孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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⚠︎注意⚠︎

『クロスオーバーが苦手な人』
『台本形式が苦手な人』
『細かいことが少しでも気になる人』
『原作のカップリングが崩されるのが嫌な人(特に飯ビー)』
上記に当てはまる場合はブラウザバックを『強く』推奨します。

細かいことというのは、この作品で言うと…。

「なんでこの子が悟飯のヒロインになってるんだ」

とか…

「ドラゴンボールの世界観と五等分の花嫁の世界観違すぎでしょ。ないわ」

「風太郎と五つ子の組み合わせじゃなきゃ嫌だ」

とかとか…。

このようなことを指します。

なので上記の例も含めて気になって気分を害す可能性があるようでしたらブラウザバックして下さいね。

批判自体は別に悪いことではありませんけど、注意書きを読まずに批判するのはダメです。ちゃんと注意書きは読んでください。

通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメっすよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。

注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。



第4話 誤解とは恐ろしいもの

三玖さんの説得に成功した僕は、勉強をする為に図書室に入った。

 

すると、そこには上杉くんと…。

 

悟飯「うわッ!?どれだけ読むつもりなの!?」

 

凄い大量の本が…。しかも全部戦国時代のものだ…。

 

風太郎「なんとしても三玖を説得してみせる…!あのまま引き下がるわけには行かん…!!」

 

もしかして、さっき説得するの失敗しちゃったのかな…?既に僕が説得したから、それを伝えてもいいんだけど、みんなが僕にだけ心を開いても意味がない。上杉君に対しても心を開いてもらう必要があるし、僕だけじゃなくて上杉君も真剣だということを理解してもらわないとね。

 

悟飯「うん。頑張ってね?」

 

風太郎「おう!ようやく三玖を授業に引き込める手立てを見つけたんだ!諦めるわけには行かない!」

 

面倒見の良さという観点で見れば、僕よりも上杉くんの方が向いてるんじゃないかな…?だって三玖さんに授業に興味を持ってもらう為だけにこんなに戦国時代についての知識を得ようとしているわけだ。

 

それを踏まえると、僕よりも上杉くんの方が家庭教師に向いてるような…。

 

まあ、家庭教師はあくまで2人だ。2人で頑張っていこう。

 

 

 

翌日…。

 

放課後、上杉くんは『決闘』をしに行った。

ファイト!上杉くん!

 

 

※原作と全く同じ展開になる場合は誠に勝手ながらカットさせて頂きます。ご了承くださいませ…。

 

 

ちなみに今日は家庭教師の日ではない。だけど、五月さんに教えてほしいところがあるとのことで、今は五月さんと図書室にいる。

 

五月「上杉くんと一緒じゃないとは珍しいですね」

 

悟飯「あー…。確かにそうかも…。家庭教師がない日は基本的に上杉くんと勉強してるからね」

 

五月「何故一緒に勉強してるんです?それも上杉くんと…」

 

悟飯「単純に学力が一番近いからかな…?あっ、でもそれは友達になったきっかけだし…」

 

悟飯「分からないことを自分で考えるより、他の人と一緒に考えると早く解決することもあるからかな?」

 

五月「そういうことではありません。彼は無神経で失礼な人です。何故わざわざ上杉くんなんですか?」

 

悟飯「あはは…。確かに上杉くんは思ったことをすぐに口に出すタイプかもしれないけど、上杉くんは優しいよ?」

 

五月「それはどうでしょうか…」

 

悟飯「最近の上杉くんは常に5人のことを考えてるよ?この問題は授業に使えそうとか、こう説明すれば分かりやすそうだとか…」

 

五月「上杉くんが…?」

 

悟飯「うん。だから上杉くんのことは許してほしいかな…。いつまでも険悪な関係でいるよりも、僕としては仲良くしてほしいからね」

 

五月「……上杉くんがあの時のことを謝ってくれたら考えます」

 

悟飯「……ありがとう」

 

五月「ま、まだ許すとは言ってませんよ!」

 

と言いつつ多分許してくれる。上杉くんも謝ろうとしていたし、そのタイミングを失っちゃった感じだから、無理矢理にでもそのタイミングを作りたかった。

 

あとは上杉くんにそれとなく謝るように促せばいいだろう。上杉くんも本当は謝りたいだろうしね…。

 

グゥゥゥ

五月「お、お腹が空いちゃいました…///」

 

悟飯「あはは…。これ食べる?」

 

五月「それは…肉まん!?いいんですか!?」

 

悟飯「うん。僕はお腹減ってないから」

 

五月「ありがとうございます♪」

 

五月さんは嬉しそうに肉まんを受け取った。しかし、肉まんを口に運ぶ前にこう語り始める…。

 

五月「…私、実は気にしてるんです…」

 

悟飯「ん?なんのこと?」

 

五月「その…。私、食べすぎなんじゃないかと……」

 

悟飯「……?そうかな…?」

 

五月「ですから、そのことを指摘されてしまって怒ってしまったのかもしれません……」

 

悟飯「ま、まあ…。突然太るぞなんて言われちゃったら仕方ないと思うよ?」

 

というか、悟天が『お母さんちょっと太った?』って言った時は本当に大変だったからなぁ……。女の人は体型を気にするのかもしれない…。

 

五月「……孫くんは、どう思います?」

 

悟飯「えっ?僕?うーん……」

 

五月「……」

 

五月さんはどうやら真剣に質問をしているらしい。ならばこちらも真剣に回答するべきだろう。

 

悟飯「別に食べ過ぎちゃったとしても、運動とかの身体を動かす行為をするか、勉強とかの頭を使う行為をする分には問題ないんじゃないかな?」

 

悟飯「それに、高校生は成長期って言われる時期の人が多いわけだし、多少は大丈夫だと思うよ?特に五月さんはこうしていつも勉強してるわけだし…」

 

五月「そ、そうなんでしょうか…?」

 

悟飯「うん。あっ、でも夜食や食べてすぐ寝るとかそういうのは避けた方がいいって聞いたことはあるね。だからそれさえ気をつければいいんじゃないかな?」

 

五月「そ、そうですよね!ちょっとくらいは大丈夫ですよね!頭のモヤモヤがスッキリしました!ありがとうございます!!」

 

悟飯「どういたしまして」

 

やっぱり女の子は体型を気にするものなのかな…?

 

悟飯「…あっ、飲み物切れちゃった…。ちょっと買ってくるね」

 

五月「分かりました〜♪」

 

あ、あれ?肉まんの他にメロンパンも持ってる…?ま、まあ僕も沢山食べる方だからあまり人のことは言えないから…まあいいか…。

 

っと、図書室を出たところで上杉くんと合流した。

 

風太郎「おう悟飯。調子はどうだ?」

 

悟飯「うん。特に問題はないよ?ところで……どうだった…?」

 

風太郎「……」ニヤリ

 

この表情は…。間違いない。少なくとも悪い結果ではないことだけは分かる。

 

風太郎「手応えはあった。早速明日から来てくれるかどうかは分からないけどな……」

 

悟飯「それは良かった…」

 

風太郎「あっ、そうだ。五月はいるか?」

 

悟飯「五月さん?今図書室にいるよ?」

 

風太郎「そうか…。色々あって謝るタイミングを逃しちまったからな…。今がチャンスだな…」

 

悟飯「…そうだね。できればみんな仲がいい方がいいもんね」

 

風太郎「だな…。じゃあ行ってくる!」

 

悟飯「うん!」

 

 

…わざわざ言う必要なんてなかったね。

 

 

〜風太郎side〜

 

風太郎「よ、よう五月!奇遇だな!」

 

五月「なんだ、上杉くんですか。何の用ですか?」

 

な、なんだよその反応は…。っていかんいかん!俺は五月に謝りに来たんだ!余計なことは考えるな!

 

風太郎「いや、あのな…。今更になっちまって本当に申し訳ないんだが…。この前は流石に言いすぎた…。すまん……」

 

五月「………」

 

やっべぇ…!やっぱり許してくれないのかッ!?

 

五月「……わざわざそれを言うためだけにここに来たんですか…?」

 

風太郎「そ、そうだ…」

 

五月「………」

 

えっ?これはどっちなんだ?怒ってるのか…?いや、そうは見えん…。でも、許してるようにも……。

 

どっちなんだ!?

 

五月「…私も少々ムキになってしまったところはありますからお互い様です。ですが、これからは言動には気をつけるべきです!」

 

風太郎「ああ…。善処する…」

 

…………これは、どうなんだ…?

 

 

 

〜再び悟飯side〜

 

風太郎「……となったんだが、どう思う?」

 

悟飯「うーん…。その調子なら大丈夫じゃないかな?」

 

風太郎「そ、そうか?」

 

悟飯「うん。五月さんも言いすぎたかなってちょっと気にしてたみたいだしね。これからは少し考えてから発言した方がいいかもしれないね」

 

風太郎「そうだな…。また変なことを言って五月を怒らせちまったらたまったもんじゃないからな……」

 

これで上杉くんに心を開いてくれたであろう人は、五月さん、三玖さん、そして四葉さんだ。

 

あとは一花さんと二乃さんだけど…。

 

一花さんはなんだかんだでやんわりと断られそうだし…。

 

二乃さんは……どうしよう…。いい策が思いつかない…。

 

でも、姉妹のうちの3人が僕達の授業を受けてる様子を見て、受けてみようかなって気持ちになるかもしれないし…。変に行動して嫌われてしまうよりは様子見をした方が的策かもしれない…。

 

 

翌日…。

 

風太郎「だから何度言ったら分かるんだ…。ライスはLじゃなくてRから始まるんだッ!!お前はシラミを食うつもりかッ!?」

 

四葉「あわわわッ!?」

 

五月「また間違えたんですか四葉?」

 

悟飯「……五月さんも間違えてるけどね…」

 

五月「…………///」

 

あっ、なんかやっちゃったかも……。

 

風太郎「……?四葉、何で叱られてるのにニコニコしてるんだ…?」

 

四葉「えへへ…。家庭教師の日でもないのに、上杉さんが……、お二人が宿題を見てくれるのが嬉しくて……」

 

風太郎「残りの3人もお前みたいに物分かりが良ければいいんだけどなぁ…」

 

四葉「声はかけたんですけどね…」

 

五月「また上杉くんが何か失礼なことを言ったんじゃないんですか?」

 

風太郎「失敬なッ!言ってない!!……多分…」

 

四葉「あっ、どうやら残り3人じゃなくて2人みたいですよ?」

 

風太郎「えっ?」

 

あっ、あの子は………。

 

四葉「ね?三玖?」

 

風太郎「三玖…!来てくれたのか!」

 

三玖「……」スタスタ…

 

風太郎「…?」

 

三玖さんは上杉くんの横を通り過ぎると、何かの本を取り出す。でも読むわけでもなく、持ち出すわけでもなく、あるページを開いて、少ししたらすぐに本を閉じた…。

 

三玖「……フータローのせいで考えちゃった。私にもできるんじゃないかって…」

 

三玖「それに、悟飯のせいで考えちゃった。悟飯なら私をできるようにしてくれるんじゃないかって……」

 

三玖「だから、責任、取ってよね?」

 

風太郎「任せろ」

悟飯「勿論!」

 

四葉「………」

 

五月「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四葉「まさか、この前隠してた三玖の好きな人は、この2人…!?三玖って意外と肉食系…!?」

 

三玖「いや、流石にそれはないかな…」

 

五月「流石に2人同時はないと思います。不埒ですよ四葉」

 

四葉「じゃあどっちが好きなの?」

 

三玖「そ、それは……教えない」

 

四葉「否定しないということは、上杉さんか孫さんのどちらか…」

 

五月「えっ?そうなんですか三玖…!?」

 

三玖「し、知らない…!」

 

 

 

悟飯「何の話をしてるのかな?」

 

風太郎「さあ……」

 

 

 

 

 

翌日の家庭教師の日…。

 

風太郎「ど、どういうことだ!?扉が開かないだと!?お前まで俺の邪魔をするというのか……」

 

風太郎「あそこにカメラ…。そういうことか!あ、あのー!30階の中野さんの家庭教師をしてる上杉と申します!そこの扉壊れてますよ?」

 

「なにしてるの?フータロー?」

 

風太郎「あっ!み、三玖!」

 

三玖「もしかして、オートロックを知らないの…?」

 

風太郎「い、いや!知ってるし!」

 

(ちくしょう…。スタートの時点で躓いてしまった……)

 

三玖「何してるのフータロー?家庭教師、するんでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

悟飯「えーっと…。確か部屋番号をここに入力すればいいんだよな…?…あれ?部屋番号っていくつだっけ……?」

 

電話でしか部屋番号を聞いてなかったため、オートロックのシステムを知っていてもマンション内に立ち入ることができない悟飯であった…。

 

悟飯「…何で部屋番号をメモしなかったんだろう。というかどうやって入ればいいんだこれ…?」

 

五月「おや?そこで何してるんです?」

 

悟飯「あ!五月さん!いいところに!いや、五月さんの部屋番号を控えるのを忘れちゃって…」

 

五月「しっかりして下さいよ…」

 

良かった…。五月さんがいなかったら、舞空術を使って屋上まで上がってから入るところだった……。

 

 

四葉「あっ、おはようございまーす!」

 

風太郎「遅かったな」

 

おっ、今日は一花さんもいる…。これであとは最難関の二乃さんだけになったわけだ…。二乃さんは本当にどうすれば授業を受けてくれるんだろう…。

 

四葉「私は準備万端ですよー!」

 

一花「私もまあ見てよっかな」

 

あ、あ〜…。まだ授業に参加するわけじゃないのね…。

 

風太郎「まあ、いてくれるだけでもまだマシさ」

 

二乃「あ、まーた懲りずに来たのー?この前みたいに寝ちゃわなきゃいいけど?」

 

風太郎「……」イラッ

 

ちょ、ちょっと落ち着いてー!?

 

風太郎「てめぇが薬を……、ゴホンッ」

 

よし!頑張った!!

 

風太郎「どうだい二乃!お前も一緒に…「死んでもお断りよ」……」

 

風太郎「なら今日は俺らだけでやるか!」

 

二乃「そうだ四葉。バスケ部の知り合いが大会の臨時メンバーを探してるみたいだけど、あんた運動ができるし、今から行ってあげたら?」

 

四葉「い、今から!?でも…」

 

二乃「なんでも5人しかいなかったみたいで、そのうちの1人が骨折しちゃったんだって。このままだと大会に出れないってさ。頑張って練習してきただろうに、可哀想に……」

 

風太郎「そうなのやるわけないだろ」

 

四葉「すみません!困ってる人を放っておけません!!失礼します!!」

 

悟飯「ええ!?」

 

風太郎「嘘だろ…」

 

三玖「あの子、断れない性格だから」

 

二乃「そういえば、一花も2時からバイトって言ってなかったっけ?」

 

一花「あっ!忘れてた…!」

 

風太郎「お、おい…!」

 

悟飯「バイト入れちゃったならしょうがないかな…?」

 

二乃「五月、こんなうるさいところよりも図書室に行った方がいいんじゃない?」

 

五月「ハムハム……。うーん!孫くんのお母様に一度でもいいから会ってみたいです!この唐揚げ美味しいです!」

 

悟飯「それは良かったよ」

 

二乃(餌付けされてるぅぅッ!?)

 

※餌付け関係なく当作品の五月は残りますけどね。

 

二乃(食べ物が絡むと五月の鋼の意思はどうにもできないわ…。五月は仕方ないとして……)

 

風太郎「………よ、よーしお前ら、授業を始めるぞ〜!」

 

三玖「現実を見ようよフータロー」

 

まさかここまでしてくるとは…。二乃さんはどうしてここまで妨害をしてくるのだろうか…?

 

二乃「あれ?三玖、まだいたの?あんたが間違えて飲んだアタシのジュース買ってきなさいよ」

 

三玖「それならもう買ってきた」

 

二乃「えっ?ってなにこれ…?」

 

二乃さんも抹茶ソーダ好きなのかな…?

 

三玖「そんなことより授業を始めよう」

 

風太郎「仕方ない、切り替えるか…」

 

二乃「ちょっと待って、あんたらいつからそんなに仲良くなったのよ?え?え?まさかこういう冴えない顔がタイプなわけ?」

 

風太郎「今こいつ酷いこと言わなかった?」

 

五月「上杉くんも以前私に酷いこと言ったじゃないですか」

 

風太郎「その件は昨日許してくれたはずだろッ!?」

 

三玖「二乃は面食いだから」

 

風太郎「お前も中々に酷いこと言うな…」

 

二乃「はあ?面食いで何が悪いのよ?イケメンに越したことはないでしょ?なーるほど、外見を気にしないからそんなダサい服を着れるんだ」

 

あ、あれ?なんか喧嘩になりそうじゃない…?大丈夫…?

 

三玖「その尖った爪がオシャレなの?」

 

二乃「あんたには分かんないかなー」

 

三玖「分かりたくもない」

 

悟飯「ま、まあまあ!2人とも落ち着いて…」

 

五月「この2人はよく喧嘩をするんですよ。放っておけばそのうち収まりますよ」

 

二乃「子供の喧嘩みたいに言わないでちょうだい」

三玖「五月は黙ってて」

 

お、おぉ…。中々に怖い顔をするね…。

 

五月「なんで私にだけ当たりが強いんですかー!?」

 

風太郎「おいお前ら、姉妹なんだから仲良くしろよ。外見やら中身やら、今はそんなのどうでもいいだろ」

 

三玖「…そうだね。もう邪魔しないで」

 

ようやく授業を始められそうだ…。

 

二乃「君達、お昼は食べてきた?」

 

悟飯「僕は食べてきたよ」

 

風太郎「俺は……」グゥゥゥ

 

二乃「ふーん。じゃあ三玖の言う通り中身で勝負しようじゃないの。どちらがより家庭的かでね。アタシが勝ったら今日は勉強なし」

 

風太郎「そ、そんなのやるわけ…」

 

三玖「フータロー、悟飯、すぐ終わらせるから座ってて」

 

風太郎「お前が座ってろッ!?」

 

悟飯「上杉くん、ここはひとまず様子を見ようよ」

 

五月「そうです!静かに待てば美味しいものが…!!」

 

二乃「えっ?五月にはあげないわよ?あんた基本的に何でも美味しいって言うから審査の意味ないし」

 

三玖「というか、五月は大人しく勉強してて」

 

風太郎「いや、お前が勉強しろ!?」

 

五月「うわーん!どうして私への当たりが強いんですか〜!!」

 

二乃「というか、少しくらい食事の量を制限しなさい。太るわよ?」

 

風太郎「あっ、おい、それは…」

 

三玖「さっき唐揚げも食べたんだから、流石に自制するべき」

 

五月「」

 

スタスタ…バタン

 

悟飯「五月さん!?」

 

五月さんが部屋に戻ってしまった…。

 

風太郎「……姉妹にも心配されてるのかよ…」

 

悟飯「いや、そこじゃなくて授業に参加してくれる人が一人になっちゃったんだけど……」

 

風太郎「……嘘だろ…」

 

五月さんは後で呼び戻すとして、取り敢えず二人の勝負の行方を見届けるか…。

 

 

数分後…

 

二乃「じゃーん!旬の野菜と生ハムのダッチベイビー!」

 

悟飯「だ、ダチ…?ベビー?」

 

二乃「えっ?あんたダッチベイビー知らないの?簡潔に言うとパンケーキよ」

 

悟飯「初めて知った……」

 

風太郎(俺も初めて知ったわ…)

 

三玖「お、オムライス…」

 

あ、あ〜…。三玖さんのオムライスは失敗しちゃったのかな…?まあ、人間なら失敗することはあり得るから仕方ないね…。

 

三玖「や、やっぱ自分で食べる…」

 

二乃「えー?折角作ったんだし食べてもらいなよー?」

 

風太郎「……三玖が料理苦手なの知っててあの勝負を持ち出したんじゃ…?」

 

悟飯「……あり得るね…」

 

見た目だけで見たら圧倒的に二乃さんのダチ?ベビー?だっけ?こっちの方が美味しそうだけど、食べてみないと分からない。

 

悟飯「いただきます」

風太郎「いただきます」

 

三玖「あっ……」

 

まずは、二乃さんの方から…。

 

悟飯「…!お、美味しい…!」

 

二乃「でしょー?」

 

この料理を僕と同い年の子が作ってるなんて…。

じゃあ、次は三玖さんの方を…。

 

……確かに二乃さんの方が美味しいけど、三玖さんのオムライスも見た目のような味ではなく、しっかりとオムライスの味に仕上がってはいる。普通に食べられるくらいには美味しい。

 

でも、どっちの方が美味しいと言えばそれは……。

 

風太郎「うん、どっちも普通に美味い」

 

悟飯「えっ?」

 

二乃「はっ?」

 

三玖「…!」

 

二乃「はぁ!?そんなわけ…!?」

 

三玖「……ふふっ…」

 

三玖さん、凄く嬉しそうな顔をしてる…。

 

二乃「何それ、つまんない!」

 

悟飯「えっ?」

 

二乃さんは部屋に戻って行ってしまった…。

 

悟飯「というか、僕まだ何も感想言ってないんだけど……」

 

三玖「ご、悟飯はどうだった?」

 

悟飯「うーん…。正直に言うと二乃さんの方が美味しかったかな…」

 

三玖「……」ショボン

 

悟飯「でも、三玖さんのオムライスも美味しかったよ?」

 

三玖「…!」パァァ

 

これは僕の正直な感想だ。何一つ偽りのない正直な評価だ。

 

風太郎「あー…。遅くなっちまったな。今日は出直すとするわ…。まんまと二乃の策にハマっちまったわけだ…」

 

三玖「ごめん…」

 

風太郎「あいつと分かり合える日が来るとは思えん。というか、愛想がいい悟飯でも無理なんじゃないか…?」

 

悟飯「僕もそう思い始めてる…」

 

三玖「ううん。ちゃんと誠実に向き合えば分かってくれるよ」

 

風太郎「誠実にってどうすれば……」

 

三玖「私に言われても分からない。それを考えるのが、家庭教師の仕事でしょ?」

 

悟飯「……確かにそうだね。二乃さんも根っからの悪い人ではないはずだし、きっと分かってくれるよね…」

 

三玖「うん、そのいきだよ」

 

風太郎「誠実に向き合う……ねぇ……」

 

 

 

あっ、五月さんを呼び戻してなかった…。でも今日は遅いし帰らないと…。

 

ってあれ?あー!!お財布忘れちゃったよ…。

 

風太郎「ん?どうした?」

 

悟飯「財布を忘れちゃった…」

 

風太郎「大惨事じゃねえか…!早く取りに戻れよ!」

 

悟飯「そ、そうだね…!」

 

しかし、マンションのロビーへと繋がる扉は閉じてしまった。しかもこの扉はオートロック式なわけで…。

 

風太郎「……オートロックって面倒だな…」

 

悟飯「うん……」

 

風太郎「そういや、今日はもうらいはが夕食作っちまってるだろうから、先に帰るわ」

 

悟飯「うん、分かった!」

 

さて、部屋番号を入力っと…。

 

『忘れ物?シャワー浴びてるから勝手に取っていいよ』

 

悟飯「いや、それは流石にまずいんじゃ…」

 

とはいえ、三玖さん本人がいいって言ってるんだし、行くか…。速やかに忘れ物を回収して帰ろう。

 

……と忘れ物を取りに戻ったのはいいものの…。

 

「……」ブォオオオオオ

 

……タオル1枚で髪を乾かしている人がいるんだけど…。あれ、三玖さんじゃ…?

 

悟飯「み、三玖さん!?もう上がったの!?」

 

「……」ブォオオオオオ

 

ドライヤーを動かしているせいなのか、聞こえてないらしい…。

 

って待てよ?この気は三玖さんのものとは微妙に違うぞ…?こ、この気は…!?

 

「誰?三玖?」

 

悟飯「……!」ピクッ

 

「お風呂に入ってるんじゃなかったっけ?空いてるけど」

 

蝶々型の髪飾りをつけてるということは、やっぱり二乃さんだ〜ッ!?!?

 

二乃「いつもの棚にコンタクトが入ってるから取ってくんない?」

 

ど、どうしよう…。ここは正直に悟飯ですって言った方が……………………。

 

だめだ。それは絶対にダメな気がする。

 

ちょっと申し訳ないけど、財布を回収…って財布どこ…?

 

二乃「お昼にしたことまだ怒ってるの?」

 

というか、二乃さんって目が悪いんだ…。そのお陰で騒ぎになってないから助かるけど…。

 

二乃「あれは勢いで……悪いとは思ってるわよ」

 

……やっぱり二乃さんは根は優しいんだな…。

というか、コンタクトが入った棚ってどれのこと…?

 

二乃「何してんの?そこじゃないって」

 

ちょっと待って。声が突然大きくなったような…。いや、これ近付いてきてるッ!?

 

二乃「場所変えてないわよ?」

 

な、何か背中に柔らかいものが当たっている気がするけど、これってなんだ…?いや、考えればすぐに分かるでしょこれ!?

 

悟飯「………」スタタタタ…

 

二乃「……やっぱり怒ってんじゃん」

 

取り敢えず後で三玖さんに謝ろう…。

 

二乃「全部アイツらのせいだ…!パパに命令されたからって好き勝手にうちに入ってきて…!!」

 

二乃「私達5人の家にアイツらの入る余地なんてないんだから…」

 

……そうか…。二乃さんは家族思いなんだね…。それで突然家に来るようになった上杉くんと僕を嫌がっていたのか…。

 

二乃「決めた!上杉と孫は今後出入り禁止ッ!!」

 

ごめん…、出るのだけは許して…!

 

ドンッ!

 

二乃「痛た!」

 

あっ…!ぶつかった衝撃で棚の中の本が落ちてきそうだ…!しかもかなり分厚い本で、落ちたら間違いなく二乃さんのアタマに直撃する…!

 

 

シュン‼︎

 

二乃「痛いわね〜…!次から気をつけないと…」

 

悟飯「せ、セーフ…」

 

一般人には見えないくらいの速さで素早く落ちてくる本を回収して棚に戻した。あとは財布を回収するだけだ。

 

五月「あれ?孫くん?何故まだいるんです?」

 

悟飯「………あっ」

 

二乃さんに見つからずに助けることに集中してたせいで五月さんの接近に気付けなかった…!?

 

二乃「えっ?孫って……えっ??じゃ、じゃあさっきのって…!!!!」

 

あっ、これはまずい…。

 

五月「ま、まさか!二乃の風呂上がりを狙って待機していたんですか!?そんなことやる人だとは思っていませんでしたッ!!」

 

悟飯「ち、違うって!!ただ、僕は忘れ物を取りにきただけで!」

 

二乃「と、撮るッ!?ふ、不法侵入よ不法侵入〜ッ!!!!」

 

悟飯「なんでそこだけ切り取るのッ!?」

 

お父さん、お母さん、ごめんなさい。僕、警察に捕まるかもしれません…。

 




今回もちょっといじってみました。展開が原作と全く同じだとつまらないですし、悟飯の場合は風太郎とは微妙に違う行動を取るだろうなということで少々いじってます。

pixivの方で四葉以外の四人を悟飯のヒロインにしてもいいかと聞いたところ、いいという人やどちらでもいいと言う人の方が多いのですが、流石にやり過ぎたと答える方も一定数おります。私自身も流石にやり過ぎなのではないかと懸念したので聞いたわけですが…。

ということで、流石に4人も悟飯のヒロインにはしない方針にしました。ただ今の予定で行くと、悟飯が3人、風太郎が2人になるかな…?あくまでも今の予定ですけれども。


追記

アンケートを新設させて頂きました。内容は『この作品を台本形式から普通の形式に変えてもいいか?』です。
私もそろそろ台本形式をやめて普通の小説を書くようにしようかと考えております。
最近の作品は台本形式でなくても、誰が話してるのか分かるように意識しているつもりです。

ただpixivと同時掲載をするのではなく、台本形式はpixivに、普通の形式はハーメルンにと、役割分担をした上で同時掲載をしようかと考えております。
pixivに掲載する台本形式版のURLはこちらに毎回載せる予定です。それを踏まえた上でご回答いただけると幸いです。

悟飯のヒロイン、誰ならアリ?

  • 一花
  • 二乃
  • 三玖
  • 五月
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