ククク…このssは

・タフとibのクロス・オーバー
・猿展開
・「ED1 再会の約束」の後日談でイヴとギャリーは登場しない
・龍継の悪質な鬼龍要素は荼毘に付したよ
・キャラ崩壊
そして
・駄文を超えた駄文

が含まれている完全愚弄二次創作だァ

それでもいい野蛮人達は読め…鬼龍のように

無理ならブラバして別の小説を読むんだ 急げ この駄文の事は忘れるんだ リフレッシュ・ラッシュだ


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【タフ×ibクロスss】タフ外伝 Kiryu

とある美術館。ここでは定期的に「ワイズ・ゲルテナ展」が開催されている。しかし芸術家としてははっきり言ってマイナーな部類に入るためか人はまばらにしかいなかった。

 

その中でも1人、美術館には似合わない、コートを羽織った大柄な男が何やら楽しげに数々の美術品を鑑賞していた。

 

その男、名は宮沢鬼龍。灘神影流活殺術の使い手であり、世界中の格闘家や裏社会、あのアメリカ政府すらからも恐れられ、「怪物を超えた怪物」と呼ばれている。

 

そんな彼は美術を好み、暇さえあれば美術館に行くのである。

 

(…超一流の芸術家には流石に技術ではかなわないようだが、どの作品も作者の傲慢さが見て取れる。ひたすら自分の意思を貫いたようだな。)

 

一通り作品を鑑賞し、軽く食事でも取ろうと美術館を出ようとすると、いきなり照明が落ち、真っ暗闇になった

 

「えっ」「…故障か?とりあえず出口に向かってみるか」

 

出口につき扉を開けようとしたが…開かない。それだけではない。いつまで経っても何も反応がない。それどころか人の気配すらない。よく考えてみたらおかしな話である。自分がいた時にはまばらとはいえ客はいたし、スタッフも複数名いたはずである。なのに声も聞こえない。

 

間違いない、この状況は「異常」だ。そう考えていると、どこからかガタッという音が聞こえてきた。誰かがいるのかもしれない、そう思い音のした方向へ向かって行くと、

「な…なんだあっ」

 

そこには一通り見たはずなのに初めて見る巨大なー「絵空事の世界」というタイトルが書いてあるー絵画があった。さらに床には赤い字で「おいでおいで」と書いてある。

 

「ふぅん そういうことか 何を企んでいるかは知らんが、これは俺に対する『挑戦』か

面白い…受けて立ってやろう」

 

そう言うと鬼龍は、絵画の中へと入っていった

 

絵に飛び込むとそこには、美術館と同じようにゲルテナの作品が飾ってある廊下にでた。しかし美術館と比べると全体的に薄暗く、空気の流れが悪い、不気味な空間になっていた。

 

ふと、コートに違和感があったため内ポケットを確認してみると、中には黒い薔薇があった。花びらは15枚くらいはあるだろうか。

 

今までの人生からの経験であろうか、または体に流れている「龍」の血が何かを感じ取ったのであろうか、鬼龍はこの薔薇は大事に持っておかなければならない。そう感じ取ったため、とりあえずそのままにしといて、この建物の中を練り歩く事にした。

 

その後しばらく探索して行った。結論から言うと、不可思議な事が立て続けに起こったとはいえ、それは鬼龍にとって大した障害ではなかった。というのも、所々に人が来た痕跡があり、本来なら発動したと考えられるギミックが機能せず、サクサク進めた為である。せいぜいアリから自分の絵を持ってきてほしいと依頼されたくらいであろうか。

 

途中、「無個性」をはじめとする様々な美術品が襲い掛かってきたが、長年世界中の格闘家達を一蹴し愚弄してきた鬼龍にとっては取るに足らない存在であった。次々とドラゴン・フットの餌食となり、砕け散るだけであった。最も、本人は襲い掛かってきたとはいえ美術品を壊していく事を快く思っていなかったのだが。

 

探索にも慣れてきて、退屈すら覚えてきたその時、

『わっ⁉︎』「えっ」

謎の金髪の少女に出会った。

 

「だ…大丈夫かっ」

『う…うん』

鬼龍は尻餅をついてしまった少女に手を差し伸べ、立ち上がるのを手伝った。

 

『…ありがとう。私は………メアリーって言うの。美術館にいたはずなのに、いつのまにかここに迷いこんで…誰かを探していたの。外に出たくて』

 

「メアリー…か。俺も丁度出口を探していた所だ。よく分からないがこの場所は危険だ。お前が良いなら、俺と一緒に来ないか?」

 

『……えっ 大丈夫なの?』

 

「安心しろ。俺はこう見えてもタフだ。多少何かがあっても対処できる。…無理強いはしないがな」

 

『…行く!よろしくね、おじさん』

 

「おじさん…まぁいい。俺の名前は鬼龍、宮沢鬼龍だ。俺からはなるべく離れるなよ。」

 

「はーい!」

 

鬼龍とメアリーは引き続き探索を再開した。その道中、実に多くの会話をした。お互いの身の上話、鬼龍の文化に対する持論、メアリーにはイヴとギャリーという友達がいた事…側から見れば事案を超えた事案にしか見えないが、それはそれは実に楽しげであった。

 

「なにっ お…お前お菓子を食べた事がないのか その年で」

『…色々あってね。絵ではいっぱい見た事あるんだけど…』

「…そうか。なぁ、ここから脱出したら一緒に食べに行かないか?好きなだけご馳走してやるぞ」

『え!いいの!?ケーキに、クッキーに、

チョコレートに…いっぱい食べたいものがあるんだ!!』

「もちろんだ。いい店を知っているんだ。いいかメアリー、食事というのはただ美味い物を食えばいいってものじゃない。優れた食事にはそれに適した優れた場所がある。煌びやかな装飾に囲まれて、華やかなレストランには一種の「美」の空間が生まれるんだ。その空間の中で食事をすると何倍も美味く感じるんだぜ」

『う〜ん…よく分からないけど、そこに行けば美味しいものがもっと美味しく感じるって事?』

「…まぁ、そう考えてくれ。あとさっき言っていた友達…イヴとギャリー?だったか?そいつらも連れてきていいぞ。特別にな。」

『ほんとう!!?ありがとう、おじさん!』

「ああ、約束だ」

 

探索とは言っても、やはり人が来た痕跡があり、障害という障害は特に無く、案外余裕があったため、そのまま会話を続けたり、途中で拾ったクレヨンを使って互いの似顔絵を描いたりした。

 

メアリーはそれなりに上手く、鬼龍も感心していたが、逆に鬼龍はお世辞にも絵が上手いとは言えず、その絵を見たメアリーにからかわれたりした。

 

“わるいこ わるいこ メアリー

 

おまえの こころは つくりもの

 

ここからは ぜったいに にがさない

 

にがさない”

 

一通り探索し終えたが、なかなか出口は見つからない。メアリーの顔にも疲労が浮かんできたため、一度休憩する事にした。その時、この世のものとは思えない、悍ましい叫び声が聞こえた。そして廊下の奥から、巨大な青い化け物が姿を表した。

 

「な…なんだあっ あの怪物はっ」

『まさか…何で…?』

"メアリー メアリー…”

 

「メアリーッ すぐそこの小部屋へ隠れろ

俺が帰って来るまで部屋から動くなッ」

 

その言って鬼龍は怪物の前に立ちふさがった。

 

(大きさは…とりあえず4.5mは超えているか メアリーがいる以上時間はかけていられない…速攻で叩き潰す)

「よう…お前の仕業か。どちらにせよいい加減出させてもらうぜ。《悪魔》をナメるなよ」

 

鬼龍はまず怪物に強烈な左ロー・キックを怪物の足に繰り出し、バランスを崩させた所に灘神影流「霞打ち」を放った。その目にも止まらぬスピードで放たれた拳は、これまで何人もの人間を葬ってきた。しかし、この怪物はビクともせず、逆にガラ空きになった顔面に前蹴りを命中させ、鬼龍を吹っ飛ばした。

 

(この俺が一撃でここまでのダメージを…受けるとは…化け物め)

 

"わるいこ メアリー また ひとをだましてでようとする”

 

そう言いながら化け物は一冊の本を鬼龍に投げた。 鬼龍はそれを手に取り、中を開いた。

 

「…なんだと?」

それはメアリーの日記であった。その中には自分が絵である事、広い外の世界へ行きたい事、「友達」を犠牲にして外に出ようとしたが失敗してしまった事…などが書かれていた。

 

その時、

『やめて!!!』

メアリーがライターを手に持ち化け物の前に立ちふさがった。ライターを持つ手はプルプル震えている。

 

『ごめんね…おじさん。その日記に書いてあるのは全部本当なの。どうしても私、諦めきれなくて…でももういい。私は誰かを犠牲にして外には出れない。できないんだ。』

 

メアリーは悲壮な声でそう言って、ライター火をつけ、化け物に向かって掲げた。すると化け物は取り乱し、メアリーを攻撃しようとする。

 

「メアリーッ」その瞬間鬼龍はメアリーを庇い、背中に攻撃を受けた。しかしその腕を掴み、そのまま一本背負いをした。

 

「話は後だ。まずはコイツが優先だ。一旦離れていろ」

鬼龍は今の一連のやり取りを通じて、もしかしたら火が弱点である事を見抜いた。ならば策はある。

「これで終わりだ。炎を打ち込んでやる」

 

 

ー灘神影流 秘技…幻魔拳その弐 飛炎地獄

 

その拳の圧力によって錯覚させ、火炎に焼かれる暗示を見せる技。それは見事命中し、化け物は錯乱。のたうち回って暴れた後、階段から転げ落ちて、動かなくなった。

 

化け物を倒した2人は、メアリーの案内によって出口である巨大な絵の前に来た。

『…あとはまたこの絵の中に入れば外に出られるよ。おじさん、短い間だったけどありがt』

「待て」

鬼龍はメアリーを一度黙らせると、着ていたコートを脱いで渡した。

「俺が残ればここから出られるんだろ?ならばお前が出てくれ。」

『えっ!?でも…私は…』

 

「メアリー、外にはまるで動き出すんじゃないかと錯覚するくらい精巧な絵があるんだ。…だからと言っては変かもしれんが、たまには生きている絵があってもいいと考えている。それに俺は大して未練はない。お前を外に出すためなら…ここに残るのもやぶさかではない。」

 

『そんな…嫌だよ!おじさんを置いているなんて…私…』

 

ーちょっとまってー

その時足元から声がした。

 

ーぼく ありー

ーたぶんだけど ふたりとも そとにでられるー

 

「なにっ どういう事だ」

 

ーのこらなきゃいけないひと いまなら ぼくがかわりになれるー

 

ーまえは あおいにんぎょうがじゃまして できなかったけど いまはいないからー

 

『それは本当なの?』

 

ーぼく うそつかないー

 

「…だそうだ。あとはお前の意思次第だ。どうする?」

 

『だったら…私は外に出たい!やりたい事…いっぱいやりたいんだ!!』

 

「決まりだな。じゃあ…よく分からんが、あとはよろしく頼むぞ」

 

ーうん バイバイー

 

そして2人は手を繋いで、絵の中へと入って行った。

 

その後 ホワイトハウスにて

「大統領! あの男から…怪物を超えた怪物からメールが来ましたッ」

 

「なにっ 今度は何だというんだ…」

 

そのメールには

「今訳アリの子供を保護している しばらくしたらまたそこへ行く それまでに子供を受け入れる準備をしろ」

 

という文章と、満面の笑みを浮かべながらケーキを頬張る金髪の少女の写真が添付されていた。

 

 


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