孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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 前回のあらすじ…。

 ナメック星に異常事態が発生したことをデンデは察知して、Z戦士達は新ナメック星に出向くことになった。だがベジータと悟飯は、万が一のことを考えて地球に留まることにした。

 ところが、悟飯は不意を疲れ、超サイヤ人にも効くほどの強力な麻酔銃によって眠らされてしまい、その隙に地球はメタルクウラの手によって好き勝手に荒らされたい放題だった。

 地球に残っていたトランクス、ベジータ、悟天はロボットを次々と破壊するが、五つ子達の近くには戦士達が誰一人としていない状況だった。

 悟飯が現れない絶望的な状況の中、何故か死人であるはずの悟空が五つ子達の前に姿を現した。



第60話 悟飯の父親、孫悟空

メタルクウラ「………何?ソンゴクウ?貴様がフリーザを倒したという………」

 

悟空「その通りだ。よく知ってんじゃねえか」

 

メタルクウラ「ふん。丁度いい機会だ。貴様らサイヤ人を痛ぶるのは地球人から粗方生命エネルギーを頂いてからにしようと考えていたが、まあいい」

 

五月「えっ…?孫悟空って……。孫君のお父様じゃ………?」

 

二乃「えっ?この人が…?」

 

風太郎「でも、悟飯の親父は既に殺されたんじゃ…………」

 

悟空「ああ。だから頭に輪っか付いてんだろ?それが死人の証だ」

 

三玖「………やっぱり悟飯の親だね」

 

一花「常識が通用しないところは流石というべきかな…………」

 

四葉「わーっ!その天使の輪っか絶妙に似合ってますよ!!」

 

武田「…んん?死人?孫君のお父さんは既に……亡くなったという話は以前から聞いていたが、あなたが本当に?」

 

悟空「ああ。おめぇら、いつも悟飯が世話になってんな」

 

メタルクウラ「……この俺様を前にして雑談とは……。余程死にたいらしいな…!」

 

ドシューン!!

 

悟空が油断していると踏んだクウラは、悟空に向かって光のような速さで接近し、悟空に拳を放つ。

 

 

 

ドガッ!!!!!!

 

 

メタルクウラ「ぐぉ………!!!」

 

だがクウラの拳は当たることはなく、逆に悟空に拳をお見舞いされた。

 

悟空「だぁあああ!!!!」

 

 

ズォオオオオオオオッッ!!!!!

 

 

悟空は気功波を用いて、クウラの胴体に風穴を空けた。

 

メタルクウラ「………な、なんだと…!?」

 

悟空「残念だったな。おめぇ程度なら、超サイヤ人にならなくても余裕で倒せんぞ?」

 

メタルクウラ「くくくっ…!こいつは失礼した…!貴様もやはり本物の超サイヤ人…!ならばこちらも全力で相手するまでだ!!!」

 

 

シュルルル

 

悟空「なに?」

 

悟空が空けた風穴は一瞬にして塞がれてしまった。

 

メタルクウラ「どらぁああ!!!」

 

シュバッ‼︎

 

メタルクウラは先程のように悟空に拳を放つ。しかし先程とは比べ物にならないほどに速さが増している。とはいえ、悟空にとっては避けられない程の速さではなかった。

 

悟空は体を逸らしながら拳を回避し、頭が地面につきそうになったところで手を地面につけ、手に力を込めてクウラにキックをお見舞いする。

 

メタルクウラ「チッ…!やるな!」

 

クウラは一旦悟空から距離を置き、指に力を込める。

 

メタルクウラ「だが、こいつはどうかな!」

 

ビッ!!!!

 

クウラは一本の光を指先から放ち、その1本の光は真っ直ぐ悟空に向かう。

 

 

悟空「……」シュン

 

 

メタルクウラ「避けた…!?」

 

 

悟空は何事もないかのようにデスビームを避ける。

 

メタルクウラ「オラオラァァアア!!!!」

 

クウラはデスビームを連射し、いくら悟空でも避けきれないように計算しながら放つが、悟空はデスビームを超える速さで全てのデスビームを避けた。

 

メタルクウラ「なっ…!!全て…!!」

 

悟空「オラだってただ死んだわけじゃねえんだ。あの世の修行を舐めねえ方がいいぞ…!」

 

メタルクウラ「くくくっ…!ならこれでどうだ!!!!」

 

 

ビッ!!!!

 

 

クウラは先程よりも太い光を放った。その光は今までのデスビームより鈍く、悟空は当然のように回避する。

 

メタルクウラ「かかったなアホが!!」

 

悟空「……!?」

 

 

 

二乃「きゃ…!!」

 

風太郎「やべっ……!!」

 

クウラの言動で嫌な予感が頭に過り、悟空は振り返ると、なんとデスビームは五つ子達に向かっていた。

 

メタルクウラ「さあどうする!?そこにいる奴らは貴様の大事な奴らなのだろう?貴様が死ぬか!アイツらが死ぬか!!さあ選べ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟空「………おめぇ、ホントセコいやつだな」

 

メタルクウラ「………なに?」

 

悟空から返ってきた言葉は、意外にも冷静にクウラを評価する言葉であった。焦りでも怒りでもない。ただの冷静な一言………。

 

 

悟空「界王拳ッッ!!!!」ボッ‼︎

 

 

悟空が雄叫びをあげると、周りに赤いオーラが出現する。

 

 

悟空「………!!」

 

 

ギャウウウッ!!!!

 

 

甲高い音を鳴らしながら高速で移動し、五つ子達とデスビームの間に立つ。

 

悟空「………」

 

 

バシンッ!!!!

 

 

悟空はハエを祓うようにデスビームを弾き飛ばした。だがそれで終わりではない。

 

 

 

ギャウウウッ!!!!

 

 

メタルクウラ「なっ…!」

 

 

 

ドゴォォオオッッ!!!!!!

 

 

メタルクウラ「ぐぬぅ………!!!!」

 

 

悟空はそのまま折り返すようにクウラの前に現れると、流れるようにクウラの頬に赤いオーラを纏った拳を叩き付けた。

 

その拳はクウラを逃すことなく、そのまま地面に叩きつけた。

 

クウラは流れるように地面に倒れ、その地面は強力な力によってクレーターが発生した。

 

 

二乃「す、すごい………!!」

 

三玖「流石悟飯のお父さん………!」

 

 

悟飯のような力強い戦闘スタイルではない。長年の経験から積み重ねてきた綺麗な戦闘フォーム。ただ気を膨らませてぶつけるだけでなく、無駄なく気を使用して攻撃するその姿に、五つ子と風太郎には『強い』という感想以外に、綺麗だという感想を抱かせる。

 

 

メタルクウラ「この野朗ぉお!!!」

 

 

ズォオオオオオオオ!!!!!

 

 

倒れ込んでいたクウラは目の前にいた悟空に顔面からエネルギー砲をヒットさせる。クウラはシテやったりという顔でニヤける。

 

 

 

ガシッ…

 

メタルクウラ「なっ……!?」

 

だが、悟空がこの程度でくたばるような戦士ではない。地球を幾度となく救ってきた戦士を侮ってはならない。

 

悟空「オラオラオラ!!!!」

 

悟空はクウラの尻尾を掴むとそのまま振り回し、ある程度回転させて上空に投げる。

 

メタルクウラ「だからどうした!!」

 

クウラは投げ飛ばされただけで特にダメージはなく、そのまま悟空に突進しようと考えるが。

 

 

悟空「はっッッッ!!!!!」

 

 

ドンッッッ!!!!!!

 

 

メタルクウラ「ガッ………!!!!」

 

 

悟空は気合によってクウラを更に上空に追いやる。

 

 

悟空「はっ……!!!」ギャウウウッ‼︎

 

 

悟空もクウラの後を追うようにして、界王拳を駆使して上空に移動する。

 

 

 

 

悟空「かー!めー!はー!めー!!

 

 

 

悟空はクウラを追いかけながらかめはめ波を準備し………。

 

 

メタルクウラ「この猿がぁあ…!!目にものを見せてくれる!!!」

 

クウラと同じ高度に達した時……。

 

 

 

悟空「波ぁああああああああああああああッッッ!!!!!!!

 

 

 

ズォオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!

 

 

 

かめはめ波を解き放った。

 

 

 

メタルクウラ「なっ……!ぬぉおおおおおおお……!!!!」

 

 

 

ドグォォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!

 

 

メタルクウラはそのままかめはめ波の青白い綺麗な光に飲み込まれ、そのまま爆散し、破片一つ残さずに消滅した。

 

 

 

 

 

スタッ

 

悟空「はぁ……………」シュゥ…

 

悟空は地上に降り立つと、界王拳を解除し、リラックスする。

 

 

 

「うぉおおおお!!!!」

 

「すげぇ!?誰だあの人!!?」

 

「なんか孫君に似てない?孫悟空って言ってたし!!!」

 

「頭の輪っかはよく分からねえけど、すげえ強えぞあの人!!!!」

 

 

 

一花「あ、あの!大丈夫ですか!?」

 

悟空「ああ。なんてことはねえ。それよりおめぇら、そんなんじゃ不便で仕方ねえだろ?今切ってやるから待ってろ!」

 

悟空は手を縛られた一花を見て、1人ずつロープを切断することを提案する。

 

 

 

 

 

 

 

メタルクウラ「なるほど………。流石はフリーザを倒しただけのことはある」

 

悟空「………えっ?」

 

先程、悟空が倒したはずのメタルクウラが、目の前に再び姿を現した。

 

メタルクウラ「残念だったな。本体である俺様はビッグゲテスターのコアにいる。俺の分身とも言えるメタルクウラは、ビッグゲテスターの偉大な科学力によって量産可能なのだ!!!」

 

悟空「嘘だろ……?」

 

後ろからメタルクウラがまた1人、2人、3人…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、両手両足を使っても数えきれない程のメタルクウラが姿を現した。

 

 

メタルクウラ「……だが、さっきの戦闘でも貴様が本気を出していないのは明らかだ。だから………!!!」

 

 

 

ブォオオオオオオッ‼︎

 

 

悟空「な、なにッ!!!?」

 

 

メタルクウラは今まで第四形態…。つまり、フリーザにとっては最終形態とされる姿だったのだが、その先の第五形態……。クウラにとっての最終形態に変身をした。

 

メタルクウラ「「「「さあ、第二ランウドを始めようかッ!!!!」」」」

 

悟空「くっ……!!界王拳ッッ!!!」ギャウウウッ‼︎

 

 

悟空は界王拳を駆使してメタルクウラに勇敢に挑む。

 

 

ドゴォォオオッッ!!!!!

 

 

悟空「ぐわっ……!!!」

 

だが、先程までのクウラではない。変身したことによってあらゆるステータスがアップしたクウラに、界王拳では敵わない。

 

悟空「くっ…!10倍だッッ!!!!」

 

悟空は界王拳を10倍に引き上げ、攻撃を受けたクウラに仕返しをし、周りのクウラにも同様に蹴りを喰らわせようとするが………。

 

 

バシン!!!

 

悟空「がっ……!!!」

 

一体目に尻尾で叩かれ。

 

 

ガガガッ!!!!

 

悟空「うわぁああ!!!!」

 

 

2体目に拳の連打をお見舞いされ。

 

 

メタルクウラ「オラァアア!!!」

 

 

ドゴォォオオッッ!!!!!

 

 

上空から重力を利用して蹴りを喰らわしてきた3体目によって、悟空はその蹴りに連動するように落下し、建物に叩きつけられ、その建物は大きな音を立てて崩れていく。

 

 

二乃「あっ…!!学校が!!!?」

 

四葉「そ、そんなぁあ!!!?」

 

そう。悟空が落下した建物は、旭高校の校舎であった。

 

風太郎「な、なんてことだ…!!!これから俺はどうすりゃいいんだ!?高校に通えなくなったら大学は!?」

 

武田「上杉君。気持ちは分かるが、今心配すべきことはそこではないと思うよ。ね?」

 

今後の進路の心配をする風太郎に構うことなく、ロボットが再び五つ子達を囲む。

 

 

 

「おいおい、嘘だろ!?」

 

「誰だか分からないけど、頑張って〜!!!!!」

 

「負けるなぁああ!!!!」

 

 

状況が打って変わり、悟空が不利になると、生徒たちは悟空を応援する。

 

二乃「そ、そうよ!頑張れ!!あんな身勝手な奴らに負けるんじゃないわよ!!!」

 

五月「地球を幾度となく救ってきた孫君のお父様なら……!!!」

 

三玖「負けないで!!」

 

四葉「あの悪い人達をやっつけて下さい!!!!」

 

 

その生徒達に呼応するように、五つ子達も悟空にエールを贈る。

 

 

メタルクウラ「………鬱陶しいハエどもだ。目障りだ。死ね」

 

 

パッ!!!!!

 

 

一花「あっ………!!!」

 

 

メタルクウラはそこそこ大きなエネルギー玉を校庭に向けて放つ。悟空が瓦礫の中に埋もれている中、その光を跳ね返せる者はこの場にはいない。

 

 

 

「させるかッッ!!!!」

 

 

ドンッッッ!!!!!!!

 

 

そこに悟空が現れ、……悟空?いつの間にか赤い鉢巻を巻き、顔に傷を付けた悟空似のサイヤ人が、スピリッツキャノンを放ってクウラのエネルギー玉を押し返した。

 

メタルクウラ「何者だ…………?」

 

「てめぇに名乗る名前はねぇ」

 

 

ボォオオオオッ!!!!

 

 

その金髪のサイヤ人はこう名乗る。

 

超バーダック「俺はただの下級戦士だ」

 

 

 

シュン‼︎

 

 

 

 

ドゴォォオオッッ!!!!!

 

 

メタルクウラ「ぐっ……!ぁぁ……!!」

 

 

超サイヤ人になったバーダッグは目で追えぬ速さでメタルクウラに突進し、メタルクウラに風穴を空けた。

 

メタルクウラ「だが無意味だ」

 

メタルクウラが腹部を再生させようとしたその時であった。

 

 

ガシッ!

 

 

超バーダック「ほらよ!!」ブン‼︎

 

 

メタルクウラ「なっ!!?」

 

 

バーダッグは尻尾を掴んでクウラを投げ飛ばす。

 

超バーダック「オラァア!!!!」

 

 

パッッ!!!!!

 

 

バーダッグはそのまま流れるようにしてスピリッツキャノンを放ち、メタルクウラを爆散させた。

 

 

メタルクウラ「貴様も超サイヤ人になれるのか……!!」

 

メタルクウラ「まあいい。お前ら纏めて嬲り殺しにしてくれる」

 

超バーダック「やれるもんならやってみやがれ。こっちだ!!」バシューン‼︎

 

 

バーダッグはそのまま遠くへ飛び、メタルクウラ達もバーダッグを追うようにして飛び立っていった。

 

 

三玖「あの人…………」

 

二乃「確か、ハー君の父方のお爺さん……………」

 

 

ガラッ!!!

 

 

しばらくすると、悟空は瓦礫から飛び上がり、回転しながら綺麗に着地した。

 

悟空「いちち…!!油断しちまったぁ…!!」

 

四葉「だ、大丈夫なんですか!!?」

 

悟空「ああ!これくらいなら日常茶飯事だぞ!!」

 

武田「よく死にませんね………」

 

悟空「ははは!!既に死んでるけどな!!」

 

バーダッグのお陰で、束の間の平和が訪れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

メタルクウラ「さっき言ったはずだろう?いくらでも量産できるとな」

 

 

そのようなことがあろうはずもなく、更にメタルクウラが増員された。

 

二乃「ま、また!!?」

 

悟空「おめぇ、いい加減しつけえぞ…!!」

 

風太郎「おいあんた!!悟飯みたく金髪になれるんじゃねえのか!!あれになればいいだろう!!?」

 

悟空「………確かにそうなんだけどよ……」

 

 

悟空は、占いばばに言われたことを思い出す…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの世とこの世を行き来できる身で言うことではないのかもしれんが、わしの同行がなくともこの世に行くことはできる……………』

 

『えっ!?そいつは本当か!?!?』

 

『ああ。以前に次元の歪みによって、この世に放り出されてしまった死人がいたんじゃ。その死人がワシの同行なくしてこの世に足を踏み入れてしまったばかりに、一瞬にして肉体ごと消滅してしまったんじゃ。そういったことがごく稀に発生するもんじゃから、わしの同行がなくても、1時間だけはこの世に留まることを許可されているんじゃ』

 

『そっか!それなら早く言ってくりゃいいのによ!!』

 

『待て悟空!!この制度はあくまでも緊急用じゃ!!常用できるものではないんじゃ!!』

 

『……?どういうことだ?』

 

『……この制度は戦闘を考慮されておらん。即ち、お主が超サイヤ人以上の力を使えば、この世に居られる時間は更に縮む』

 

『………具体的には?』

 

『超サイヤ人なら30分、2なら15分。3になれば………、恐らく5分もないだろう…………』

 

『………なら、界王拳は?』

 

『恐らく10倍までなら何の支障もなく使えるじゃろう。じゃが注意してくれ。この世に行けば、勿論一度だけ帰れる時の24時間に影響する。1時間この世に行けば、残りは23時間になる』

 

『………そっか。なら迷いはねえ』

 

『………一応言っておくが、ワシはお主を止めたからな』

 

『ああ!サンキュー!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟空「………(超サイヤ人に変身すればコイツらを片付けやすくなる。だが、オラがここに居られる時間は縮んぢまう…。それまでに悟飯が起きてくれればいいんだが…………)」

 

メタルクウラ「どうした?来ないのか?ならこっちから行かせてもらうぞ!!」

 

悟空「悟飯はまだ目が覚めそうにねぇ…!オラがやるしかねぇ……!!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ……!!

 

 

悟空「はぁあああああッッ!!!」

 

 

ボォオオオオッ!!!!

 

 

悟空はやむを得ず超サイヤ人に変身する。変身した後は、クウラを睨みつける。

 

 

超悟空「おめぇだけは謝っても絶対に許さねえぞ……!!地球をこんなに滅茶苦茶にしやがって……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を見ていた。僕と"彼女"が結婚式に参加する夢を……………。

 

 

『五つ子ゲームファイナルだよ!』

 

『愛があれば、気を使わなくても見分けられるよね?』

 

ははは…。彼女達らしいや。他の3人はまだ結婚しないのにウェディングドレスを着ちゃうなんて………。

 

夢の中の僕は、気を使わなくとも当たり前のように彼女達の正体を言い当てた。

 

夢を追い続け、世界的な大スターになった一花さん。

 

夢を追い続け、自分のお店を出した二乃さん。

 

夢を追い続け、同じく二乃さんと共にお店を開いた三玖さん。

 

過去の件の楔から解き放たれ、幸せな生活を送っている四葉さん。

 

夢を追い続け、教師になった五月さん。

 

 

 

僕がこの結論を出すのは本当に長かった。悩みに悩み抜いた末に、ようやく答えを出すことができたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

『なにやってんだ悟飯!』

 

……?結婚式に参加しているお父さんが何かを言っている………?

 

『いつまで眠っているんだ!おめぇが寝ている間に地球が滅茶苦茶にされてもいいのか!?』

 

何を言っているの?僕は今、彼女との晴れ舞台……

 

『早く目を覚ませ!オラが守るんじゃねえッ!!おめぇがあの娘っ子達を守ってやるんだぁあああッッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟飯「はっ……!!」

 

僕は今まで何を………!!?……そうだ。変なロボットが目の前に現れたと思ったら、その後眠っちゃったんだ…!!!

 

それにしても、なんだこの状況は……?幾つも建物が崩れているし、何か変な物が着陸している。そ、それにこの気は……!!そ、そんなはずは……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ドコォンン!!!!

 

 

ドガァァアン!!!

 

 

超悟空「畜生…!いくら倒してもキリがねえ……!!!」

 

悟空が超サイヤ人に変身するとメタルクウラ軍団をあっさり倒すことはできた。だが倒しても倒しても、さらにメタルクウラは出現する。悟空のタイムリミットが迫る中、この状況は好ましくなかった。

 

メタルクウラ「ふははははっ!!どうした超サイヤ人!!その程度か!?」

 

超悟空「くっ…!!残り時間少ねえけど、やるしかねえか…!?」

 

しかも悟空はメタルクウラとの戦闘に気を取られ、次々とビッグゲテスター内部に連れ込まれる人々の方まで気を回すことはできなかった。

 

五月「……!!孫君…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャ……!!!

 

 

突如、目の前のロボットが爆散する。

 

風太郎「なっ…!!」

 

五月「あ、あなたは……!!」

 

 

 

 

 

 

・・・ようやく、彼女らのボディガードが到着した。

 

悟飯「………ごめん。遅くなった!」

 

二乃「もう…!遅いわよ…!!何してんのよ馬鹿ッ!!!!!」

 

涙目になりながら、悟飯の生還を喜ぶ二乃。

 

五月「………私は信じてましたよ。孫君なら必ずや助けにきてくれると………」

 

最後まで信じていた五月。

 

三玖「良かった…!無事だったんだね!」

 

悟飯の安否を確認できて安堵する三玖。

 

悟飯「……本当にごめん……。さて、状況が掴めないけど、まずはあのロボットから片づけないとね」

 

 

シュン‼︎

 

悟飯は寝起きとはいえ、絶好調であった。生徒達を連れ去ろうとするロボットを次々と破壊する。だが破壊してもロボットが次々と出てくることに気づく。

 

悟飯「………あそこか」

 

悟飯はロボットの出現口を見つけると、気を右手に集中させて気弾を作り、それを放って出口を塞いだ。

 

悟飯「…………よし。これでこの辺りはしばらく大丈夫なはずだ」

 

その光景を見て、特に悟飯のクラスメイトは驚いてしまう。

 

「えっ……?孫君……?」

 

「よ、よく分からねえけど、凄え…!」

 

 

シュン‼︎

 

 

悟飯は少しの隙も見逃さず、刺客が送られないうちに、人質となっている者達の手を縛るロープを高速で1人ずつ切っていく。

 

二乃「あっ……!!」

 

二乃達の拘束状態も解かれ、自由に身動きできるようになった。

 

 

 

 

スタッ

 

悟飯の到着に気付いた悟空は、悟飯のすぐそばに着地する。

 

超悟空「……やっと起きたな悟飯。こんな時にいつまで寝てんだ」

 

悟飯「すみません……。お父さんはなんでここに…?」

 

超悟空「細けえ話は後だ。目が覚めたならおめぇはアイツらの相手をしてくれ」

 

悟空はそう言って、メタルクウラ軍団を指差す。

 

悟飯「お父さんは?」

 

超悟空「オラは中を叩く。そうしなきゃいくら倒してもキリがねえ」

 

悟飯「………………分かりました。任せて下さい!!」

 

悟空「頼んだぞ、悟飯!!」バシューン‼︎

 

超サイヤ人を解除した悟空は、ビッグスター内部に入り込む為に、ビッグゲテスターに接近する。

 

メタルクウラ「逃すか!!」

 

だが、メタルクウラがそれを見逃すはずはない。悟空に向けてデスビームを放つ。

 

 

悟飯「はっ!!!!」

 

バチッッ!!!!

 

メタルクウラ「!?」

 

しかし、悟飯の気弾によってそれは阻止された。

 

メタルクウラ「貴様は……。どうやらお目覚めのようだな」

 

悟飯「………お前は……?」

 

メタルクウラ「おっと。お前には自己紹介がまだだったな。俺様はクウラ。この宇宙を支配する帝王だ。早速だがサイヤ人の血を引く貴様には死んでもらう」

 

悟飯「………フリーザの親戚か何かか…?なら容赦しない……!!!」

 

悟飯は悟空のようなタイムリミットは存在しない。先程までの失態を取り返すように、気を徐々に上げていく。

 

 

ボォオオオオオオオオッ!!!!!

 

 

悟飯は超サイヤ人を超越した存在、超サイヤ人2に変身し、クウラを睨む。

 

近くにクラスメイトがいるが、この状況下で正体など気にしてはいられない。悟飯は目の前の敵を殲滅する為に最初から本気で相手にかかろうとする。

 

超2悟飯「さっきは油断したが…。俺はもうお前相手に不覚を取らない…!!」

 

メタルクウラ「ぐっ……!!!測定器を使わなくとも分かるぞ…!!とてつもない生命エネルギーだ……!!だが、この俺様に敵うと思うなよ!!!」

 

ドシューンッッ!!!!

 

相手の実力が分からないクウラは、何の考えも無しに悟飯に突撃していく。

 

 

 

ガシャ……!!!

 

 

メタルクウラ「ぐぉ……!!!」

 

 

 

だが、悟飯が腕を少し振るだけでクウラの胴体に風穴が開く。それだけクウラと悟飯の間には力の差があった。

 

 

 

メタルクウラ「「「「この野朗…!!!」」」」

 

 

残りのメタルクウラ達も悟飯に取っ掛かる。しかし……。

 

 

超2悟飯「……….」

 

 

ドンッッッ!!!!

 

 

悟飯は両手で一体ずつ掴み、互いをぶつけてメタルクウラを粉砕する。

 

 

下から飛んできたクウラはひと蹴りで2体ほど粉砕する。

 

上から叩きつけようとしてきたクウラには、一度高速移動で撒いてから悟飯が叩きつけ、地面に落とすと同時に気弾を放ち、爆散させる。

 

だが、次々とメタルクウラが現れる。

 

メタルクウラ「思い上がるなよ!猿がぁあああッッ!!!!!」

 

メタルクウラは怒りと共に悟飯に突撃する。一体はデスビームを放ち、一体は気弾をマシンガンのように連射し、一体はそのまま悟飯に向かう。攻撃の仕方は十人十色といったところか。

 

 

超2悟飯「消えろッッ!!!!

 

 

ズォオオオオオオオッッ!!!!!

 

 

メタルクウラ「なっ…!!?」

 

メタルクウラ「馬鹿な…!!!」

 

メタルクウラ「こんな…!もの……!!!!」

 

 

 

ドグォォオオオオオオオオンン!!!!!

 

 

悟飯は360°回転しながら魔閃光を放ち、周りにいるクウラを一気に爆散させる。

 

いくらクウラが復活しようとも、悟飯には敵うことはなかった。数を増やしても無駄だとメタルクウラは悟ったのか、少し大人しくなり始めた。

 

「す、すげぇ……!!孫ってあんなに強かったのか……!!?」

 

「というか、ああいうの見たことあるよね?」

 

「そうそう!確かセルゲームにいたよね!突然金髪になる変な人達!」

 

「そんな凄い奴がクラスメイトにいたのかよ!!!?」

 

 

 

三玖「……すごい」

 

二乃「流石ハー君……。やるじゃない」

 

五月「これで今回も助かりましたね……」

 

武田「う、嘘だ…!彼があの時の戦士だったとでもいうのかい……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

グゴゴゴゴゴゴッ!!!!

 

 

超2悟飯「!?」

 

風太郎「な、なんだ…!?」

 

悟飯が気を高めているわけではない。悟空も悟天もベジータもトランクスも気を高めているわけではないにも関わらず、大地が突然揺れ出す。

 

 

ガッ!!!!!

 

 

二乃「きゃっ!!!」

 

四葉「うわっ!!!?じ、地割れ!?」

 

突如地割れしたかと思うと、その隙間から太い根っこのような物が伸びてくる。

 

風太郎「なんだこれ!?何かの植物か!?!?」

 

 

超2悟飯「………!?なんだ…?あれ!?」

 

 

悟飯がある方向を見ると、かなり遠くだろうか?そこに巨大な木のようなものが生えていた。今でも成長を続けている。まるで豆の木を連想させるかのような大きさの木………。その木が急激に成長すると共に、地球にも異変が起こる。

 

四葉「へっくち!」

 

二乃「さ、寒っ…!!」

 

三玖「きゅ、急に寒くなってきた…!」

 

一花「今の時期はむしろ暑くなる時期じゃないの〜……?」

 

五月「はっくしょん!!」

 

突然気温が下がってしまったもので、半袖の学生が多い中、くしゃみをしたり、鼻水を啜る学生が多発した。

 

超2悟飯「………なんだこれ?どういうことだ………!?」

 

メタルクウラ「……してやられた。ターレスが神精樹を植えたのだ」

 

超2悟飯「な、なんだって!?」

 

どうやら、メタルクウラが襲来して世界が混乱した隙を狙ったようだ。これには流石に悟飯にとっても予想外だった。

 

超2悟飯「しまった……!!このままじゃ……!!」

 

メタルクウラ「………惑星のエネルギーも喰らおうと思ったが、この状態ではそれも不可能か……。もういい。この星に用はない」

 

 

するとメタルクウラが複数体現れる。そのままメタルクウラ達は指を上に上げて、スーパーノヴァを生成する。

 

メタルクウラ「痛ぶり尽くしてから殺そうと思ったが……。予定変更だ。滅び行くこの星と共に運命を共にするがいい!!!」

 

地球の運命は、如何に………?

 




 前回も指摘のあった通り、悟飯は原作よりも強くなっているはずなのに、原作よりも平和ボケしているんですよね〜……。ま、まあ……。原作よりも早い段階で学校に通ってたから、その分平和ボケしちゃったんだよねきっと…(震え声)

 まあ、このメタルクウラ編の後からはしっかり主人公するはずです。悟飯の情けない姿は今回限りになる……はずです………。


 ここでふと思ったのですが、随分前に非台本形式化しよう的なことを言って、結果的に台本形式で続行して、こちらが完結してから、限定公開している方で非台本形式を載せようということになりました。

 そうなったのですが、最近書いてて思うことあるんですよね。『あれ?別に台本形式じゃなくてもいいんじゃね?』と。そこで思いついたのが、通常公開しているコチラを通常形式に直し、限定公開にしている方を台本形式にする案です。

 でも以前にコチラは台本形式にしますって言った手前、いきなり変更するのはどうなのかなーと思ってるんですよね。そこで皆さんにご意見を頂こうかと考えています。ちなみに台本形式はpixivにも投稿しているんですよね。それも含めてコチラは台本形式じゃなくてもいいんじゃないかと思い立ったわけです。

 もし非台本形式化する場合は、全話分通常形式を作成してから一気に切替えるので、すぐに変わることは多分ありません。代わりに限定公開している方に台本形式を投稿します。

※限定公開とは

 通常公開とは違い、検索一覧には表示されないが、URLをクリックするか、お気に入り登録をしている人なら見ることのできる投稿形式のことです。

 気が向いたらアンケートにご協力お願いします。

再び台本形式から通常形式への変更を検討しています。詳細は第60話もしくは61話の後書きをご覧ください。Q:台本形式から通常形式に変更してもいい?

  • 変えてもいい
  • 変えないでほしい
  • 限定公開の方を見るので変えてもいい
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