレス率いるクラッシャー軍団に戻る気はないようだ。

 

バーダック「………まさか超サイヤ人のその先があるとはな……」

 

超サイヤ人は伝説の存在とされていて、それになれただけで自分は宇宙で最強の強さを手に入れたと思っていた。しかし、悟飯が超サイヤ人を超えた超サイヤ人に変身した。超サイヤ人をさらに越えるという発想はバーダックにはなかったので、相当驚いたと同時に更なる高みを目指せる喜びに打ち震えていた。

 

バーダック「……なら俺も越えるまでだ…」

 

バーダックが何かを決心した時…

 

 

シュン!!

 

 

バーダック「……!?ッ」

 

突然、何か巨大な宇宙船?いや、それとはまた違うマシンが突如として姿を現した。と思ったらすぐに着地した。

 

バーダック「な、なんだ…?宇宙船じゃねえな…?突然現れやがった…」

 

そのマシンの扉がゆっくりと開かれた。するとそこには、なんで言い表せばいいのか…。バーダックにはよく分からない存在としか言いようがなかった。

 

バーダック「……地球には変わった生き物がいるんだな……」

 

「……貴様、誰だ?孫悟空か?見た目は似ているが…。微妙に違うな」

 

バーダック「ソンゴクウ?ああ…。カカロットのことか…。残念ながら違うぜ。俺はバーダックってもんだ」

 

「バーダック……?貴様もサイヤ人なのか…?」

 

バーダック「ああ。サイヤ人のことを知ってんなら、見りゃ分かんだろ」

 

「……サイヤ人はフリーザが倒したはずだ。純粋なサイヤ人は孫悟空とベジータしかいないはず……。どういうことだ…?この世界では何が起こっている…?」

 

バーダック「ターレスってやつがナメック星のドラゴンボールを使って俺らを生き返らせたんだよ」

 

「………孫悟空は生きているのか?」

 

バーダック「知らねえよ。その息子なら見かけたがな」

 

「ほう?孫悟飯のことか…」

 

バーダック「なんだお前?知ってんのか?」

 

「まあな…」

 

バーダックの前に現れた謎の生物は飛び立とうとするが…。

 

バーダック「おい待て。お前が相当な実力を持ってんのは分かってんだよ。俺と戦え」

 

「……ほう?この私に挑むとはいい度胸だな?言っておくが、超サイヤ人にすらなれんただのサイヤ人がこの私に勝てると思うなよ?」

 

バーダック「言ってくれるぜ。なんだ?超サイヤ人になることが最低条件なのか?一応伝説の存在ってやつなのにな…」

 

「なれるのか?なれないのか?」

 

バーダック「まあ、見てもらった方が早えか……。はぁぁぁああ…!!」

 

 

大地が震え、空気が揺れ始める。バーダックは気を高めて超サイヤ人に変身しようとしている…。

 

バーダック「だぁあああああッ!!」

 

 

ボォオオオオッ!!

 

 

「ほう?ちゃんとなれるのか……」

 

 

超バーダック「まあな…。お前も力出せよ。そのままじゃ死ぬぜ?」

 

「私を殺せるものならやってみろ」

 

超バーダック「そうかよ。じゃあ遠慮なくやらせてもらうぜ!!」バシューン‼︎

 

バーダックは遠慮なく相手に突撃していく。

 

超バーダック「だりゃあ!!」

 

 

ドコッ!!

 

 

なんと、相手は避けることなく、顔面にバーダックの蹴りがクリーンヒットした。

 

 

超バーダック「おいおい?やる気あんのか?テメェはそんなもんじゃねえだろ?」

 

「そうか…。私も戦うのは久々なのでな…。ウォーミングアップに付き合ってもらおうか?」

 

超バーダック「随分と舐められたもんだぜ」

 

相手はそう言うと……

 

「……」シュン

 

超バーダック「なっ…!?どこ行きやがった…!?」

 

相手はウォーミングアップと言ったのにも関わらず、相手の動きが完全に見えなかった。もしも相手が本当にウォーミングアップ程度にしか力を出していないのだとしたら、バーダックと相手の力の差は歴然だ。つい先日戦った悟飯と同じぐらいの実力はあるだろう。

 

超バーダック「甘いな、後ろにいることは分かってんだよッ!!」カァッ‼︎

 

しかし、バーダックは気をコントロールする術を身に付けているため、相手の居場所も気を通して理解することができる。だが……

 

 

「………」フォン……

 

 

超バーダック「な、なにッ…!?」

 

 

「残念だったな。残像だ」

 

 

ドカッッ!!!!

 

 

超バーダック「ぐはっ…!!」

 

 

相手は軽くバーダックに1発拳を当てただけなのだろうが、バーダックにとってはかなりのダメージになった。

 

超バーダック「ち……くしょう…!」

 

「………貴様はまだまだだ…。しかし、今後は成長するかもしれんな…。もっと強くなって私を楽しませることだな…」

 

超バーダック「テメェ…!この前のカカロットのガキくらいの実力を隠し持ってたのか…!!」

 

「……なに?孫悟飯が私と張り合える程の力を持ってるだと?」

 

超バーダック「ちくしょう…!このまま負けたまんまじゃいられねえ…!くっ…。なんて無様なんだ………」

 

 

バーダックはそのまま意識を落とした。

 

 

「……孫悟飯が今の私と同程度の実力を隠し持ってるだと…?データによれば、孫悟飯は超サイヤ人にはなれても、17号や18号には敵わない程度の強さだったはず……」

 

 

もう皆さんはお気づきだろう。バーダックの目の前に突然現れた怪物の正体を。

 

 

「……長い旅路だった…。ようやく私を楽しませてくれる戦士が存在する世界に辿り着けたのか……」

 

怪物はどこか嬉しそうに呟くと、尻尾から何体か謎の生物を生み出した。数は4体だ。

 

 

「「「「ウキキキ…!!」」」」

 

 

「…ものは試しだ。この世界の孫悟飯が本当に私と互角の力を身につけているなら、コイツらを簡単に倒してくれるはずだ……。さあ行け、ジュニア達よ!孫悟飯を探し出せ!!」

 

 

「「「「ウキキ!」」」」

 

 

バシューン!!!

 

 

怪物の子供と思われる生物は、悟飯を探す為に飛び立ったのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、現在に至る。

 

 

 

四葉「わわっ…!なんですかあの生き物…!?セミが巨大化したんですか!?」

 

「な、中野さん!近づいちゃだめだよ!絶対に危ないやつだって!」

 

 

「ウキキキ…!!」

 

「ウキキ〜!!」

 

 

な、なんでアイツらがいるんだ…!??僕は一人残らず倒したはずだ…!

 

 

四葉「えっと……、迷子ですかー?それなら私が一緒に探してあげましょうか?」

 

「中野さん!そいつ人間じゃないって!知らないの!?7年前の!!」

 

四葉「7年前…?7年前といえば…。えっ?まさか………」

 

 

「ウキーッ!!」タンッ

 

 

何かに気付いた四葉だが、時すでに遅し。謎の生物は四葉目掛けて高速で突進してくる。

 

 

 

 

 

 

ドカッッ!!!!

 

 

「ギィイイッ!!??」

 

 

「キエ!?」

 

「キィイイイ!!!」

 

 

 

四葉「そ、孫さん…!?」

 

悟飯「大丈夫?早く逃げて!!」

 

「えっ?あの人、さっきまでいた?」

 

「いや、今日初めて見たよ…?いつからあそこに……」

 

 

 

 

 

風太郎「あ、あれ?悟飯はどこに行ったんだ!?」

 

三玖「悟飯……。まさか…!」

 

悟天「兄ちゃんならあっちにいるよ」

 

一花「あ!本当だ!四葉達のところに!」

 

風太郎「いつの間に!?」

 

 

悟飯の実力を知る数名はともかく、その事を知らない風太郎と一花は少々混乱しているようだった。先程までは、悟飯は風太郎達がいる場所にいた。そこから四葉達のところまで行くには、走っても30秒はかかるくらいの距離だ。

 

そんな距離を瞬きをする間に一瞬で移動したのだから、驚かない方がおかしい。

 

 

五月「そ、孫君…!?」

 

二乃「なに…?まさかまた怪物でも現れたの?」

 

その異常に気付いた五月と二乃も風太郎達の元へと駆け寄る。

 

二乃「……!!あれって…!」

 

五月「TVで見たことあります…!あれは間違いありません…!!あれは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟飯「……セルジュニア。なんでお前らがいるんだ…!!」

 

「キイイイイ!!!」

 

悟飯「……答える気はなさそうだな」

 

「キイイイ!!」カァッ‼︎

 

セルジュニアが悟飯を発見すると、すぐさま戦闘態勢に入った悟飯。しかし、セルジュニアもそれは同じだった。複数いるうちの一体が悟飯に向かって気弾を放ったが……。

 

悟飯「はっ!!」バシン‼︎

 

悟飯はそれを弾き返した。

 

「ギィ!?」

「ウキウキ、キイ!」

「キイ!キイキイ!」

「キキキキッ!!」

 

なにやらセルジュニア達は独自のコミュニケーションを取っているようだ。

 

 

シュン‼︎

 

悟飯「なっ…!?」

 

 

ドコッ!!!

 

 

悟飯「ぎゃ…!!」ヒュー

 

 

ドグォォオオオオオン!!!

 

 

風太郎「ご、悟飯!?」

 

悟天「兄ちゃん?」

 

 

セルジュニアは突然気を増大させて悟飯に攻撃した。超サイヤ人でなかった為、あっさりと後退を許してしまった。

 

一花「ご、悟飯君大丈夫なの!?死んでない!?」

 

四葉「死なないで下さーいッ!!」

 

五月「………大丈夫ですよ。彼なら」

 

一花「五月ちゃん…!何を根拠に…!!」

 

三玖「大丈夫。悟飯なら、子分くらいどうとでもなる」

 

四葉「三玖まで…!?」

 

二乃「ええ。セルキラーならこの程度問題ないでしょ」

 

風太郎「……はっ?セルキラー…?二乃、それはどういう……」

 

 

 

ガラッ…

 

風太郎達がそんな会話をしていると、叩き付けられた地面から悟飯が浮いて出てきた。

 

四葉「そ、空を飛んでるッ!?」

 

一花「えっ…?どういうこと…?」

 

風太郎「いや、あり得ないだろ!?物理学的にあり得ん!!翼で羽ばたいているわけでもないし、ロケットを付けてるわけでもないのに飛ぶなんて…!!」

 

五月「……孫くんにはそういった常識は通用しませんよ」

 

三玖「……五月も気付いてたんだ」

 

五月「ええ。少なくとも三玖よりかは先に……」

 

三玖「むっ…!」

 

こちらはこちらで別の争いが起きそうだが……。

 

二乃「まあ私達は安全なところで見てましょ。丁度いい機会だわ。あいつの正体をその目でじっくり焼き付けなさい」

 

風太郎達からすれば、二乃達が何故そこまで平静を保てているのか不思議でならなかった。人が空を飛んでいる。高速で行動している。それだけでも、一般人にとっては十分に衝撃的だ。

 

 

悟飯「……(もう正体がどうとか言っている場合じゃない…!)はぁぁあああああああ……!!!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ…!!!

 

 

悟飯「はぁぁぁああああ…!!」バチバチッ

 

悟飯が気を高めていくと、周りに稲妻が走るようになった。悟飯はいきなり超サイヤ人2に変身しようとしているのだ。

 

 

悟飯「だぁああああああッッ!!!」

 

 

ボォオオオオッ!!!!

 

 

一花「わっ…!!」

 

風太郎「な、なんだ…!?」

 

 

突然の強風に風太郎達は目を瞑る。五月達は予想できていたのか、特に行動はしなかった。

 

 

超2悟飯「……」バチバチッ

 

 

 

四葉「………えっ…?あれって……」

 

一花「二乃が言ってた、カカロット君って子じゃ……。………えっ…?」

 

「えっ…?嘘、あれって……」

 

「突然金色になる人って……、確かTVで出てたよね…?」

 

「セルゲームに出場してた人……?」

 

陸上部の方々も心底驚いているようだった。

 

 

 

超2悟飯「容赦はしないぞ…!!」

 

「ギィイイ!!!」バシューン‼︎

 

「キエエエ!!」ビィイイッ‼︎

 

「ハーーーッ!!」ズォオオオオッ‼︎

 

1体は悟飯に向かって突撃し、あと2体はそれぞれ魔貫光殺砲とかめはめ波を悟飯に向かって放った。

 

超2悟飯「おりゃあッ!!!」

 

 

ドゴォォオオッッ!!!!

 

 

「ギッ……… 」ドサッ

 

突撃してきた個体は悟飯が本気で蹴りを入れたことによって、身体が上下に裂かれて……

 

超2悟飯「はぁああッ!!!」ボォオオオッ‼︎

 

 

「ギィッ!?」スッ

 

 

「ギャアアアッ!!」

 

 

ドグォォオオオオオン!!

 

 

悟飯の気合によってかめはめ波と魔貫光殺砲は跳ね返された。一体は避けることができたが、もう片方は避け切れずに返り討ちに遭って爆散した。

 

 

「キッ…!キキッ…!?」

 

超2悟飯「………」

 

悟飯はゆっくりと残ったセルジュニアに近づいて行く。

 

「き、キィ…!!」

 

セルジュニアは覚悟を決めたのか、戦闘態勢に入ろうとする。

 

超2悟飯「……おかしいな。前のお前らならもうちょっと手応えがあったはずだ。ここまで弱くないはずだ。なにを考えてやがる…?」

 

「キッ…!!」シュパパパパ‼︎

 

超2悟飯「なに…?」

 

「「「「キキキキキッ…!!」」」」

 

何をしたかと思えば、セルジュニアが四体に増殖したのだ。影分身のような類の見せかけの技ではなく、本当に4体に増えたのだ。

これは天津飯が使う技、『四身の拳』である。

 

超2悟飯「……4人に増えた代わりに気も四等分されたみたいだな……」

 

「「「「キェエエエッッ!!!」」」」

 

セルジュニア達はそれぞれ別々の行動を取る。ある者は気弾を放つ準備を…。ある者は突撃の準備を……。ある者は悟飯の背後に回り込む…。

 

超2悟飯「数を増やしたところで無駄だッ!!!」

 

 

ドゴォォオオッッ!!!

 

 

「」ドシャ

 

無論、悟飯が背後に近づく敵に気付かないはずはなく、躊躇なく始末した。

 

超2悟飯「だりゃああッ!!」カァッ‼︎

 

「ギィイイっ…!?」

 

 

ドグォォオオオオオン!!

 

 

2体目は気弾で始末し…。

 

 

「キエエエ!!」ズォオオオオッ‼︎

 

「ギィイイ!!」タンッ‼︎

 

 

超2悟飯「ふんっ…」ガシッ

 

「キッ…!?」

 

超2悟飯「だりゃあッ!!」ブン‼︎

 

 

「キイイイイ!?!?」

 

「ギャッ…!?」

 

 

ドグォォオオオオオン!!!

 

 

悟飯は突撃してきたセルジュニアを捕らえ、ギャリック砲を放ったセルジュニアに向かって投げ捨て、ギャリック砲を相殺したと同時に……。

 

 

シュン‼︎

 

ドゴっ!!!

 

 

「」ドシャ

 

ギャリック砲を放ったセルジュニアの体に風穴を空けてしっかり始末した。

 

 

超2悟飯「……随分離れちゃったな…。…!まずい…!!」バシューン‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キキっ…!」

 

風太郎「うわっ!?もう一体いやがった…!?」

 

四葉「えっ?ピンチじゃないですか!?」

 

一花「と、取り敢えず逃げよう!」

 

「キェエエエ!!」タンッ‼︎

 

四葉「あっ…」

 

風太郎「四葉〜ッ!!」

 

四葉「風太郎くん!?」

 

風太郎は四葉を庇うようにして四葉の前に出てきた。四葉も最早自分を隠すことを忘れて『風太郎くん』と呼んでしまっている。

 

 

 

 

ドカッッ!!!

 

 

 

「キィ!?」スタッ

 

しかし、セルジュニアは何故か後退した。

 

悟天「残念でしたー!僕もいるよー!」

 

「き、キィ…!!」

 

 

一花「ご、悟天君も…!?」

 

まさかの悟天も悟飯のように超人的な動きができることに皆驚いていた。

 

悟天「お前みたいなチビなんかにみんなを傷つけさせないぞ〜!!」

 

「キキッ…!」シュン

 

悟天「うわっ!?どこに行ったの…!?」

 

 

「コッチダヨー!」

 

 

悟天「!?」

 

 

「キキっ!」

 

 

ドゴォオッ!!

 

 

悟天「うわ〜!?」ヒュー

 

 

ドグォォオオオオオン!!!

 

 

四葉「ご、悟天君〜!?!?」

 

 

なんと、悟天は隙を突かれて思いっきり壁に叩き付けられてしまった。その時に……。

 

超2悟飯「悟天〜ッ!!!」

 

向こうで戦っていた悟飯が到着した。

 

 

 

ガラッ…。

 

しかし、瓦礫の中から悟天が出てきた。特に大怪我はないようだ。

 

悟天「ううう…!うわあああああん!!!!痛いよぉおお〜〜!!!」

 

四葉「だ、大丈夫ですかッ!?きゅ、救急車を呼びましょう!?」

 

風太郎「今ここで呼んだらどうなるか考えろ!?」

 

超2悟飯「あっ、良かった…。無事だ…」

 

「キキキキッ!!」

 

セルジュニアは悟天を小馬鹿にするように笑い転げる。どうやら完全に舐めプしているらしい。

 

悟天「……もう怒ったもんね…!」

 

二乃「えっ?泣き止むの早くない…!?」

 

三玖「悟天、偉い…」

 

何故か場に合わず褒めている方もいるが……。

 

悟天「本気出しちゃお!はぁあああああああッッ!!!」

 

 

ボォオオオオッ!!!!

 

 

超2悟飯「いっっ!?!?!?」

 

「「「「「「!?!?」」」」」」

 

 

超悟天「もう泣いて謝ったって許さないぞ〜!!」

 

 

なんと、7歳という幼さでありながら、あっさりと超サイヤ人になってしまった!しかも超サイヤ人であるにも関わらず平常心は保っている様子だった。その様子を見るに、超サイヤ人に成り立てではないことがよく分かる。

 

 

ドカッ!!!

 

「キいっ!!!?」

 

超悟天「どりゃりゃりゃ〜!!!」ドドドドドッ

 

「ギギッ!?ギィ!?」

 

 

悟天の素早い連続の打撃をセルジュニアは受け続ける。悟天は小柄な分、すばしっこさもあるのだろう。

 

 

「キッ!!」バシューン‼︎

 

 

超悟天「わーっ!!あいつ空を飛んで逃げた〜!!ズルいズルーい!!」

 

「ウキキッ…?」

 

どうやらセルジュニアは、超サイヤ人になれるのに空を飛べない悟天を見て若干混乱しているようだ。

 

超悟天「まあいいや!じゃあこれでトドメを刺しちゃおっと!!」

 

そう言うと、悟天は悟飯がよく知る姿勢になり、両手に気を集中させた。

 

超2悟飯「あ、あれは…!」

 

 

 

超悟天「かー!めー!かー!めー!」

 

なんと、悟天は誰かに教わったわけでもないのにかめはめ波を生成した。だが惜しいことに、『かめはめ波』を『かめかめ波』と勘違いしているようだ…。

 

「キッ!?」

 

超悟天「波ァアアアアアアアア!!!!!!」

 

 

ズォォオオオオオオオオッッ!!!

 

 

「ギィィィイイイイ…!!」

 

 

ドグォォオオオオオン!!!!

 

 

 

悟天は悟飯のかめはめ波に引けを取らない威力で放ち、セルジュニアを見事に消滅させた。以前のセルジュニアより弱体化しているとはいえ、7歳でここまでの強さを備えているとなると、流石の悟飯も関心せざるを得ない。

 

超悟天「わーい!勝ったー!!」

 

 

ヒュー スタッ

 

悟飯は超サイヤ人を解除することすら忘れて悟天に次の質問をぶつけた。ただ、流石に2は解除した模様。

 

超悟飯「悟天!?いつから超サイヤ人になれたんだ!?」

 

超悟天「えっ?いつからだっけ?うーん………。忘れちゃった!」

 

超悟飯「えっ?えぇ……。空は飛べないのか?」

 

超悟天「飛べないよ〜」

 

超悟飯「なんだそれ…?順序がデタラメだな……」

 

なんと、忘れるくらい前から超サイヤ人になれたというのか?自分やお父さんの苦労は一体なんだったのかと疑問が浮かんでしまう悟飯であった…。

 

風太郎「……なあ、悟飯。お前……」

 

一花「これは…、どういうことなの…?」

 

超悟飯「……あっ」

 

超悟天「あれ?五月さんは既に知ってたから、てっきりみんな知ってるのかと思ってたけど……」

 

四葉「知ってたって……。五月が…?」

 

五月「ええ…。初めて知ったのは林間学校の時です…」

 

予想できたこととはいえ、悟飯は一花、四葉、そして高校1年生からの友人である風太郎にも自分のことについて話さなければならなくなった。悟飯は意を決して3人に対しても説明しようとした、その時のことであった…。

 

 

シュン‼︎

「……」

 

 

超悟天「わっ!!」

 

超悟飯「……」

 

四葉「あっ…!あれって…!!」

 

二乃「まさか実物を見ることになるとはね……」

 

 

 

超悟飯「……セルジュニアがいる時点で薄々勘づいていたが…。やっぱりお前もいたのか、セル……」

 

セル「……何?この世界の孫悟飯は私を知っているというのか…?この時代はまだ私は誕生してないはずだ…」

 

五月「……孫くんだけではありませんよ。世界中の人々があなたのことを知っています…」

 

セル「……何故そこまで知名度があるのかは分からんが…。そんなことはどうでもいい。それよりも、本当にセルジュニアを倒すとはな。しかも一瞬で……」

 

超悟飯「何を言ってるんだ?前に戦った時も見ただろう?」

 

セル「前に戦った…?私はお前と戦うどころか、会うのはこれが初めてだぞ…?」

 

超悟飯「惚けるな。なんで生きているのか知らないが、お父さんの仇だ……。まだ生きているなら…、もう一度僕が…」

 

 

ボォオオオオッ!!!!!

 

 

超2悟飯「もう一度俺がお前を倒すまでだッッ!!!!」バチバチッ

 

 

二乃「……あれが、あいつなの…?」

 

セルやセルジュニアの出現や、悟飯や悟天の超人的なパワーを目の当たりにして驚いている者が多い中で、二乃は悟飯の表情に気付いた。

 

カカロットとしても、悟飯としても見たことのない怒りの表情…。何故だか分からないが、悟飯はセルに対して何らかの恨みか何かがあるのだろうか…?と簡単に推測した。

 

風太郎「ま、待て!『もう一度お前を倒す』だって…!?それはどういう意味だ…!?」

 

セル「……私を倒すとは随分大きく出たな…。だが、そのパワー……。確かに、完全体である私と同じ領域に達している…。お前ほどの力があれば、確かに私を倒せるかもしれんな…」

 

 

ボォオオオオッ!!!!!

 

 

悟飯が本気を出したことを確認すると、セルも気を解放した。

 

超悟天「わっ…!!これが、過去にお父さんを殺したっていうセルの力…!!」

 

風太郎「……なんだって…?悟飯の親父がコイツに……?だから仇って……」

 

二乃「……(そっか……。だから……)」

 

セル「ほう?孫悟空は私に殺された…?そうか。ようやく状況が飲み込めぞ。孫悟飯、お前は何か勘違いをしているな」

 

超2悟飯「………なに?」

 

セル「私は確かに人造人間セルだ……。だが、お前と戦ったセルは私ではない」

 

超2悟飯「……?どういうことだ…?」

 

セル「私はついさっき、未来…。いや、『並行世界』からこの世界に初めて来た…。だから貴様が戦ったセルは、私とは別個体のやつだろう」

 

超2悟飯「……!!そういうことか…!」

 

三玖「えっ…?なに?どういうこと…?」

 

風太郎「パラレルワールドとは、ある世界から分岐し、それに並行して存在する別の世界を指す。アイツの言っていることが仮に事実だとするなら、アイツは7年前に現れたセルとはまた別の存在ってことだ…!」

 

四葉「……??」

 

風太郎が丁寧にパラレルワールドについて説明するが、若干名理解できてない者もいる。

 

風太郎「要するに、アイツはよく似た別人ってことだ!」

 

四葉「なるほど!」

 

その例えは若干違うような気がするが…。

 

セル「……まあそう解釈してもらっていい。この世界に初めて現れた方の私はお前に倒されたそうだな…?面白い…!長い年月を掛けて私を楽しませてくれる戦士を探していたんだ…!私を楽しませろよ!孫悟飯ッッ!!!」シュン

 

 

超悟天「あっ!見えないッ…!!」

 

 

 

ドゴォォオオッ!!!

 

 

 

四葉「あっ…!!」

 

一花「悟飯君ッ!?」

 

 

悟飯はいきなり頬にセルのパンチをマトモに受けてしまった。だが……

 

 

超2悟飯「………」

 

 

悟飯は何事もなかったかのように姿勢を直した。

 

 

セル「……なに…?」

 

超2悟飯「ここはみんなが危険だ…。場所を変えさせてもらうぞ…。はっ!!!!」

 

 

ドンッッ!!!!!

 

 

セル「ぶあッ…!?!?」

 

 

悟飯は気合でセルを押し、遥か遠くに移動させる。いくつもの県を跨ぎ、海を越え、最終的には何もない荒野に辿り着いた。

 

 

 

 

 

並行世界から来たというセル。7年前に悟飯戦ったセルとは別の存在だというが、果たして、どうなるのであろうか…?

 





 前回の最後に登場した敵はセルジュニアでした。セルだと思った人が大半だったと思いますが、もしそう予想していたら惜しいですね。ただし、新たな敵というのはセルになります。

 はっ?セル?まさか生き返ったの?そういうわけではありません。トランクスのタイムマシンを解析して、自分のサイズでも入れるタイムマシンを作り出しました。しかもワザと並行世界に行くような仕様にしてます。


 ここでこの作品の今後について?というか方針?みたいなものを少々語らせて頂きます。この作品は、五等分×ドラゴンボールのクロスオーバーだけでなく、ドラゴンボールのIFも同時に書いてます。バーダックなんかがいい例だと思います。もしもブウ編にバーダックもいたら?とか、そんな感じでただ原作に五等分キャラを追加するような展開ではなく、色々なキャラ(オリキャラは多分出ない。出るとしてもオリジナル率1割未満)を追加した上でストーリーを進行させる感じですね。

 ちなみに、私が今考えているものだと、五等分キャラも戦うかもしれませんよ…?(えっ…?)
 ちなみに、タイトルは悟飯が初めて超サイヤ人2に覚醒した時のBGMの名前から取ってきてます。曲名のみしか載せてないので、歌詞コードは記載してません。

悟飯とヒロインの結ばれ方、どれがいい?(第20話の前書き閲覧推奨)

  • 1:本編で誰と結ばれるか明確にする
  • 2:IFルートで1人ずつルートを作る
  • 3:まさかの3人と結ばれるハーレムエンド
  • 4:1と2の複合型
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