孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】 作:Miurand
『クロスオーバーが苦手な人』
『台本形式が苦手な人』
『細かいことが少しでも気になる人』
『原作のカップリングが崩されるのが嫌な人(特に飯ビー)』
上記に当てはまる方はブラウザバックを『強く』推奨します。
通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメっすよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。
注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。
あと、今話のあとがきがちょっと長いです…。
タイトルはいい感じのが思いつかなかったのでそのまま花火大会です…。
四葉「やっと終わったー!」
らいは「みんなお疲れ様〜」
悟天「意外と早かったねー?」
二乃「花火って何時から?」
三玖「確か、19時〜20時」
一花「じゃあまだ1時間あるし、屋台行こー!」
四葉「上杉さーん!孫さんも早く早く〜!」
風太郎「あ、ああ……」
お祭りだからなのか、みんないつもよりもテンションが高いように見える。上杉くんだけ何故かいつもよりもテンションが低いように見えるけど……。
悟飯「上杉くん。今日は楽しもうよ。お祭りは年に1度しかないわけだし」
風太郎「それでいいのか家庭教師」
「なんですか?そのお祭りに相応しくない顔は?」
風太郎「俺はなんて回り道をしてるんだろうなって思ってな……」
五月「……?」
あれ?さっきジャンボパフェを食べてたのに、五月さん今度はアメリカンドックを……。
五月「あ、あまり見ないで下さい…」
風太郎「誰だ?ただでさえ顔が同じでややこしいんだから髪型を変えるんじゃない」
悟飯「多分五月さんだよ、上杉くん…」
五月「そうです!どんなヘアスタイルにしようと私の勝手でしょう!」
一花「女の子が髪型変えたら取り敢えず褒めなきゃ、もっと女子に興味を持ちなよ〜」
風太郎「そうなのか……?」
一花「ほら、浴衣は本当に下着を着ないのか興味ない?」
風太郎「それは昔の話な。知ってる」
一花「本当にそうかな〜?なんて冗談でーす♪どう?少しはドキドキした?」
上杉くんと一花さんが何か話しているけど、なんの話をしてるんだろ…。
二乃「一花いつまでそこにいんのよ?逸れるわよ?」
一花「ごめーん。ちょっと電話!」
風太郎「なんだ?向こうに向かってるのか?」
二乃「別にいいでしょ。…ったく。今日は5人で花火を見にきたってのに、なんであんたらもいるのよ」
風太郎「俺は妹と来てるだけだ」
悟飯「僕も弟の付き添いみたいなものだよ…」
風太郎「らいは!あまり離れると迷子になるぞ。ここ掴んでろ」
らいは「うん!お兄ちゃんあのねあのね!四葉さんが取ってくれたの!」
恐らく金魚掬いだろう…。4袋にぎっしりと金魚が詰められている…。どれだけ取ってるの!?お店の人泣いちゃうよ!?
悟飯「って、悟天はどこでそんな食べ物を!?」
悟天は、りんご飴、焼きそば、チョコバナナ、綿飴、イカ焼き、たこ焼きetc…
ありとあらゆる食べ物を持って頬張っていた。
悟天「五月さんが買ってくれたの!」
五月「美味しそうに食べてる姿を見るとつい……」
悟飯「五月さん、買ってくれるのは凄くありがたいけど、少しは加減して?」
五月「ご、ごめんなさい!」
いくらなんでもこれはやり過ぎでしょ…。
悟天「ふぅ……食べた食べた…」
二乃「……あんたの弟、どういう胃袋してんのよ…?」
悟飯「……そこは聞かないで…」
らいは「そうそうお兄ちゃん!あとはこれも買ってもらったんだ!」
風太郎「それ今日1番いらないやつ!?」
なんとらいはちゃんは花火セットを買ってもらったようだ。確かにわざわざ今日買う必要はないな…。
らいは「ありがと!四葉さん!」ギュッ
っと四葉さんに抱きついたらいはちゃん。それに耐えきれなかったのか…。
四葉「あーらいはちゃん可愛すぎです!私の妹にしたいくらいです!待ってくださいよ…。私が上杉さんと結婚すれば合法的に義妹にできるのでは…?」
二乃「……あんた、自分で何言ってるか分かってる?…上杉!四葉に変な気起こさないでよ!」
風太郎「ねえよッ!?」
しかし、人混みが激しい…。これだと少し目を離すだけでも冗談抜きで迷子になりかねない。
ドンッ
三玖「………!?!?ッ」
あっ!?三玖さんとぶつかっちゃった…。
悟飯「ごめん!押されちゃって……」
三玖「い、いい!」
悟飯「でも、結構混んでるね…。こんな状況だと満足に花火を見れないよ?」
三玖「それなら大丈夫。二乃がお店の屋上を貸し切ってるから付いていけば大丈夫」
悟飯「す、凄いね…」
流石お金持ち…。
悟飯「それなら早めに行った方が…」
二乃「待ちなさい。せっかく祭りに来たのにアレも買わずに行くわけ?」
悟飯「あ、あれ…?」
三玖「そういえばアレ買ってない」
一花「あっ、もしかしてアレの話をしてる?」
五月「アレやってる屋台ありましたっけ?」
四葉「早くアレ食べたいなー」
風太郎「な、なんだよ?アレって…」
「「「「「せーの」」」」」
「焼きそば」
「かき氷」
「人形焼き」
「チョコバナナ」
「リンゴ飴」
悟天「うわぁ……ここまでバラバラだと清々しいね、兄ちゃん…」
悟飯「あ、ああ…」
四葉「全部買いに行こー!」
風太郎「お前らが本当に五つ子なのか疑わしくなってきたぞ…」
悟飯「どこかで聞いた話だと、歳の近い兄弟姉妹は他の兄弟姉妹に似ないように成長するとか……」
風太郎「そんな話あるのか……」
根拠はない話だけどね。
一花「五月ちゃん、機嫌直しなよ〜」
五月「思い出しても納得がいきません!あの店主、一花には可愛いからオマケと言って、私には何もなしなんて!!同じ顔なのに!!」
三玖「複雑な五つ子心…」
悟天「いや、単純に食べ物貰えなかったから怒ってるだけじゃない?」
無茶苦茶失礼なことを言うな悟天…。
一花「ほら、これ食べて元気出して」
四葉「らいはちゃん!輪投げしようか!」
らいは「わー!DS欲しい!」
二乃「こら!あんた達遅いッ!!」
悟飯「……なんか二乃さん、気合入ってるね?どうしたの?」
僕はそれとなく三玖さんに聞いてみた。
三玖「…花火はお母さんとの思い出なんだ…。お母さんが花火好きだったから、毎年それを見に行ってた。お母さんがいなくなってからも毎年揃って…」
そうなんだ…。お母さんの方は既に亡くなってたんだ…。
三玖「花火って、私達にとってはそういうものなの…」
悟飯「……聞いたちゃいけないことを聞いたかな…?」
三玖「ううん。大丈夫だよ…」
でもこれでハッキリした。二乃さんはその思い出を大事にしてるんだ…。だからこそ宿題を終わらせてまで、花火を今年も見ようとしたんだな…。
二乃「ったく、鬱陶しいわね…。ってあれ?四葉と妹ちゃんは…?」
『大変長らくお待たせしました。まもなく開始いたします』
ああ…。花火がそろそろ始まるからなのか、大分混んできちゃったなぁ…。
……あっ、二乃さんが人混みに流されちゃいそうだな…。このままだと二乃さんが迷子になってしまうかもしれない…。
悟飯「ほら、掴んでて」
二乃「……何よ」
悟飯「ここにいつまでもいたら迷子になっちゃいそうだからね。取り敢えず予約したっていうお店まで行こうよ?」
二乃「……あんたなんかお呼びじゃないわよ」
悟飯「あ、あははは……」
いつになったら二乃さんは少しでも心を開いてくれるのだろうか…。
悟飯「でも、5人で花火を見るの、譲れないんでしょ?」
二乃「………」
心なしか、二乃さんが僕の袖口あたりを自ら掴んだような気がしたけど、人が多すぎるためよく分からなかった。
二乃「やっと抜けたわ!あんたが道間違えちゃったから遅くなったじゃない!」
悟飯「この人混みだから仕方ないよ…」
二乃「ここの屋上よ!きっとみんな集まってるわ!」
ドォォオオオン!!
二乃さんは駆け足で階段を上がっていく。それと同時に花火が打ち上げられた。
花火が始まったはいいのだが…。
二乃「ど、どうしよう…。よく考えたら、今年のお店の場所…、私しか知らないんだった………」
悟飯「………へっ??」
二乃「……どうしよ…」
悟飯「……取り敢えず電話で聞いてみる?」
二乃「そうね…。あんたも手伝いなさい」
悟飯「もちろん!」
僕は携帯電話を開いた。いつの間にか悟天のアドレスも登録されていたが、この花火大会に来ている人のなかで登録している人は…。
孫悟天…。
上杉風太郎……。
…あとで五月さん達のアドレスも教えてもらおうかな…。
悟飯「………取り敢えず悟天にかけよう…。誰かと一緒にいるはずだし….」
まずは悟天に電話をかける。
『兄ちゃん?なんでそんなところにいるの?』
一応補足するが、悟天も気をしっかり認知できるため、悟飯の居場所は分かっている。
悟飯「ここが花火を見るために予約したお店なんだよ。他に誰かいないか?」
『今五月さんとそっちに向かってるよ。できれば他のみんなも連れてきたいけど……』
悟飯「分かった。お前なら気を探れば迷子にはならないだろうから、頼んだぞ」
『うん!』
悟飯「……よし、悟天は五月さんとこっちに向かってるみたい」
二乃「店の場所知らないはずだけど…?」
悟飯「そ、それはほら!僕がお店の名前を言ったら、さっき通ったことがあったみたいで!」
二乃「えっ?そうだったかしら……」
取り敢えず、次は上杉くんにだな…。
『どうした悟飯?』
悟飯「上杉くん。今そっちに他に誰かいる?」
『いや、いない……あっ、一花がいたぞ』
悟飯「電話を切ったらお店の場所を送るからさ、一花さんも連れてきてくれない?」
『なんでだ?別に無理して集まるよりもそれぞれの場所で花火を見ればいいじゃないか?』
悟飯「……ううん。5人で花火を見ることに意味があるみたい….」
『……よく分からんが、分かった』
悟飯「よろしくね!」
…よし、取り敢えず一花さんと五月さんはオーケーだ。あとは四葉さんと三玖さんだけど……。
二乃「四葉は妹ちゃんと一緒にいるみたいよ」
悟飯「じゃあ行方が分からないのは三玖さんだけか……」
三玖さんはどこだ…??
人が多いし、同じような大きさの気ばかりだから見つけ辛いな……。
……ここか?いや、悟天の気もあるから恐らく五月さんだな…。
……ここか?いや、上杉くんの気も近くにあるから恐らく一花さんだな…。
……ここは、らいはちゃんの気が近くにあるから四葉さんか……。
まずい、五つ子の気が似ている上に、この人混みの中から特定するのは難しいぞ…。でも………….
悟飯「……よし、見つけた!」
二乃「はっ??」
悟飯「じゃあ三玖さんとは連絡取れないから、僕が連れてくるよ〜!」
二乃「……見つけたって、あいつ、監視カメラか何かにハッキングでもしたの…?」
よし、この辺にいるはずなんだけど…。
「……あれ?悟飯?」
悟飯「あっ!三玖さん!ほら、二乃さんが予約したお店に行くよ。5人で花火を見るんでしょ?」
三玖「う、うん……。痛た…」
えっ?どうしたの…?
三玖「足、踏まれちゃって……」
そうか…。下駄で靴下を履いてないから殆ど裸足なような状態で踏まれちゃったのか…。これはしばらく痛むぞ…。
悟飯「……じゃあ、よいしょ…!」
三玖「ひゃ…!?な、なにしてるの…!?」
悟飯「その足だと歩くの難しいでしょ?それにまた踏まれちゃったら大変だし」
三玖「そ、そうかもしれないけど、その……このまま歩けるの…?重く…ないの?」
悟飯「うん?全然。だから心配しないで!」
三玖「いや、そうじゃなくて…」
お姫様抱っこは恥ずかしいよ……///
悟飯「…?何か言った?」
三玖「……な、何でもない…///」
せめておんぶにしてほしいと思いつつも、全然重くないと言われて少し機嫌のいい三玖であった。
でも流石に足をそのままにしておくと痛みが悪化してしまいそうだったので、途中で湿布と包帯を買って簡易的な治療はした。
悟飯「これで少しは痛みがマシになったんじゃないかな?」
三玖「……あ、ありがとう…」
悟飯「どういたしまして。……ってん?」
上杉くんから電話だ。どうしたんだろう?
悟飯「ちょっと電話だ…。もしもし?」
『悟飯、そっちで一花を見かけなかったか?』
悟飯「えっ?いや、見てないけど、一緒じゃないの?」
『声をかけたまではいいんだが、変な髭のおっさんに突然話しかけられたら見失っちまった…』
悟飯「へ、変な髭のオジサン…?」
『そうか…。見てないか…。見つけたら電話してくれ!』
悟飯「分かった!」
……変なおじさん…?まさか、誘拐とかじゃないよね…?
三玖「どうしたの?」
悟飯「上杉くんが一花さんを見失っちゃったみたいなんだよ…。三玖さんは見かけてたりしない?」
三玖「……見てないけど、前に髭のおじさんの車から一花が出てきたのを見たことある」
悟飯「へっ?」
三玖「だから、一花とその人は知り合いなのかも…」
知り合いなのか…。なら最悪の事態では無さそうだからよかったけど…。
悟飯「とにかく、僕達もお店に向かいながら一花さんを探そう!」
三玖「…悟飯は優しいね。私達と会ってまだそんなに経ってないのに…」
悟飯「あはは…。まあ、さっきの話を聞いちゃったら、出来るだけ5人で集まってほしいって思っちゃってね……」
三玖「……そう…」
悟飯「ところで歩ける?歩けないならさっきみたいに…「あ、歩けるから!大丈夫だから!」えっ?そ、そう…?」
三玖「だから、抱っこは、しなくてもいいよ…?」
悟飯「うん。分かった!でも立ち上がるのは辛いだろうから手は貸すよ」
三玖「うん…」
「すみませーん。花火大会に来られた方にアンケートをしているのですが…、答えて頂いた方には100円分の引換券を差し上げています」
あっ、この謳い文句、上杉くんなら引っかかるかも……。
悟飯「あの、僕達はちょっと急いでるんで……」
「1つだけでもお願いします!お二人はどんな関係なんですか?」
悟飯「えっ?関係?」
「いや、そこはいいでしょ。どう見たってカップルじゃん」
「あー…。確かに…」
悟飯「えっ、か、カップル!?」
三玖「いや、私達は恋人じゃなくて…」
「えっ?どう見ても恋人に見えますけど…?」
悟飯「へっ?」
自分達の心当たりを探ってみる。どこをどう見れば恋人っぽく見えるのだろうか?年頃の男女が一緒にいるだけでもカップルに見えてしまうのだろうか?
悟飯「………あっ」
そうか…。手を繋いでるからなのか…。三玖さんもそれに気付いたのか、咄嗟に手を離した。
三玖「こ、これは!そんなのじゃなくて…、私達は…、友人ですよ……」
「そ、そうでしたか〜…。それでは失礼しました〜……」
三玖「………」
ドォォオオオン!!
花火のせいなのか分からないけど、三玖さんの顔がいつもより赤いような気がした…。
三玖「…!悟飯、あれ見て。五月と悟天がいる…」
悟飯「あっ、ほんとだ」
悟天「あれ?兄ちゃん?何でお店にいないの?」
悟飯「三玖さんとは連絡がつかなかったら、三玖さんを探してたんだ」
五月「そうだったんですか…。もうみんなはお店に集まってるんですか?」
悟飯「分からないけど、場所は教えたからいるかもしれないね…」
「あっ!いたいた!一花ちゃんどこに行ってたの!!」
えっ?一花さんが近くにいるのかな…?
「言い訳は後で聞くから、今は走って!」
三玖「……えっ?」
あれ?髭の生えた人に三玖さんが連れてかれ……髭?もしかして、一花さんと一緒にいたっていう…?
悟天「ねえ、勘違いされてない?」
悟飯「ちょっと待ってください!」
「なんだね!今は急いでるんだよ。それともなんだい?一花ちゃんとはどんな関係なんだい?」
悟飯「いや、その人は一花さんじゃありませんよ!!よく見てください!!髪の長さが違うでしょ!」
「いーや、この顔はどこからどう見ても一花ちゃんだね!」
悟飯「いやだから、顔じゃなくて…!」
「もう放っておいてくれ!!うちの若手女優に何の用なんだい!?」
悟飯「…………へっ?」
悟天「一花さんが…」
五月「一花が…?」
「「「女優…?」」」
「あちゃー…、バレちゃったか…」
悟飯「えっ?一花さん?」
振り返ると、一花さんと上杉くんもいた…。
風太郎「待て、一花が女優だって?」
「い、一花ちゃんが、3人…!?!?」
「間違えてしまったのはすまない。でも一花ちゃんはこれから大事なオーディションがあるんだ」
風太郎「そんな急な話があるか。行くぞ一花。5人で花火を見るんだろ?」
一花「……みんなによろしくね?」
「一花ちゃん急ごう。会場は近いからまだ間に合う!」
一花さんはそのまま髭のオジサンと足早に去ってしまった。
風太郎「あ、あいつ…!悟飯、俺は一花をどうにかして連れてくる。だからお前らは先に行っててくれ!」
悟飯「えっ?でも…」
風太郎「5人で花火を見るんだろ?」
そう言うと上杉くんは一花さんが走って行った方向に走り始めた…。
三玖「……どうしてフータローが知ってるの…?」
悟飯「電話で、『5人で花火を見ることに意味があるらしい』って伝えただけだよ?」
三玖「……そう…」
悟飯「……ここは上杉くんに任せて、僕達は先に行こうか…」
五月「それにしてもビックリです…!まさか一花が女優だったなんて…」
悟天「今のうちに古参アピールしておこうかな…」
悟飯「だから悟天はどこでそんな言葉を……」
しかし、一花さんが花火を見れない可能性が高くなってしまったな…。どうしたものか……。
悟天「兄ちゃん」
悟飯「ん?どうした?」
悟天「花火なら何でもいいのかな?」
悟飯「えっ?何を言ってるんだ?」
悟天「別に打ち上げるタイプの花火じゃなくてもいいんじゃないの?ってこと!」
「「……??」」
2人はよく分からないという顔をしているが、なるほど…。そういうことか…!
悟飯「なるほどな。ナイスアイデアだぞ悟天!」
悟天「えへへ…」
五月「あの、どういうことなんですか…?」
悟飯「それは後のお楽しみかな」
「「…?」」
確かにその方法なら、一花さんが戻ってくるのが遅くなってしまっても問題ないわけだ。
取り敢えずは二乃さん達のいるところに戻った。
二乃「はぁ!?一花が来れない!?会ったならどうして連れてこなかったのよ!?」
悟飯「それは後で本人の口から聞いた方がいいと思うな…」
二乃「後でって……、花火終わっちゃうじゃないの!!」
悟天「うるさいなぁ…。別に二次会をやれば済む話じゃん」
二乃「はっ?に、二次会…??」
だから悟天はどうしてそんな知識を…。
悟天「単語くらいは知ってるよ」
多分意味も分かってるなこれ…。
四葉「みなさーん!お待たせしました!ってあれ?一花は?」
二乃「……来れないみたいよ」
二乃さんは若干不貞腐れてるみたいだ…。まあ当日に突然来れないって言われちゃったら仕方ないのかな…?
悟天「あったあった。これだよこれ」
らいは「えっ?ちょっと?」
悟天はらいはちゃんが持つ花火セットを取り、みんなに見せる。
五月「な、なるほど…!」
三玖「悟天、頭いい」
悟天「えへへ…」
五月「……!か、可愛いです〜!!弟に欲しいくらいです!!」
四葉「可愛さなららいはちゃんの方が……いや、どっちも捨てがたい……」
二乃「なんかあんた達が危ないやつに見えてきたんだけど……」
悟天「やめてよ。僕は兄ちゃんの弟なんだから。というかあまりくっ付かれると苦しいんだけど……」
三玖「……ねえ」
悟飯「ん?」
三玖さんが微笑みながら話しかけてきた。
三玖「……悟天って、可愛いね?」
悟飯「そ、そう?ま、まあ確かに…」
五つ子の中で悟天の株が上昇した瞬間であった…。
花火がひと段落した時に上杉くんに(自主開催の)第二次花火大会を開催する趣旨を説明した。上杉くんはその提案に納得し、オーデションが終わり次第一花さんを連れてくるとのことだった。
そして、一花さんのオーデションが終わったので、今から向かうと連絡が来た…。
四葉「よーし!それじゃあそろそろ始めましょう!!」
二乃「待ちなさいよ。一花が来てからにしなさい」
三玖「……線香花火は取っておいて」
五月「誰かリンゴ飴持ってませんか?」
らいは「あっ、丁度持ってるからあげるね!」
五月「はわぁ〜…!!らいはちゃんいい子過ぎます!!」
みんな早く花火をしたいのか、案外すぐに始めてしまった。5人でやらなきゃ意味がないのでは…?っと思った矢先に…
四葉「あっ!一花に上杉さん!」
風太郎「ほら一花。打ち上げ花火には見劣りするが、諦めるのはまだ早いんじゃないか?」
一花さんは事前に知らされてなかったのか、驚きつつも少し嬉しそうだった。
四葉「上杉さん!準備万端です!我慢できずにおっ始めちゃいました!」
風太郎「……お前が買った花火のお陰だよ。助かった」
四葉「ししし!」
その四葉さんの笑い方はなんなんだろう…。
二乃「はぁ……あんたには一言言わなきゃ気が済まないわ!」
風太郎「えっ?な、なんだ?」
二乃「お!つ!か!れ!!」
風太郎「紛らわしいッ!!」
五月「ほら!一花も花火をしましょうよ!」
一花「五月ちゃん……」
五月「三玖、そこにある花火を取ってください」
三玖「……うん」
良かった…。これで一応はみんなで花火を見るという目的は達成できたのかな…?そう思っている時に、一花さんが4人に対して謝罪を始めた…。
一花「みんな!ごめん!私の勝手でこんなことになっちゃって………。本当にごめんね…」
五月「そ、そんなに謝らなくても…」
風太郎「まあ一花も反省してるんだし…」
二乃「全くよ。何で連絡をくれなかったのよ?今回の原因の一端はあんたにあるわ」
悟飯「に、二乃さん…。そこまで言わなくても……」
二乃「……あと、目的地を伝え忘れた私も悪い……」
五月「私も自分の方向音痴さに嫌気がさしました…」
悟天「僕がいなかったら今頃餓死してただろうね」
五月「それは流石にないです!!」
悟天…。ここは空気を読もうよ……。
二乃さんと五月さんに続き、三玖さんと四葉さんも一花さんに謝る。
三玖「私も今回は失敗ばかり……」
四葉「よ、よく分かりませんが、私も悪かったということで……。屋台ばかり見てしまったので……」
一花「みんな……」
二乃「はい。あんたの分」
……ひょっとしたら喧嘩になっちゃうかなって思ったけど、普通に円満に終わりそうなので一安心…。
五月「お母さんが昔こう言ってましたね…」
誰かの失敗は、五人で乗り越えること。
誰かの幸せは、五人で分かち合うこと。
喜びも…
悲しみも…
怒りも…
慈しみも…
五月「私達全員で、五等分ですから…」
五月さんがそう言い終えたと同時に、一斉に花火に火をつけた。
その5人の姿は、紛れもなく、仲のいい家族そのものであった。
悟飯「……あれ?いつの間にらいはちゃん寝ちゃったんだ……」
風太郎「きっと満足して疲れちまったんだろう…。そういえば、悟天は眠くないのか?」
悟天「……そう言われれば眠いかも…。ふぁぁ〜……」
悟飯「しょうがないな…。ほれ…」
悟天「ん……」
僕は悟天をおんぶする。外出時に悟天が眠くなった時は、お母さんか僕が大体おんぶする。じゃないと悟天が駄々をこねるので……、甘やかしすぎるのも良くないとは思いつつも、まあいいかと結局やってしまう……。
悟天「……すぅ…」
風太郎「寝るの早いな……」
悟飯「悟天もきっと遊び疲れたんだよ」
ブー…。
悟飯「……ん?お母さんから…?あっ!帰宅時間伝えるの忘れてた!?」
風太郎「なんだ?門限でもあるのか?」
悟飯「僕じゃなくて悟天の方だけど…、ちょっと電話してくる!」
風太郎「おう!
……らいはが寝てる姿を見たら俺も眠くなってきたな…」
一花「……フータローくん。まだお礼言ってなかったね?応援してもらった分、君に協力しなきゃ…」
一花「私達、パートナーだもんね?私は一筋縄じゃいかないから覚悟しててよ?」
風太郎「………」スピー
一花「目を開けながら寝てる…。もう!」
一花は風太郎の隣に座ると、目を開けながら寝ている風太郎を自らの膝を枕にして横に寝かした。
一花「頑張ったね…。ありがとう。今日はお休み……」
悟天「あっ、風太郎さん膝枕されてる」
悟飯「いつの間に起きたんだ悟天…?」
第二回アンケートのことに関してですが、今のところは通常形式にしてほしい人の方が多そうですので、土日辺りにでも一気に修正してしまおうかと考えています…。
でもpixivに台本形式版があってもハーメルンで台本形式で読みたい方も一定数いそうなので…?まだ確定事項ではないです。(もしかしたら私の書き方では台本形式じゃないと誰が喋ってるのか分からんって人もいるかも…?)
どうしてもハーメルンで台本形式じゃないと嫌だという方は感想欄以外の何かしらの方法でそれとなく伝えてくださいませ。
もしもそれなりにいるようでしたら、ハーメルン内でも台本形式版(当作品)とリメイク版(という名の通常形式版)てな感じで投稿するかも…?
これ規約違反にならないかな…?もしも違反になるようでしたら何かしらで伝えてくださると助かります。違反にならないようでしたらわざわざ伝えて下さらなくても大丈夫です。
はい、一花は風太郎がフラグを立てました。今話を投稿する時点では、第一回アンケート(悟飯のヒロイン誰ならあり?)では三玖より一花の方が票数が多かったのですが…。
その理由は……これを読みに来てる人はネタバレとか大丈夫な方々ですよね?大丈夫ですよね?念のため数行空けますね…。原作のネタバレ嫌な人はブラウザバック(もしくは次話が投稿されてたら即座にそちらへ…)
はい、原作のネタバレが平気な方々しか残ってませんね…?
一花を風太郎側にフラグを立たせた理由としましては、過去に風太郎と会った……というか、風太郎と話したことがあるのが、四葉以外だと一花だったからです。
なんとなくではありますが、戦う姿がない悟飯に対して一花が惚れるイメージがあまり湧かなかったというのもありますが、風太郎に惹かれる(まだフラグが立っただけだけど)理由としましては自然なのではないかと勝手に思ったり……。
まあ後で悟飯がフラグを立ててしまう可能性も微レ存なわけですが…()。なのでまだどちらのヒロインかと決めつけるのは早計……かな?
今のまま進むと一花と三玖は別の人を好きになることになるので、一花のあの闇堕ちシーンはないかも…?あ、でも四葉がちょっとでも攻めると一花が闇堕ちする可能性なくもないか…。原作だと四葉あまり攻めてなかったもんね。
まあまだどうなるか確定してませんけどね。
随分後書きが長くなってしまいましたが、これにて失礼致します…。