孫悟飯は五つ子姉妹の家庭教師をするそうです【本編完結】   作:Miurand

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『台本形式が苦手な人』
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通常公開、クロスオーバー、原作ヒロインという時点である程度の批判は覚悟しているつもりですが、注意書きを読まないで批判するのはダメですよ。説明書を読まずに操作方法が分からんって文句を言ってるようなものですよ。

注意書きの内容は話ごとに変わる可能性もあります。ご了承下さい。



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第9話 波乱の予感…

……うーん…。あれ?もう朝か…。今日も悟飯が勉強を見てくれるから、そろそろ起きないと……。

 

「………」パチッ

 

あ、あれ?なんで悟飯が同じベットに…?

……夢、かな…?

 

悟飯「………zzz」

 

そういえば、フータローが寝ているところは何度か見たことがあるけど、悟飯が寝ているところは初めて見たかも…。って夢だから見たカウントに入らないか……。

 

悟飯の寝顔、かわいいな…。

 

悟飯「ふぁぁ……あれ?」

 

……?どうしたのかな?

 

悟飯「な、なんで三玖さんが!?あれ?そもそもここは……、あっ、そうか…。泊まったんだっけ…?」

 

………まさか、夢じゃ……ない!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝起きて混乱してしまった。

 

いつもの光景じゃなかったからというものもあるが、問題はそこじゃない。

 

何故か三玖さんが隣で寝ていたことだ。

おかしい…。確か三玖さんは一花さんの部屋で寝ることになっていたはず…。

 

三玖「……!!」バッ‼︎

 

悟飯「あっ………」

 

三玖「お、おはよ……///」

 

悟飯「あっ、うん……。おはよう……」

 

って、何で僕は普通に挨拶をしてるんだろう…。

 

三玖「…ね、寝ぼけてここに来ちゃったみたい……」

 

悟飯「あっ!そ、そうなんだ!あはは………」

 

き、気まずい…。非常に気まずい……。

 

コンコン

 

へっ!?こんな時に誰だ!?

三玖さんは……。うん隠れたな。

 

ガチャ

悟飯「…あれ?二乃さん?どうしたの?」

 

二乃「あんた、三玖知らない?」

 

悟飯「み、三玖さん?僕は知らないけど……」

 

二乃「そう……。ホントどこに行ったのかしら…。あっ、そうそう。朝食できてるから、冷めないうちに降りてきなさい」

 

悟飯「……へっ?」

 

てっきり二乃さんは僕の分は作ってこないものだと思っていたんだけど…。少しは心を開いてくれたってことかな…?

 

 

 

 

悟飯「こ、これは…」

 

オムレツにケチャップがかけられ、レタスとウインナーが載った朝食がそこにはあった。なんか、お洒落な朝食だな…。

 

一花「あれ?悟飯君の分も作ってるなんて意外。どうしたの二乃?」

 

二乃「ちょっと多めに作りすぎちゃったのよ」

 

一花「ふーん?」

 

二乃「な、なによ?ニヤニヤして…」

 

一花「フータロー君には作ってあげてないのに悟飯君にはねぇ…?そういえば、昨日から勉強に参加するようになったけど、何かあったの?」

 

二乃「………」

 

ま、またしても顔が青く…。

 

一花「ほ、ホントに何があったの…?」

 

悟飯「二乃さん…。だからアレは悟天が勝手に言ってることで……」

 

二乃「そ、そうだったわね…」

 

一花「なになに?何の話?」

 

悟飯「そういえば、四葉さんと五月さんは?」

 

一花「露骨に話を逸らしたなぁ…。四葉は三玖を探しに走り回ってるよ。五月ちゃんなら、ほら」

 

悟飯「ん?」

 

 

 

風太郎「違う。ここはこう書くんだ」

 

五月「な、なるほど…」

 

 

 

悟飯「あれ?いつの間に仲直りを…?」

 

一花「お姉さんが一言アドバイスをしてあげたら上手く行ったよ」

 

悟飯「そうなんだ。ありがとう」

 

一花「お姉さんとしての役目を果たしただけだよ」

 

良かった…。あとは中間テストに臨むだけだ…。

 

悟飯「じゃあ、今日は図書館に行って勉強しようか。もしかしたら三玖さんはそっちに行ってるかもしれないし」

 

一花「それもそうだね。そうしますか」

 

二乃さんの朝食はおいしかったな…。前から思ってたけど、料理が本当に上手なんだな………。お母さんと普通に勝負できそうなレベルだ。

 

ちなみにその後はまた別にお弁当も食べた。

 

 

 

その日も順序に勉強ができた。みんな勉強尽くしで疲れてしまったのか、リビングで寝始めてしまった。

 

まさか2日連続で泊まり込みで勉強することになるとは思わなかった……。

 

悟飯「……よいしょ」

 

このままじゃ風邪をひきそうなので、みんなに毛布をかけた。

 

悟飯「……って、僕も眠くなってきちゃった…」

 

こんな遅くまで起きていたのはいつぶりだろうか…。とにかく明日に備えて寝ないと…。おやすみ………。

 

 

 

 

 

 

悟飯「………ん?朝か……」

 

よく眠れた気がする。流石にベットで寝た方がいいけどね…。

 

あれ?みんなまだ寝てる。ひょっとして、まだ早い時間だったかな?朝の7時半か…。

 

悟飯「み、みんな〜、起きて〜!」

 

1人ずつ揺すってみた。しかし誰一人として起きる気配がない…。

 

悟飯「しょ、しょうがないなぁ…」

 

先に朝ご飯を食べることにする。昨日も悟天が弁当を届けてくれたのだ。

 

 

 

全て食べ終わり、8:00になった。だがまだ誰一人として起きる気配がない…。

 

悟飯「ちょっと!そろそろ起きないとまずいんじゃないの!?」

 

シーン…。

 

悟飯「ど、どうしよう……」

 

何か大きな音を鳴らせるものがないだろうか…?目覚まし時計か何かを…。

 

悟飯「あっ!」

 

よし、あの方法で行こう…。

 

悟飯「………」スッ

 

気を集中させて……。手に集中して…。

 

悟飯「だぁ!!」

 

パンッッッッッッ!!!!!!!!

 

四葉「どわぁあああああ!!??」

風太郎「な、なんだ!?爆発か!?」

二乃「び、ビックリしたぁ…」

三玖「な、何の音…?!」

五月「あわッッ!?!?」

 

一花「うーん…?おはよう……」

 

一花さんだけ普通に起きてきてる…。

 

風太郎「ってなんだよ悟飯…。驚かせるなよ……」

 

悟飯「いやいや、時間みてよ!」

 

風太郎「時間…?時間……………」

 

五月「なんで起こしてくれなかったんですかぁ!?!?」

 

悟飯「みんなが起きなかったんでしょ!?!?」

 

その後はドタバタ大騒ぎ。遅刻で試験が受けられないなんてたまったものではない。他のみんなは朝ご飯を抜きにしてでも学校へ向かうことになった…。

 

 

四葉「みんなー!遅いよー!上杉さん!先に行きますね〜!」

 

悟飯「僕も!」

 

 

風太郎「あいつら速え!?つかお前ら車で通学してたんじゃなかったのかよ!?」

 

一花「江端さんはお父さんの秘書だから……」

 

 

 

四葉「おお!孫さんって足速いんですね!」

 

悟飯「四葉さんも中々速いと思うよ」

 

本当は本気を出せば今すぐにでも学校に到着できるが…。そんなことをしたら大騒ぎになりかねないのでやらない。

 

四葉「どうせなら私と競争しましょう!先に着いた方が勝ちです!」

 

悟飯「いいよ!」

 

こうして流れで競争することになった…。その間、問題の復習も平行して行ったけど、これの効率が良かった。まあ四葉さんの回答は全部微妙に違かったんだけど…。

 

 

 

四葉「あー!?負けました!!」

 

悟飯「あはは…。取り敢えず僕たちは先に教室に行こうか」

 

四葉「そうですね!」

 

ちなみにその後すぐにメールが来た。どうやら四葉さんにはそのまま校舎内にいてほしいとのことだ。

 

しばらくすると、リボンをつけた三玖さん、二乃さん、一花さん、五月さんが入ってきた。

 

……なるほど。その手があったか。

 

上杉くんは失敗した。それは五人と顔違うからね…。でも、ちゃんと試験には参加できてたから良し……かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間テストはなんとか終了した。テストが返却され、みんなの点数が判明するのだが……。

 

 

風太郎「よお、集まってもらって悪いな」

 

今日は5人ともしっかり集まっている。

 

一花「どうしたの?改まっちゃって?」

 

四葉「水臭いですよ!」

 

三玖「中間試験の報告…。間違えたところ、また教えてね?」

 

風太郎「ああ。まずはともかく、答案用紙を見せてくれ」

 

五月「見せたくありません。テストの点数なんて他人に教えるものではありません。個人情報です。断固拒否します!」

 

一花「…五月ちゃん…?」

 

風太郎「……ありがとな。だが覚悟はしている。教えてくれ…」

 

ひょっとして、五月さんは今回のノルマを知っているんじゃ…?

 

5人のテストの結果を見てみた。

 

四葉さんは、山勘が当たった34点の国語以外は赤点……。

 

三玖さんは、72点の社会以外は赤点…。

 

一花さんは、43点の数学以外は赤点…。

 

二乃さんは、54点の英語以外赤点…。

 

五月さんは、62点の理科以外赤点…。

 

なんというか、五人合わせて100点を取ったあの日を思い出される結果だな…。

 

しかし、この結果で確定してしまったことがある。それは僕たちが解雇されてしまうということ。

 

僕は経済的にはまだいいけど、上杉くんは……。

 

風太郎「ったく…。短期間とはいえあれだけ勉強したのにたった30点も取れないとは……。お前達の頭の悪さがよーく分かった……」

 

二乃「うるさいわね。まあ合格した科目が全員違うって私達らしいけどね」

 

四葉「あっ、そうかも」

 

三玖「それに五人合わせて100点の時よりも確実に成長してる…」

 

確実に成長しているのは確かだ。

 

風太郎「三玖、今回の難易度で72点は大したものだな。まあ偏りはあるけどな。今後は姉妹に教えられる箇所は自信を持って教えてやってくれ」

 

三玖「えっ?」

 

風太郎「四葉、イージーミスが目立つぞ。勿体ない。焦らず慎重にな」

 

四葉「了解です!」

 

風太郎「一花、お前は一つの問題に拘らなさすぎだ。最後まで諦めんなよ」

 

一花「はーい」

 

風太郎「二乃。最後の最後は言うことを聞いてくれたが、それまでは本当に何も聞いてくれなかったな。きっと他のバイトで今までのように来れなくなる。俺が、俺達がいなくても油断するなよ?」

 

二乃「ふん……」

 

三玖「えっ?フータロー?他のバイトって、来られないってどういうこと…?私は…」

 

五月「三玖、今は聞きましょう」

 

三玖「五月…」

 

風太郎「そして五月。お前は本当に馬鹿不器用だな!!」

 

五月「なっ!?」

 

風太郎「一問に時間をかけすぎて最後まで解けてないじゃねえか!!」

 

五月「反省点ではあります…」

 

風太郎「自覚してるならいい。次から気をつけろよ」

 

五月「はい。でもあなたは……」

 

話の途中で五月さんの携帯に着信が入った。恐らく……。

 

五月「お父さんです…」

 

上杉くんは覚悟を決めたようにして携帯を受け取った。

 

風太郎「どうも、上杉です」

 

『ああ、五月くんと一緒にいたのか。個々に聞いていこうかと思ったが、君の口から結果を聞こうか。嘘は分かるからね』

 

風太郎「つきませんよ。ただ…、次からコイツらにはもっといい家庭教師をつけてやって下さい」

 

『……ということは?』

 

パシッ

 

風太郎「えっ?」

 

突然二乃さんが通話中の上杉くんから携帯電話を取り上げた。

 

二乃「パパ?二乃だけど、1つ聞いていい?どうしてこんな条件を出したの?」

 

『僕にも娘を預ける親としての責任がある。高校生の上杉君と孫君がそれに見合うか計らせてもらっただけだよ。彼らが君達に相応しいかどうか…』

 

二乃「私たちのためってことね。ありがとうパパ。でも、相応しいかなんて数字だけじゃ分からないわ」

 

『それが1番の判断基準だ』

 

二乃「あっそ。じゃあ教えてあげる」

 

「私達五人で五科目全ての赤点を回避したわ」

 

…………ひょっとして…?

 

悟飯「も、もしかして、五人合わせて100点の時と同じ理屈…?」

 

二乃「話が早いわね。そういうことよ」

 

風太郎「そんなのありかよ…」

 

二乃「結果的にパパを騙すことになった。多分二度と通用しない…。次は実現させなさい?」

 

風太郎「……やってやるよ」

 

まさか二乃さんが庇ってくれるとは思わなかった…。

 

一花「ちょっと、何の話ー?」

 

四葉「私、いつの間にか五科目合格したんですか!?」

 

五月「三玖、安心してください。彼らとはもう少し長い付き合いになりそうですよ…」

 

三玖「………うん」

 

取り敢えずこれでなんとかなったみたいだ…。次こそはちゃんと赤点を回避させなければ……。

 

四葉「よし、じゃあこのまま復習しちゃいましょうよ!」

 

二乃「えっ?普通に嫌なんだけど」

 

一花「こーら、逃げないの」

 

風太郎「そうだな。試験が返却された後の勉強が1番大切だ。だが、直後じゃなくてもいいな…」

 

あれ?上杉くんがそんなことを言うのは珍しいな…。

 

風太郎「ご褒美……。だっけか?パフェとか言ってただろ?」

 

「「「「「………」」」」」

 

五月「プッ…」

 

「「「「「あはははははっ!!!!」」」」」

 

風太郎「な、何故笑う!?」

 

一花「フータロー君がパフェって!!」

 

二乃「超絶似合わないわ」

 

五月「では、私は特盛で!」

 

風太郎「そ、そんなのあるの…?」

 

こうして、中間試験はノルマを達成できなかったものの、二乃さんの機転によって、無事家庭教師を続けられることになった。

次の期末試験…。今度こそ赤点を回避できるように頑張ろう…!

 

五月「ちなみにあなた方は何点だったんですか?」

 

風太郎「あー!?見るなー!!」

 

五月「100点っ!?」

 

風太郎「あーっ!めっちゃ恥ずかしいわ!!」

 

五月「その流れ気に入ってるんですか…?」

 

三玖「悟飯は?」

 

悟飯「えっ?ぼく?」

 

勿論、全ての教科で満点を取ったけど、別にそれは自慢する為ではないから言いふらすとかそういうことはしないけど………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………一方で、地球から程遠いとある場所にて……。

 

「チッ!まずいぜ!アイツらに見つかっちまったせい!!」

 

「どうすんだよ…!俺達まだそんなに強くねえぞ!?」

 

「どうするんだよ、『ターレス』」

 

かつてフリーザによって滅ぼされたサイヤ人。その中には運良く生き残った者がいた。そのうちの1人が『ターレス』。

 

悟空によく似た容姿を持つが、性格は冷酷で残忍。宇宙を征服しようという野望を持っている。

 

そんなターレスは、宇宙のならず者達を寄せ集め、ターレス軍団を結成。

 

ターレスもまた、フリーザ軍に属していた者だが、フリーザの死をきっかけにフリーザ軍を抜けた。

 

しかし、彼は危機に陥っていた。

 

ターレス「……まさかフリーザの兄貴に出くわしちまうとはな…。本当はぶっ潰してやりてえが、状況が最悪だ。おいレズン!ワープ機能を使え!」

 

レズン「行き先はどうするんだ?」

 

そう答えたのは、未知の科学技術を持つとされている、ビーンズ人の『レズン』。ターレスの宇宙船を開発したのがレズンだ。

 

ターレス「ナメック星人のいる場所だ。奴らの新たな居場所を割り出せたぜ」

 

「おいおい、ナメック星に行ってどうするつもりだ?」

 

そうターレスに聞いたのは、ニヒルで冷酷そうな顔をしたターレス軍団の一員である、『ダイーズ』だ。

 

「そうでっせい。ナメック星人になんか会っても何もメリットがないでっせい」

 

ダイーズに続けてターレスに語るのは、語尾が特徴的な『アモンド』。

ターレス軍団のパワー型の戦士である。

 

ターレス「なーに。ちょっと『ドラゴンボール』に用があってな」

 

レズン「あの何でも願いが叶うっていうあれか?」

 

ターレス「正確には、何でも叶うわけじゃないらしい。創造者の力を遥かに超える願いは叶えられないらしい」

 

ダイーズ「それを使ってどうする気だ?」

 

ターレス「少数精鋭ってのもいいが、人数は多いに越したことはないだろ?」

 

アモンド「誰か生き返らせるんでっせか?」

 

ターレス「そういうことだ…」

 

ダイーズ「普通に大量にある神聖樹の実を食べてクウラ軍を殲滅するんじゃダメなのか?」

 

ターレス「今から全部食べるには時間がかかるだろうが。それに、征服したところで手下がいなかったら面白くもなんともないだろ?」

 

「ンダ」

 

そう答えたのは、ターレス軍団のサイボーグ戦士、『カカオ』だ。彼は『ンダ』としか言えない。

 

ダイーズ「なるほどな…。確かにその通りだ」

 

レズン「よし、それじゃあ新星ナメック星に向かうぞ!」

 

 

シュン‼︎

 

 

 

 

 

クウラ「なに?逃げられただと?」

 

「申し訳ございません。クウラ様…」

 

フリーザの兄であるクウラに謝罪しているのは、クウラ機甲戦隊のリーダー、『サウザー』である。小柄であるが、決して馬鹿にできない戦闘力を持つ。

 

クウラ「確か、相手には未知の技術を隠し持っているとされるビーンズ人もいたはずだ。そいつが作ったシステムによって逃げられたのだろう…」

 

サウザー「どうしますか?追跡しますか?」

 

クウラ「……今はいい。征服活動を再開しろ」

 

サウザー「はっ!!」

 

そう言って、クウラのいる部屋からサウザーは退出した。

 

クウラ「……次見つけた時は逃がさんぞ…!猿どもめ…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四葉「………なにこれ?」

 

三玖「コロッケ」

 

四葉「石じゃなくて?」

 

僕と上杉くんは今、家庭教師をするために中野家にお邪魔している。だけど……。

 

三玖「味は自信ある。食べてみて」

 

四葉「う、うん……」

 

三玖「ほら、悟飯とフータローも」

 

風太郎「お、おう…」

 

悟飯「分かった」

 

三玖さんのコロッケ(?)を食べてみた。

 

…………………正直に言うと微妙…。

 

風太郎「うん。普通に美味い」

四葉「あまりおいしくない!」

 

風太郎「なんだ四葉?グルメだな?」

 

四葉「上杉さんが味音痴なだけですよ!!」

 

三玖「……悟飯、どう…?」

 

悟飯「………今後に期待かな…」

 

せめてもの配慮だ…。

 

風太郎「じゃあそれでもいいよ。そしたら試験の復習を……」

 

三玖「完璧に美味しくなるまで作るから、食べて…!」

 

あ、あれ?僕何か余計なことをしちゃったかな…?

 

 

 

 

 

 

……一体何個食べたのだろうか…。

 

少しずつ、少しずつではあるが、味が改善されていった。

だけど、食べ過ぎたのか上杉くんがお腹を壊してしまったようだ…。

 

悟飯「だ、大丈夫だよ…。今三玖さんが薬を買いに行ってるから…」

 

風太郎「せ、せっかくの家庭教師の日だったのに……、不覚…。倒れるまで食べさせられるとは思ってなかったぞ…」

 

四葉「私も満腹です!孫さんはどうなんですか?」

 

悟飯「僕はまだまだいけるよ?」

 

四葉「一回孫さんの胃を解剖してみたいですね……」

 

悟飯「怖いこと言わないで……」

 

風太郎「こうなったのも四葉のせいだぞ!俺は本当に美味いと思ったが嘘も方便だろ!」

 

四葉「私の嘘なんてすぐに勘づかれちゃいます!」

 

風太郎「好きな味とでも言えば誤魔化せただろ」

 

四葉「確かに!!」

 

風太郎「あとてめえもだぞ悟飯!今後に期待なんて言うもんだから、三玖が張り切っちまったんじゃないか!」

 

悟飯「あはは…。それについては反省している……」

 

二乃「あれー?人の家で昼寝?薬でも盛られたのかしら?」

 

突然現れた二乃さんが、寝ている上杉くんを見てそう言い放つ。

 

悟飯「……それは二乃さ…」

 

二乃「な に か ?」

 

悟飯「……いや、何も」

 

風太郎「二乃…。五月…。今日は皮肉なことに薬がほしいくらいだ………」

 

二乃「ふーん?どうでもいいけど」

 

少しは心配しようよ二乃さん…。これが姉妹のうちの誰かになると打って変わるんだろうなぁ…。

 

二乃「行くわよ五月。ランチ終わっちゃうわ」

 

五月「えっ?ええ……」

 

風太郎「待て…!2人にもなんとしても勉強させたい…!次の試験まで一日も無駄にしたくないんだ…!!取り敢えず引き止めてくれ…!!」

 

四葉「ええ!?どうしましょう!?」

 

風太郎「嘘でもなんでもつけばいいんだよ!!」

 

四葉「!わかりました!」

 

いや、それはどうなんだろうか…?

 

四葉「2人とも待って!見ての通り上杉さんが重い病に侵されたんだよ!看病してあげて!」

 

「「えっ?」」

 

四葉さんは『これでどうですか!?』と言わんばかりの顔を向けるが、その嘘はすぐにバレると思うけどなぁ……。それに四葉さんから凄い冷や汗が…。

 

しかも、そんな言い方をしたら…。

 

四葉「そ、それはダメだよ!動くと死んじゃう病気らしいよッ!!!!」

 

……………

 

そんな病気が本当にあったら上杉くんは今頃閻魔様のところにいると思う…。

 

二乃「そんな病気聞いたことないけど…」

 

 

風太郎「ゴホッ!!ゴホッ!!」

 

……って、えっ?上杉くんの口から血が………いや、あの色合いは血ではないな……?

 

……近くにケチャップが…。なるほど。ケチャップで血に偽装したと…。

 

五月「何してるんですか!!安静にして下さい!!」

 

あっ…。なんか上手く行っちゃってる…。

 

二乃「…まあ、弱ってるのは本当みたいね。でも五月が付いてれば充分でしょ」

 

四葉「ほ、ほら!二乃!お昼ならコロッケがあるよ!」

 

二乃「えっ?……あれのどこがコロッケよッ!?」

 

これに関しては二乃さんに同意かもしれない…。見た目はともかく、味はコロッケだよ…?うん……。

 

四葉「そうだ!二乃は料理上手でしょ?お粥作ってあげなよ!」

 

いや、四葉さん?なんで上杉くんが寝込んでいるのか忘れてないよね…??

 

二乃「それくらいならわけないわ」

 

了承しちゃったよ…。

 

二乃「卵が入ってるやつでいいわよね?」

 

風太郎「あ、ああ……。助かる…」

 

五月「あなたがそれほど重い病に患っているとは知りませんでした…。四葉、私にできることはありますか?」

 

………これ、嘘だとバレてしまった時はどうなるんだろうなぁ…。

 

四葉「えっと…、手でも繋いであげたらどうかな?ほ、ほら!小さい頃寝込んだ時にお母さんがしてくれたでしょ?良くなるおまじないだって!」

 

五月「い、嫌です!!それとこれとは話が違います!!」

 

風太郎「四葉、お前もう喋ん……うっ…」

 

五月「……それで、よくなるなら…」

 

五月さんって素直なのか、すぐに騙されそうだよね…。大丈夫かな…?

 

五月さんは上杉くんの手を握ろうと、手を近づける…。

 

五月「やっぱり無理ぃ……」

 

風太郎「余程俺のことが嫌いなようだな…」

 

多分嫌いというよりは、異性だから意識してしまうとか、そんな感じなんじゃないだろうか…?

 

四葉「………やっぱり仲良しな方がいいよ!五月も一緒に勉強しよう!!これからは一緒に上杉さん達の授業を受けようよ!五人揃った方が絶対に楽しいよ!!」

 

っと、今回は満面の笑みで五月さんに訴えかける四葉さん…。

 

嘘なんて付かなくても、ただ純粋にお願いする方が四葉さんには向いていたようだ。多分僕もそっちのタイプだと思うけど……。

 

五月「………考えてみます」

 

二乃「はーい!お粥できたわよ〜!」

 

グニっ

 

あっ!あれは上杉くんが偽装に使ったケチャップ!?

あれを踏んでバランスを崩して今にも転びそう…!!

 

二乃「あっ…」

 

ヒョイ…

悟飯「あ、危なかった…。大丈夫…?」

 

二乃「……なっ、何すんのよ変態っ!!」

 

パシッ!!

 

……助けたのに何で僕はビンタされたんだろう…?

 

風太郎「アツアツアツッッ!?!?!何が「危なかった…」だッ!?」バッ‼︎

 

二乃「ごめん…。だいじょう……」

 

って、普通に動いちゃってるじゃん…。

 

風太郎「…………治ったみたい…」

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待って…。さっきアイツを叩いた手が無茶苦茶痛いんだけど……」

 

「孫くんは全然痛がってませんでしたよね…?」

 

「あいつの顔、鉄でできてるんじゃないの…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風太郎「はぁ……。結局3人になっちまったよ。これじゃ何も変わらないな…」

 

四葉「えっ?気付きませんでした?」

 

風太郎「何がだ…?」

 

四葉「上杉さん達がウチにいるのに、二乃が追い出そうとしなかったんです」

 

……確かに。なんか微妙に感じていた違和感の正体はそれだったのか……。

 

風太郎「……たまたまだろう」

 

四葉「二乃だけでなく、一花も、五月も変わってるのが私でも分かりますし、三玖なんてあからさまに変わってますしね!」

 

悟飯「えっ?そうかな…?」

 

四葉「以前、三玖はあまり他人と関わることをしなかったんです。ですがある日をキッカケにそれがなくなったように見えますよ。特に孫さんに対しては積極的です」

 

悟飯「えっ…?そうかな……?」

 

四葉「あれだけあからさまなのに気付かないのも凄いですね……」

 

確かに、勉強をしてくれるようになったし、よく質問してくれるようにもなったね…。積極的ってそういうことかな…?

 

…あっ。そういえば、僕によく質問してくる気がする…?上杉くんに質問する時もあるけど、大体は僕に質問してくる気がするな…。何でだろう…?

 

四葉「まあそういうわけで、成長してないのは私くらいですよ!テストの点も悪いままですし…」

 

風太郎「…そんなことないだろ。お前が最初に変わってくれたんだ。真っ直ぐで素直なやつが1人でもいて助かったんだぜ?」

 

四葉「……」

 

風太郎「って少し褒め過ぎか。真っ直ぐすぎて今日は痛い目にあったしな…」

 

四葉「……何故私が『上杉さん』の味方をするか分かりますか?」

 

……?何か引っかかる言い方だ…。

 

風太郎「なんだそれ?それは成績を上げたいからだろ?」

 

四葉「それだったら孫さんの味方でもいいんですよ。何故、あえて上杉さんの味方をするのか、と聞いたんです」

 

……確かに、五月さんは僕には普通に接してくれていたけど、上杉くんには素っ気なかったな…。まああれは上杉くんが『太るぞ』って言ったせいだとは思うけど……。

 

しかし、思い返してみると不思議だ。上杉くんと四葉さんは初対面のはず…。にも関わらず、四葉さんは上杉くんに対しては最初から微塵も警戒していなかったような…。そんな感じがした。

 

あれはなんなんだろう…?単純に性格なのだろうか…?

 

風太郎「……すまん。分からん…」

 

四葉「ししし…。正解はですね……」

 

 

 

「好きだから……」

 

 

 

……??なんて言ったんだろう?僕には聞こえなかったな…。

 

というか、顔が随分近いな…。あのままじゃキスしちゃいそうなくらいに近いけど……。

 

………ん?待てよ…?まさか、そういうことなのか…??

 

 

 

 

 

四葉「……嘘」

 

風太郎「……はっ…?」

 

四葉「やーい引っ掛かりましたね!!私だってやればできるんです!!」

 

悟飯「……一体正解はなんだったの?」

 

風太郎「……もう誰も信じない…」

 

悟飯「何があったのッ!?!?」

 

その答えはいつ判明するのだろうか…。もしかしたら、判明する日は来ないのかもしれないし、案外すぐに来るのかもしれない……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四葉「……孫さん。さっきのは、その…姉妹のみんなには内緒にしてくれませんか…?///」

 

悟飯「へっ?うん…。別にいいけど…」

 

一体何をしたんだ?上杉くんがあんなことを言うくらいだから、余程酷い事をしたのかな…?

 




はい、ドラゴンボールZの映画に出てきた敵キャラ、ターレスとクウラが出てきました。
単に敵vsZ戦士って展開もいいけど、敵vs敵vsZ戦士vsダークライvsまたしても何も知らない大泉洋って展開も良くない??

……すんません。最後の二つは余計でしたね。やってみたかったんです()

ちなみにこういう映画限定の敵キャラの設定についてですが、戦闘力や設定が多少いじられてる場合がありますのでご了承くださいませ…。
今作におけるクラッシャー軍団には上下関係がありません。本当に志を共にする仲間のようなものです。

喋り方とか違うかもしれませんけど、あまり気にしないでくれると助かります()

あと、今週はちょっと忙しくなりそうなので、いつもの二日に1話ペースの投稿は厳しいかも…。
来週になればペース戻ると思いますけど。ただそれだけです。

ちなみに、前書きにも載せましたが、通常形式版も投稿を開始しました。第一話は無茶苦茶地の文が多かった為、ほぼそのままで、通常形式に変えただけです。

ちなみに検索しても出てこない設定になってます。ですので、URLを踏むか、お気に入りに登録しないと表示されない設定になってます。

何故そうしたかというと、一つは内容がほぼ同じだから。
もう一つ目が、これが主な理由なんですけど、ちょっと色々あったのでそういう設定にしました。

まあそういうことですので、通常形式版がいい方は、こちらの台本形式版よりも進行が遅めですが、こちらで閲覧して下さい。
一応後書きにもURLを載せます。
https://syosetu.org/novel/276163

当作品の形式を、台本形式から普通の形式に変更しようかと検討しております。このアンケートは遠慮しないで答えてください。ちなみに変更した場合でも台本形式版はpixivにて投稿する予定です。URLはこちらにも載せます。Q:台本形式から普通の形式に変えてもいい?

  • 普通の形式に変えてほしい
  • どっちでもいい
  • pixivに台本形式あるなら別にいい
  • ハーメルン&台本形式がいい
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