孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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 前回のあらすじ…。

 セルと戦った悟飯であったが、セルはパワーアップした後の強さを手に入れていた。そのため、一度は死にかけたが、師匠であるピッコロが仙豆を持ってきたことによって一命を取り留めた。

 そして、セルの元に駆けつけたベジータが悟飯を超える超サイヤ人2に変身し、セルを押しつつあったのだが、セルの発言から察するに、自爆以外で何か奥の手があるようだった……。



第29話 奥の手

 

超2ベジータ「自爆する気か?させねえぜ?」

 

セル「お前まで自爆のことまで知っているとは驚きだ…。だが残念だな。外れだ。私のフルパワーは、謂わば超サイヤ人のようなもので、少々身体に負担がかかる。その状態であの技を使ってしまうと、自分の身体が持たないのでな…」

 

超2ベジータ「…何を言っていやがる」

 

ベジータは勘づいたのか、少々焦り始めた。

 

セル「ベジータよ。お前が初めて地球に来た時、何故孫悟空に負けたか分かるか?」

 

超2ベジータ「今更何を言っていやがる…?」

 

セル「分からないとでもいうのか?だったら答え合わせといこうじゃないか」

 

超2ベジータ「チッ…!ファイナルフラッシュッッ!!!!」

 

 

ズォォオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!

 

 

セル「いきなり大技とは、相当焦っているみたいだな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「界王拳ッ!!!」

 

 

ギャウウウウッ!!!!

 

 

なんと、セルは界王拳を使い始めた。セルは悟空の細胞も含まれている。いつ頃の悟空の細胞を採取したのかは不明だが、スパイロボットを介して界王拳の存在は知られていたので、セルが界王拳を使えても何もおかしいことはなかった。

 

 

セル「波ぁあああああッッ!!!」

 

 

バチッッッ!!!!

 

 

超2ベジータ「なにッ!」

 

 

セルは即座にかめはめ波を放ち、ベジータのファイナルフラッシュに対抗し始めた。

 

 

セル「お前は私にこの技を使わせた時点でお前の勝ちだ。だが私はまだ死ぬわけにはいかん。この世界の戦士が育ち、私もまた自分を磨いて、スリルのある戦闘をする…。その為に幾つもの世界を転々としてきたのだ」

 

超2ベジータ「な、なんだと…!?ということは貴様、7年前のセルとは別個体なのか!?」

 

セル「流石はサイヤ人の王子だ。呑み込みが早いッッ!!!」ボォオオオオオオッ‼︎

 

 

ドッッ!!!

 

 

超2ベジータ「ぐっ…!!!」

 

 

セルは更に気を高め、ファイナルフラッシュを押し返そうとする。

 

 

超2ベジータ「2度も貴様に、負けていられるかぁあああッッ!!!」ボォオオオオオオッ‼︎

 

 

ドンッッッ!!!

 

 

セル「ぬおっ!?やるなベジータ!!」

 

 

だが、ベジータもまた気を高めてセルのかめはめ波を押し返す。

 

 

セル「2倍界王拳ッッ!!!」ギャウウッ‼︎

 

 

ググググッ…!!

 

 

超2ベジータ「なに…!?お、押され…!!」

 

 

セルが界王拳を2倍にしたことにより、更に状況が悪化していく。

 

 

 

ピッコロ「まずいッ!!アイツ、界王拳も使えるのかッ!?」

 

悟飯「このままじゃまずいッ!!僕も加勢しないとッ!!」

 

 

しかし、悟飯の加勢の前にセルがダメ押しをしてきた。

 

 

セル「3倍界王拳ッッ!!!!」ギャウウッ‼︎

 

 

ズォォオオオオオオオオオオッッ!!!!

 

 

かめはめ波とファイナルフラッシュの拮抗状態が解かれ、とうとうセルのかめはめ波が本格的に前進し、ベジータを襲う。

 

 

超2ベジータ「ぐぁあああああああああああああああッッ!!!!!!」

 

 

トランクス「パパぁああああああッッ!!!!!」

 

ピッコロ「ま、まずい…!!このままでは爆風でここら一帯が吹き飛ぶぞッ!?」

 

 

「「「「「!?ッッ」」」」」

 

 

ピッコロのその言葉に、皆が絶句してしまう。

 

 

ピッコロ「悟飯ッ!!俺と共に気のバリアを張れッ!!」

 

悟飯「はいッ!!はぁああああッ!!!」ボォオオオオオオッ‼︎

 

 

悟飯は再び超サイヤ人2に覚醒した。それを確認したピッコロは、悟飯とタイミングを合わせて気のバリアを生成した。

 

 

セル「…!!(私の読み通り、一度死にかけたことによって大幅にパワーアップしたようだな…!)」

 

 

 

 

ドグォオオオオオオオオオオオオンン!!!!!!

 

風太郎「お前ら、伏せろッッ!!!」

 

一花「きゃッ!!」

二乃「し、死ぬ死ぬ死ぬッッ!?」

三玖「わわっ…!?助けて…!!」

四葉「わーッッ!!」

五月「そ、孫くんなら私を守ってくれますよね!?」

 

超2悟飯「こんな時に何で五月さんと三玖さんは抱きついてくるのッ!!??」

 

 

 

あまりの大爆発の後、悟飯とピッコロはバリアを解除した。なんとかこの場にいる全員を助けることはできたが、ベジータの安否が不明だ。

 

 

悟飯「ベジータさぁぁぁぁん!!!」

 

トランクス「パパぁああ!!!」

 

 

 

 

砂埃の中、悟飯達の前に姿を現したのは、ベジータを掴んでいたセルだった。

 

セル「安心するがいい。ベジータは殺してはいない」

 

悟飯「そんな言葉が信用できるものか…!!」

 

セル「……私は、初めて完全体になった世界では、地球に残っていた戦士を殺した後、地球を破壊して宇宙を旅した。そこでも様々な戦士と戦ってきたが、どいつもこいつもイマイチだった……」

 

何故かセルが突然語り出した。真意は分からないが、悟飯は取り敢えず聞くことにした。

 

セル「戦士を倒しては星を破壊…。これを繰り返してあることに気付いたのだ。自分が最強であることはつまらないことであるとな。

そして私は思いついたのだ。トランクスが使っていたタイムマシンを参考にし、並行世界に行けるマシンを開発して、私を楽しませてくれる戦士がいる世界でひたすら戦いだけをすることをな……」

 

悟飯「何が言いたいんだ…?」

 

セル「お前達を殺すようなこともないし、星を破壊することもしない。私を楽しませる為に強くなってくれればいい。私もまた強くなり、またお前達の前に姿を現す。その時にまた戦ってくれ……」

 

悟飯「待て!!そんな言葉が信用できるとでも思っているのかッ!?」

 

セル「……そうだ、一つ忠告しておこう。この世界がどういう歴史を辿るのかは未だに不明ではあるが、ある怪物が地球に眠っているだろう」

 

悟飯「怪物…?」

 

ピッコロ「セルが、怪物呼ばわりするやつだと……?」

 

セルが怪物呼ばわりするほどに強い者がいるということに、悟飯とピッコロは驚きを隠せなかった。

 

セル「そいつの名前は『魔人ブウ』。幾つもの世界を巡って、私が初めて敗北し、私を死にかけまで追い詰めた怪物の名前だ」

 

悟飯「な、なに…!?」

 

セル「そいつにだけは気をつけろ。私を含めた全戦士がそいつに挑んでも、勝てる見込みはない……」

 

バシューン!!!

 

セルは意味深な言葉を言い残し、空を飛んでどこかに去ってしまった。

 

悟飯「……一体、どういうことだ…?」

 

ピッコロ「魔人ブウだと…?聞いたことがないぞ……」

 

ベジータ「……チッ」

 

セルが去った直後にベジータも意識を取り戻したようだ。

 

ベジータ「くそ…!くそ…!!」バシューン‼︎

 

トランクス「あっ!待ってよパパ!!」バシューン‼︎

 

ベジータとトランクスは嵐のように去っていった……。

 

 

 

 

しばらくの沈黙の後に……。

 

 

 

 

悟飯「……………なんて様なんだ…!!!ベジータさんの言う通りだった…!!ちゃんと修行しておけばこんなことには…!!」

 

 

その沈黙を解いたのは悟飯であった。

 

 

悟天「兄ちゃん……」

 

悟飯「くそ…!これじゃ誰も守れないじゃないか…!くそ…!!くそ…!!!」

 

三玖「ま、待ってよ!悟飯はちゃんと私達を守れてる!だから自分を責める必要はないんだよ!」

 

悟飯「今回はたまたま結果的に守れたかもしれないよ…。でも、今度セルが君達を殺しに来たらどうなる?今度こそみんなは殺される…!地球も滅茶苦茶にされる…!!」

 

三玖「ま、待って…!」

 

ピッコロ「…悟飯。修行してこなかったことは別に責めることではない。7年前のお前は、学者になる為、世界の平和を取り戻す為戦っていたんだ。そんなお前が平和が戻った世界で修行をしないことは何の罪にもならん」

 

悟飯「で、でも…!!」

 

ピッコロ「それに、お前は守れなかったものしか見ていないだろう?」

 

悟飯「…!!」

 

ピッコロ「確かに、お前は悟空を守ることはできなかったかもしれない。だが、最近サイヤ人が襲来したあの日のことを思い出してみろ。俺はデンデ経由でお前が何をしていたのか知っている」

 

悟飯「………」

 

サイヤ人が襲来した日といえば、林間学校2日目のことだろう。その日に誰を守ったのか……?

 

五月「………そうです。確かにあなたは守りましたよ。私を…」

 

一花「えっ…?五月ちゃんを…?」

 

五月「ええ。私はあの日、二乃と逸れてしまった後、謎の男二人組にどこかに連れて行かれそうになりました。逃げようとしましたが、それも敵わず、誰かに助けを求めようとした時に、彼がやってきてくれました……」

 

悟飯「……そういえば…」

 

一花「……そっか。だから…」

 

五月「ですから孫くん。何も守れなかったなんて言わないで下さい。あなたが守れた人も、中にはいるんですよ?私のように……」

 

悟飯「………五月さん…」

 

二乃「…わ、私も…、崖から落ちかけた時にコイツに助けてもらったわ…」

 

悟飯「二乃さん……」

 

風太郎「てかお前ら、そんなヤバい目に遭ってたのかよ…」

 

 

ピッコロ「………いい友人を持ったな、悟飯……」

 

悟飯「………はい」

 

ピッコロ「……俺は天界に戻る。セルが何かしてないか監視する。何かあった

らテレパシーで連絡する」

 

悟飯「はい…」

 

そう言うと、ピッコロは天界に向けて出発した。

 

風太郎「………そんじゃ、とんでもないハプニングがあったが、一旦戻るとするか」

 

一花「そうしますかー…。なんだか眠くなってきたし…」

 

二乃「そうね…。なんかどっと疲れがきたわ…」

 

三玖「私も……」

 

四葉「私はまだ大丈夫だよ!」

 

五月「お腹が空いてきました…」

 

風太郎「よし、取り敢えず帰るか」

 

悟飯「……あれ?」

 

風太郎「どうした悟飯?さっさと帰るぞ?」

 

悟飯「いや、あの…。みんなは僕のことについて何も聞かないの?」

 

風太郎「……まあ、気にならないと言えば嘘になるが、お前が今までそのことを隠していた理由はなんとなく分かるしな」

 

悟飯「そ、そう…?」

 

一花「そうそう。私だってちょっと変装しないと、『女優の中野一花だ!』って騒がれて大変なことになっちゃうからね。女優でもそうなんだから、セルゲームに参加していた超人ともなれば、スケールは変わるよねぇ…」

 

風太郎「まあその例えは的確だが、お前はそんな売れっ子女優じゃないだろ?」

 

一花「もーっ!また意地悪言う!」

 

二乃「そうよ。今更アンタが強かろうがなんだろうが、アンタはアンタでしょ?」

 

三玖「うん。寧ろ頼りになる要素が増えた」

 

四葉「ですね!孫さんが近くにいれば取り敢えず安心します!」

 

五月「私も…。孫くんが居てくれるだけで幸せですから……」

 

悟飯「あ、あはは……」

 

五月は相変わらず恥じらわずにアタックをしてくる模様。

 

 

一花「えっ…?」

 

二乃「はっ?」

 

三玖「…!?ッ」

 

四葉「なっ!?」

 

風太郎「お、お前…!自分が何言ったか分かってんのかッ!?」

 

五月「ええ。分かってますよ?」

 

一花「わあ…。五月ちゃんやるね〜…!悟飯君の家にお泊まりしている間に何かあった?」

 

 

悟飯「……!」ギクッ

五月「……!」ギクッ

 

 

一花「もしかして、本当に何かあった感じ?」

 

三玖「待って一花。五月が悟飯の家にお泊まりってどういうこと?」

 

五月「み、三玖!これには深い訳が…!!」

 

一花「知らないの?五月ちゃんは財布を忘れちゃって、路頭に迷っている所に悟飯君にお持ち帰りされたんだよ?そこでその日の夜は2人で……」

 

三玖「……はっ?」

 

三玖が普段使わないような口調で驚きの声をあげ、五月を睨み始める。

 

風太郎「……お前、あんな大変な時に何やってんだ……?学生の交際は不純なんじゃなかったのかなぁ…?そういう部分ではお前とは気が合うと思ってたんだけどなぁ??」

 

五月「ち、違います!!特に何もありませんでしたッ!!」

 

四葉「……実際のところどうだったんです?」

 

四葉は悟飯に対して同じ内容の質問をする。

 

悟飯「いや〜…。ただ勉強してただけで特にこれといっては………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟天「そういえば、次の日の朝はお母さんが喜んでたよ?」

 

悟飯「えっ?どういうことだ?」

 

しばらく沈黙していた悟天がここに来て口を開いた。

 

悟天「なんかね…。『五月さがとうとう悟飯ちゃんを襲ってくれただ!!オラの計画通りだ!』って」

 

ここにきてとんでもない爆弾を投下。

 

三玖「…おそった?襲った?襲ったって何?ねえ五月?襲ったって何?ねえ?ねえッ!!」

 

五月「ちょちょちょっ!!怖いですよ三玖ッ!!」

 

下手すると先程のセルよりも怖いかもしれない勢いで五月に質問する三玖。

 

風太郎「五月……。お前には失望したぞ…」

 

五月「う、上杉君ッ!?」

 

一花「いや、そこよりも悟飯君のお母さんが五月ちゃんを悟飯君とくっ付けようとしてない?」

 

四葉「どういうこと?」

 

一花「だって、『オラの計画通りだッ!!』って言ってたんでしょ?悟天君?」

 

悟天「うん」

 

悟飯「………計画?何のことだ…?」

 

悟天「あっ、そういえばね、お母さんが『五月さのカレーだけは絶対に食べちゃダメだ。そのカレーは特別だから』って言ってた」

 

悟飯「……どういうことだ悟天?」

 

悟天「うーん…。話を聞いたけど僕にはよく分からなかった」

 

悟飯「…………その話は後でお母さんにゆっくり聞くことにしよう…」

 

一花「ところでさ五月ちゃん。悟飯君を襲ったみたいだけどさ、具体的には何をしたの?お姉さんに教えてほしいな〜?」

 

五月「な、何もしてませんッ!!」

 

三玖「嘘。今の五月は嘘をついてる」

 

 

 

四葉「……孫さん、五月に何されたんですか?」

 

悟飯「いや、何をされたって…」

 

悟飯はその日のことを思い出し……。

 

 

悟飯「………」ボンッ‼︎

 

顔から湯気が出そうなくらいに赤面をした。

 

四葉「…!?四葉チェックの結果、孫さんは間違いなく五月に何かされてます!!それもかなり際どいやつを!!」

 

一花「ほほう?大変けしからんですなぁ…。やっぱりエッチなことかな?」

 

五月「しし、してませんッ!!」

 

三玖「嘘。五月も顔真っ赤。何をしたの?正直に話してくれたら、今なら切腹で許してあげる」

 

五月「死んじゃいますから!?」

 

 

そのような話題になり、悟飯の正体については何も触れられなくなった頃…。

 

 

「あら?悟飯君達、こんなところで何してるの?」

 

悟飯「……あっ」

 

 

悟飯達の前に現れたのは………

 

 

「やっほー!久しぶりね、悟飯君!悟天君は……久しぶりってほどでもないか」

 

悟天「こんにちはー!」

 

悟飯「ぶ、ブルマさん!?なんでここに!?」

 

あのカプセルコーポレーションの社長であり、ベジータの妻でトランクスの母親であるブルマだった。

 

ブルマ「ベジータとトランクスを追っかけてきたんだけど…。ここに来なかった?」

 

悟飯「はい。さっき帰っちゃいましたけど……」

 

ブルマ「あらら…。すれ違いになっちゃったかしら……」

 

二乃「……ねえ、ちょっと待って?この人、どこかで見たことある気がすんのよね〜……」

 

一花「あっ、私も」

 

ブルマ「それはそうよ。だって私、カプセルコーポレーションの社長だもん」

 

二乃「……えっ?カプセルコーポレーションって……、CCのこと?あそこの社長ですってッ!?」

 

一花「CCって世界でトップレベルの規模を誇る大企業だよね…?」

 

三玖「悟飯、凄い人と知り合いなんだ…」

 

四葉「……?なんだか分からないけど、凄い人なんですね!」

 

風太郎「……なるほどな。そこに就職するのも悪くないかもしれない…」

 

五月「上杉くん………」

 

 

ブルマ「ところで、悟飯君はこんなところで何してるのよ?」

 

悟飯「…実は、さっきまでセルと戦っていたもので……」

 

ブルマ「せ、セルですって!?あいつ死んだんじゃなかったのッ!?」

 

悟飯「それが…。並行世界から来たまた別の個体だったようで……」

 

ブルマ「だからベジータが何も言わずに飛び立ったわけね………」

 

 

風太郎「……あっ!!」

 

四葉「どうしました、上杉さん?」

 

風太郎「……ここ、どこなんだ…?」

 

 

「「「「「えっ…?」」」」」

 

 

風太郎が突然そんなことを言い出した。

 

 

ブルマ「ここ?ここは西の都から一番近い荒野よ?それがどうかしたの?」

 

風太郎「西の都だって……?」

 

一花「へーっ…。えっ?ということは…。海を渡ったってこと……?」

 

二乃「……私達、どうやって帰るのよ…?」

 

なんと、舞空術を使えない風太郎達は自分達の家に帰れないことが発覚した。

 

ブルマ「あら、だったら私の飛行機に乗ってく?これから仕事があるから、一旦私の家で待機してもらうことになっちゃうけど……」

 

悟飯「す、すみません…。そうさせてください……」

 

悟天「ねえブルマさん。このままトランクス君と遊んでもいいかな?」

 

ブルマ「いいわよ」

 

悟天「わーい!」

 

こうして、悟飯達は一旦ブルマ達の家に向かうことになった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎「スゲェ……。こんな形でよく飛べるな、この飛行機……」

 

ブルマ「これくらいで驚いてちゃこの先身が持たないわよ?この飛行機だってカプセルにしてしまうことができるし」

 

風太郎「ど、どういうことだ…?もし仮に小さくできたとしても、質量保存の法則があるから重さは……」

 

ブルマ「大丈夫よ。一般人でも問題なく持ち運べるわよ」

 

風太郎「おかしいッ!?物理法則を無視してやがるッ!?」

 

一花「まあまあフータロー君。今はそんな難しいことは考えないで楽しもうよ……」

 

ブルマ「そういえば聞き忘れていたけど、君達は悟飯君のお友達ってことでいいのかしら…?」

 

風太郎「えっ?はい。上杉風太郎です。悟飯にはよく世話になってます」

 

一花「はい。私は中野一花です。ここにいるフータロー君と悟飯君に家庭教師をやってもらってます」

 

ブルマ「えっ…!?同級生…で合ってるわよね?悟飯君は分かるけど、上杉君も家庭教師やってるの…?凄いわね…」

 

風太郎「一応学年1位ですので…」

 

ブルマ「うわっ!すっご!私なんて学生時代サボりまくってたから流石にトップは取ってなかったかなぁ…。トップ10には入ってたけど」

 

風太郎「サボりまくってトップ10だと…!?」

 

二乃「私は中野二乃です。まあコイツらに教えてもらってます」

 

三玖「中野三玖です」

 

四葉「私は中野四葉です!よろしくお願いします!」

 

五月「中野五月です。どうぞよろしくお願いします」

 

ブルマ「………ん?全員同じ苗字だけど、姉妹か何かなの?」

 

五月「私達、五つ子ですので……」

 

ブルマ「……………えっ?五つ子…?すっっごッ!?初めて見た…。でも確かに顔がそっくりだわ…。へぇ…!凄いわね」

 

ブルマでも五つ子の存在には驚く模様。

 

ちなみに、悟飯と悟天を除く6人は、ブルマの名前に対してツッコミたいところがあるが、自重している模様。

 

ブルマ「いや〜…!こんな美少女に囲まれるなんて、悟飯君達結構モテるタイプ?」

 

悟飯「いや、そんなことは……」

 

ブルマ「そういえば、前にチチさんが言ってたけど、なんか最近悟飯君にお嫁さん候補ができたらしいのよね」

 

 

三玖「!?ッ」

五月「!?ッ」

 

 

悟飯「え、ええ!?僕にッ!?」

 

ブルマ「なんでも、カレーに薬を入れて会話で悟飯君のことを意識させまくったら見事にアクション起こしてくれたとか……。あっ、やばっ…。つい口が滑っちゃった……。今のは聞かなかったことにしてくれる…?」

 

三玖「………五月…?」

 

五月「ヒッ…!!」

 

今の三玖の顔は余程怖いものだったらしく、五月が怯えるような声を上げた。

 

悟飯「………………お母さん……」

 

悟飯は心底呆れるように溜息を吐いてしまう。

これにて、あの日に何故五月が暴走したのか、その原因を突き止めることができた悟飯であった。

 

三玖「それで、その人に悟飯は何されたか聞いてますか?」

 

ブルマ「えーっと…。なんだったかしら…?そこまでは聞いてないわ…」

 

三玖「そ、そうですか……」

 

結局ブルマの飛行機の中では、五月が悟飯に何をしたのか論争で五つ子裁判が開廷された。しかし、2人とも口を滑らせることはなかったので、何をされたのかは分からずじまいであった。

 

ちなみに、何をされたのかはブルマからもしつこく聞かれたのは言うまでもない…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルマ「はい、ここが私の家よ!ゆっくりして行って頂戴!」

 

西の都に着いた。そこでは今日も当たり前のように車が宙を浮き、ただの人ではなく、動物のようにも見える人も普通に二足歩行で歩いている光景が広がる。

 

マヤリト王国に住んでいる悟飯達にとっては当たり前の光景なのだが…。

 

四葉「ど、動物が歩いてるッ!?」

 

一花「噂で聞いたことはあるけど、スッゴイ国だなぁ……」

 

風太郎「ほ、本当に同じ時代なのか…?いつの間にか未来に来ちまったりしてないよな…?」

 

こんな感じで、日本に住んでいる風太郎達は新しい世界を見るように興味深々である。

 

風太郎「み、見ろッ!?家が半球型だぞッ!?まるでかまくらみたいだなッ!?」

 

五月「……そんなに凄いんですか?」

 

三玖「……流石五月。一度悟飯の家に泊まっているから見慣れてるんだね…」

 

五月「ひぃぃ…!!そ、孫く〜ん!!」

 

悟飯「い、五月さん…!?」

 

五月は三玖を怖がって悟飯に抱きつく始末。

 

三玖「五月だけズルい。私も…!」

 

悟飯「三玖さんまで!?」

 

ブルマ「あはは!本当にモテモテじゃないの!中途半端にしてると、いつか背中刺されちゃうわよ?悟飯君?っとそうだった……。もう仕事しなきゃだから、また後でね!」

 

そう言ってブルマはオフィスに向かって行った。

 

二乃「にしても凄いわね〜…!流石大都会だわ!せっかくだし色々見て回りたいわね…!!ここにはどんな服が売ってるのかしら?」

 

五月「な、何か目新しい食べ物とかあるんでしょうか…?」

 

悟天「食べたいならここにもレストランがあるよ?僕か兄ちゃんが頼めば、多分無料で食べれるよ?」

 

五月「ほ、本当ですかッ!?なら今すぐ行きましょう!!朝ご飯食べてないのでお腹が空きましたッ!!」

 

一花「まあまあ五月ちゃん。食べ物は逃げないから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎「何言ってんだお前ら。今から期末試験に備えて勉強するに決まってるだろ?」

 

 

「「「「「あっ……」」」」」

 

悟飯「あっ…」

 

風太郎「悟飯…?お前まで何忘れてくれちゃってるの!?」

 

悟飯「いや、さっきまでセルと戦ってたから……」

 

風太郎「…………すまん」

 

悟飯「えっ…?えっ?」

 

一花「そうだぞー。今日は命懸けで戦ってくれたんだから、悟飯君を労らないと…」

 

二乃「でも、勉強道具なんて持ってきてないわよ?」

 

風太郎「……そういえばそうだったぁ…」

 

悟飯「あっ、じゃあ僕が取ってきてあげようか?僕なら多分10分もすれば戻って来れるよ?」

 

風太郎「おっ!助かるぜ!」

 

「「「「「えぇ……」」」」」

 

 

結局カードキーを悟飯に貸し出す形で悟飯が五つ子の勉強道具を取ってくることになった…。

 

ちなみに、風太郎のは今回に限っては悟飯のを貸し出すという形で落ち着いている。

 

 

 

 

少しすると悟飯も戻ってきて朝食を取り始めた。CCのレストランの人は、トランクスやベジータという存在を知っているからだろうか、悟飯と悟天の食いっぷりに動じることは特になかった。

 

風太郎「わーっ!!これ全部無料でいいのかッ!?タッパーに入れて持ち帰りたいッ!!」

 

五月「デジャヴですかこれ…?」

 

風太郎がいつもよりもかなりうるさかった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランクス「勉強に集中できる場所?それなら丁度いい空き部屋があるからそこ使えば?」

 

ということで、机とフッカフカな椅子が用意されている部屋で勉強することになった。

 

しかし、勉強が始まる前に…。

 

四葉「この度はご迷惑をお掛けしました…。全ては私の不徳の致すところでして…」

 

風太郎「何やってんだ四葉?早く勉強始めるぞ?」

 

四葉「で、でも!」

 

一花「もう!いつまでそんなこと気にしてるの?」

 

風太郎「そうだ。そんなに申し訳ないと思うなら、試験の結果でお詫びをしてくれ」

 

四葉「………はい…!」

 

こうして、久しぶりに7人で勉強をすることができるのであった……。

 

ちなみに、四葉の部活の件だが、テスト期間中は不参加、テスト後に駅伝までは助っ人をするということで話は纏まったようだ。

 

 

 

一花「取り敢えず問題集は全員終わらせてるみたいだけど、私達ってちゃんとレベルアップしているのかな…?」

 

風太郎「元が村人レベルだからな…。今はようやくザコを倒せるようになったくらいか……」

 

五月「それで期末試験を倒せるのでしょうか…?」

 

風太郎「……幸いなことに、この前の宇宙人騒動があっただろ?あれのお陰で試験が数日延長された…。この機会にやり込むしかない……」

 

宇宙人騒動とは、世界中にサイヤ人達が来襲し、バーダックと悟飯が戦ったあの日のことである。

 

幸いなことに、Z戦士の暗躍によって、大した被害は出ずに済んだが…。

 

 

風太郎「それに、秘策がある」

 

三玖「秘策…?」

 

風太郎「ああ、カンニングペーパーだ!」

 

風太郎はそう言うと、ポケットから綺麗に丸められた紙を取り出した。

 

悟飯「か、カンニングって、上杉くん!?」

 

五月「あ、あなたはそんなことはしないって思ってたのに……」

 

四葉「そんなことして点数取っても意味ないですよぉ」

 

風太郎「だったらもっと勉強するんだなッ!!こんなもの使わなくてもいいようにこの土日は徹底的に叩き込むからなッ!!覚悟しろッ!!」

 

風太郎のその言葉を合図に、五人は椅子に座って筆記用具を取り出し、勉強を始める準備をすぐに整えた。

 

思い返せば、最初は衝突が多かった。というより、勉強に参加してくれたのは五月と四葉くらいであった。

 

だが今はどうだろう?1番手強かった二乃も、今では笑顔で勉強会に参加している。

 

 

 

『全部間違えてました!』

 

『頭いいって言ってたけど、こんなもんなんだ』

 

『なんでお節介焼いてくれるの?』

 

『あなたからは絶対に教わりませんッ!!』

 

『あんたなんて来なければ良かったのにッ!!』

 

 

 

風太郎は過去にそんな言葉を投げかけられたなぁ…。と、今の光景と見比べながら、感情に浸っていた。

 

悟飯「……良かったね、上杉くん…」

 

風太郎「他人事みたいに言いやがって…」

 

 

 

しかし、その日の授業中、悟飯だけはただ一人笑顔ではなかった……。一体、どうしたというのだ…?

 





 セルの界王拳について。

 原作でセルが界王拳を使わなかった考察的なのもの?をまず載せます。セルの思想的に、界王拳を使うと自身が最強だという証明ができなくなります。(無理矢理戦闘力を上げる技だから)

 しかし、このセルは原作のセルとは少々違います。このセルは1度圧倒的な敗北を経験しています。その為、界王拳を使うことに少し抵抗がなくなったという感じです。
 まあセルの界王拳はどちらかというとスーパー界王拳って言った方がいいのかもしれない…?

 ゲロが悟空達のデータはナメック星に行く以前のデータまでなら採取しているとのことで、界王拳を使うことも可能だろうと勝手に推測して今回はセルが界王拳を使用しましたが、セルが界王拳を使うことは滅多にないです。本当に奥の手のようなものです。悟空とベジータで言うなら、フュージョンやポタラ合体みたいな感じ。

 まあメタな話をすると、鳥山大先生が界王拳の存在を忘れてた可能性が…((殴

 そういえば、風太郎たちが西の都にくる話を書いてほしい的なこと言われてた気がしますが、恐らく今回限りではないと思います。今回は期末テスト直前だから観光してる余裕はないのです()


 あと、DBのあの国名はよく分かりませんが、どこかの二次創作でマヤリト大陸だとかそんな名前を目にしたので、マヤリト王国という名前にしてます。もしかしたら国名とかあるのかな?ググっても出てこなかったので、もし誰か知ってる人がいたら教えてクレメンス。

 なんか手抜きって言われそうだけど許してください…。(特にピッコロに対する反応とか、セル戦の決着とか…)

悟飯とヒロインの結ばれ方、どれがいい?(第20話の前書き閲覧推奨)

  • 1:本編で誰と結ばれるか明確にする
  • 2:IFルートで1人ずつルートを作る
  • 3:まさかの3人と結ばれるハーレムエンド
  • 4:1と2の複合型
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